飛行機に乗り全国を飛び回り、最高峰のサービスを提供する客室乗務員。

その職業に憧れ、就職を夢見る方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

さて今回はそんな客室乗務員になる為に知っておくべきことや準備するべきことについて詳しく紹介すると共に、実際の就職先や転職先についても合わせて紹介していきます。

「客室乗務員」が自分に向いているか診断するにはこちら →

客室乗務員になるにはどうすればいいの?

客室乗務員になる為にはどのような準備をすれば良いのかいまいち分からない方も多いはずです。

就職先が求める条件は?

専門学校には行かなければならない?

内定までの流れは?

そんな客室乗務員に実際なるまでの流れを詳しく説明致します。

就職先が求める条件

航空会社が提示している募集要項にはいくつかの応募資格が明記されています。

まず第一の条件としては、専門学校、高等専門学校、短期大学、4年生大学、または大学院を会社の入社時期までに卒業する必要があります。

英語力も求められ、TOEICの点数は600点以上取得していることが条件です。

身体に関しては、視力が両眼とも裸眼もしくはコンタクトレンズ着用で1.0以上あること。

その他呼吸器、耳鼻咽喉、循環器、腰椎、眼球、そして体力などが飛行機で乗務するにあたり支障をきたさないことが条件です。

採用試験の過程で精密な身体検査がどこの航空会社でも行われます。

更なる条件としては、空港からだいたい2時間以内の距離に住める方、パスポートを入社までに取得出来る方、また年中土日祝日時間帯関係なく勤務出来る方、など様ざまあります。

外資系航空か会社だと、この上に海外を拠点に住める方やより高い英語力が求められます。

大学へ行くか、専門学校へ行くか

先も述べたように、航空会社への応募資格の一つは「専門学校、高等専門学校、短期大学、4年生大学、または大学院」を卒業することです。

では大学と専門学校だとどちらを卒業した方が有利なのだろうと悩んでしまう方も多いのではないのでしょうか。

実際卒業した学校による採用への不利、有利は一切ありません。

ただし大学と専門学校へ通うのとではそれぞれ特徴があります。

まず大学に通う場合、4年間幅広く多くのことを学ぶことができるので視野が広くなります。

またそれに伴い就職先の可能性も広がります。

少数ですが、エアラインについて学ぶことができる学科を設けている大学もあります。

一方専門学校へ通う場合、エアライン業界に関しては集中的に学ぶことができますが、得られる知識はそれだけに固執してしまいます。

「ANAエアラインスクール」のように、航空会社が運営する学校では成績優秀者にへの推薦を設けているところもあります。

どちらへ通うかは結局自分次第です。

会社が卒業した学校や学部を採用基準として重視することがほぼありません。

大学とエアラインスクール両方に通ってダブルスクールをする方もたくさんいます。

求められる素質・人材

客室乗務員として働くに当たって求められる素質はいくつかあります。

まず体力と体の健康です。

どこの航空会社も採用試験の過程で厳しい身体検査を設けているほどです。

早朝深夜関係なく飛行機で長時間乗務し、時差や寒暖差にも柔軟に対応できなければなりません。

また機内では力仕事が主です。

健康な体ありきの仕事なので健康管理はできるようにしておきましょう。

またこの仕事はチームワークが大いに求められる仕事です。

フライト毎に共に働くメンバーは変わります。

広い視野を持って行動でき、誰とでも仕事ができる柔軟性を持ち合わす必要があります。

何よりどこの会社も自分たちの特色に染まることのできる純粋で元気な方を求めています。

あれこれ計算せず、ありのままの自分で採用試験には望むことが大事です。

採用の流れ

一般的な採用の流れはまず会社のサイトでのエントリーから始まり、その後書類審査とウェブでの学力試験があります。

学力試験では数学や英語の試験が行われます。

書類審査を通過すると、面接試験と健康診断がだいたい2回ずつあります。

外資系だと英語力がかなり重視されるので、面接は日本語と英語の両方で行われます。

また身長の基準を満たしているかどうか見るためにアームリーチと呼ばれる、壁に貼った印に手がとどくかどうか見るユニークな試験等もあります。

日常から出来ること

情報収集と運動は日頃からしておくと良いです。

情報収集というのは、業界のことや企業のことなどです。

空いてる時間に空港へ足を運んだり、機体工場見学へ行ったり、航空博物館へ行ったり。

それだけでもたくさんの情報を得られますし、働くイメージもしやすくなります。

企業研究もかなり大事です。

同じ航空会社でもそれぞれの会社にはそれぞれの特徴があります。

なぜA社ではなくこっちの会社を希望するのか。

A社にはないがこっちの会社にある特徴は何か。

などライバル会社を意識した質問を面接で聞かれることはざらです。

受ける会社の歴史、企業理念、就航地、最近の新しい取り組みなど企業についてよく勉強しておきましょう。

OB・OG訪問をして実際その会社で働いている先輩に話を直接伺うのもかなり情報収集には有効です。

あとは日頃から体を動かして体力をつけておくことです。

身体検査では腹筋をさせられたり、柔軟性やバランス感覚を診られる検査等もあります。

そんなに厳しい検査ではありませんが、準備しておくに越したことはありません。

視力の悪い方は両眼とも1.0以上見えるコンタクトレンズを作っておきましょう。

「客室乗務員」が自分に向いているか診断するにはこちら →

客室乗務員になるために勉強しておくべきこと、身に付けておくべきこととは?

客室乗務員の採用試験に向けて身につけておくべき知識はどのようなことなのでしょうか。

客室乗務員の採用試験で見られる点は一般企業のものとは少し変わっていて特徴的です。

面接や書類審査で意識すべきポイントについてそれぞれ軽く紹介していきます。

面接対策

面接でとにかく何よりも意識することは、ずばり「笑顔」です。

入室した瞬間から退室したあとまで、終始笑顔でいることがとても大事です。

面接で応答をしている時も、集団面接で自分ではなく他の受験生が応答している間でも、面接官が喋っている時でも、常に笑顔は絶やさないでください。

運悪く圧迫面接で答えづらい質問を投げかけられ困ってしまってもです。

接客業をするに当たって笑顔はとても大事な要素であり、基本です。

どんな状況下でもいかに笑顔でいられるか見られています。

姿勢も大事です。

背筋はまっすぐ、足は揃えて少しだけ前に出し、手も揃えて膝の上におきましょう。

喋りと動作を同時にするのもあまり良い印象を与えません。

お辞儀をする時や書類を渡すときなど、気をつけると良いです。

質問への受け答えは、すべて結論がポジティブな印象になるように持っていきましょう。

例えば「最近あった悲しい出来事は?」などとネガティブな質問をされても、「飼っていたペットが亡くなりました。」で終わるのではなく、「それで家族の大切さ、また共に過ごす一瞬一瞬の時間がどれほど大切か気づくことができました。」などとそこから学んだポジティブな教訓などを入れましょう。

あとは明るく、元気よく、偽りなく受け答えをしましょう。

その会社の社員さんと直接お話しできることなんて滅多にありません。

その場を楽しむ勢いで自身の熱意を伝えてください。

書類の書き方

書類は手書きのものを提出します。

とにかく丁寧に字を書きましょう。

字の上手い、下手は関係ありません。

いかに丁寧に書いたかが伺うことができればそれで充分です。

人事は手書きの書類から伝わるその人の性格や雰囲気を見ていると言われています。

内容は問われた質問に端的に答え、その答えを裏付けする自身の経験談等を述べましょう。

書類に書いた内容は面接で更に深く聞かれることが多いです。

書類には書けなかった具体的な内容は面接で話すことができるのであれもこれもと全て書こうとしなくて大丈夫です。

また自分が書類に書いた内容を忘れないように書類のコピーをとっておくようにしておきましょう。

書類と面接の内容が食い違っているようでは一貫性がなくよくありません。

身だしなみ

新卒であれば黒いリクルートスーツ、既卒であれば黒かグレーのリクルートスーツでも大丈夫です。

中には白いUネックもしくはVネックのインナーかシャツを着用しましょう。

靴は3−5センチのヒールのあるパンプスを履きましょう。

綺麗に磨いておくことをお忘れなく。

髪型は綺麗なシニヨンか毛先がまとまったポニーテールが良いです。

色は黒。

前髪はお辞儀をしても顔にかからないようにしっかりととめておきましょう。

メイクはナチュラルメイクが推奨されます。

面接は第一印象が全てです。

身だしなみにはしっかりと力を入れましょう。

全体的に清楚で明るい雰囲気を出すことができれば良いです。

資格

英語に関してはTOEIC600点以上の点数が必要です。

点数は3か月以内に受けたものを提出しましょう。

その他には特に必要とされる資格はありません。

もしも他に持っている資格があるのであればそれは全て書類に記載するべきです。

その資格について面接官が興味を持つことがあります。

そうすると面接の内容がより充実します。

企業研究

いくつも航空会社があるからこそ、それぞれの違いや特徴をよく理解しておくことがとても大事です。

それぞれの会社のホームページを隅から隅まで熟読し、会社についての知識を深めましょう。

その会社についてどんな質問されても答えることができ、それについて自身の意見も述べられるようにしておきましょう。

「客室乗務員」が自分に向いているか診断するにはこちら →

客室乗務員の就職先や募集状況は?

客室乗務員はどこの航空会社にも必要とされる存在です。

時期や期間はそれぞれですがどこの会社も募集は必ず出します。

航空会社は国内大手航空会社、国内地域航空会社、国内LCC会社、外資系航空会社の4つに主に分けられます。

それぞれ具体的にどのような会社があるのかいくつかご紹介します。

国内大手航空会社

日本航空株式会社(JAPAN AIRLINES-JAL)、全日空輸株式会社(All Nippon Airways-ANA)

国内地域航空会社

AIRDO(北海道国際航空 Hokkaido International AirLines)、HAC 北海道エアシステム (Hokkaido Air System)、IBEX エアラインズ、フジドリームエアラインズ(FDA)

国内LCC会社

スターフライヤー(Starflyer)、スカイマーク(SKYMARK AIRLINES)、ピーチ(Peach)、ソラシドエア(Solaseed Air)、バニラエア(Vanila Air)、ジェットスター(Jetstar)、エアアジア(Air Asia)

外資系航空会社

アジア系:大韓航空、アシアナ航空、キャセイパシフィック航空、エバー航空、中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空、春秋航空、シンガポール航空、タイ国際航空、マレーシア航空、ベトナム航空、スリランカ航空、エミレーツ航空雨、エティハド航空、カタール航空

ヨーロッパ系:KLMオランダ航空、ルフトハンザドイツ航空、エールフランス、ヴァージンアトランティック航空、フィンランド航空、ブリティッシュエアウェイズ、オーストリア航空、アリタリア航空、ターキッシュエアラインズ、スイスインターナショナルエアラインズ、アエロフロートロシア航空

米系:アメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空、ハワイアン航空、エアカナダ、ヴァージンアメリカ、パラオ航空、エアロメヒコ航空

客室乗務員の転職事情

客室乗務員はセカンドキャリアとして接客にまつわる仕事、もしくは語学力を活かすことのできる仕事に就くこと多いです。

接客業の例としてはホテル、マナー講師、グランドスタッフ、受付等があります。

語学力を活かす仕事であれば、英語講師、通訳、旅行会社、外資系一般企業等があげられます。

まとめ

一見目指すのには専門的な知識が必要で大変そうだなと思われがちな客室乗務員のお仕事ですが、実は誰でも熱意さえあれば就くことができる仕事です。

どこの会社も求めている人材は共通しています。

健康で明るく、素直な人材です。

少しでも興味のある方は是非自信をもってチャレンジしてみてください。

そして世界中を飛び回ってキラキラと活躍してください。


関連キーワード

客室乗務員求人