2021年3月27日

介護ヘルパーは求人数も多くよく目にすると思いますが、募集内容だけでは分からなこともあると思います。

身のまわりのサポートをしてくれる介護ヘルパーの支援で自宅での生活が成り立っている高齢者が多く、少子高齢化社会の現代では社会的にとても重要な職業です。

今回はそんなやりがいが充分ある介護ヘルパーの募集や業務の詳しい内容、よくある疑問を以下に解説致します。

介護ヘルパーへの転職や就職をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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介護ヘルパーのおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

在宅で暮らす要支援者や要介護者の自宅を訪問し、家事や身のまわりの介助を行います。

サービス内容は多岐にわたりますが、ケアマネージャーの立てた計画(ケアプラン)にある支援しか行えません。

介護ヘルパーは介護保険でどういう役割を求められる?

介護ヘルパーの仕事は原則自宅内で行われます。

行えるサービスは「これをしてもらわないと生活が成り立たない」「できないことを支援する」というものに限られます。

比較的元気な利用者でも、買い物だけは行けない、調理ができない、掃除ができないという方が非常に多く、その困っている部分をピンポイントで支援する介護ヘルパーは在宅介護を支える重要な職種となっています。

介護ヘルパーがいるから在宅生活が継続できる方も多く、在宅介護を支援する介護保険の中でもなくてはならない存在です。

介護ヘルパーにはどんな種類があるの?

介護ヘルパーは、介護保険のヘルパーのほか障害サービスのヘルパーもあります。

どちらも申請している事業所も多くありますので、事業所によっては介護保険と障害どちらの仕事も割り振られることがあります。

介護ヘルパーの募集でよくある施設や事業形態のパターン

大手の事業所

法人や企業内で沢山の介護事業所を抱える大手の事業所です。

介護保険のノウハウをしっかり持っていて、福利厚生がしっかりしている事業所が多いです。

法人内異動が頻繁な所の場合、様々な職種を経験することができます。

単独の事業所

一つの訪問介護事業所だけを経営しており、他に関連施設のない事業所です。

他とのしがらみがないので、比較的自由に仕事をすることができますし、アットホームな雰囲気で仕事をしている所が多いです。

また上長との距離が近い分自分の努力や成果がはっきりと目に見えることが多いので、やりがいがあります。

施設に併設する事業所

介護ヘルパーの中でも人気がある事業所なのであまり募集が出ないですが、サービス付き高齢者住宅や住宅型有料老人ホームに併設する訪問介護事業所もあります。

同じ建物の中で利用者の居室を訪問しますので、移動が楽で効率的に仕事ができます。

早出や遅出、夜勤や当直がある事業所もあります。

介護ヘルパーの募集でよくある職種

登録ヘルパー

生活援助、身体介護の区別で時給が分かれ、稼動したサービス分だけ給与を貰う介護ヘルパー独特の働き方です。

ほとんどの事業所で随時募集しており、求人が出ていなくても事業所に「登録ヘルパー募集」と貼っている所が沢山あります。

常勤ヘルパー

週40時間を基本として働く正職員のヘルパーです。

サービス提供責任者

ヘルパーや利用者を全て把握し、訪問介護を支える責任者の職種です。

事務仕事やケアマネージャー、役所とのやり取り、ヘルパーの教育やサービス調整など沢山の仕事内容があります。

介護福祉士もしくは実務者研修修了以上が必須となっています。

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介護ヘルパーでよくある募集内容とは?

では介護ヘルパーの募集内容を一つずつ詳しく見ていきましょう。

給与相場

登録ヘルパーの場合、基本的な給与は時給で表されています。

生活援助の場合は時給1,400円前後、身体介護で時給1,600円前後が相場です。

常勤ヘルパーの場合は月給で16万円~20万円程度、サービス提供責任者は月給18万円~23万円程度の募集が多いようです。

賞与の有無によって月給の幅があるようです。

勤務時間や休日、残業

登録ヘルパーは勤務時間、休日は希望を聞いてもらうことができます。

サービスが長引いてもそれがきちんと介護保険で請求できるものであれば残業分の時給も保障されます。

常勤ヘルパーやサービス提供責任者は基本的には年中無休の事業所が多いので、休みは交代制になります。

朝早いサービスや夜遅いサービスでも行かなくてはならないこともあります。

その分は残業扱いとなり残業代が付くのか、或いは早出や遅出の変則勤務で対応するのかは事業所によって異なります。

福利厚生

賞与や手当を含めた福利厚生に関しては、事業所によってかなり違いがあります。

募集内容で分からない点があれば、面接や問い合わせの場合にしっかりと訊いておきましょう。

勤務場所

登録ヘルパーは直行直帰で利用者宅での勤務となります。

常勤ヘルパーやサービス提供責任者は事業所での事務仕事もありますので、事業所に出勤し、そこから利用者宅にサービスに行きます。

求められる人物像

では、事業所が求める人物像とはどのような方なのでしょうか。

移動方法がいくつかある人

地域にもよりますが、介護ヘルパーの移動方法で一番好まれるのが原付バイクに乗れるヘルパーです。

小回りが利き効率的に仕事がこなせますし、買い物代行等のサービスの場合も時間に余裕ができます。

自転車での移動のヘルパーも多いですが、何も乗り物に乗れない方ですと介護ヘルパーの仕事は少し難しい面があります。

いつでも働くことができる人

朝早い起床介助もあれば、夜の就寝介助のサービスもあります。

身体介護の必要な方は一年中サービスが必要な場合が多く、この曜日のこの時間しか働けませんという介護ヘルパーよりは、いつでも仕事に入れますという方を求めています。

家事が得意な人

生活援助の需要が多い仕事なので、掃除や調理が得意なヘルパーには仕事が沢山あります。

必要なスキルや資格、経験

初任者研修修了もしくはヘルパー2級以上が必須となります。

サービス提供責任者の場合は、介護福祉士か実務者研修の修了が必要です。

介護ヘルパーの雇用形態による違い

常勤ヘルパーやサービス提供責任者のような正職員と登録ヘルパーに分かれますが、安定感はもちろん前者の方があります。

登録ヘルパーの場合は、利用者が減ったりサービスがキャンセルになれば仕事がなくなってしまいます。

利用者に対するサービス内容は、どの雇用形態であっても変わりません。

介護ヘルパーについてよくある疑問

介護ヘルパーの仕事に関する疑問をいくつかまとめてお答えします。

未経験でも応募できる?

サービス提供責任者の場合はヘルパー経験が必要な募集もありますが、基本的にはどの職種も未経験での応募が可能です。

とにかく人手不足の仕事なので、経験の有無にこだわっていられないというのが現状です。

資格は必要?

初任者研修修了もしくはヘルパー2級以上は必須です。

サービス提供責任者の場合は介護福祉士取得か実務者研修を修了していなくてはいけません。

この辺りが人手不足の要因にもなっているようです。

合わない利用者ならどうしたらいいの?

人間同士のサービスなので、相性は必ずあります。

我慢できないレベルであれば利用者にとっても良くないので、担当交代を願い出ましょう。

交代しても継続が難しいようであれば、ケアマネージャーに相談して事業所ごと変更してもらうこともできます。

働く時間は選べる?

登録ヘルパーであれば大丈夫です。

平日だけ、土日だけの他、ピンポイントで時間帯を希望することもできます。

正職員の場合は希望はなかなか通りにくい場合が多いです。

まとめ

以上簡単ではありますが、介護ヘルパーについてまとめさせていただきました。

敬遠されることの多い介護ヘルパーの仕事ですが、何十年と継続している方も多い、とてもやりがいのある仕事です。

楽しい面も沢山あります。

ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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