今回は、グループホームの転職を成功させるためにやるべき3個のことと、その場合の上手な転職方法を解説していきます。

少しでも興味のある方は、ぜひご覧いただければ幸いです。

グループホームへの転職や、グループホームからの転職は多い?

他の介護の施設と異なり、特にグループホームは介護系の資格を取得していない、無資格の状態でも応募が可能な施設が多く、そのため入社にかかる敷居が低いこともあり、介護に興味がある人が最初にくぐる門のようなイメージがあります。

もちろん資格が必須の場所もありますし、長期的に働くベテランの人や、施設長といった管理職になる人もいますので全てがそうとは限りません。

グループホームで勤務している職員は、10代の若者~60代以上の年配の方と年齢の幅はとても広く、転職前は介護と全く関係のないような異業種からの転職をした人も多くいます。

逆にグループホームに勤務している他の業種や他の形態の介護施設に転職をする人も多くいます。

グループホームへの転職を成功させるためにやるべき3個のこと

多くの求人票に目を通し、しっかりと見比べる

グループホームをはじめとした介護施設では、慢性的な人手不足の状況が続いています。

そのため求人が長期的に掲載されている場所も少なくありません。

面接でもよほどの問題点が挙がらない限りは内定が決まるため、「どこでもいいや」という軽い気持ちで仕事探しをおろそかにしてしまい失敗する人もいます。

人間関係に関しては入社してみないと分からない点ではありますが、勤務時間やシフトの形態、給料の相場は求人票を見る事で把握できる項目ですので、複数のグループホームの求人と比較して、より自分に合った場所を見つける事が転職を成功させる秘訣です。

資格が必要であれば、取得しておく

求人の中には、無資格・未経験でも可能なグループホームの求人がありますが、介護系の資格を持っている事が条件のグループホームもあります。

資格を条件としている施設は、無資格・未経験の求人と比較して、給料の相場がいい傾向にあります。

未経験で取得できる介護の資格の代表として、介護職員初任者研修がありますが、今後、介護の仕事をする事を考えているのであれば取得しておいて損はないでしょう。

給料に資格手当がプラスされますし、損はありません。

介護福祉士という資格もありますが、こちらは介護の実務経験が3年以上と実務者研修が資格となる国家資格ですので、これから介護を始める人はこれから取りたいな。

と目標として掲げる程度でいいでしょう。

近隣の地理を把握しておく

グループホームは地域密着型であるのが特徴なので、時として入居している高齢者と一緒に外出する事もあると思います。

そうなると、施設の近くにあるお店や病院などの情報を頭の中に入れておくと、就職後に頼りになる職員として活躍する場面が多くなります。

特に、車イスの高齢者と行く事を前提にし、お店や病院にスロープの有無や扉の開く幅などバリアフリーな設備に関してのリサーチしておくといいでしょう。

グループホームへの転職で注意したほうが良い5個のこと

入居している高齢者がどの程度か把握しておきたい

グループホームに勤務すると、その施設の高齢者と関わる事になります。

いざ現場を目にし「思っていたのと違う」といったギャップを感じないためには、あらかじめ会社見学をしておく事が大切です。

会社見学でフロアの中も見せてくれるので、そこにいる高齢者に対する介護の度合いをおおまかに把握できるようになり、入社後にギャップを感じるというトラブルを避ける事ができます。

ブラック企業が多い

人手不足からなくブラックな要素をもったグループホームも多くあります。

グループホームで特に多いのが介護業務や事務業務が終わらない事で発生するサービス残業。

会社によってはきっちり残業代が発生しますが、ほとんどが残業代が請求できずに泣き寝入りする事になります。

とはいえ朝から夜までずっと帰れない状況になる事はよほどの緊急時でない限りはありませんので、多少の残業は気にならない方には問題ないレベルです。

長期的に掲載され続けている求人は控える

介護施設での人手不足の問題は深刻で、常に求人を掲載している会社も少なくありません。

常に求人が掲載されている施設というのは特に「定着率が低く、すぐに辞める人」「どこかで悪いクチコミがあり、応募しない人」と言うような理由の裏付けがされています。

長期的に掲載されているかどうかは、継続的に求人誌をチェックしていないと分からない事ですので、しっかり見極めたい方は転職を決めた日から求人誌に目を通しておくといいでしょう。

オープニングスタッフ募集の新規の介護施設を選ぶ

最近では、地域のいたるところに介護施設が設立されています。

そのため、新規オープンの施設の募集も見かける事でしょう。

オープニングスタッフで就職する利点として「人間関係」にあります。

既に出来ている施設では、派閥があったりお局様といった立ち位置の方は存在せず、全員が同じ初期メンバーの仲間であるため、一緒の協力する事で良好な人間関係を築きやすい為、転職に不安を抱えている人はオープニングスタッフの求人に積極的に応募してみましょう。

しかし、利点ばかりではなく、入居者を集める為の営業活動としてチラシを配ったりといった業務や、ゼロからマニュアルを作らなければならないといった細かな業務があるので、オープニングスタッフとして働くのであればある程度「小回りが利く」人材である必要があります。

転勤の可能性

就職先の中には、様々な場所に同じ系列でグループホームを設立している所があります。

その場合、人員不足により、他のグループホームに数日だけ勤務する事もありますし、転勤の可能性もあります。

様々なグループホームに行く事で、また変わった高齢者と関われるというメリットはありますが、現場によって異なる業務を覚えなければいけないという煩わしさもあります。

数日だけ応援に行くのであればともかく、転勤となると自分の人生を左右する出来事になる可能性がありますので、転勤は避けたいのであれば求人票に転勤の有無を確認するか、見学や面接の際に転勤の有無を尋ねるのが無難です。

転職するに当たって必要な心構え3選

とことん介護をすると覚悟をしておく

グループホームには、軽度な人から重度な人と幅広い介護度の入居者に対して介護業務を行います。

日常の中で、入浴介助や食事介助、排泄の介助、起床時・就寝時の介助など、入居者の毎日の日常に介護士は常にサポートする立場にあります。

体力のいる仕事も、神経を使う仕事も、誰もが嫌がるような汚れた仕事も、グループホームで働くのであれば覚悟しておく必要があります。

入居者の最期を看取る可能性があると覚悟しておく

誰しも同じように寿命があり、高齢者は特に寿命に最も近い位置にいます。

特に認知症を患っている高齢者の特徴として、意欲を失いやすく身体の機能低下が早く、寝たきりの状態になりやすいです。

グループホームでは、寿命を迎えるまで入居する人がほとんどですので、看取りにおける介護を行う事も頭に入れておきましょう。

また、入居者に最期に心残りがないように、普段から寄り添い、思い出になるような関わりをするように心がけましょう。

入居者・職員との人間関係

仕事上、最も関わる事になるのが、入居している高齢者と現場で働く職員になります。

高齢者の中には、理不尽な事を言う人がいたり認知症を患っているために、理解ができない行動を取ります。

職員の中にも、プライドが高く細かいところまで指摘する職員や、逆に仕事の効率が悪い職員もいます。

施設によってどのような人物が在籍しているかは異なりますが、人間関係によるストレスを抱える介護職員は多いです。

あらかじめ、会社見学でリサーチするしか方法はなく、ほとんど運の要素があります。

仕事上のストレスをケアできる、自分なりのリフレッシュ法を見つけておくといいでしょう。

グループホームから別の仕事へと転職を成功させるためにやるべき3個のこと

資格を取る

介護業界を続ける上での転職であれば、資格を取る事はオススメです。

理由としては、よりよい待遇の介護施設の選択肢が広がる事と、資格を取ると、それが転職においてアピールポイントになります。

可能であれば、グループホームに勤務している間から資格取得を目指すといいでしょう。

会社によっては、介護職員初任者研修の資格の費用を補助してくれる制度を設けてありますので確認してみる事をおすすめします。

もし、介護経験が3年を超えたのであれば、国家資格である介護福祉士の資格を目指して勉強してみましょう。

こちらの資格は合格率が70%とそれなりに高いですが、しっかり勉強しないと落ちます。

介護現場と両立しての学習は予想以上にハードですが、努力する価値はあります。

他の職員の意見を聞く

転職をする事を同じ現場の職員に話すと、噂になったり、引き留められるかもしれませんので、自分にとって信頼できる相手のみにできる方法になります。

特に介護業界は、他の業界から転職している人がとても多いです。

美容師をやっていた人、大型ドライバーの人、事務職の人と、聞けば聞くほど多種多様です。

そういった職員に、次の転職先について相談する事で、自分一人では考えもつかないような意外な業種を勧められるかもしれません。

もちろん紹介された業種が適職かどうかは就職してみないと分かりませんが、参考意見として充分価値はあるでしょう。

現場で見つけた得意な事を思い返す

グループホームでは介護業務だけでなく、調理を行ったり、事務業務や送迎による運転業務など、様々な業務をする事になります。

もし、グループホームで行ってきた業務の中で、やりがいを感じたり、楽しみを見つけられる業務があるのであれば、その業務を転職先の仕事として専門的に挑戦してみるのも面白いです。

調理にやりがいがあれば、飲食店で働く。

事務業務が得意であれば、事務職へ。

送迎が得意であれば、免許を新たに取ってタクシードライバーやトラックドライバーに転職するなど、施設で行っていた業務よりも更に専門性が求められますが、挑戦してみるのもいいでしょう。

グループホームから別の仕事へ転職する際のよくある理由

実際に聞いたよくある転職理由について解説します

人間関係

「あの入居者が嫌だ」「あの職員が嫌がらせをする」といった理由で転職を決める人もいます。

人間関係の問題はとても難しく、相性が悪い相手だと常に神経を使いすぎてストレスが溜まっていきます。

実際に、人間関係のトラブルは介護の現場で転職や退職の理由として全体の4分の1以上を占めており、難しい問題です。

幸いにもグループホームの施設形態が最大で9人の入居者を複数のユニットに分けて職員が介護を行っていますし、施設によっては違う場所にも同じ系列で施設を設立しているので、ユニット移動や人事異動をする事で転職する事なく解決できる可能性が高いのがグループホームの最大の利点です。

入居者や職員との関係が上手くいっていないのであれば、勇気を出して上司に相談してみる事も大切です。

身体への負担

介護の仕事は体を使う仕事です。

特に移乗や入浴などの身体介助を行った際に、腰を痛め、介護の仕事が継続できなくなり転職をする人も多いです。

きちんとした介助方法を行う事で、腰への負担を最低限に抑える事ができます。

自分の人生に関わる事なので、体には充分注意して介護業務を行ってください。

家庭の事情

特に主婦や、出産を予定している人に多い転職の理由です。

夫の転勤による引っ越しや、妊娠による退職が理由になります。

職員の欠員は現場の職員としてはかなりの痛手になると思いますが、家庭の事情による退職・転職はもちろん他の理由での転職に対して、悪く言わずに受け入れる姿勢が、お互い気持ちよく業務を続ける上で重要です。

まとめ

グループホームは介護のほとんどを小さく凝縮したような施設になっています。

これから介護を始める人や、介護について興味がある人にとっては、グループホームで働く事はとてもいい勉強になるでしょう。

当然ですが、人の命を預かる仕事ですので、軽い気持ちで務まる仕事ではありません。

もし介護に興味を持った方は、介護について更に調べたり、介護現場の求人を目に通してみるといいでしょう。

グループホームへの転職をするのであれば、よく見極めて後悔することない転職を成功させてください。


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