現在日本は高齢化社会で介護についての問題は多く取り上げられていますよね。

今回は在宅で生活している高齢者への介護サービスで活躍している訪問介護の仕事について詳しくご紹介していきたいと思います。

訪問介護は、要支援や要介護で日常生活に介助が必要なお年寄りへのサービスです。

訪問介護バイトではどんな仕事をしているのか、求人内容はどのような感じなのか分かりやすくお話をしていきます。

介護職に興味がある方や高齢者との関りが好きな方、何か人のためになること、やりがいのある仕事に興味がある方の参考になればと思います。

訪問介護とはどんな仕事?

訪問介護とは利用者の自宅に出向き、日々の生活で必要な介護を行う仕事です。

訪問介護を行うスタッフのことをホームヘルパーともいいます。

訪問介護を行う利用者には制限があり、介護認定により要支援や要介護と認定された方が利用できるサービスです。

現在、日本は高齢化によりさまざまな問題を抱えている状態です。

1人暮らしのお年寄りや家族と同居状態でも介護を必要とする家庭環境も多いです。

年齢を重ねてくると身体も不自由になり、行動範囲も狭まり人との交流が減るなど身体・精神面に影響が起こりやすい状態になります。

  • 「耳が遠くなって人との話がうまくできない」このようなことから人との交流をさけ、引きこもりになる。
  • 「腰や足が痛くて、出かけることも最近減ってきた。外出すると疲れる。」が理由で生活範囲が狭まる。

高齢者になると精神的にも身体的にも弱りやすい状況になってしまうのです。

訪問介護は、このような高齢者に対して心身ともに生活できるようにサポートを行い、社会的にも自立できるように支援するという意味もあります。

また、利用者だけでなく利用者の家族のサポートもホームヘルパーの仕事のひとつです。

介護は私たちが考えている以上に大変です。

家族は精神的にも身体的にも疲れていたり、ストレスを感じている場合も少なくありません。

利用者と利用者家族にとってもホームヘルパーは身近な存在となりサポートを行える存在でもあるのです。

訪問介護バイトの大まかな仕事内容

訪問介護の仕事内容は大きく分けて3つです。

ただし、重要なのは生活のサポートという点です。

仕事内容は幅広く感じますが、訪問介護の仕事は日々の生活へのサポートです。

日常生活に必要なことはサポートできますが、それ以外のことはホームヘルパーの仕事に当てはまりません。

あくまで自立支援を行うという意味で仕事が決まってきます。

これらの仕事内容は利用者の必要介護度によってあらかじめケアマネージャーや主治医、提供責任者、利用者と家族間で相談し決められています。

身体介護

身体介護とは利用者の身体に直接触れる介護のことを言います。

例えば、おむつ交換などの排泄介助、着替えのお手伝い、寝たきりの方の体位変換、入浴の介助、食事介助、口腔ケアなどがあります。

これらは直接身体に触れるケアですよね。

自宅にて経管栄養や去痰(吸入)を必要とする利用者さんもいます。

これらはホームヘルパーなら誰でも行えるというわけではなく、一定の研修を受けた者が行える処置です。

生活介護

生活介護とは利用者さんの生活の介護のことを言います。

直接身体に触れることがない介助やサポートを言います。

例えば、洗濯、掃除、日用品の買い物、食事の調理、ゴミ出し、服の補修などを言います。

本人の心身の影響により自力では困難な部分をサポートし、身の回りのお世話をします。

ホームヘルパーはお手伝いさんではありません。

あくまでも介護が必要な利用者のサポートです。

利用者の家族の掃除やペットの世話や散歩などは含まれません。

通院時の乗車・降車の介助

ホームヘルパーや介護事業者の資格を持っている運転手による送迎のサービスです。

車へ乗る時の乗車介助や移動介助を受けることができます。

介護保険タクシーは要介護の利用者が対象です。

病院などの公共機関や銀行などの金融機関の利用や日常生活に必要な買い物時にのみ利用できるサービスです。

ただし、ケアマネージャーに相談し、必要と判断された場合のみ利用できます。

訪問介護バイトでよくある募集内容とは?

訪問介護ではバイトやパートで働く方も多く活躍されています。

バイトやパートだとシフト制なので自分が働きたい時間で勤務することが可能です。

全国の求人内容をもとに募集内容についてまとめてみました。

給与相場

給与は日勤での時給1000~1800円前後です。

地域や仕事内容によっては時給が800~900円前後の場合もあるようです。

早朝や夜間帯、深夜間によっては時給額も高くなります。

また、働き方によって給与額も変わってきます。

夜勤専従の場合には日給15000円以上の給与も支払われる会社もあります。

勤務時間や休日、残業

勤務時間や休日などは介護事業所によって様々です。

バイトやパートの場合にはシフト勤務になるので、週に何日勤務などの希望で働くことができます。

休日は正社員だと週休2日などが多いようですが、バイトやパートだと希望出勤数を元にシフトを組まれます。

訪問介護は、利用者さんの自宅に訪問して介護をする仕事です。

このことから祝日などは関係なく仕事に出勤しなければならない場合が多いです。

週に働きたい日数で働けるという反面、連休は取りづらいという難点もあります。

1日で回る訪問数は決まっているようですが、なかなか時間内でまわるということは難しいこともあります。

利用者さんの状態によっては時間内で訪問介護を行うことが困難なこともあるでしょう。

また、自身の介護技術や能力、コミュニケーション能力によっても仕事の効率は変わってきます。

業務に慣れることで残業を行う時間も減ってくる場合もあります。

福利厚生

福利厚生は事業所によって幅があります。

交通費支給、住宅手当、社会保険、資格手当て、服装の自由、研修制度の有無、正社員制度などがあります。

これらは会社によって変化してくるため、求人概要をしっかり確認することや記載がない場合には会社に確認をすると良いです。

大手の会社は福利厚生がしっかりしている印象があります。

勤務場所

勤務場所は事業所のサービス内容によっても違いはあるようですが、大きく2つに分かれます。

  • 利用者の自宅に直接伺い、介護ケアを行う場合
  • 介護施設に入所されている利用者への介護ケアを行う場合

求められる人物像

求められる人物像は、ポジティブな理由が多いようです。

さまざまな会社の求人情報に求められている人物像をいくつかあげてみました。

  • 明るくて元気な方
  • 気配りが出来る方
  • 向上心のある方
  • 会社の理念に沿った方
  • 人に喜ばれる仕事がしたい方

ホームヘルパーは利用者さんへのより良い生活へのサポートを目的としているため、気遣いや明るさ、向上心を持って仕事を行える人を求めているようです。

高齢者と関わることが好きな人やコミュニケーション能力が高い人はとても必要とされる人材だと感じます。

必要なスキルや資格、経験

訪問介護に必要な資格は以下の4つです。

  • 介護福祉士
  • ホームヘルパー1級または2級
  • 介護職員初任給者研修
  • 介護福祉士実務者研修

介護職員初任者研修は、介護の基礎知識やスキルがあることを証明できる資格です。

介護福祉士実務者研修とは、医療ケアや痰吸引などの実務的なスキルを証明できる資格です。

介護福祉士は、介護職唯一の国家資格です。

介護のスペシャリストと言われています。

事業所によっては未経験者を歓迎している会社もあります。

入職してから介護職員初任給者研修を取得して貰うようなシステムもあります。

未経験者でも介護の仕事に興味がある方は仕事をしながら、資格も取得できるのでやりがいも感じやすいですね。

訪問介護バイトのおすすめ求人の特徴 

訪問介護のバイトでおすすめな求人についてお話をしていきます。

教育体制が整っている

経験が浅い方や技術に自信がない場合、実際に働くことに不安に感じますよね。

その場合は教育体制がきちんとしている職場で就職をすることをおすすめします。

訪問介護などは人手不足である場合も少なくありません。

その場合は、入職しても早い段階で自立し1人で仕事をこなしていく場合もあります。

ある程度経験があればすぐに自立することも可能ですが、経験が浅いと不安もありますよね。

求人内容をいくつか拝見していると教育制度を売りにしている事業所はいくつかあります。

このような場合はきちんと教育や指導を行ってくれる場合が多いです。

実際に教育体制についてもきちんと話を聞いてみると安心して働くことができると思います。

訪問介護は個人で動く仕事なので責任感や判断力も重要です。

自信を持って仕事を行える環境で働くことが今後のあなたのためになるので最初の教育制度は重要な点でもあります。

未経験の人も募集している

訪問介護は資格がなく未経験の場合も採用して貰えることがあります。

介護に興味があり、いますぐにでも経験し学びたいと思う人にはチャンスです。

しかも、働きながら知識を深め、資格を取得する環境を作ってくれている会社もあります。

働きながら学ぶことができ資格も取れるのはとても良い環境であると思います。

介護で働きたいと思う場合は、このような求人を選ぶことや内容について詳しく聞いてみることをおすすめします。

福利厚生がきちんとしている

大手の会社は福利厚生がきちんとしています。

手当てもきちんとしており、皆勤手当や住宅手当、家族手当なども出る会社もあります。

また、研修制度や社員旅行など社員が楽しんで働ける職場環境が整っている会社もあります。

介護求人の福利厚生の部分を参考にしてみてください。

人手不足や設立したばかりで不安定な会社もあるのでしっかりと見極める必要があります。

自分が希望する条件で勤務できる

訪問介護にもさまざまな働き方があります。

利用者さんの自宅に訪問する場合と介護施設に入所している利用者さんを訪問する場合があります。

どのような環境で働きたいのか、利用者さんの介護度はどの程度の人を扱っているのかなどの情報収集をしましょう。

介護度が高くスキルを活かした仕事をしたいのか、日常生活の介助など利用者さんとのコミュニケーション能力を活かしたいのかなどです。

自分が求めている仕事に近い会社を選ぶことでやりがいを感じることができると思います。

訪問介護バイトにはどんなやりがいがある?

訪問介護のバイトでのやりがいについてご紹介していきたいと思います。

訪問介護は1対1の介護

訪問介護は利用者さんと1対1の介護ができます。

大勢の利用者さんがいるわけではないので1人の利用者さんに丁寧な対応ができます。

また個人個人に合わせた介護ができます。

利用者さんそれぞれに合わせた介護ができるのでホームヘルパーの腕の見せ所でもありますね。

1対1の関係で介護ができることから信頼関係も作りやすい環境でもあると感じます。

利用者さんの身近な存在になり、信頼関係もうまれるとやりがいを感じます。

頼りにされたり、感謝されることは人のためになると嬉しい気持ちになりますよね。

判断力が養われる

訪問介護は新人の頃は先輩介護士に付き添い業務を覚えます。

しかし、業務に慣れてくると1人で利用者さんの自宅をまわるようになります。

利用者さんの対応や介助なども1人で行うことになります。

利用者さんの要望への対応や生活面での介助をする上で判断力が必要となります。

もちろん高齢者の方なので時には容態が急変する場合もあります。

それ以外にも生活面の介助をする中で声のかけ方、介助の仕方、どの面までサポートするのかなど判断力を養われることができます。

自分が介護士として成長でき、やりがいを感じるきっかけになります。

利用者さんや家族に感謝される

人に感謝されるということはやりがいにつながりますよね。

介護が必要な家庭では日常的に不安や悩みはあると思います。

ホームヘルパーはその話を聞き、精神的にもケアできる仕事です。

また、改善が必要な場合にはケアマネージャーへ相談できる橋渡し役にもなります。

その家庭の介護問題などを解決できる人材なのです。

話を聞くだけでも気持ちが軽くなる方もいます。

そのような時には感謝の言葉を伝えられることも多いです。

人に感謝される存在になれることでやりがいに繋がります。

訪問介護バイトで難しい・大変な点とは?

1人で行動するため、責任が大きい

やりがいの部分に判断力が養われるとお伝えしました。

1人で業務を行うということは自由に業務を行える半面、1人で判断をするという責任という面もあります。

経験を積むことで判断力や対応を身につけることはできます。

しかし、何か起こった時に1人で対応しないといけないという責任感もあります。

電話などでスタッフに相談できるものの1人で訪問し看護をするというリスクも付き添います。

バイトやパートの給与はなかなか上がらない

現在、介護福祉士やホームヘルパーは人手不足が問題となっています。

「今後の日本では介護が必要な人が増えるならホームヘルパーの必要性も認められ、待遇も良いのでは?」と思いますよね。

しかし、なかなか給与が上がらないという問題点もあるようです。

給与が上がらない問題は介護報酬が大きく関わっています。

2009年以降、介護報酬は引き下げられています。

そのため、事業所への収入が減り、人件費などの問題も大きく給与が上がりにくいという傾向にあります。。

介護報酬が上がり給料が上がるとしても、まずは正社員から給与が上がるためバイトやパートへの給与額が上がりにくいとも言われています。

利用者さんへの対応に困る

利用者の方には色々な方がいます。

優しい、謙虚な人もいればわがままで無理なことも押し付けようとしてくる人もいます。

人間なのでそれぞれの性格があります。

訪問介護という生活のサポートという点で利用者さんがホームヘルパーに甘えてしまうことも少なくないです。

介護内容は相談であらかじめ決められてはいるものの介護内容にないことまで要望されることもあります。

このような利用者さんに振り回されて対応に困ることも少なくありません。

業務が予定通りにすすまない

高齢ということもあり心身面での体調不良は起こりやすいです。

そのため、急な通院や入院なども起こることがあります。

また、施設に入所している場合には入退所が多く業務がなかなか思い通りにすすみにくいという声もあります。

計画通りに仕事がすすみにくいということも難点のひとつです。

まとめ

今回、訪問介護についてまとめてみました。

訪問介護の仕事は高齢化社会を支えるとても大切な仕事であると感じます。

生活のサポートを行うという点では高齢者や家族の身近な存在で支えることができる面ではやりがいも感じる仕事でもあります。

肉体的にも大変な仕事ではありますが、バイトやパートという働き方をすることで希望の日数で働くことも可能です。

教育体制や未経験者のサポートもしっかりと行ってくれる会社も増えているので興味がある方はバイトなどから挑戦してみると良いと思います。

訪問介護は今後の高齢化社会では必ず必要とされる仕事です。

介護に興味がある方はぜひ情報収集からはじめてみてください。


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