近年求人情報が多くあるのが「介護」の仕事です。

介護の仕事は年々増加傾向にあります。

高齢化社会が進み、高度医療成長期に伴って、寿命が延びた事と高齢者施設が増えている事が理由です。

しかし、介護という仕事は並大抵の気持ちではできません。

なぜなら人の命を預かっている職業だからです。

軽い気持ちで介護を始める人もいるでしょう。

なかには「他に求人がなかったから」と介護を始める人もいます。

もちろん、仕事を始める理由は人それぞれで構わないのです。

始めてから学べば良いのですから。

ですが、介護が自分に合っているのか。

と疑問に思う人もいるでしょう。

いざ、介護の現場に入ってしまえば「自分は合っていないから」なんて言い訳は通用しません。

ここでは、どんな人が介護の仕事に合っているのかをご紹介します。

介護の大まかな仕事内容

介護の大まかな仕事内容は「生活のお世話」です。

一言にお世話といってもたくさんあります。

例えば私たちが食事を3回取るように、要介護者の人も3回の食事の介助が必要です。

私たちはもちろんトイレにも行きますよね。

私たちが当たり前のようにトイレに行くように、要介護者にも当たり前のようにトイレに行く介助が必要です。

私たちが普段行っている当たり前の事が病気や認知症の為に出来なくなってしまった要介護者に対して、健常者に近い形で当たり前の生活が出来る様に介助したりする事が介護者の仕事になります。

介護の仕事はどんな人に向いている?

では、実際にどんな人が介護の仕事をする事に合っているのか、また、どんな考えを持っている人が介護に向いているのかを、簡単にご紹介します。

人の役に立つのが好きな人

人の役に立つ事が好きな人は、人を助ける事で「達成感」を得る事が出来る人です。

人から貰える「ありがとう」の言葉や笑顔が自分の達成感に繋がり、自然と人の役に立ちたいと思える人です。

介護の仕事は基本的に要介護者の役に立つ事だけを行います。

病気を助長したり、要介護者に不利になる事は基本的に行いません。

その為人の役に立つ事が好きな人は介護に向いているでしょう。

人と接するのが好きな人

介護の仕事は「人」です。

人の世話をし、人と話し、人の体を扱います。

人がいなければ成り立たない仕事です。

その為、人が好きな人が介護に向いています。

人と話す事や、人を相手にする事が苦手な人では介護は長く続かないでしょう。

毎日人と接さなければなりませんから、人が好き出ないと出来ないものです。

心の器が広い人

認知症の要介護者に多いですが、毎日介護をしていても、暴言をはいてきたり、時には暴力を受ける事もあります。

器が小さい人は「もう知らない」と怒ってしまう人もいますが、認知症は病気なのです。

もちろん心の病気だと思う人もいますが、認知症は脳の病気です。

人格が変わる事もあれば、自分の事や家族の事さえも忘れてしまいます。

この認知症の症状に対して腹を立ててもしょうがないという事です。

風邪をひいている人に熱が出た事に対して怒っている事と同じなのです。

広い心を持った介護が出来ないと介護される人も辛くなってしまうでしょう。

高齢者が好きな人

高齢者が好きな人はとても介護にむいています。

高齢者が好きな人は目に見えて要介護者との接する態度が違ってきます。

例えば子供が好きな人が子供と遊んでいる時は、心から楽しそうにしているのが見てわかる事がありますよね。

介護も同じです。

若い人は苦手な人でも高齢者と話している時に楽しそうに話している人はたくさんいらっしゃいます。

たとえ介護自体があまりうまくなくても、要介護者に対する態度が良ければ伝わるものです。

介護の仕事で活かせる経験

もちろん全ての介護者が初めから介護を勉強して、介護の世界にいるわけではありません。

今までたくさんの経験をして、その中で今介護を経験しているのかもしれません。

ここでは、一般的に介護の職場で生かす事が出来る経験をいくつかご紹介します。

営業職

一般的に営業職は「会話する事」が主になりますよね。

介護でも会話する事はとても大切な事です。

信頼関係を作る事も、体調不良も会話から分かる事もあります。

会話がうまくできる人は介護の職種でも要介護者から人気者になる事が多いです。

専業主婦・主夫

今まで働く事が無く、ふとしたきっかけで働く事になる人が多いでしょう。

そんな専業主婦の人に介護はおススメです。

介護は生活の場です。

今まで一家の生活を支えてきた人は、小さい事にも良く気がつく事が出来る人です。

食事の介助でも、入浴の介助でも「もっとこうしたら良いのではないか」という発見が出来る人です。

今まで働いた事がないから何もできないのではありません。

介護の世界では、生活の場から新たな発見や小さな心配りが出来る人だと感じる事が多いです。

介護職で働くメリットとは?

就職先で困ることが少ない

介護施設は病院と同じように都道府県どこにでもあります。

また、今の現状ではほとんどの施設が人が足りない状況があります。

ご主人の転勤や自分の引っ越しにもすぐに対応できる職種と言って良いでしょう。

自分の希望に合った働き方ができる

介護の職業は24時間体制です。

パートタイムから正職員までたくさんの雇用形態があります。

夜間のみ働く事も出来ますし、広の短い時間だけパートタイムとして働く事も出来ます。

また、正社員からパートタイムに変更したり、パートタイムから正職員に慣れる所もあるでしょう。

自分の生活に合わせて雇用形態を変更できる事の魅力に1つではないでしょうか。

逆に介護の仕事に向いていない人の特徴は?

今まで介護に向いている人がどんな人なのかをご紹介してきました。

では、逆にこういう人は介護の世界は向いていないという事を簡単にご説明します。

自分本位な人

「自分が1番大切で、自分の計画は変更しない」と思う人は、介護には向いていないでしょう。

介護は基本的に要介護者に合わせて行います。

その為、要介護者の事では無く、自分の計画や、自分が思い描くようにならないと気に入らない人は介護の世界には入らない方が良いでしょう。

待つことが苦手な人

要介護者はほとんどの人は「早い作業」が出来ません。

高齢という事もありますが病気の障害によってしたくても出来ない人もたくさんいらっしゃいます。

その要介護者の人が行動を起こそうとしている時間が待てなかったり。

時間内に早く済ませる事を目標としてしまったりすると、信頼関係も出来ませんし、要介護者が危険な状態になる事もあります。

自分のペースではなく、要介護者のゆっくりとしたペースに合わせる事が出来ないと、自分もイライラしてしまいますし、要介護者も嫌な気分になってしまうでしょう。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

介護での仕事でキャリアを目指す事は可能です。

施設の方針にもよりますが、フロアリーダーや管理責任者になる事が出来、管理者手当もあります。

また、初任者研修から介護福祉士の免許を取る事出来ますし、介護の仕事を長く続ければケアマネージャーの資格も取る事が出来ます。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

介護の仕事は次にどんな仕事をしても経験を生かす事が出来ます。

全く違う職業に就いても「人を労わる」事は大切な事です。

介護は基本的に相手本位で動きます。

相手本位で動く事を介護で学んでいれば、次にどんな職業についても相手を敬い、気遣う事が自然と出来るようになるでしょう。

自分にあった介護の求人の選び方や注意点

高齢者介護施設もたくさんの種類があり、それぞれに利点や欠点があります。

ここでは介護の仕事を始める前にどのような事に注意すれば良いか。

どのような仕事の形態があるのかをご紹介します。

【選び方①】雇用形態から探す

雇用形態は正社員からアルバイトまで、たくさんありますが、自分の時間の許す範囲で素毎を行いましょう。

無理をして正社員になっても後が続きません。

小さい子供がいたり、自分の親の介護もあったりと、自分が働ける時間は人それぞれ違います。

パートタイムやアルバイトから、時間が経てば正社員で雇いなおして貰える事も多々あります。

自分のプライベートの時間と相談しながら、会社とも話し合いながら、無理はしないようにしましょう。

【選び方②】職種から探す

介護の施設では必ずしも「介護」だけが雇われているわけではありません。

他にも介護事務や看護師や理学療法士や作業療法士がいる施設もあります。

自分が持っている資格をフル活用できるような施設で働く事は自分の為にもなりますし、会社の為にもなるでしょう。

【選び方③】会社の業態から考える

会社自体もそれぞれありますが、介護だけを行っている会社や他にも違う会社を立ち上げていて、新しく介護事業を始める会社もあります。

そのような会社は資本がしっかりしている為、お給料面でも良い方ではありますが、介護を基本としていない為、介護で苦労する事を上司が分かってくれないという事もあります。

また、介護施設は必ずしも法人に加入しなければならない事がない為、故人経営が出来る職種です。

個人経営の会社はお給料年に変動があったり、残業も多かったりする所がありますが、職員の目指す所が同じ事が多く、人間関係が良好な所が多いです。

自分は介護をする上でどちらを大切にしたいのか、しっかり決めてから会社自体を探っていきましょう。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

規模が多きい会社や施設はそれなりにお給料が高い傾向にありますが、1人1人が抱える介護の量も多く、残業が多い傾向にあります。

逆に規模が小さい会社や施設は残業は少ないですが、お給料も少なくなります。

規模が大きい施設では自分のキャリアアップや介護の質がとんとん拍子で上がっていきますが、自分の時間がほとんど持てなくなる事もあります。

規模の小さい施設ではゆっくり仕事が出来ますが、自分のキャリアアップも緩やかに上昇していくでしょう。

どちらも良い所もあればもちろん欠点もあります。

自分の介護はどちらに当てはまるのか、またどちらを望むのか考えてみましょう。

【選び方⑤】エリアから考える

自分の家から近かったり、出来れば車で行ける範囲の介護施設に就職する事が理想ですが、出来るだけお給料が高い所に就職したいと思う人もいるでしょう。

もちろんお給料だけ考えるのであれば、都市部の介護施設が良いでしょう。

郊外の施設と比較しても3万程違いが出る所もあります。

しかし、通勤や駐車場の位置などの確認をした後、その範囲内で仕事が出来る様にした方が良いでしょう。

介護の仕事に限らず通勤はストレスになる事も多いです。

出来るだけ仕事以外のストレスをためない事も大切です。

まとめ

いかかがでしたでしょうか。

介護の仕事についてご紹介しましたが、介護にはたくさん良い事があります。

世間では介護も仕事は辛く汚いものだと言われがちですが、自分達にも訪れる「未来を支える仕事」です。

要介護者の高齢者の皆さんはたくさんの事を知っています。

人生の先輩なのですからもちろん当たり前なのでしょう。

しかし、自分では思わなかった事や、要介護者の心の広さを痛感する事もたくさんあります。

ひとつ私の経験をお話しすると、認知症の高齢者の方が、いつも居室で編み物をしていました。

歯も磨かず、トイレにも行かずにずっと編み物をあんでいるのです。

私はいつもその人の担当になるのが嫌でした。

いやな顔をされながらトイレに連れて行ったり、入れ歯を外し磨いたりしても文句しか言われませんでした。

しかし、その人の病態が悪くなりもう病院に入ったら出られないだろうという時に、何かを感じたのか自分が編み物ばかりする理由を話してくれました。

「私の主人は、私が編んだ手袋をしたまま戦争に行ってしまった。もう帰ってこない事は分かっていたけど、今度あの世で会ったら新しい手袋をあげるの。」と話してくれました。

編み物はこの人にとって大切なご主人との思い出であり、自分がするべき仕事だと思っていたのです。

介護施設に入居されている人は今まで生きてきたたくさんの思い出と経験を持って入居されています。

当たり前のように日常生活が送れるように介護をする事で、自分達が学ぶ事もたくさんあるはずです。

私は歯も磨かずトイレにも行かないその方から亡き家族への愛情の持ち方を学びました。

もちろん自分の感じ方次第ではありますが、介護の職場では要介護者からたくさんの事を学ぶ事が出来る唯一の職場だと感じます。

介護をする事がいかに自分を成長させ、人の役に立つ事か考えながら仕事をしていきましょう。


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