施設の求人はたくさんありますが、グループホームは何が違うのか?ご存じない方もいらっしゃるでしょう。

一種独特の施設ですので、グループホームの仕事について詳しくご説明いたします。

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グループホームってどんなところ?

正式名称は「認知症対応型共同生活介護」となっており、文字通り認知症の確定診断を受けた人が、小さな集団(ユニット)を作り、そこで共同生活を行います。

地域密着型のサービスに位置づけられますので、他市の人は原則利用できません。

認知症の人が住みなれた地域で支援を受けながら生活していくというコンセプトの元、調理や掃除など、できることは利用者にしてもらうことを徹底した施設です。

公的施設とは違い、収入に応じた減免等はありませんので、自己負担はおおむね20万円前後必要といわれています。

介護施設の中では比較的人員配置も厚く職場としては働きやすい施設でしょう。

また、訪問介護とは違った意味で主婦の方でも家事能力が生かせます。

詳しくは下記にて説明いたします。

グループホーム求人の仕事内容とは?

一般的な施設での介護プラス家事が加わるイメージです。

正社員やフルタイムであれば、早出、日勤、遅出、夜勤の勤務形態、パートであれば一部のみ勤務という募集もあります。

起床、就寝補助

主に夜勤者が行います。

起床は、1ユニットが8人~9人程度おり、その人数を一人づつ起こしていくわけですので、一連の業務で一番大変かもしれません。

8時ごろには朝食を食べないといけないので、だいたい逆算して6時ごろから起床介助を開始します。

寝ている利用者を起こし、必要であればおむつ交換やトイレ誘導、失禁がありシーツ汚染をしていればそちらも交換しなくてはなりません。

ほとんどの方がパジャマを着て寝ていますので、起きたときに更衣も介助します。

声をかけるだけで身支度を整えられる方は少ないですので、ある程度自立した方でも横で声かけや見守りする必要があります。

順番に起こしている間、フロアに職員はいませんので、歩き回って転倒リスクの高い方などは最後に回したり、早出がきてから起こすなど、順番も大切です。

起床介助をしたら順次フロアに誘導します。

就寝介助は夕食が終わり次第順番に行いますので、遅出も一緒に行うことがあります。

起床とは逆に居室に誘導しパジャマに更衣、夜用のオムツをセットし臥床してもらいます。

眠前薬を服用している方はそれを飲んでから就寝してもらいます。

あまり早く寝かせてしまうと夜覚醒する方もいますので、そういった方は遅くまで起きておいてもらうなど、こちらも個人にあった対応を行います。

利用者の口腔ケア、排泄介助

口腔ケアは基本的に毎食後行います。

洗面台に誘導し、歯ブラシを手渡すと、認知症の方でも動作を覚えており自分でできる方が多いです。

全介助の方には職員が行います。

また、入れ歯の洗浄や保管は職員が行うことがほとんどです。

排泄介助は一般的な施設と変わりありません。

トイレに行ける方はトイレ誘導を、寝たきりの方にはベッド上でおむつ交換します。

グループホームの場合はおむつ類は個人持ちですので、他の人のものと間違えないようにし、その都度在庫の確認をしましょう。

入浴介助

グループホームのスタンスは家のような空間での共同生活ですので、ほとんどの浴室は個浴、つまり一般的なお風呂と変わりません。

ですので、みんながいっせいに入るわけではなく1対1の介助で行います。

入浴介助は全身ずぶぬれになりますから、半そで、短パンに着替えて行います。

よほどの理由がない限りは、他の施設と同様に入浴は基本週二回です。

浴室内での介助のほか、更衣介助も行い、ドライヤーで髪を渇かして終了です。

体力のいる業務になります。

レクリエーション、散歩、買い物

デイサービスのように派手なレクリエーションを行うことは少なく、歌を歌ったり手作業やトランプをしたりというような、穏やかなレクが多いです。

また、利用者と一緒に散歩に行ったり買い物に行ったりもします。

施設の中でもグループホームがもっとも外出が多いです。

手厚い人員配置のおかげでもありますが、地域で認知症の方が暮らしていくというコンセプトがありますので、積極的に外に出ています。

家事全般

グループホームは基本的に調理、洗濯、掃除などの家事は利用者と一緒に行いますので、そういった業務も毎日あります。

食べたいものを聞き、一緒に作り、洗い物をする、毎日行うことは難しいですが、できるだけそのような普通の生活を送ってもらうべく、各ホームで工夫をされています。

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グループホームで働くために必要な資格は?どんな人が働いているの?

一般的な介護職員として働く分には、特に定められた資格はありません。

求人によっては初任者研修以上の資格をしてあるところも見かけますが、グループホームは無資格可のところも多いです。

計画作成担当者になったりユニットリーダー、管理者になる場合は都道府県での研修が必要なのですが、それは働きだしてから必要であれば取得するということになります。

グループホームでは老若男女いろいろな人が働いています。

60代70代の方もおられました。

これは、先に述べましたように、一般的な介護の仕事もさることながら、家事や散歩などの仕事も多いからです。

利用者自体も少ないですし、みんながみんな重度の要介護者でもないですので、他の施設に比べて介護技術や体力ありきではありませんので、施設の割にはどこも年齢層が高いです。

グループホームの仕事のメリット・デメリットとは?

以上のことをふまえ、グループホームで働く場合のメリットやデメリットをまとめてみましょう。

グループホームの仕事のメリットとは?

たくさんの施設の中で、利用者も少なく人員配置の厚いグループホームは体力面ではもっとも楽に働けます。

また、とにかく普段の生活の延長を目指していますので、アットホームな雰囲気で比較的のんびりと介護が行われています。

介護職をしたいけれども体力や介護技術に自信がない、そういった方でも特に問題はありません。

グループホームの仕事のデメリット・大変なこととは?

認知症の方ばかりの施設ですので、やはりその面では大変です。

小さな集団ですので、ひどい問題行動のある方は退所させられることも多いのですが、やはりみなさんそれなりの行動はされますので、そこは覚悟しておきましょう。

グループホームを辞めたい人の理由は、こちらを参考に!

グループホーム仕事の向き不向き

認知症ばかりで小さい集団という独特の施設ですので、どうしても向き不向きはあると思います。

こういった方にはおすすめ、こういう方はつらいかも?というのをまとめましたので、よろしければ参考にしてください。

こんな人はグループホームの仕事が向いている?!

ゆったりとソファに座って認知症の人とお話ができる、そんな方に向いています。

人数も少ないですので一日中介護に追われるというよりも、空いた時間でのんびりと利用者を相手に過ごすことができる方にはぜひ働いてみてほしい施設です。

また、料理が得意、掃除が好き、といった家事能力も生かせますので、主婦の方にもおすすめです。

グループホームの仕事に向かないタイプとは?

てきぱき仕事をこなしてあっという間に時間が過ぎた、というような働き方をしたい方にはつらいかもしれません。

一日の時間の流れは他の施設と比べてかなりゆったりしています。

また、単純に認知症の人が苦手、という方には絶対に向かないです。

独特の行動を温かく見守れなければお互いつらい思いをするでしょう。

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最後に

グループホームは認知症の方の最後の砦といってもいいようなところです。

自分なりの世界で自分なりに生活されている利用者の方々と寄り添うことのできる、なくてはならない施設だといえます。

学ぶべきところも多いですので、少しでも向いているかなと思ったら一度ご検討いただければと思います。



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