ドレスコーディネーターの3個のやりがい。ブライダル企業で働いていた私の場合を解説します!
毎日美しいドレスに囲まれて、女性の夢や憧れを叶えるドレスコーディネーターという職業。
幸せな2人の幸せな一日を、衣裳を通してお手伝いする。
そんな役割を持つお仕事です。
初めてドレスを纏った時の新婦の表情を見る事が出来るのも、大きなやりがいを感じる事が出来る瞬間の一つです。
今回は、そんなドレスコーディネーターのお仕事に興味を持っている方へ向けて、ドレスコーディネーターになる為の心得や、勉強しておくべきこと、仕事の探し方までを経験者が解説します!
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ドレスコーディネーターになるには?
ウエディングドレスという、非日常的な衣裳を扱う事お仕事には、何か特別な資格やスキル、経験があるのでしょうか?
ドレスコーディネーターを目指す前にチェックしておきたい事をご紹介します。
持っておくべき資格とは?
ドレスコーディネーターになるにあたって、必ず必要な資格は求められていない会社が殆どです。
採用に当たって大きなポイントになるかは分かりませんが、服飾系の学校でスキルを磨いていた経験がある方は、ドレスの生地についての知識が予め備わっていたり、簡単な縫製が必要になった場合に困らなかったりはします。
もちろんそのような経験が無い方の方が多い為、未経験でも充分にチャンスがあると思っていて大丈夫でしょう。
ドレスコーディネーターになるために勉強しておくべきこと
何か専門的な知識が予め備わっている必要はありませんが、ドレスコーディネーターとしてお客様の前に立つまでには、結婚式そのものについての基本的や知識や、ブライダル業界の市場について、そしてもちろん婚礼衣裳についての知識は必ず備わっていなくてはなりません。
どの程度興味があるのかという事は採用面接時に必ず見られるポイントなので、インターネットや結婚情報誌等で基本的な知識は身に付けておいた方がいいでしょう。
ドレスコーディネーターの就職先や募集状況は?
そんなドレスコーディネーターには、どんな就職先があるのでしょうか?
募集状況や転職についてもご紹介します。
ドレスコーディネーターの主な就職先
ドレスコーディネーターの主な就職先は、大きく分けて3つあります。
路面店のドレスショップ
結婚式の衣裳と言うと、結婚式場に併設されている衣裳室を思い浮かべる方も多いかもしれません。
現在では、非常に多くの路面店のドレスショップがあります。
このようなショップは提携する結婚式場が一つではなく、いくつかの提携先で婚礼衣裳を提供しています。
業務においての特徴的な部分としては、いくつかある提携先の式場の特徴を理解しておく必要があるという事です。
というのも、ウエディングドレスはその一着だけでももちろん美しいのですが、会場に合わせて生地感やディテール、合わせる小物をじっくり選ぶ事で、そのドレスの魅力は一層際立ちます。
センスや知識を活かしてお客様にドレスの提案をしていくのがドレスコーディーネーターの仕事。
多くの会場と提携している店舗であるほど、常に学ぶ姿勢が必要になってきます。
また、式場内の店舗とは違い、ライバル店が多いのも事実です。
「このコーディネーターに担当して貰いたい!」そう思って貰える為の知識や提案力、丁寧な接客力は必須です。
インショップ(結婚式場内にある衣裳室)
結婚式場には、婚礼用の衣裳室が入っている事が殆ど。
式場の衣裳室でドレスを決定する人の割合は高めですが、もちろん他のショップから持ち込む可能性があるお客様もいます。
その式場の挙式会場や披露宴会場について、提携しているどのショップよりも詳しくなければ、ぴったりなドレスを提案する事が出来ません。
式場内をじっくり見る時間が与えられている為、会場とドレスの相性や、時間帯によってのドレスの見え方の違い等を、常に研究する必要があります。
また、式場内に併設されている為、衣裳以外にも質問を受ける事が当然あるでしょう。
その結婚式場に勤める社員として必要な知識を身に付けておく必要があります。
リゾートウエディングも扱っている店舗
「結婚式は海外で挙げたい!」そう考えている新郎新婦に対して、リゾートウエディングの衣裳提供をしているドレスショップも沢山あります。
お客様が当日まで現地に行く事がないという場合ももちろんある為、二人に変わって現地の様子を把握しておく必要があります。
当然、写真や動画で広告を見てはいても、実際どうなの?と不安に思っているカップルも。
衣裳選びのセンスの良さだけでなく、頼もしさという部分も衣裳決定の大きなポイントになる可能性もあります。
また、衣裳の提供だけでなく、現地までのスケジュール管理や交通機関の手配を任せられる、旅行代理店のような業務を任せられる事も。
挙式プランも担当してみたい方にはおすすめな店舗です。
ドレスコーディネーターの働き口はどの程度あるの?
ドレスコーディネーターの働き口は、比較的多いかと思います。
現在は路面店や式場併設の衣裳室を合わせると、かなり多くのドレスショップがあります。
また、重たいドレスを沢山運んだり、忙しくて一日中走り回ったりと、一人の体力消耗量がかなり大きい為、少ない人数でお店を営業するのは大変な仕事でもあり、積極的にスタッフを募集しているショップも。
さらに、ドレスコーディネーターとして勤める中で、もっと深く結婚式に関わりたいとプランナーを目指す方がいたり、別のドレスショップへ転職する方がいたり、体力仕事なので当然長く続ける事が出来ない方がいたりもする為、勤続年数があまり長い業界とは言えません。
どちらかというと積極的に採用活動をしている会社が多いように思えます。
ドレスコーディネーターの転職事情
ドレスコーディネーターの転職事情は、同業界からの転職だけでなく、全く別の業界に勤めていた方が転職するというケースも多く見られます。
専門的な知識に関しては入社後に指導される為、前職が全く別の業界であっても、その会社に合う人材と判断されれば採用される事も少なくはありません。
ドレスコーディネーターの採用面接は特徴的で、実際に面接のお部屋に用意されているドレスの魅力を数十秒で完結に説明したり、その場にいる面接官や応募者にぴったりなドレスを提案したりといった採用の方法も。
その会社で扱っているドレスのデザインに関しては、採用面接前に必ずチェックしておきましょう。
インターネットや結婚情報誌、その会社が出しているパンプレットを手に入れたりして、事前準備をしておく事をおすすめします。
ドレスコーディネーターの平均給与はどれくらい?
平均的な月収は、入社3年目までで20~23万円程だと言われています。
そこに一着を売り上げる毎にインセンティブがついたり、勤務年数、昇進によってもちろん給与は上がっていきます。
基本的には、一週間の中で週5日勤務、土日はほぼ毎週出社、という会社が殆どです。
結婚式の日程に合わせて手配を進めていく為、急ぎで対応しなくてはならない業務がある場合は、残業をしなくてはならない日もあります。
比較的そういった日は多い為、予め残業手当については確認しておく事をおすすめします。
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ドレスコーディネーターの仕事の探し方とは?
さて、実際に「ドレスコーディネーターとして働きたい!」と思ったら、どのようにお仕事を探したらよいでしょうか?
理想の働き方に合わせて、自分にぴったりな求人を探す方法をチェックしておきましょう。
求人情報誌・求人情報サイトを見る
まずは基本的な、「求人情報誌・求人情報サイトを見る」方法。
その会社で扱っているドレスのデザインが好き、会社の方針に共感する事が出来る、福利厚生や勤務地等も考慮し、自分にぴったりな働き方が出来そうだと思えるような会社を探してみてください。
給与に関しては平均的な月収を上記でご紹介しましたが、インセンティブの有無はモチベーションに大きく関わります。
求人詳細でしっかり確認しておきましょう。
企業の公式ページを見る
その企業が運営している公式サイトでも、もちろん求人募集をかけている事が多いです。
自分が見つけた求人情報誌や求人サイトには無い企業も沢山あるはずなので、結婚情報誌等に沢山載っている式場の情報を手掛かりに、自分で検索して探してみるのもおすすめです。
ライバルが少なく、狙い目な可能性もあります。
ドレスの資料を取り寄せる事が出来るショップもある為、面接前対策として取り寄せてみるのもおすすめ。
企業の公式SNSが募集を呼び掛けている事も
今では、企業の公式SNSアカウントでドレスコーディネーターの求人募集をかけている会社もあります。
「#ドレスコーディネーター求人」等で検索して探してみてください。
その他にも、多くのドレスショップを知る為の手段として、SNSで結婚式やウエディングドレスに関するハッシュタグをつけて検索してみるのもおすすめです。
大きく求人広告を出していない企業の中にも、自分にぴったりな会社があるかもしれません。
ドレスコーディネーターの仕事の将来性とは
ドレスコーディネーターの大まかな仕事内容や、求人の探し方についてご紹介してきましたが、そんなドレスコーディネーターの仕事には、どのような将来性があるのでしょうか?
この仕事の経験を通して得られるスキルや、今後の仕事人生においてどのように道を開いていってくれるのかをご紹介します!
他のブライダル企業へ転職する道もある
上記でご紹介した通り、婚礼衣裳の担当であるドレスコーディネーターとは言っても、結婚式全般についての知識を身に付けたり、式場との連携を取る機会も多くあります。
同じブライダル業界の中で、例えばウエディングプランナーへの転職等、新たなチャレンジをしてみたいと思った時は、ドレスコーディネーターとしての経験があると、採用に当たって少し有利になる可能性があります。
ブライダル業界全般に興味があり、同じ業界の中で別の職種に転職している人も多く見かけました。
求人を探す際も、仕事を通じて多くのブライダル企業を見てきた事で、転職先の候補が未経験の人よりも必然的に多くなるでしょう。
どこへいっても通用する接客スキルが身に付く
美しいウエディングドレスがずらりと並ぶドレスショップは、「非日常的」な空間であると言えます。
ドレスコーディネーターは、幸せな結婚式の準備としてドレスを選びにくるお客様に対して、一流の接客を心がけるのがマストなお仕事。
当然お客様は普段のお買い物とは違った感覚で来店されるので、上品で美しい言葉遣いや立ち振る舞い、丁寧なエスコートでお客様をおもてなし出来るスキルが必要です。
ドレスコーディネーターとしてお客様の前に立つ前に、先輩スタッフからはしっかりと指導を受けます。
その経験は、他の場所で接客をする機会があっても必ず役に立つ力となります。
衣裳の製造事業も行っている会社であれば、直接衣裳に関わる事が出来る可能性が
ブライダル企業の中には、衣裳の製造事業を行っている会社もあります。
婚礼衣裳の案内をするドレスコーディネーターは、お客様の意見を直接聞く機会が多い為、時には頂いた意見を会社に共有する機会もあります。
お客様からの要望が新しいドレス製作に繋がる事例は沢山あり、勤務年数が上がり昇進する頃には、実際にドレスのデザイン案の会議に参加するという機会を貰える事も。
ドレスコーディネーターとしてお客様に衣裳の案内をしていくうちに、ドレスに対しての想いは強くなっていくものです。
もちろんその会社やタイミングによりますが、一社員として一着のドレスが完成する過程に携わる事が出来たら、とても幸せな事ですよね。
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まとめ
花嫁を人生で一番美しい姿に変身させてくれる、ウエディングドレス。
そんなドレスに囲まれながら、誰かの幸せの瞬間に立ち会う事が出来るドレスコーディネーターの仕事に憧れた経験がある方も多いかと思います。
この仕事にチャレンジするにあたって大切なのは、ドレスに対する想いと、頼もしいコーディネーターになる為に努力していこうとする積極的な姿勢です。
経験が無くても、強い想いがある方はまず求人情報を探してみてください。
一口にドレスコーディネーターと言っても、店舗の形態によって仕事内容や働く環境は変わってくる為、数あるドレスショップの中から、自分にぴったりな店舗を見つけてみてください。
実際にドレスコーディネーターの求人を探す時は、こちらの記事を参考に!
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