介護求人はたくさんの種類があり、興味があっても何がどう違うのか、自分に何が向いているのかわからず、尻込みされる方も多いかと思います。

私は介護保険施行当初からこの業界で働き始め、今年で18年になります。

全くの未経験で飛び込みましたが、いくつかの資格を取得し、たくさん転職してきました。

介護職はとても奥が深く、そしてとても面白い仕事ばかりです。

その中で、特に普段から求人数の多い職種をピックアップして解説致しましたので、ぜひ参考になさってみて下さい。

介護職を取り巻く環境とは?

介護業界が深刻な人手不足であることは社会問題化しており良く知られている事と思います。

長くこの業界で働いている立場から、さらに詳しい実態を述べます。

施設を建てたけど働く人がいないので開設できない、もしくは全てのフロアを利用できない状態であるとか、利用者は沢山いるけど規定の数の職員が集まらず事業所を閉鎖しなければいけなくなったとか(訪問介護事業所に多いです)、ケアマネから仕事の依頼は来るけど人手がいないので受けられないことがあります。

また、本来は事務仕事等に専念するべきサービス提供責任者や生活相談員が人手不足の為に現場の仕事に狩り出され、自分の仕事が出来ずに残業になる等、現場の悲鳴は想像を遥かに超えています。

勿論政府も手をこまねいて見ている訳ではなく、処遇改善加算を高く設定したり、介護職員の待遇を良くしようと法案を出しており、介護保険施行前や始まった当初に比べて随分介護職の状況は良くなりました。

しかしながら2025年、高齢化社会のピークが来るとされていますが、その為の介護職員の確保は全く出来ていません。

ですので、今は介護職は売り手市場、働く側がしっかりと仕事を選べる状況にあります。

下記を参考に、より良い介護職に就いて下さる事を切に願います。

介護求人で出ている仕事ってどんな仕事?働き先から勤務条件まで一つ一つを詳しく解説!

介護の仕事に就いてみたいと思われても、全く知識や経験が無ければ何が自分に合っていて何が合わないのか、不安になられる事と思います。

一般的な求人に良く載っている職種を詳しく説明致しますので、参考にしてみて下さい。

介護職員

介護職員の仕事内容とは?

施設やデイで、役職に付かず現場で働く人の事を総称して介護職員といいます。

求人数は断トツに多く、かなり人手不足の職種となっています。

施設の場合には、介護業務一般、オムツ交換やトイレ誘導等の排泄介助、食事の準備、排泄、食事介助の他、起床時の介助、就寝介助、入浴介助と、ほぼ身体に関わる介助を行います。

デイの場合には、上記の仕事に加えて車を運転して利用者の送迎を行ったり、レクリエーションを行い、そういった仕事の方が身体の介助よりは重要視されています。

送迎業務も、大きな車の場合は運転手の他に同乗者が一名乗る事が多く、車イスを乗せるリフトの操作等も重要な仕事となっています。

介護職員の働き先とはどんなところ?

施設の場合ですと、公的な施設である特別養護老人ホームや老人保健施設、民間の介護付き有料老人ホームやグループホーム、小規模多機能施設等が働き先になります。

同じような施設に見えますが、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅等の場合には、介護職員という形で勤務する場合と、後に説明するホームヘルパーという形で働く場合と二種類あります。

デイの場合は、まずデイサービスとデイケアに分かれます。

デイケアはリハビリに特化した通所施設で、専門のリハビリ職のいる医療系のデイになります。

デイサービスは、種類が多岐に渡り、定員が30名前後の通常規模デイサービス、10名規模の小規模デイサービスが主流です。

小規模デイで昨今増えているのが、午前、午後に分かれて利用者が入れ替わる半日リハビリデイサービスで、ここで働く場合はほとんどのところが入浴やレク、食事介助の業務がありません。

どちらかといえばジムのインストラクターのように、マシンの操作を指導する仕事になります。

同じく小規模のデイサービスの中には延長サービスやお泊りを提供している所もあり、泊まりのある所では夜勤や宿直の仕事が発生しますし、時には調理をする事もあります。

介護職員の給与体系や勤務条件とは?

正社員の場合、施設ですと早出、遅出、日勤、夜勤のフルでの勤務体制となります。

契約社員の場合も同じで、正社員と契約社員の違いは賞与の額や有り無し程度、仕事内容は変わらない事がほとんどです。

デイの場合は、正社員は運転免許必須の所が多いです。

基本的には日勤帯のみの仕事となりますので、若干の時間差勤務はあっても定時は18時頃でしょう。

パートの場合は、施設の場合好きな時間帯を選べる所もありますが、仕事の性質上全ての勤務時間働いてくれと言われる事の方が多いです。

しかしながら、夜勤専従という形でのパート募集が増えており、この場合は勤務時間は固定されています。

施設の場合は、特別な委員会等の他は仕事内容が社員とパートで区分けされる事はほとんどありません。

デイの場合は、数人の正社員を除いてほとんどパート職員で構成されています。

特に、主婦層のパートが多いのが特徴です。

週三日程度の曜日固定や、扶養の範囲内での働き方も可能で、パートには車の運転はさせない、もしくは送迎運転手専門のパートを雇っている所が主流です。

施設、デイ共に正社員は固定給プラス賞与、契約社員は固定給プラス賞与があったり無かったりで、パートは時給換算です。

施設の社員の給与は20万~25万円、パートは千円前後。

デイの場合はどちらも少し安くなっていますし、施設にはさらに夜勤手当が付きますので、収入は施設で働く方が高くなる傾向にあります。

介護職員の仕事のやりがいや良い点とは?

介護の仕事の醍醐味を味わうなら、やはり介護職員に限ります。

施設やデイで働くと利用者との付き合いも長くなる事が多いので、とても良い人間関係を築ける事も多いですし、自分より年上の方とお話しするというのは、本当に勉強になる事がたくさんあります。

また、施設やデイで働く場合は必ず他にも職員がいますので、何か困ったときには誰かにフォローを求められる環境であり、他の職種に比べて緊急時に慌てる事もありません。

介護職員の大変な点やデメリットとは?

介護職員が一番悩まされているのは、まず間違いなく腰痛でしょう。

特に施設の介護職は中腰になるオムツ交換や、力仕事の移乗介助など、腰に負担が掛かる業務が多い為、腰痛で離職する人も少なくありません。

施設の場合は他に交代制勤務なので、生活が不規則になりがちです。

介護職員の仕事はこんな人に向いています!

施設の場合は、24時間の交代性勤務が可能な人や、稼ぎたい人、テキパキと介護の仕事をしたい人が向いています。

デイは、ゆったりと人をもてなしたい、サービス業が好きな方や、車の運転が得意な方、日勤帯しか働けない方にお勧めです。

どちらも在宅の仕事に比べて認知症の方の割合は高いですので、そういった方のお世話をしたいのであればこの仕事が最適です。

介護職員って資格やスキルが必要なの?

ほとんどの所は無資格、未経験可となっています。

経験や資格よりも、とにかくフルで働ける事が望まれるのが施設、笑顔で楽しい対応が出来る人を希望するのがデイです。

勿論資格や経験があるに越した事は無いですが、無くても全く問題ありません。

ホームヘルパー

ホームヘルパーの仕事内容とは?

ホームヘルパー(以下ヘルパー)は、要支援者、要介護者、障害者のお宅に訪問し、家事をしたりトイレや食事、入浴の介助を行う仕事です。

介護保険では、家事全般の介助を生活援助、体に触れる介助(見守りも含む)を身体介護と区別しており、介護報酬は身体介護の方がかなり高く設定されています。

ホームヘルパーの働き先とはどんなところ?

訪問介護事業所と雇用契約を結び、各家庭を訪問し、原則利用者の家の中で仕事を行います。

サービス付き高齢者住宅、住宅型有料老人ホームに付いている訪問介護事業所の場合は、多くはその施設に入所している人の部屋を訪問し仕事を行うのですが、仕事内容は在宅の方と同じようにケアプランに沿って、予定時間内に予定内容を行います。

ホームヘルパーの給与体系や勤務条件とは?

ヘルパーの場合は、後に説明するサービス提供責任者、常勤ヘルパー、登録ヘルパーという働き方が主流です。

責任者と常勤ヘルパーは正社員であることが多く、大体週40時間を目処に勤務が組まれます。

常勤の場合は、利用者を訪問する時間によっては早出や遅出等、時間差勤務も発生します。

登録ヘルパーは、このホームヘルパー独特の働き方であり、一件訪問当たりいくら、という賃金で働きます。

時給は、生活援助の相場が1200円~1400円、身体介護が1400円~1600円となっており、それに応じて賃金が決まります。

また、訪問介護の報酬は早朝8時まで、夕方18時以降は加算が付きますので、登録の場合その時間帯働くとその分介護報酬が割り増しされます。

登録の場合はこの曜日、この時間帯しか働けません、という希望が出しやすく、逆にたくさん働いて稼ぎたい人もいくつかの事業所を掛け持ちしたりして、空き時間の少ないように効率よく仕事をする事が可能です。

ホームヘルパーの仕事のやりがいや良い点とは?

介護職で、利用者のお宅に一人で訪問し仕事をするのはヘルパーしかありません。

ほとんどの事業所は、この利用者はこのヘルパーという風に担当を決めるので、一対一で接するヘルパーは他の介護職よりも利用者との関係が深くなります。

また、調理や掃除など、家事のスキルが生かせるのもヘルパーの魅力の一つ。

主婦歴が長い人も立派な戦力になる事ができます。

ホームヘルパーの大変な点やデメリットとは?

一番大変な事は移動でしょう。

家から家へと移動し行う仕事ですので、雨の日等悪天候の日にはかなり辛い思いをします。

また、身体介護等では急な休みになった場合必ず誰かが代わりに訪問しないといけませんので、その辺りも気を使う仕事ではあります。

施設とは違い各家庭で働く仕事ですので、その家なりの置き場所や物の使い方のルール、環境があり、それに合わせて働くことも大変な所ではあります。

その他、一件行っていくらの仕事ですので、急にキャンセルになって仕事が無くなった場合は、収入が減る事になります。

また、一人で訪問する仕事ですので、トラブルに巻き込まれたり、利用者の急変に遭遇する恐れも他の介護職よりは多いです。

ホームヘルパーの仕事はこんな人に向いています!

前述しましたが、ヘルパーは生活援助の仕事のニーズも多く、家事能力が立派なスキルになります。

特に料理が得意、掃除が好きという方にはぴったりの仕事です。

また、一人で利用者の家に行く仕事ですので、こちらも述べました様に急な利用者の体調不良や、時には不本意な訴えを聞くこともあります。

ヘルパーの仕事は介護保険上一番厳しく色々なルールが課せられており、ケアマネのプランに基づいて責任者が訪問介護計画書を作成し、これに忠実に仕事をこなさなくてはいけません。

例えば、掃除のプランしか入っていない利用者に、頼まれたからといって買い物に行ったり調理を行うことは出来ません。

ですので、何かあった時は臨機応変に対応しつつも、出来ない事はきちんと断る、精神的な強さのある人が求められます。

ホームヘルパーって資格やスキルが必要なの?

初任者研修もしくはヘルパー二級以上の資格が無いとヘルパーの仕事には就けません。

これが、訪問介護の深刻な人手不足を招いている一つの要因となっています。

しかしながら、やはり一人で訪問し仕事を行うわけですので、ある程度の知識は不可欠であると思います。

資格さえあれば経験は不問です。

生活相談員

生活相談員の仕事内容とは?

特養等の施設、デイサービスに配置されており、新規の利用者の面接や担当者会議への参加、契約や各種計画書の作成、そして文字通り、家族や利用者の相談に乗る事が基本的な仕事の一部で、働き先の利用者に対するケアマネの様な役割を担います。

職場によって仕事内容は様々ですが、介護の現場も手伝い、送迎業務を行う、必要に応じて利用者獲得の為の営業に出る等している相談員がほとんどです。

生活相談員の働き先とはどんなところ?

特養を含む各種施設(住宅型有料やサービス付き高齢者住宅は除きます)、デイサービスに配置されます。

生活相談員の給与体系や勤務条件とは?

ほとんどの生活相談員は正社員で働いており、募集も契約社員やパートではほぼ見かけません。

給与は、常勤の介護職員よりは高く設定されています。

また、資格の必要な仕事ですので、資格手当てが上乗せされる事業所も多いです。

生活相談員の仕事のやりがいや良い点とは?

生活相談員は、介護職とケアマネの間のようなポジションで、施設の利用者を全て詳しく把握し、相談業務に当たります。

ですので、利用者の深い部分まで理解することができ、人気のある職種です。

現場の様子をケアマネに詳しく説明したり、時にはアドバイスを行う事も大切な仕事ですので、色々な事業所と連携が図れて面白い仕事であるといえます。

生活相談員の大変な点やデメリットとは?

上記で述べました様に、現場の介護職とケアマネに挟まれた仕事ではありますので、双方の意見を上手く調整しなければならず、板ばさみになる事も。

そして、実際の相談員の仕事がたくさん溜まっていても、現場で人が足りなければそちらのフォローを優先させる事となりますので、かなり忙しい仕事ではあります。

生活相談員の仕事はこんな人に向いています!

施設、デイサービスなど、相談員として働く場所が好きで、現場の仕事も事務仕事もしたい人にお勧めです。

また、初めて利用する人やこれから利用を考える人に対し、優しく対応できる人が向いています。

忙しい仕事ではありますので、要領よく仕事をこなせる人が良いでしょう。

生活相談員って資格やスキルが必要なの?

国の定める基準としては「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」の三点が、生活相談員に必要な資格となっています。

主に相談援助を学んで取った資格で、ある程度の社会保障の知識が必要と考えられているからでしょう。

その他自治体によっては、ケアマネージャー、介護福祉士、一定期間以上の相談職や施設長の経験を持つ者が認められている場合もあります。

全くスキルや知識が無くては出来ない仕事となっています。

ケアマネージャー

ケアマネージャーの仕事内容とは?

介護保険を利用する人は、必ず介護計画に基づいてサービスを利用しなければなりません。

この介護計画(ケアプラン)を作成する事ができるのがケアマネージャー(以下ケアマネ)です。

施設ケアマネと居宅ケアマネ二種類の働き方があり、この二つはかなり仕事内容に差が生じます。

居宅ケアマネは、在宅で生活する要支援者、要介護者のケアプランを作成します。

その他にも、利用者の介護保険に関わる手続きや事業所の調整、会議開催、本人、家族の相談に乗る等、仕事内容は多岐に渡ります。

また、ケアプラン通りに事業所がサービスを提供しているかチェックするのもケアマネの仕事ですので、翌月始めには一か月分のサービス実績を各事業所より受け取り確認、国保連に請求を行います(給付管理)。

支給限度額内にサービスが収まるように調整も必要ですし、各サービス利用時には介護保険で厳密な取り決めがありますので、そのあたりのルールをしっかり把握しておく必要があります。

施設ケアマネは、法的に配置を定められている施設で働き、ケアプランを作成するのですが、居宅介護のケアプランが、そこに記載されていないサービスは保険給付がなされず、変更があるたびに作り直す必要があるのに対し、介護報酬が要介護度に応じて包括されている施設の場合は、ほとんど作り直しの必要性がありませんし、給付管理も行いません。

では、施設ケアマネは何をするのかと言いますと、入居者の面談や契約、日々の書類作成の他、多くの所では現場の仕事も行っています。

ケアマネージャーの働き先とはどんなところ?

居宅ケアマネの働き先は、居宅介護支援事業所が主で、地域包括支援センターのプランナーとしても働く事があります。

地域包括で働く場合は、要支援者のみのプランを担当します。

施設ケアマネの働き先は、特養、老健、グループホームや介護付き有料老人ホーム(住宅型やサービス付き高齢者住宅は居宅になります)です。

小規模多機能施設の場合は少し特殊で、施設と居宅の中間といった印象です。

ケアマネージャーの給与体系や勤務条件とは?

居宅ケアマネは正社員の募集も多いですが、パートや契約社員の募集も割合としては高いです。

居宅ケアマネの担当上限は40名なので、パートで勤務時間が減る場合は、その時間に応じて利用者の担当上限数が決まります(上限を超えると減算になることもあります)。

給与は大体正社員で25万円前後、パートで時給1200円~1500円が相場です。

介護保険の施行当時は、ケアマネは高給取りというイメージがあったのですが、今は上限も決まっており、なかなか収入に結びつかない仕事の一つですので、処遇改善手当ての発生する介護の現場職の方が給与は良い事も多いです。

施設ケアマネの場合は、ほとんどが正社員での雇用形態となっています。

常勤換算で配置することが前提の職種ですのでなかなかパート勤務は難しいのですが、人数の少ないグループホームだけは、週に二日程度ケアマネがいれば良いので、パートの募集も見られます。

給与は正社員、パート共にほぼ居宅の相場と変わりありません。

勤務時間帯は居宅は9時18時が多く、施設の場合はこの他に早出や遅出、夜勤、当直をする所もあります。

ケアマネージャーの仕事のやりがいや良い点とは?

利用者の生活のプランを作成するのみならず、居宅の場合は家族のフォローや日常生活全てを把握し支援しますので、そういった意味では非常に関係性は深くなり、現場とは違う角度から利用者のことを考えることが出来ますし、介護保険の知識を生かして仕事が出来ますので、やりがいはピカイチです。

施設ケアマネは、ケアマネの仕事もしたいけど介護の仕事も好き、という方にとってはどちらもこなす事が出来ますので、面白みはたくさんあるでしょう。

ケアマネージャーの大変な点やデメリットとは?

どちらのケアマネも、やらなくてはならない仕事は決まっているけれどもしてはいけない業務の取り決めというのがほとんど無く、下手をするととても良いように使われてしまい便利屋の要になってしまいます。

そうなると本来するべき業務が溜まってくるので、忙しくて仕方ないという状況に陥ってしまいます。

ケアマネージャーの仕事はこんな人に向いています!

責任感のある人や、人の相談に乗ることが好きな人、そして、無理なことは無理と毅然と断れる人が向いています。

介護保険にはたくさんのルールがありますので、それをきちんと把握し、逸脱しないように出来る人でないと難しい仕事といえます。

ケアマネージャーって資格やスキルが必要なの?

基礎資格で原則5年以上の実務経験の後、試験に合格し、研修を受けてからでないとケアマネの資格は取れませんので、そもそも何のスキルも無しに受験することは出来ません。

また、試験の合格率もほとんどが10%台と、かなり難しくなっています。

ケアマネの資格は業務独占資格ですので、この資格が無ければ仕事に従事することは出来ません。

サービス提供責任者

サービス提供責任者の仕事内容とは?

訪問介護事業所の現場責任者として、サービスの調整や新規の契約、担当者会議の参加や訪問介護計画書作成の他、実績の計算やヘルパーの指導、シフト調整を行います。

訪問介護事業所内でのケアマネの役割をこなし、必要時は現場にも出ますのでとても多忙な仕事です。

サービス提供責任者の働き先とはどんなところ?

訪問介護事業所が働き先になります。

非常に重要なポジションですので、きちんと「この人がサービス提供責任者(以下サ責)です」と役所に届け出も行います。

サービス提供責任者の給与体系や勤務条件とは?

ほとんどは正社員の募集となり、月給の相場は20万円~25万円です。

これに処遇改善加算が付く事もあります。

勤務時間は常勤換算で週に40時間が平均となっており、サービスの需要に併せて遅出や早出のある所が多いです。

施設もそうですが、訪問介護もほとんどのところが年中無休ですので、土日祝日はおろか、盆正月も休めない事業所も少なくありません。

サービス提供責任者の仕事のやりがいや良い点とは?

全ての利用者の生活の把握を行い、このサービスはこのような流れで行う、という手順書や計画書を作るのもサ責の大切な仕事です。

初めてのサービスは必ずサ責が入りますので、どう働けば一番スムーズか、この部分はこうしたらどうだろう、と提案し形作っていく楽しさはサ責ならではのものです。

また、給与面では、処遇改善加算が高く設定されていると、介護職の中でもトップクラスの収入になります。

サービス提供責任者の大変な点やデメリットとは?

訪問介護は介護保険の中でも一番ルールや取り決めが厳しい上に、ヘルパーの休みが出た場合必ず代わりに誰かがそのサービスを埋めなくてはなりません。

多くの事業所がその穴埋めをサ責がしており、それ以外にも人手不足であればサ責が現場のサービスに出ます。

ただでさえ会議や書類がたくさんある仕事ですので、現場の仕事に入ってしまうとサ責ならではの仕事が滞ってしまい、残業したりして対応している姿も多くみられます。

クレームや予想外の事態が多いのもヘルパーの仕事ですので、そういった場合にもどうすればいいかの判断をサ責がしなくてはいけません。

サービス提供責任者の仕事はこんな人に向いています!

忙しかったり、ヘルパーの急な休みや利用者の急変、訴えにも動じない、臨機応変さと精神力の強さが求められます。

担当者会議の際に、この時間でどこまでのサービスをこなせるか、きちんと考えて無理な事は無理と言わないといけないのがこのサ責の仕事です。

介護職の中でも1、2を争うくらい大変な仕事ではありますがその分やりがいも多く、長くこの職についている人が多いです。

サービス提供責任者って資格やスキルが必要なの?

介護福祉士もしくは実務者研修修了が必要です。

実務者は全くの未経験でも研修を受けることが出来ますので、経験の有り無しを問われる事はありません。

では介護職では何がオススメ?!

上記で主な介護職の紹介を致しました。

では実際に働くに当たって、何がお勧めの仕事かまとめたいと思います。

介護職員

求人数も多く、世間で想像されている介護職といえばこれ。

施設、デイ共に、資格も経験も無くて働けます。

そして、ガッチリ働きたいならフルタイム、昼間の数時間であれば扶養内といった働き方も選べますし、出勤している時間イコール勤務時間になりますので、収入がいくら位になるかも見込みやすいです。

この仕事はたくさんの求人があるので、どこが一番良いのか探す所が大変ですが、逆に言えば合わなければ他の仕事を探し直すという事も可能です。

介護の仕事の醍醐味が全て詰まった職種ですので、一度はこの職種を経験される事をおすすめします。

ホームヘルパー

とにかく人手不足の仕事で、介護職員以上に求人は溢れており、特に登録ヘルパーの需要は高いです。

ヘルパーは移動時間があるので稼ぎにくいというイメージはありますが、今はその移動時間に給与を補償する事業所も増えていますし、何より一回あたりの時給が高く設定されています。

移動の時間がありますので、その間買い物したり用事を済ませる事も可能。

しっかり働きたければ加算の付く早朝、夜間にサービスを入れたり、事業所を掛け持ちする事も出来ます。

利用者の生活に寄り添い、その方の家でのやり方に従わなくてはなりませんが、その分心を許してくれて深い間柄になる事も多い仕事です。

ヘルパーは、60代、70代でも働いている人がたくさんおり、体が動く限り続けられる仕事です。

まとめ

いくつかの介護職をまとめてご紹介致しました。

他にも介護職では福祉用具専門相談員や看護助手等職種があるのですが、ここで説明した5個の職種が募集も需要も多く、代表的な介護職となっています。

この解説を参考に、一人でも多くの方が介護職に従事して下さることを願っています。


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介護福祉士の仕事をしていると、「自分はこの仕事に向いていないのではないか・・・」と感じてしまう瞬間はありませんか。仕事で失敗をしてしまったり、イライラしてしまったり。体が疲れてしまっているなど、色々なことがありますよね。これは仕事をしている中で、誰もが一度は感じてしまうことだと思います。どんな仕事をしていても必ず失敗してしまうことはあります。そしてそんな時は、「自分に介護は向いてないかも」と感じてしまうものです。本当にそうでしょうか。失敗は必ず誰にでも起こりえます。この記事では、「向いていない」と感じる人のために、本当に介護の仕事に向いていない人の8個の特徴とその対策をお伝えします。また新人育

介護求人サイトを徹底比較!おすすめの6個のサイトを紹介します

介護の仕事を探そうと思ったとき、今の時代はネットから求人サイトを探し、そこから仕事を検索される方が多いと思います。とはいえ、今は求人サイトの数がたくさんあり、介護職に特化したサイトも増えてきています。介護の仕事を探す上で介護求人サイトを比較し、おすすめのものをまとめてみました。介護求人サイトのおすすめ6選私自身、介護職を何回か転職し、そのたびに求人サイトを利用してきました。そんな私のおすすめするサイトをご紹介します。ハローワークインターネットサービスご存知の通り、厚生労働省職業安定局が行っているハローワークの求人を見ることができます。介護職専門のサイトではないですが、介護の求人もたくさんありま