今後ますます需要が増え続けていくであろう介護業界。

介護のバイト求人も数多く募集しています。

今回は、介護のアルバイトでおすすめの求人やその特徴をご紹介します。

また、向いている人や向いていない人の特徴、介護の仕事のやりがいなどをご紹介します!

まずはアルバイトから始めて、将来介護業界の仕事を目指してみるのも良いのではないでしょうか。

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介護バイトの大まかな仕事内容

介護の仕事をおおまかに説明すると高齢者のケアをすることです。

高齢になると物覚えが悪くなったり、身体能力の低下などが顕著に現れます。

そのような高齢の方たちが快適な生活を送れることができるようにサポートすることが、介護の仕事内容となります。

入居している利用者様の状態により、排泄の介助や食事の補助をします。

デイサービスのように日勤だけのサービスもあります。

グループホームや有料老人ホーム等の施設であれば24時間体制の勤務になりますので、日勤、早番、遅番、夜勤と変則的な勤務になります。

介護バイトでよくある募集内容とは?

時給相場

地域や仕事内容によって変動しますが、おおよそ850円~1,100円が介護バイトの時給相場です。

土日だと休日手当てで時給が増えることがあり、持っている資格によっては資格手当が加算される所が多いです。

シフトの入れ具合

面接時にどの程度シフトに入れるか訊かれます。

あくまでアルバイトなので、勤務日と時間によっては融通が利きます。

最低でも週に2日以上は勤務することを条件とする求人が多く見られます。

勤務時間

施設によって当然変わってきますが、日勤、早番、遅番、夜勤と勤務時間帯は様々です。

どの時間帯に働きたいか決めておき、求人の内容を確認することが重要です。

求められる人物像

特に重要なポイントを三つ紹介します。

ここが介護の業界で長くやっていけるか決まる重要な点です。

介護の業界はどこも人手不足なので、他の職種に比べて採用率は高いようです。

しかし「簡単に受かるから」という軽い気持ちで介護バイトを始めると後悔する可能性がありますので、この項目はぜひチェックして下さい。

笑顔で接することができるか。

高齢者の方々はこちらの表情などをよく見ていて、多くのことを感じ取っています。

会話をする時や職場での立ち振る舞いは、基本的に笑顔で対応することが大切です。

会話が苦手でも構いません。

笑顔でいるだけで周りの雰囲気が明るくなり、効果的です。

プライベートで辛いことがあってもそれを感じさせないくらいの笑顔が好ましいですが、耐え難いくらいの辛さだったら施設の高齢者に話題の一つとして打ち明けるのも良いかもしれません。

それは親しい間柄になってからがベストでしょう。

相手のことを理解する。

よく介護をするにあたって「お年寄りが好きじゃないと務まらないよ」と言われますが、それは関係がないと思います。

少なくとも私は介護の業界をやりたかったわけではなく、家から一番近い職場がたまたま介護施設だっただけで、お年寄りを特別好きでも嫌いでもありません。

好き嫌いというより、相手の様子や感情の変化に気がつき理解する力と理解しようとする努力が必要です。

友達や恋人が髪を切ったり新しい服を着てたら、気づくことがあると思います。

よく気づける人は介護の業界に向いているかもしれません。

「今日はいつもと違うな…」そんな気づきによって一人の命を救うこともできます。

気づく能力がなかったとしても、介護の業界で養っていくことで他人を理解する力はプライベートでも役に立ちます。

相手の目線で考えられること。

これは基本的なことですが、人と関わる仕事においては特に重要となります。

「自分がされて嫌なことはやってはいけない」と先生や親から言われてきた人は多いと思います。

言葉一つで傷ついたり、会話の途中でどこかに行ってしまったり、車椅子をスピードを出して押したり…。

介護の現場で忙しいタイミングは必ずあります。

それでも返事をないがしろにしたり会話中に何も伝えずに姿を消すのは好ましいことではありません。

「これから○○をするから忙しいよ、ごめんね、またお話しましょうね」と伝えれば、無理に会話を押し通そうとする人はいないでしょう。

特に車椅子は、介助の仕方次第ではとても怖く感じるものです。

介護の現場に入ることになったら、車椅子の体験をしてみてください。

利用者様の気持ちがよく分かると思います。

必要なスキルや資格、経験

介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)

ほとんどの介護業界の求人でこの資格を目にするでしょう。

資格がなくても採用してくれる介護施設はありますし、採用後に学校に通い資格を取得できる制度を採用している所もあります。

介護職員初任者研修(昔のヘルパー2級と同じです)は時間数で言うと130時間、日数で言うと22日間通学し、講義を受ければ取得することができます。

この講習は基本的に週に1回ありますので、3ヶ月~4ヶ月あれば取得できるでしょう。

介護業界で働いていくのであれば、持っていて損はない資格です。

この資格で時給が上がるバイトもありますので、無駄のない資格です。

介護経験◯年以上を条件としている求人や、国家資格である介護福祉士を必要資格としている求人があります。

このような条件が厳しい求人は主にリーダーのような人材を求めているケースが多く、時給も好待遇です。

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おすすめ求人の三つの特徴

実際に私が見た介護の求人の中でおすすめだと感じた特徴を三つ紹介します。

似通った求人票でも、細かいところの記載内容を確実にチェックすることによって、働く環境や待遇が大きく変わってきます。

介護職員初任者研修資格取得制度有り

「介護業界で働きたいけど、資格を必要とする求人ばかりで始められない」という介護現場の初心者におすすめです。

働きながら週に1回講習に通えます。

最初にかかる費用は会社負担となるパターンが多いです。

その他の場合では、毎月の給与から引かれるか何年か継続して働かないと退職時に請求される規則になっているケースが多いです。

面接の際に訊いておくと、トラブルを避けやすくなります。

処遇改善手当

近年介護職員の雇用の安定化を図る為に設けられた制度の一つです。

処遇改善手当は基本的には給与に加算されて支給されます。

ブラックと言われる介護の組織の場合、上の役員が独り占めして職員に分配されないという問題も耳にしたことがあります。

求人票の「待遇・福利厚生」の欄にしっかりと記載されているか、応募の前に確認しておくと良いでしょう。

夜勤手当

もし夜勤をするのであれば、必ず注目すべきポイントです。

当然高ければ高いほど魅力的ですが、手当が高い反面仕事の内容がキツい場合もあります。

内容をしっかりと確認した上で決めることをおすすめします。

介護バイトはこんな人に向いている!

単調な仕事だけよりも体を適度に動かしたい人

単調な仕事や座りっぱなしの仕事が苦手という方もいるのではないでしょうか。

一方、だからと言ってハードな肉体労働は不得意という人にも、介護の仕事はおすすめです。

利用者様から昔の話や世間話を聞いたり職場によっては料理を時々する時もあったりと、毎日同じことの繰り返しではありません。

天気の良い日は利用者様と一緒に散歩に行き、スーパーで買い物をすることもあります。

普通の生活を一緒にすることが業務の中でも多いので、仕事で忙しいという感覚から離れることができることも介護バイトの魅力です。

生活リズムの変化に適応できる人

シフトで入る勤務時間を固定しているのであれば問題はありませんが、早番の日は早起きをする必要がありますし、夜勤なら昼間の内に寝ておかないと夜が辛くなる場合があります。

最初の内は変則的なリズムに身体を慣らすことが大変です。

そんな時はアラームを活用すると良いでしょう。

ダブルワークで稼ぎたい人

社員として入社してしまうとダブルワークは規則で禁止されている所がほとんどですが、アルバイトであればダブルワークは大丈夫な所が多いでしょう。

訪問介護の登録制ヘルパーなら、資格が必要になるものの好きな時間に仕事に入れるので、隙間時間に働きたい方にはおすすめかもしれません。

嘘をついても平気な人

「嘘をついても平気な人」と言うと誤解を招きそうですが、時には利用者様を安心させる為に嘘をつかないといけない場合があります。

帰りたくて仕方がない人には「しばらくしたら迎えが来るから待っててね。」と嘘をついて施設にい居もらったり、物が盗まれたと怒っている人には「警察呼んで来るね」と実際に呼ぶつもりはなくてもそう伝えることも必要な場合があります。

決して悪いことの為に嘘はつきませんが、優しい意図で嘘をつくことができる人なら介護は向いていると思います。

まるで役者の様に自然と必要な嘘が言えるようになれば、それこそがプロの介護士です。

人が好きな人

これが一番大切です。

前述しましたが、高齢者を特別に好きでいる必要はありません。

コミュニケーションが際立って得意である必要もありません。

人が好きである人の方が、未経験からのスタートであったとしても活躍していくことができます。

基本的に、人が好きで、人に興味が持てるということが重要です。

介護バイトはこんな人には不向きかも

短気な人

高齢者の中は古い考え方を持っている方もいて、年齢に差がある職員にとっては理解し合えないこともあり、時には気分を害することもあるでしょう。

全てを受け入れて耐えることが求められるわけではありません。

相手が誤っている時は、注意をする勇気も必要です。

その時に口論になったとしても、決して感情的にならないことが重要です。

万が一利用者様を傷つけることになってしまっては大問題です。

短気な人にとっては難しい仕事かもしれません。

高齢者を子供扱いしてしまう人

排泄の介助や食事の援助が必要な高齢者を見ていると赤ちゃんの世話を連想してしまうのでしょうか。います。

そのせいなのか、「よくできまちたね~」や「よちよち」など赤ちゃん言葉を使う職員がいます。

語尾に「でちゅよ~」なんて言っていたら最悪です。

高齢者に大切に接することは良いことですが、赤ちゃん言葉で接するのは絶対にNGです。

過保護な人

身体が不自由だからと何もかも職員がやってしまうことは、相手の為になりません。

確かに職員がやれば速く上手にできますが、相手にとっては何のプラスにもならず、最悪の場合「やってくれる」と依存してしまう危険があります。

上記の子供扱いしてしまう人と似ていますが、度を越えた世話好きの人には不向きだと言えるでしょう。

介護バイトのやりがいとは?

実際に勤務してみて、私がやりがいを感じたことをいくつかご紹介します。

利用者の笑顔を見られた瞬間

嬉しいことがあれば人は表情に表れます。

自分がしたことによって人を笑顔にできるのは、とても素晴らしいことです。

この瞬間の利用者様の笑顔は、とても温かな気持ちにさせてくれます。

普段とのギャップが大きければ大きいほど感動も大きいです。

感謝の言葉が聞けた瞬間

「ありがとう」の言葉をいただくと、「して良かったな」と感じます。

利用者様だけではなく、ご家族から感謝の言葉をもらえた時も同様です。

一緒に何かを達成した瞬間

何でも良いです。

その人と何かを達成できた時に信頼は更に深まります。

そして成し遂げたという成功体験は、今後の関係性においても自分の経験においても大きなアドバンテージとなるでしょう。

心に余裕のある人と過ごすことができる。

現代の若者は時間に追われていることも多く、ストレス社会とも言われています。

対照的に高齢者は心の余裕があり、少しの失敗は笑顔で許してくれるおおらかな気持ちの方が多いです。

もちろん心が不安定な方もいますので、全員がおおらかだとは言えません。

それでも、普段よりもゆったりとした関わり方ができるのは安らぎでもあります。

年功序列が少なく、キャリアアップの見込みが大きい。

他の業界と違って「長く勤めているから偉い」「年上だから尊重するように」という概念が薄く感じます。

もちろん役職はありますので上司であるには変わりません。

介護は現場が大事なので、キビキビ動ける新人社員のは重宝されます。

最初は無資格からのスタートでも、少しずつ資格を取り経験を積むことで管理職になる人も多いです。

他にも介護アルバイトのやりがいは、こちらの記事を参考に!

まとめ

少子高齢化で少なくなっている若者と増える高齢者。

今、介護の人材は非常に多く求められています。

どこも人手不足で頭を抱えています。

高齢者のケアは思っている以上に大変なことも多く、介護は高齢者の重い身体を動かす等で体力的にキツかったり、下の世話はをすることに抵抗を感じたりする場合もあるでしょう。

給料が妥当でないと思う場合もあるかもしれません。

この業界で働くことをためらう人がいることも事実でしょう。

一方、楽しめる要素ややりがいを感じられる要素は沢山あります。

将来役に立つスキルや知識が多くあり、得るものが多いのでやってみて損はありません。

介護の技術も必要ですが、人間関係が主な仕事なので愛される人間でいられるように努力することが最重要だと考えています。

人との関わりが苦でなく楽しめるようであれば、挑戦する価値はある業界です。

この記事を読んで介護業界に興味を持ち「とりあえずアルバイトなら」と感じたのであれば、ぜひ介護バイトに挑戦してみて下さい。

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