介護のお仕事は色々有ります。

その中で訪問介護の正社員求人のお仕事について書いていきます。

訪問介護とはザックリ言うとホームヘルパーのお仕事で、正式名称は訪問介護員と言われます。

訪問介護の正社員はどんな仕事?

この点は会社によって対応する範囲・方針が変わってくると思いますので、私が経験した中でお仕事内容を書いていきます。

訪問介護の正社員の大まかな仕事内容

介護

  • 排泄、入浴等の衛生管理
  • 清掃
  • 調理、食事介助
  • 買い物代行、買い物同行
  • 通院介助、通院同行・薬取り

管理

  • 訪問先での物品管理・補充依頼、賞味期限や使用期限の管理等
  • 安全管理

会議関係

  • 担当している利用者についての状態収集および報告
  • カンファレンスへの参加

その他

  • シフト表作成
  • 書類整理
  • 会議資料作成、準備
  • 業務車両のメンテナンス

訪問介護の正社員のおすすめ職種4選

正社員として働く上でオススメな職種を記載していきます。

ヘルパー

一般的な従業員を指し、初任者研修を修了する事で勤務できます。

初任者研修修了ではなくともヘルパー2級を持っている状態であれば身体介護までの全般業務を行えます。

将来的には介護福祉士を取得していないと身体介護ができない(国はそうしたい)ので、先ずは介護福祉士を取得する事を目標にして業務を行う事をオススメします。

介護福祉士

29年度から法改正が行われたため、介護福祉士の資格取得方法が変更されました。

資格取得には3種類のルートが有るのですが、養成施設で取得すると試験無しで取得できたものがどのルートも試験を受ける必要があるよう変更されています。

加え、養成施設も福祉系高校ルートも授業時間が増えています。

また、現場に携わりながらの資格取得の場合に3年間の勤務(1095日以上かつ従事日数540日以上)に加え450時間の介護職員実務者研修を履修する事が試験資格を得る条件に追加され、資格取得が難しくなっています。

介護職員実務者研修は実務経験3年となっていなくてもできますので、介護福祉士を目指している人は早い段階でスタートする方が負担が減ります。

介護福祉士はヘルパーよりも勉強している内容と範囲が深くなるため、現場リーダー等の責任が重い業務を任される事が有ります。

しかしながら、介護福祉士を持っていてもヘルパーと変わらない業務を行う場合も少なくありません。

加え、仕事自体は変わらず資格自体が飾りとなってしまう職場も多く、介護福祉士としての業務経験を持てない場合も有ります。(介護福祉士しとして勤務した期間としてはカウントされています)

転職の際、介護福祉士として働く場合はどのようなスキルを求められているのかを確認し、自分が積んできた技術で問題ないかを見定めてください。

更に、お給料に資格手当が付くか付かないかの確認をしてください。

介護福祉士を持っていても資格手当が無い会社が沢山あるからです。

ガイドヘルパー

移動介護従業者の事で、通称はガイドヘルパーと言います。

障碍を持っている人が安全に外出する事ができるように手伝うお仕事になり、専門的な知識と技術が必要となります。

そのため、ガイドヘルパーは各都道府県知事の行う研修に参加し、修了した人しか業務が出来ません。

ガイドヘルパーを行っている会社に勤めた場合、ガイドヘルパーとしての業務に携わる場合は研修修了が必須になります。

ただ、研修の費用を会社が負担してくれるかは会社次第になり、自費での研修参加となる場合も有ります。

ガイドヘルパーの仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!

ケアマネジャー

家族や利用者との橋渡しをするお仕事になります。

資格を取得するには平成29年以降、該当する国家資格いずれか(介護福祉士など)を取得した上での実務経験5年が必要となり、その業務に従事した日数が900日以上ある事が試験を受けるための条件となっています。(医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士、管理栄養士、精神保健福祉士)

介護福祉士の資格取得後にケアマネージャーを取得する場合、介護福祉士取得後から5年の実務経験が必要になるので、介護福祉士取得までに3年、それから5年ですから最短計8年の勤務が必要になります。

ケアマネージャーはまだまだ欲しがっている企業が沢山ありますので条件をクリアしている場合、取得した方が良い資格です。

業務内容はどんな希望が有るのか、どんな問題点を抱えているのかを読み取り、ケアプランの作成や連絡、介護保険関係等の各種手続きを行います。

また、利用者の急変等が有った場合は今後のプランを変更したり、手続きを行ったりする必要があるため、直ぐに駆けつけなくてはいけません。

急変する時間はコントロールできませんから、勤務時間外での出勤も考えられます。

会社によって給料や条件の違いが大きいので、よく吟味・確認をして仕事先を選んでください。

ケアマネージャーを目指す方は、こちらの記事を参考に!

訪問介護の正社員のおすすめ求人の特徴とは?

訪問介護と言っても何パターンか有り、自分がどう働きたいかで変わってきます。

施設内の訪問介護と外部訪問を請け負っている会社なのか、外部訪問のみになっているのか、入浴介助の方法はどのようなものか、求人の内容をよく読み取り、吟味していく必要が有ります。

夜勤無し!

働きたいけれど夜勤は無理と言う人は夜勤を避けましょう。

施設内勤務が含まれている求人の場合は夜勤を含めた交代勤務になっている場合が有るため、どのような勤務形態になっているのかよく確認してください。

夜勤有り!

夜勤業務も出来るし、少しでも稼ぎたいと言う人は夜勤業務を含めた勤務形態になっている会社を選んでください。

施設内勤務が含まれている求人の場合に夜勤が含まれやすいです。

注意してほしいのが、給与の部分なんですが[深夜手当]が含まれている給与なのかと言う部分になります。

本来は深夜手当の部分を別に記載しなくてはいけないのですが、記載を省略されていたり含まれた状態で記載されている求人がありますので注意してください。

移動入浴車無し

訪問入浴のお仕事は移動入浴車を使用せずに入浴介助を行うパターンと移動入浴車の使用をして行うパターンがあります。

移動入浴車を使用したお仕事がある場合は重量があるために体への負担が大きくなりがちなため避けたい、腰痛や肩痛があるから避けたいと言う人は移動入浴車を使用したお仕事が無い所がオススメです。

募集の欄にはそう言った細かい記載が無い事が多いので、応募の前に確認してください。

訪問介護の正社員はこんな人に向いている!

訪問介護を正社員で勤めたいと言う場合、幾つかのタイプの人は向いています。

このようなタイプの人は自信を持ってアピールしてみてください。

体を動かす事が好きな人

介護の仕事は体が基本となる仕事です。

身体介護は軸を大切にしなくてはいけません。

体を動かす事が好きな人の場合軸を使う動きに慣れている場合が多く、体力を持っている人が少なくありません。

体力仕事である介護の仕事では、とても重宝されます。

世話好きな人

この仕事を選んでいると言う事は、少なくともどこかでお世話をする事が好きな人とも言えます。

それとは別に自覚している世話好きな人の場合、利用者から希望される仕事を行う事に苦痛を感じにくいと言うメリットがあります。

勿論、業務命令以外の仕事はやってはいけませんが、どう言った状況でなら業務内容に加える事が出来るのか、と言う努力を行う事に長ける人になれる可能性があります。

そのため、世話好きな人はとても向いています。

理不尽を直視しない人・少し変わっている性格の人

介護の仕事と言うのはどこかしら不自由を持っている人をお世話する業務です。

特に、自宅へ訪問する事になる訪問介護と言うお仕事の場合、自立した生活がまだ可能な人達をお世話する事になります。

そのため、自分の体の状態を受け入れている途中の人達とよく遭遇します。

その状態の人達は自分の状態を納得しきれていない、不満がとても大きい人が多いです。

そのため、理不尽を言ったり、不満や苦痛をぶつける先に困っている人が色々な言葉等をぶつけて来る場合が少なくありません。

また、その人そのものの性格が難有りな場合もあります。

そんな時に正面から受け止めてしまうと辛くなってしまいます。

ソレをナナメに受け流す事を得意としている人、ちょっとだけ変わった性格の人なんかは非常にこの仕事に向いています。

変な表現ではありますが、長年勤めてヘルパーを見てきた総務課の人は「ウチは勤務年数多い人が多いけど、(良い意味で)ちょっと変わった世話好きな人が多い。」と断言していました。

訪問介護の正社員でよくある募集内容とは?

訪問介護でよく有る募集は外部訪問の募集です。

2種免許取得者の場合は利用者を乗せるお仕事も可能になるので面接の時にアピールできます。

募集内容には各種手当の記載が含まれた金額での募集になる事が多いですが、手当の金額については施設による部分が多く、手当の詳細が不明な場合は資格手当が含まれているのか等、確認しておいた方が給料明細を見てガッカリしないで済むと思います。

加え、政府の決定に左右されやすい処遇改善手当は役職や政府による変更によって付かなくなる場合もあります。

時給相場

900円~。

少しずつお給料は改善されてはいるのですが、まだまだ時給がそんなに高くないのが現状であり、時給金額は経営規模による部分も大きいです。

お給料と仕事内容、体への負担を考えて自分が納得できる場所を選んでください。

固定給相場

15万~24万円。

中途の正社員の場合は最低どの程度のお給料が欲しいか聞かれ、それを考慮しての決定となる場合と求人に記載されているままになる場合があります。

当然ですが、最低勤務日数・時間が指定されており、それを越えて無ければ時給で計算されたり日割りになったりします。

夜勤が含まれた場合30万円を超える場合もありますが、訪問介護の相場はそこまで高い給料の所はなかなか無いと考えて良いと思います。

シフトの入れ具合

正社員の場合は交代勤務がデフォルトと考えて良いかと思います。

夜勤ありの募集も多いです。

一番遅い勤務の時間帯、週何日勤務か、フレックスを選ぶ事が出来るのか、年末年始等の長期休暇時期の勤務はどんな風になっているのか等、自分の要望と照らし合わせてください。

求められる人物像

介護士と言うのは命を預かっているお仕事なだけに、求められる部分はとても多いです。

理想としている部分や知られてない面が多くあり、その点もカバーできる人物を求められています。

冷静な判断が出来る人

命を預かっているだけに、いざとなった時は冷静でいなくてはなりません。

極端にパニック体質の人は不安を増長してしまったり、余計なトラブルを引き起こしてしまう事があるため避けた方が良いと思います。

逆を言えば、少し混乱し易い程度であれば慣れでカバーできます。

初心者の内は慣れない事だらけですからパニックを起こすのも当たり前です。

パニックにならないのが一番ですが、先ずは先輩や上司の指示に従えば大丈夫です。

人と接することが好きな人

訪問介護と言うのは利用者と会話し、何が不自由なのか、何に困っているのかと言う部分を引き出し共有する事も立派な仕事です。

寧ろ、介護士と会話する事が楽しみと言う利用者も居る位に人と接する事が好きと言う点は好まれます。

ただし、距離感を持てる事が前提です。

介護のお仕事と利用者が考える内容は乖離している事が非常に多く、利用者は慣れで無理難題を突き付けて来る事が増えます。

例えば訪問介護では窓拭きが不可、自分は一応出来るけど面倒だから家族の分も食事作って、これらは利用者はやってほしい、もしくはやってくれて当然、と考える人が少なくないです。

また、介護士=お手伝いさんと思っている人が多いです。

この部分は法律を遵守するために断らなくてはいけないですし、利用者が出来る部分に関して介護士がやってしまうと身体機能等の衰えの原因になるためやってはいけません。

そんな時『前の事業所さんではやってくれた』と言われる事も多々あり、この部分は心苦しくなりますがハッキリ理由を説明して断る勇気が必要になります。

そう言う点含め、接する事が好きと言う人は向いています。

体力に自信が有る人

身体介護を含むので体力や体の使い方は重要です。

介護の場合、力で無理やり動かすよりも、密着して小さい力を使う等した方が体に負担がかかりません。

そう言った筋肉の使い方を得意とした人の方が腰を痛め難いです。

それとは別に重い荷物を運んだりする事が得意な力持ちな人、体力のペース配分が得意な人は肉体労働であるこの仕事に向いています。

必要なスキルや資格、経験

初任者研修修了。

修了していない場合は身体介護に携われず、掃除や調理のみの仕事になるため、即戦力を急募している会社では歓迎されません。

ただし、多少でもゆとりがある場合や会社自体で研修支援を行っている場合は受け入れを行っている場合があります。

訪問介護の正社員になるために他にも知っておきたいこと

朝が早かったり夜が遅くなる場合がある

訪問介護と言うだけに、生活のお世話をする事になります。

私達が朝食・晩御飯を食べるように、ゴミ出しをするように、お風呂に入るように、寝支度をするように、利用者も同じく生活のサイクルを刻んでいます。

それを限られた人員と時間で行っています。

また、訪問していない時間でも洗濯等を行ったりする場合もあります。

業務開始・終了時間は会社によりますが、早朝や遅番勤務はパートやアルバイトよりも正社員が行う事が多いです。

ガイドヘルパー等難易度や責任の重い業務を担当する事が多い

長年訪問介護を行っているパートさん等は例外となりやすいですが、ガイドヘルパーや外出支援等、長時間の付き添いが必要な業務等は途中で代わる事が困難・業務終了時間が明確にする事が難しいために正社員が行う事が多いです。

まとめ

訪問介護は利用者との関わりだけではなく、家族とも頻繁に顔を合わせる事も考えられます。

そのため、希望・要望をダイレクトに言われる事も多いため、しんどい想いをする事も多々あります。

しかし、施設勤務を行っている状態よりも何を求めているのか解り易い面もあり、デメリットだけを持っている職種ではありません。

自分の家でリラックスしている利用者が話してくれる内容は希望・要望だけではなく思い出や知識、技術等、利用者の人となりを垣間見れる内容です。

知らなかった事柄、知識・技術等は自分を大きく成長させてくれます。

是非、一度挑戦していただきたい職種です。


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