脱毛サロンには、美しい肌になることを目指し、永久脱毛を目的としたお客様が来店されます。

もちろんエステティシャンは厳しい研修を受けないと店舗に立つことはできません。

このページでは、お客様に技術とサービスを提供しているエステティシャンの業務を中心に、エステティシャン経験者が具体的に脱毛サロンの仕事内容と向いている人・向いていない人の特徴、その後のキャリアについてご紹介します。

業務内容を知ることで具体的なイメージを持つことができるので、興味がある方には是非参考にして下さい。

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脱毛サロンの大まかな仕事内容

スタッフは出勤後、まず初めにその日に対応するお客様のカルテチェックを行います。

予約時刻になったらお客様をフロントでお出迎えし、受付、予約内容の確認を行い、お部屋へご案内します。

お客様が支度をしている間に、コースで必要なジェルやヘラ、冷却剤などの備品を準備します。

脱毛用の機器を用いて施術を行います。

施術コース終了後フロントにて次回予約を行い、お客様をお見送りします。

施術以外にも、サロンの備品補充やこまめな清掃も大切な業務のため常に欠かせません。

また、ガウンやブランケット、シーツの洗濯もスタッフが行い、化粧品などの商品管理や売上管理も行います。

脱毛サロンの仕事は大きく6個の役割に分けられる

受付

お客様は脱毛サロンに来店されると、まず受付に向かいます。

受付では、予約の有無の確認やコース内容の確認などを行います。

受付スタッフの印象でそのサロンの印象が決まるので、受付は謂わば「サロンの顔」です。

笑顔でお客様をお出迎えして、スムーズ且つ確実にお客様の情報を確認しなければなりません。

スタッフ全員が受付に立つ機会がありますので、サロンの業務の中でとても大切な業務になります。

カルテチェック、カルテ記入

お客様一人一人にカルテと呼ばれる、今まで受けたコースの内容や体質、肌質などが細かく書かれているものがあります。

来客数が多い大手サロン大型店舗ほど、カルテの数は膨大になります。

同姓同名のお客様がいらっしゃったり、慣れるまでは管理に戸惑うことも多くあります。

カルテはお客様の大事な個人情報のため、保管・管理に細心の注意が必要です。

また、受付スタッフから施術スタッフまでサロン関係者が共有するもののため、カルテは他の人が見ても理解ができるように正確に記入をしなければなりません。

施術

顔、全身、VIOの脱毛を行います。

医療レーザーやニードル脱毛など様々な脱毛方法がありますが、エステサロンでの施術は光脱毛が最も一般的です。

ブラジリアンワックスなど他の脱毛を行っているエステサロンもありますが、今回は光脱毛を専門とするサロンの場合についてご紹介します。

一般の方でも購入ができるレーザー脱毛器具よりも効果の高い機械を導入し、それぞれサロンによって様々な視点でこだわりを持っています。

また、施術中にはお客様とコミュニケーションを取ることが大切です。

その人がどのような状態を理想としてるのか、脱毛効果はしっかり得られているのか、今の肌状態で悩みはないかなどを伺い、その悩みや理想に合わせて今後の通うペースや自宅での肌ケア方法をしっかりとお伝えして、より綺麗になれるようサポートすることも施術中の私たちの仕事です。

沢山コミュニケーションをとり、この人に任せたい、このサロンに通って良かったとお客様が安心して委ねられるよう、毎回施術対応には気を付けています。

電話対応

お客様からの電話対応や本社からの電話対応もサロンスタッフは全員で行います。

誰から掛かってきても気持ちの良い対応ができるよう、言葉遣いや声のトーン、話すスピードにも常に気を付けて対応しています。

また、予約があるお客様へこちらから前日に確認のお電話をさせていただくこともあります。

部屋のセッティング

お客様が来店された際、すぐにお部屋へお通しできるようにお部屋のセッティングをこまめに行います。

基本はお客様がお帰りになられたタイミングですぐ部屋の片づけを行いますが、毎回必ず時間に余裕があるわけではないため、すぐに行えない時もあります。

その際は、お部屋の扉やカーテンをきっちり閉めておき、他のお客様が前を通り過ぎても使用後の部屋が視界に入らないようにし、手の空いたスタッフが部屋を片付けます。

エステは清潔感がカギですので、少しでも不快な想いをすることがないようゴミや汚れ、シーツのシワ状態など隅々まで気配りをしてセッティングを行います。

洗濯や清掃、備品補充、POP制作などの雑務

使用済みのシーツやガウン、ブランケットやタオルなど一日に多くの洗濯物が出ます。

そのため、スタッフルームは常に洗濯機と乾燥機を回した状態でいます。

乾いた洗濯物は次に使用するお客様が不快に思われないよう綺麗にシワ一つなく畳むのも、大事なエステティシャンの仕事でもあるのです。

また、オープン前と閉店後の清掃、消毒やジェルなどの備品補充、お客様が思わず買いたくなる、コースを契約してみたくなるような心を掴むPOPを製作するのも仕事の一環です。

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受付の3個の業務

来店されたお客様のカードを受け取る

「いらっしゃいませ、こんにちは」と笑顔でお出迎えし、ご来店されたお客様のカードを受け取り「お掛けになってお待ちください」と一言添えて、席に座ってお待ちいただくよう誘導します。

また、カードをお忘れになった場合は、他の方と間違えないよう身分証をご提示いただき、予約の方の情報と間違いがないか確認します。

確認後は仮カードを作成し、次回来店の際にカードに挟んでお持ちいただくようお伝えします。

自分が対応しているお客様が施術終了後、部屋から出てくるのを待つ

お客様が施術終了後、お部屋からフロントに出てきた際に迷われたり、うっかりカードを受け取らずに先に帰ってしまうこともあるため、それを防ぐためにもお客様より先に受付で待機します。

お客様がいらっしゃったら、一言「お疲れさまでした、どうぞおかけになってお待ちください」と席へ誘導します。

お手洗いに行かれる方も多いため、時間があればお客様へ確認をします。

次回予約をしてカード返却、お見送り

お客様が席に座り少し落ち着いた頃、「お疲れさまでした」とお客様の席まで行き、施術箇所にひりつきや赤みなど違和感などはないか確認をします。

問題がなければ、毛周期のお話とお客様の予定を伺い、それに合わせて次回の予約を促します。

基本的には2ヶ月〜3ヶ月程度期間をあけて次回の施術を行うように案内をします。

このタイミングで、カウンセリングや施術中の会話の中で聞いた悩みに合わせて、お客様の希望があれば新しいプランの追加やおすすめ商品の紹介を行います。

お会計と次回予約の受付終了後、お客様にカードを返却し、お帰りのご案内をします。

サロンによって店舗立地は様々ですが、店舗前やエレベーター前までお客様をお見送りします。

エレベーターを待っている間に余裕があればアンケートをお願いします。

お客様が見えなくなるまで、エレベーターは扉が閉まり切るまでお辞儀をします。

施術の4個の業務

お部屋へご案内し、着替えていただく

フロントで待機しているお客様のお名前を呼び、お部屋にご案内します。

入室後はカーテンを閉めてコース内容の確認をします(脱毛の箇所、コース時間)。

問題がなければ準備の説明をし、お客様に着替えをしていただきます。

お客様の着替えの際はスタッフは部屋から退出し、コースに必要なジェルや消毒コットンなどの備品を準備します。

機械準備、手指消毒、施術前に注意事項の確認

スタッフは機械の電源を入れて稼働確認を行い、問題がなければ、エタノールを使って手指消毒をします。

その間にお客様に施術前の確認を行います。

インフルエンザの予防接種の有無、シェービングが済んでいるか、肌に違和感がないか、体調に問題は無いか、整形の有無、身体にクリームを塗っていないかなど、症状や状況によっては施術が行えない場合があるため確認作業は丁寧且つ確実に行います。

コース開始

お客様の体調などに問題がないと確認が取れたら施術を開始します。

まず、お客様の肌の状態を目視で確認します。

肌の赤みやホクロのある箇所はお客様と確認しながら保護シールなどを貼って対応します。

施術を行う箇所の消毒を行います。

消毒によるヒリつきなどがなければ、ジェルを塗ります。

その後、お客様の目を光(レーザー)から保護するためマスクとゴーグルの着用をしていただきます。

必ず施術を行う箇所の中で、一番熱を感じやすい部分にテスト照射を行います。

熱さ、痛みなどの問題がなければ、お客様に合わせた温度にレーザーを設定をします。

ここまでの事前準備、確認作業を終えると実際に施術を始めていきます。

施術は基本的にレーザーを照射することがメインになりますが、エステティシャンはレーザーを当てている間もお客様とお話をするなどコミュニケーションをとることも大切です。

照射終了後、10分前後の冷却

照射が完了後、お客様の肌に異常が現れていないか目視確認を行います。

問題がなければ、ジェルを取り除き、冷却剤を照射した肌の上に置きます。

お客様が冷却をしている間にスタッフは機械の片付けを行います。

余裕がある場合は、お客様へ次回の予約の確認をすることもあります。

雑務の5個の業務

電話応対

予約前日にお客様に確認の電話を掛けます。

お客様から掛かって来た問い合わせの電話や、本社からの業務連絡などの全ての電話対応を行います。

洗濯

お客様が使用したガウン、タオル、ブランケットなどを洗濯機、乾燥機に入れ、乾いた物は次のお客様が使っても不快感がないように綺麗に畳みます。

ほつれていたり、汚れがひどい場合は使用せず廃棄します。

清掃

フロント、部屋、トイレなど店舗全体の清掃を確実に行います。

脱毛サロンは清潔感が最も大事な要素のため衛生管理は徹底して行う必要があり、清掃は重要な仕事です。

お客様が使った部屋は、次のお客様が違和感や不快感を覚えることのないように、リラックスできる環境作りを心掛けて隅々まで清掃をします。

備品補充

ジェル、消毒液、コットンなど、部屋の中の備品を空き時間に補充します。

コース中に備品が不足して途中退室をすることのないよう、しっかりと管理を行います。

在庫の無いものは発注を行います。

発注してから店舗に届くまで時間がかかるため、予約内容などを確認して事前に備品は発注し、適度に在庫するようにします。

POP制作

販促活動の一環として、お客様が思わず手に取りたくなるような商品やコースの紹介が書かれたPOPを製作します。

本社から支給されるポスターやPOPなどの販促物もありますが、季節に合わせたお悩みやおすすめコースなど、サロン独自でPOPを作ることが多くあります。

手作りのPOPは親しみやすくお客様にも好評です。

目に留まりやすく、読みやすく、理解がしやすいPOPを製作しているサロンは、売上が高い傾向にあります。

POP製作は試行錯誤し工夫しながら、より良いものを作れるように努力が必要です。

脱毛サロンの仕事はどんな人に向いている?

脱毛サロンで働く人に対するイメージはどういったものがありますか?

「細くて綺麗な人」「美意識が高く、頭の先から足先までおしゃれをしている人」といったところが一般的なイメージになるのではないでしょうか。

では、実際の現場はどうでしょうか?

脱毛サロンで働くには、どのような人が向いているのでしょう。

項目ごとにご紹介していきたいと思います。

美意識が高い人

やはり現場の声で一番多かったのが「美意識が高い人」です。

美意識が高いというのは、「美しい人」という意味ではありません。

見た目の美しさだけでなく、常に美に対して敏感で、どうしたら美しくなれるか、どうやったら美しく見えるかといった意識を高く持っている方が向いているようです。

人と関わることが好きな人

持って生まれた性格がそれぞれ違うように、お喋りが好きな人・そうではない人と様々だと思います。

脱毛サロンは人と人が関わるお仕事で、お客様の要望をしっかりと聞き出し、親身になって接していくお仕事になります。

ここはどうしても避けることができない仕事のため、やはり人と関わることが好きな人が向いていると思います。

もちろん、人と接することが苦手であっても、仕事と割り切って対応できる人は問題ありません。

しかし、根本的に人との関わりが苦手で会話もできないような人は正直向いていないかと思います。

学ぶことが好きな人

美容は日々進化し、その度に新しい手技法や機器が販売されています。

昔の技法のまま長年行っていても、なかなか集客に繋がらないというような現状です。

エステサロンで働くスタッフとして、美容のプロとして常に学ぶという姿勢が大切になります。

様々な場所で研修が開催されており、積極的に研修に参加して学習し自身のサロンに活かすことのできるスタッフが向いていると言えるでしょう。

逆に脱毛サロンの仕事に向いていない人の特徴は?

では反対に、脱毛サロンで働くのに向いていない人はどうのような人なのでしょうか。

ご紹介したいと思います。

人と接することが嫌いな人

先ほどもお話した通りましたが、人と接することが嫌いな人は正直向いていないでしょう。

人と接することは苦手でも仕事なら大丈夫という人は問題ないと思いますが、人と接することが嫌いではお客さんとのコミュニケーションが上手く取れずトラブルの元となってしまいます。

学ぶことが苦手な人

美容業界は常に、最新の技術や知識が求められます。

都度新しい技術が出ると研修を受けるなど学ぶ機会が多くあります。

このような機会は自身のためにもなりますが、もちろんサロンに還元することでサロン自体の評価を上げることにも繋がります。

そういった機会を活かせず、昔からのやり方だけでやっていくという新しいことを学ぶ姿勢がない人は向いていないかもしれません。

脱毛サロンの仕事の良いところ

脱毛サロンで働いているエステティシャンのほとんどが女性です。

女性だけの職場と聞くと人間関係の難しさを想像してしまいがちですが、女性の職場は女性の悩みや生理などに理解があるため働きやすい環境だと言えます。

また、男性関係のトラブルの心配もありません。

エステティシャンとして働く女性は美意識が高い人が多いため、おすすめのコスメやスキンケアなどの情報交換も盛んに行われます。

エステティシャンの特権として、会社の福利厚生でコースを定価よりも安く受けられることが多く、働きながら綺麗になりたいと考えている人にはおすすめできる良いポイントではないでしょうか。

また「エステティシャンには綺麗な人が多い」というイメージを持っているお客様も多いので、常に見られているという意識が強くなります。

その結果「綺麗になろう」「綺麗でいよう」と努力をするようになる人も多くいます。

やりがいを感じるポイント

エステティシャンとして働いて「やりがい」を感じる時は、お客様から「指名」をいただいた時です。

数ある店舗の数あるエステティシャンの中で、自分のサービスや技術に満足をして「またこの人に頼みたい」と思っていただけたと思うと、より一層のサービスと技術を提供したいという責任感と共にモチベーションの向上にも繋がります。

また、サロン内で販売している商品やコース契約の売上目標があります。

その目標を達成した時や自分が意識的に販促活動を行った結果、売上が伸びた時に「やりがい」を感じることができます。

会社によっては、売上で優秀な結果を出すと表彰され、賞品やボーナスを貰えることもあり、それもやりがいに繋がることの一つです。

面白いポイント

エステサロンには多くの方がご来店されます。

施術をしながら様々な経験をしている方と出会い、お話をすることができます。

自分が知らないような別の業界の話、経験をしたことがない興味深い話など、沢山のお話を聞くことができるのは面白いポイントではないでしょうか。

お客様はリラックスされている方が多いため、心を開いてお話ししてくださることが多々あります。

人と接することが好きな方、お話をしたり聞いたりすることが好きな方にはおすすめです。

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脱毛サロンで働くメリットとは?

最新の美容情報をいち早く手に入れることができる

先ほどもお話した通り美容業界は常に進化しており、新しい知識・技術が次から次へと出てきています。

その最新の技術は、まずはスタッフが学び、お客様へ提供するといった順番になります。

そのため、一般の人より早く最新の美容知識を手に入れることができます。

脱毛が無料で受けられることも?

脱毛施術は何度か繰り返しの実技練習が必要になります。

必ずではありませんが、高額なお金を払わなくても施術練習や体験といった研修で脱毛を受けられる場合があります。

脱毛にはある程度の金額がかかるので、この場合はかなりのメリットと言えるのではないでしょうか。

その後のキャリアについて

この仕事に就いた後のキャリアアップの道は?

脱毛サロンで何年か働いた後に、どういったキャリアアップの道があるのでしょうか。

大手になればなるほど実績を認められると役職が付き、個人経営のサロンで働いている場合は、そこで経験を積んだ後自身でお店を構えることも可能になるでしょう。

まとめ

脱毛サロンでエステティシャンとして働くには身につける技術、覚えなければいけない知識など苦労すること、大変なことがとても多くあります。

しかし、技術、知識、サービス(接客)など様々な体験ができる職業でもあります。

美容に興味のある方、働きながら綺麗になりたい、手に職を付けたいという方にはぴったりのお仕事だと思います。