カウンセラーの将来性とは?私が考えるこの仕事をずっとやっていたいと思う5個の理由
カウンセラーの求人をお探しの方へ。カウンセラーといっても様々な働き方があるのはご存知でしょうか。
カウンセラーのお仕事に就きたいけどどんな種類の求人があるのか、おすすめ求人はあるのか、給与はどれくらいなのか色々気になりますよね?
またどんな人物像がカウンセラーに求められるのかなど、カウンセラーを目指している方が興味を持つ情報についてまとめてみました!
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目次
閉じるカウンセラーのおおまかな仕事内容
カウンセラーの仕事のメインはヒアリングです。
まず大前提としてクライアントの話を傾聴し、クライアントの悩みを理解します。
その上でアドバイスをしたり、ただ共感をしたり、必要な情報があれば提供したりと、クライアントが求めている事を察知し、臨機応変に対応します。
クライアントによってはアドバイスがいらなかったり、逆に傾聴だけだと物足りなかったりと、カウンセラーに求めているものは様々です。
その切り分けがうまくできないとクライアントは不満を抱え、せっかくのカウンセリングが下手をすると逆効果になってしまうため、カウンセラーには相手を観察し即座に判断する洞察力と判断力が求められます。
カウンセラー求人にはどんな種類があるの?
カウンセラーの業務には大きく分けて四つの形態があります。
一つは病院と福祉施設、二つ目は学校、三つ目は企業、そして四つ目は自営業です。
ここからはそれぞれの形態について詳しく説明していきます。
カウンセラーの募集でよくある施設や事業形態のパターン
病院
病院勤務の場合、主には臨床心理やケースワーカーといった福祉に関わりの強い求人が多くあります。
この場合、相手はクライアントではなく患者さんとなるため、主には主治医と連携して患者さんの悩みを聞き、何が患者さんを追い込んだのか、患者さんの何が足りなくて問題が発生したのかなどの原因を突き止めます。
そして、それに合わせた治療プログラムを主治医と構成し、定期的にカウンセリングを行っていきます。
福祉施設
ケースワーカーとしてカウンセリング業務に携わる場合は、主に障がい者や病気による障がい年金及び生活保護受給者の生活スタイルについて相談に乗ります。
どういった形式で住まいを確保するか、どういった福祉サービスや福祉施設があるのかの紹介など、障がいや病気により働けない人の為のライフプランを患者さんと一緒に考えていきます。
学校
学校での求人の場合、小学校や中学校での勤務が多く見受けられます。
理由としては、発達障がいによりクラスに馴染めないもしくはいじめられるといった問題。
障がいがなくても、家庭事情で様々な悩みを抱えていたり、教師から見えないところでいじめにあっていたりと、まだ心が発達途中だからこそ起こりうる人間関係の問題についてカウンセリングします。
業務形態としては非正規雇用として臨時で仕事をすることが多いため、その勤務時間や収入にはかなり差があります。
企業
企業から雇われるパターンとしては、相談窓口としてそれぞれの部署からは切り離された部署として別に設けられる事が多くあります。
それぞれの部署に属してしまうと上司からの影響を受けてしまうため、社員が素直に悩みを相談できなくなってしまう事が主な理由です。
パワハラやセクハラ、家庭事情により仕事に影響が出るなど、会社で働く上で生じる、同僚や上司には話せない悩みについてカウンセリングし、問題解決に向けて相談者と一緒に考えていきます。
自営業
上記以外のカウンセリングとしては、自営業としてそれぞれのスタイルでカウンセリングをするスタイルがあります。
リラクゼーションとカウンセリングを融合させたり、音楽やアロマをカウンセリングに取り入れたりなど、心理的な要素以外でストレスを軽減させる方法を付加価値としてつけるカウンセラーもいます。
どういう事業形態や職種が良いか決まっていますか?
カウンセラーの業務はそれぞれのスキルによって仕事の受注量に大きな差が生まれるので、収入を安定させたい場合は企業や学校のカウンセラー業務、自分を信じてチャレンジしてみたいのであれば、自営業で自分のスタイルでカウンセリング業務を営むのが良いでしょう。
というのも、人それぞれ悩みの種類も違えば求めるものも違います。
また、カウンセリング業務はカウンセラーの人間性がそのまま評価に繋がる為、自分に合ったスタイルで仕事をするのが望ましいのです。
その為、カウンセラーには自営業でカウンセリング業務を行う方が多くいます。
特に売りとする個性がなく、人の話を聞く仕事がしたいという理由でカウンセラーを目指しているのであれば、企業や病院のカウンセリングが向いているでしょう。
というのも、病院や企業でのカウンセリングの多くは業務の90%がヒアリングです。
ほとんどの相談者がただ悩みを聞いてもらって、少し感想をもらいたいケースのため、アドバイスはほとんど必要ありません。
特に病院に関しては、主治医を差し置いてアドバイスをすることは禁止されているため、ほとんどがヒアリング業務となります。
自分の個性を活かして悩み解決の手助けをしたいのか、人の話を聞いて寄り添う仕事がしたいのか、自分の長所短所をしっかり理解して仕事のスタイルを選ぶことをおススメします。
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カウンセラー求人でよくある募集内容とは?
先ほどカウンセラーの業務形態について説明しましたが、求人として多くあるのはどの形態なのでしょうか。
実際に求人情報を見ると一目瞭然ですが、8割が病院もしくは福祉施設のカウンセラー業務となっています。
というのも、企業カウンセラーに関しては結局のところ、それぞれの部署の上司もしくは先輩が悩み相談に乗る事が多く、仮に会社で相談窓口があったとしても、会社と繋がっている相談窓口を利用する人はほとんどいません。
そもそも会社には知られたくない悩みですし、会社を信じていないからこそ外部の誰かに相談するのです。
そして、悩みを誰にも話せない場合、ストレスで体を壊す、もしくは病気になって働けなくなり、結果病院へ助けを求める流れが多いため、カウンセラーの需要が高いのは病院もしくは福祉施設となります。
その為必然的にそういった施設からの求人が多くなる傾向にあるのです。
給与相場
カウンセラーの収入はその業務形態によってかなりの差があります。
下記がその相場となります。
病院の給与相場
約18~25万
病院によって多少差はありますが、基本的にはあまり差はありません。
裕福といえるほどの収入は得られませんが、一般的な生活に不自由しない程度の収入は得られる事が多いです。
福祉施設の給与相場
16万~20万
福祉施設の利用者は主に障がい年金もしくは生活保護者が多いため、そのほとんどが市からの助成金を受けて相談者からは、相談料をもらわない形態をとっています。
そのため収入としてはかなり低いものとなっていることが多いです。
学校の給与相場
15万~30万
学校は非正規雇用であることが多いため、その収入はその月の相談者の量によって大きく変わります。
そのため、給与には人によってかなり開きがあります。
企業の給与相場
20~25万
企業によってかなり開きがありますが、そもそもがカウンセリングの仕事はそれなりにコミュニケーション力のある人材ででないと務まらない為、収入は一般的なサラリーマンほどはもらえることが多いです。
中には管理職を兼任する人もいる為、その場合は多少給与も上乗せされます。
自営の給与相場
15万~60万
相談者の量によって大きく開きがあるという点では自営業も同じですが、自営業でカウンセラーをしている人の多くは講習会などを開いたり、付加価値として別の職種と併用しているケースも多いため、給与の相場としては、15万~60万くらいとその収入にはかなり差が出ます。
カウンセラーの年収については、こちらの記事も参考に!
勤務時間や休日、残業
勤務時間についてはそれぞれの職種によってかなり違いがあります。
病院もしくは福祉施設となると、そのほとんどが土日祝日休みの9時~18時勤務などが多いですが、企業となるとその会社によって夜遅くまで相談窓口を設けているところもあります。
また、学校となるとそのほとんどが放課後以降の業務となるため、16~19時といった限定的な勤務時間となる事も少なくありません。
自営業となるとサービス業となるため、その営業時間はオーナー次第となります。
福利厚生
カウンセラーの福利厚生は充実していることがほとんどです。
というのも、カウンセラーを雇う病院や福祉施設となると、その福利厚生は言うまでもありませんし、企業カウンセラーとなっても、そもそも経済的に余裕のある企業しか相談窓口を設けない為、福利厚生は病院や福祉より充実している事も少なくありません。
ただし、学校に関してはそもそもが非常勤が多い為、福利厚生は期待できないでしょう。
勤務場所
病院や学校に関してはみなさん大体想像がつくかと思いますが、企業カウンセラーや自営業に関しては想像がつくでしょうか?
企業カウンセラーとしての職場は会社によって様々ですが、主には周りに人がいない個室をカウンセリングルームとして割り当てられ、そこで1対1でカウンセリングを行います。
企業によっては、それぞれの現場の業務の傍ら、カウンセリング業務を兼任するケースもありますが、多くのパターンはカウンセリング専属業務となります。
自営業となると勤務場所はさらに様々になります。
自宅の一室をカウンセリングルームとする人もいれば、カフェでカウンセリングをする人もいます。
また、講習会を開いている人であれば、どこかのレンタルルームを借りたり、お店がある人であればお店を貸し切って講習会をする人もいます。
求められる人物像
人の話を聞ける人
カウンセラーとして求められる人間性は、大前提として人の話を聞ける人です。
一見簡単そうなものですが、人によっては途中で相手の話を遮って自分の話をしてしまったり、聞いたとしても理解できずに的外れなことを言ってしまう人もいます。
その為、まず大前提として、自分の意見は後回しで最後まで相手の話を聞くこと、相手の立場になって考えられること、一般常識があり話についていけることの3つの要素が最低限必要となります。
人生経験の豊富な人
また、悩み相談の多くは誰にも話せないような深刻なものが多いため、それぞれに特化した人生経験が求められることもあります。
例えば、離婚相談であれば離婚経験のある人、キャリアアップの相談であれば社会人として昇格した経験のある人、病気の相談であれば病気を経験した人など、それぞれの悩みに合った経験をしたことのあるカウンセラーだと、それは誰にも負けない強みとなりますし、相談者側としても経験者の言葉の方がより説得力もあり、経験談として是非とも聞きたい情報の一つとなります。
相手の立場に立てる人
病院や学校での業務となると、同じ目線になって話を聞ける人柄が求められます。
特にスクールカウンセラーともなると相手は子供のため、大人目線で話してしまうとその言葉は相手に届きません。
同じ目線になって傾聴し共感した上で、上から目線にならないことを心掛けながら話をする姿勢が求められます。
相手の信頼を裏切らない人
カウンセラーは人の心を扱う非常にデリケートな仕事です。
そして、クライアントは自分を信じて誰にも相談できない悩みを話してくれるので、決してその信用を裏切ってはなりません。
守秘義務とは関係なしに、一人の人間として信頼を裏切らない。
そんな責任感を当たり前に心掛けられる人でないとカウンセラーは務まりませんし、それができない人はカウンセラーになるべきではありません。
周囲から頼られる人
人の役に立ちたい、目の前で苦しんでる人を助けたい、そう思うのであれば、まずは自分がその人達の痛みを理解できる人間にならなければなりません。
そして、自分の善意を押し付けるのではなく、自然と頼られる人間になってこそカウンセラーは務まります。
必要なスキルや資格、経験
病院や福祉施設での勤務となると、臨床心理士や社会福祉士などの資格が求人の必須条件として求められます。
一方で企業や学校となると資格は必須条件ではなく、むしろ経歴として履歴書を重視されることが多いでしょう。
経験者であればあるほど現場の大変さを知っているため、そういったカウンセラーは重宝されます。
カウンセラーのおすすめ求人のポイント
カウンセラー求人の情報を見る上で把握しておきたいことがいくつかあります。
その代表例をいくつか挙げるので参考にしてください。
カウンセリング内容を確認
カウンセラーと一言でいっても、その内容はカウンセラーではなく、ただの受付やコールセンターという事もあります。
自分がどんなカウンセラーを目指したいのか、それが明確になっているのであれば、カウンセリング内容はしっかり確認しておくと良いでしょう。
雑務が多い職場は避ける
求人情報を見て、カウンセリング業務以外の業務が多い場合は、事実上カウンセラー業務は2割程度しかないものと考えていいでしょう。
カウンセラーとして働きたかったのに、それ以外の業務が多すぎたら何のためにその職場を選んだのかわからなくなってしまいます。
中でも特に注意すべきは企業カウンセラーです。
雑務がいくつも書いてある企業は、事実上カウンセラーとしては働かない覚悟でいた方がよいでしょう。
給与は最低でも20万以上を目指す
カウンセラー業務をしてみるとわかりますが、その責任は決して軽いものではないです。
クライアントは皆人生を左右する深刻な悩みを抱えて来るため、日々責任の重い案件に関わります。
そのため、給与はそれなりに高いところでないと自分のメンタルが持ちません。
人の話を聞く為には、まず自分の充実が必須条件です。
カウンセラー求人についてよくある疑問
カウンセラー業務をしていると、よく聞かれる質問がいくつかあります。
ここからは、カウンセラーを目指すのであれば皆さんが気になる、よくある質問について解説していきます。
カウンセラーは「メンタルの強い人」でないと務まらない?
メンタルの強さよりも、受け流す術が重要になります。
カウンセリングに来るクライアント、特に病院などの患者さんの中には、コミュニケーションに問題がありそれが原因で病んでしまう方も多くいます。
つまり、患者本人に原因があるため、カウンセリングで出てくる悩みの中にはとても共感できない内容も沢山あります。
そんな理不尽な悩み相談に乗っていると、「自分はなんでこんな人の味方をしないとならないのだろう?」「この人が悪いのに周りのせいにして、聞いていて腹立たしい」そう思う事はよくあります。
そんな時は、クライアントと自分の関係性を割り切る取捨選択がうまくできないと、ストレスが溜まってしまいます。
「この人、自分が悪いのになにもわかってないんだなー。ここは相槌をうって適当に合わせておこう」「なんか怒ってるけどこの人が理不尽なだけなんだよなー。不本意だけど謝っておこう」など、状況に合わせて自分を守る割り切りは必要です。
それがうまくできないと自分自身もクライアントに飲み込まれてしまって、一緒に病んでしまいます。
その為、メンタルを強くするのではなく、受け流す術を身につける方が大切でしょう。
クライアントに感情移入し過ぎない、適度な距離感が大切です。
心理学を勉強しないとカウンセラーは務まらない?
確かに、歴代の心理学者が築いてきた心理学を学ぶことは大切です。
しかし、それはあくまで参考程度に留めておく必要があります。
人の心は十人十色。
100%正しい答えなんてありません。
何より必要なのは、相手の感情や思考を読み取る洞察力と、固定観念を捨てて柔軟に相手の状況を理解し発言する臨機応変力です。
それらを培う為には、ただひたすら色んな人と接して経験を積むしかありません。
ドラマやドキュメンタリーを見て知識を蓄えるのもいいですが、実際に色んな人と話して実戦経験を積むことがなによりの近道です。
経験がない悩み相談が来た時にはどのように対応したらいい?
自分が経験した話であればイメージもしやすいですし、何より経験から即座に答えを返答できます。
しかし、沢山のクライアントと向き合っていれば、時には自分が全く経験したことのない悩み相談を受ける事も少なくありません。
その時に心掛けておかなければいけないことは、絶対に知ったかぶりをしないことです。
知らないことは素直に知らないこととして受け入れ、見聞きしたものを吸収するように聞き入りましょう。
そうすれば自分が未経験だったとしても相手は「話を聞いてくれている。知ろうとしてくれている」と感じ、いろんな話を進んでしてくれます。
自分が知らない話こそ、聞く姿勢を大切にしてください。
カウンセラーの仕事がおすすめな理由
自分も成長できる
カウンセラーをしていると、自分が経験したことのない話を深くまで聞くことができます。
実体験ではないものの、その世界を深く知ることができるのはなかなかに貴重なことです。
そのためカウンセラーを続けていると自然に、社会の裏側や人の心理等をまるで自分が経験したかのように深く知ることができます。
そして、色んな悩みを聞けば聞くほど、その知識は次のカウンセリングに大いに役立ちます。
そのため、カウンセリングの仕事は自分を成長させるためにも非常に効率的な仕事といえるでしょう。
優しい人になれる
人の深層心理に沢山触れることによって、色んな人の気持ちがわかるようになるので、自然と人の痛みのわかる優しい人間になれます。
相手のことを考えられない人、人の痛みのわからない人ほど嫌われる人柄はありません。
カウンセラーの仕事は、優しい人柄を目指したい人にとっても理想的な仕事と言えます。
実生活が充実していく
カウンセラーの仕事を続けて一年もすると感じることなのですが、自分の身の周りの人間関係が充実していくことがよくあります。
表面上でなく深くまで仲良くなれる友達が何人もできたり、お互いに信頼し合えるパートナーができたり、ずっとケンカばかりしていたような家族の問題がいつの間にか解決していたり…。
これは、気付かない間に自分自身のコミュニケーション力が上がっているためなのですが、カウンセラーのスキルはそのまま自分の生活にも活かす事ができるということですね。
カウンセラーのやりがいはコレ!
カウンセラーの仕事をしていてやりがいを感じるのは、何よりもクライアントが幸せになれる道を歩めるようになる瞬間です。
そもそもカウンセリングに来る方は何かしらの悩みを抱え、それがあることによって幸せを感じられない状況にあります。
そんなクライアントの悩み相談に乗り、一緒に解決の道を考え、最終的にクライアントが幸せになれるところまで導けた時、そしてその時にクライアントから「ありがとう!あなたに相談してよかった!」と言ってもらえた時、この上ないやりがいを感じられます。
カウンセラーが請け負う仕事のほとんどは、クライアントの人生に深く関わる責任の重い仕事です。
その分上手くいかないと自責の念も大きくなりますし、最悪の場合、自分が精神的に病んでしまうこともあります。
ですが、責任が重い仕事というのは、達成した時にそれだけやりがいを感じられるもの。
カウンセラーの仕事ほどクライアントの人生に深く関わることのできる仕事はなかなかないと思います。
まとめ
今回はカウンセラーの求人について書いてみましたが、いかがでしたか?
ストレス社会の現代では誰にも悩みを話せずに一人で抱え込んでいる人は沢山います。
そんな人達が最悪な選択を選んでしまう前に手を差し伸べられる、または自然と頼りたくなるようなカウンセラーが増えればいいなと祈っています。
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