客室乗務員といっても、実際はどんな仕事をしているのでしょうか。

飛行機という限定された空間の中で行なっている客室乗務員の仕事内容についてお答えします。

「客室乗務員」が自分に向いているか診断するにはこちら →

客室乗務員の仕事は大きく3つの役割に分けられる

客室乗務員の仕事の役割1:キャビン(客席)担当

お客様に飲み物や食事をサービスするのがキャビン担当です。

担当するお客様の年齢層や路線別の特色によって、飲み物やサービスの順番を工夫します。

例えば、修学旅行のご一行様の場合、若い方には素早く飲み物を提供した方が良いと判断して、客席の前方と後方から2台のカートで挟み込む形でサービスすることがあります。

一方、比較的落ち着いた年齢層のお客様が多い路線ではお客席の前方からサービスし、ゆったりとした雰囲気を演出することもあります。

東京—福岡間などビジネス路線では機内でお仕事をしているお客様の妨げにならないよう、求めていらっしゃるご要望に先回りしてお応えするなどの気配りが必要です。

キャビン担当者は常に客席内にアンテナを張り、臨機応変にサービス内容をアップデートしていく、そんな力量が求められます。

客室乗務員の仕事の役割2:ギャレー(厨房)

ギャレー担当は、サービスの影の司令塔ともいえる存在です。

サービスの準備は離陸前から始まっています。

搭載されたお食事や飲み物の数が合っているかを確認する作業は非常に重要です。

飛行機が飛び立ってしまった後では、足りないものがあってもどうすることもできないため念入りにチェックします。

サービスが始まると、キャビンに出ている8名ほどの乗務員の様子を常時確認しながら、各カートに何が足りなさそうか予測して素早く補充します。

機内で客室乗務員同士が大声でやり取りするわけにはいかないため、遠くからでもわかるサインを事前に打合せておき、アイコンタクトでコミュニケーションをとります。

ギャレー担当は、一つサービスが終わると片付けとともに次のサービスの準備に入ります。

また、次にお出しするお食事が衛生的に保たれているかを常に確認するのも大事な仕事です。

客室乗務員の仕事の役割3:機内アナウンス(PA)担当

キャビン担当の中から1名、または2名ほどで機内アナウンスを担当します。

離着陸時に行うシートベルト着用のお願いや、到着予定時刻や現地の天候のお知らせなど必ず行うアナウンスもありますが、ベテランになると定型文にアドリブを加えてより魅力的なアナウンスを提供する客室乗務員もいます。

機内アナウンス担当になるためには、社内の厳しい試験をクリアしなければなりません。

正しい標準語のアクセントを身につけ、読み上げる文の抑揚や句読点のタイミングの取り方も全て統一されています。

日本語はもちろん、英語のアナウンスに関しても同様に練習を重ねます。

「客室乗務員」が自分に向いているか診断するにはこちら →

客室乗務員の搭乗前の3つの業務 (お客様を機内に乗せる前までの準備)

客室乗務員の搭乗前の業務1:客室内のチェック

客席のシートベルトが綺麗に配置されているか、座席に用意された冊子などがもれなくセットされているか確認します。

それと同時に、機内に不審物が置かれていないかも念入りに調べます。

客室乗務員の搭乗前の業務2:搭載品のチェック

まず機内に入ったら、決められたキットが搭載されているかをチェックします。

搭載品はファーストエイドキットや消火器、赤ちゃん用品など多岐に渡ります。

ギャレー(厨房)担当はお客様の人数分の食事と飲み物が確実に搭載されているかを確認します。

客室乗務員の搭乗前の業務3:フライトプラン、お客様情報の確認

お客様の搭乗前にコクピットの乗務員も含めて全員で、その日のフライトプランとお客様情報を共有します。

お身体が不自由な方や高齢の方、妊娠中や小さなお子様連れの方など特別な配慮が必要な方の情報は特に重要です。

また、その日の飛行時間も必ずメモを取り、正確な到着時間を把握しておきます。

客室乗務員の搭乗中の4つの業務 (お客様を機内にご案内してから、現地に到着後送り出すまで)

客室乗務員の搭乗中の業務1:離陸準備

お客様の手荷物が正しく収納されているか、シートベルトを装着しているかを念入りに確認します。

安全に関することなので特に注意して行います。

客室乗務員の搭乗中の業務2:お飲み物とお食事のサービス

離陸してシートベルト着用のサインが消えるとサービス開始です。

お客様の中にはこのお食事サービスをとても楽しみにしていらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。

温かいものは温かく、冷たいものはスッキリ冷たく提供する、というと一見当たり前のサービスのようですが、機内という限定された環境の中でこれを正確に行うことは実はとても難しいのです。

客室乗務員の搭乗中の業務3:機内販売、映画上映

お食事がひと段落すると、免税品の販売を行います。

機内でしか購入できない有名ブランドの限定品もあるため、機内販売はとても人気があります。

客室乗務員の業務の中で唯一の「販売」というお仕事です。

そのあとはお客様が映画をお楽しみになったり、お休みになれるよう機内の照明を落とします。

客室乗務員の搭乗中の業務4:お客様降機の準備

到着地の天候や到着予定時刻に関する最新情報を、機内アナウンスでお客様にお知らせします。

着陸に備えて手荷物の収納を確認し、ギャレー(厨房)内も全て片付け着陸に備えます。

客室乗務員の搭乗後の2つの業務 (お客様が機内から降りてから片付けなどまで)

客室乗務員の搭乗後の業務1:忘れ物チェック

客席のシートポケットに忘れ物がないかチェックします。

発見した場合は、できるだけお客様を探してお渡しするか、難しい場合は地上の職員に引き継ぎます。

客室乗務員の搭乗後の業務2:不審物チェック

客席周辺やお手洗い、頭上の収納棚に不審物がないか念入りに確認します。

全て確認できれば客室乗務員も降機することができます。

客室乗務員の仕事の良いところ

客室乗務員の仕事の良いところ1:やりがいを感じるポイント

機内で行う業務にはたくさんの仕事がありますが、では客室乗務員はどんな時にやりがいを感じるのでしょうか。

お客様に「ありがとう」といってもらえた時

お客様が飛行機を利用される理由は様々です。

観光の方もいらっしゃれば、ビジネスの方もいらっしゃいます。

お子さんが一人で遠くのおじいちゃんおばあちゃんの元へ遊びに行くケースもあります。

また、必ずしもみなさんが楽しい気持ちでご搭乗されるわけではないことも心に留めておく必要があります。

それだけ飛行機で移動することへのニーズが多様化しているということです。

そのような中、自分のサービスがお客様のお役に立てた時、特に「ありがとう」という言葉をいただけた時には大きな喜びを感じることでしょう。

乗務員間の連携がうまく取れた時

一人の乗務員では対応が難しい案件の場合、客室乗務員同士で役割分担をして解決できた時、スポーツのチームプレイにも似た達成感を感じます。

その便で初めて一緒に乗務する仲間でも、同じ航空会社の客室乗務員だという共通認識によって見事な連携を生み出すことができるのだと思われます。

客室乗務員の仕事の良いところ2:面白いポイント

客室乗務員の業務でこその面白さとはどんなものがあるのでしょうか。

他の業種では味わえない面白さについてご紹介します。

サービスには終わりがない

機内というスペースも時間も物も限られた空間の中で、お客様のご要望にどうやって応えたら良いのか。

客室乗務員なら常にそのテーマについて考えていることでしょう。

経験がものを言うベテランならではのサービスはもちろん、ルーキーだからこそできるフレッシュで真っ直ぐなサービスがお客様の心をつかむこともあります。

サービスに関しては解答が必ずしもひとつではないと言えるでしょう。

サービスには終着駅がないため、常に自分を磨いていかなければなりません。

それだけ奥が深く魅力的な仕事だと言えるのではないでしょうか。

「客室乗務員」が自分に向いているか診断するにはこちら →

まとめ

いかがでしたか?客室乗務員の仕事内容についてまとめてみました。

毎回のフライトで必ず行うべき業務もたくさんありますが、サービス業という性質上、常に臨機応変さが求められるため業務内容は多岐に渡ると言えるのではないでしょうか。

  この仕事を探せるおすすめ求人サイト
  この仕事を探せるおすすめ求人サイト
転職した人の8割が使ってる!1つ目の転職サイトとして、まずは登録しておくべき大手サイト 公式サイト 公式サイト
最初に、年収診断をしてくれるのがウリ!7万人の転職者データを元にしてちゃんとした適正年収を提示してくれます。 公式サイト 公式サイト
転職支援実績NO.1。41万人以上の転職支援を誇る。No.1だからこその充実サポートでキャリアップを支援してくれます。 公式サイト 公式サイト
【裏技紹介】リクナビNEXTに会員登録したら、TOPページのフリーワード検索で「探したい職種」を入力して検索を!そうすると、自分にあった求人がたくさん見つかります。


客室乗務員求人についてもっと深堀りした情報を見る

客室乗務員が向いている人の6個の特徴や必要なスキルとは?

皆さまは客室乗務員と聞いたらどのようなイメージをしますか。いつもきらびやかで美しく、機内で優しくサービスを提供してくれる人たち、というイメージを誰もが持っているでしょう。決して間違いではありません。それぞれの航空会社の顔として、接客のプロとして、彼・彼女たちは世界中を飛び回っています。ではそんなざっくりとした客室乗務員のイメージをより鮮明にするために、具体的な仕事内容や責任、客室乗務員に向いている人や必要とされるスキル、また就職の方法まで全て紹介致します。少しでも客室乗務員という仕事に興味のある方は是非参考にしてみてください。客室乗務員とはどんな仕事?皆さまのご想像通り、客室乗務員は飛行機に乗

客室乗務員の年収はどれくらい?相場感や給料を上げるための転職術を教えます

お客様の空での安全を守り、また質の高いサービスを提供する客室乗務員。国内だけでなく、世界各国を年中飛び回ることを仕事としている彼、彼女たちの知られざる給料の制度や年収相場について詳しく紹介します。更に客室乗務員の職から転職した場合の変化についても合わせて紹介していきます。客室乗務員の給料の相場はどのくらい?高収入だと言われていた客室乗務員としての職業ですが、近年ではLCCの誕生等の影響を受け航空会社間の競争が激化している為給料相場は、かつてと比べてかなり悪くなっています。尚給料は会社の規模、形態、乗務時間などによって左右されます。正社員で新卒入社した場合現在どこの航空会社も客室乗務員を正社員と

客室乗務員の転職を成功させるためにやるべき3つのことやリアルな転職事情、上手な転職方法を解説します

転職して客室乗務員になりたい!と思った時、いざ転職活動を始めるには何かから手をつければいいのでしょう。客室乗務員を志望する際の心構えや入社後の様子、転職事情についてお答えします。客室乗務員の転職事情とは?転職して客室乗務員になる人は実は意外といます。新卒の就職活動の時に客室乗務員試験を受けたけれど不採用だった人が、既卒募集に再チャレンジして見事夢を叶えた人や、一般企業に勤めていたけれど昔の夢を忘れられず一念発起した人など、実際にいろいろな職歴を持っている客室乗務員がいます。国内大手航空会社をはじめ多くの航空会社が、新卒採用とは別に既卒採用を行なっています。応募にあたり航空業界での経験などは不問