保険の営業と聞くと警戒してしまう人は多いのではないでしょうか?

もしくは、完全歩合制で成功したら給料が高いけど契約が取れなかったら給料が低い、というイメージの人もいるかもしれません。

保険の営業、特に厳しいと言われている外資系保険の営業はどういう仕事なのか、また転職希望者が多い外資系保険の仕事は待遇や環境が良いのか、とても気になるかもしれません。

今回は外資系保険の仕事にスポットを当てて外資系保険に転職するには、どうしたらいいのかや転職に際しての注意事項、成功するためのポイントなどを紹介していきます。

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外資系保険の転職で注意したほうが良い5つのこと

外資系保険の営業は、どういうイメージですか?

給料が高い、外資系で綺麗なオフィスに勤務できる、自由度が高いなどではないかと思います。

保険に限らず、外資系というと日系企業にはない自由度の高い仕事と思われていますが、基本的には日本にある以上日本の労働法に則って採用されますので、思っている以上の自由度はないかもしれません。

ここでは、外資系保険の転職に際して特に注意すべきことを5つにまとめてみました。

雇用条件

雇用条件ですが、外国の雇用条件をイメージしている人が実は少なくありません。

外資系の企業であっても日本にある以上、雇用条件は基本的に日本の労働法に則っています。

言い換えると日本の労働法に見合わない雇用条件を採用することができません。

外資系であっても中身は日本企業に近いことを理解しましょう。

給料は3年目から完全歩合制が多い

外資系保険の営業は給料完全歩合制で、中でもよくあるのが入社2年目までは基本給をある程度安定して支給するけれども3年目以降は完全歩合制というところです。

外資系保険の営業は年収2000万円や1億円も夢ではないとよく言われますが、実際にはほんの一握りの人しかそのような高い年収の人はいません。

ほとんどは赤字や低い年収であることをまずは理解しましょう。

ノルマが異常に高い

外資系保険の営業は、ノルマが他の業界に比べて高いことと、基本的に日系企業のようにプロセスは評価せず、結果しか求めないのが特徴です。

目標数字に達成していない場合のプレッシャーも半端ではないため、外資系保険の営業は、ノルマに対する高い意識が求められることを肝に命じておく必要があります。

仕事が取れないと家族や友人への営業も必要になる可能性がある

外資系保険だけでなく、保険の営業が全般的にあまり良い印象を受けないのは、ノルマが達成できないと家族や友人へも営業をかけなければいけなくなる環境にあることです。

絶対に友人には売らないとか家族には関係ないと思うかもしれませんが、ノルマ達成のプレッシャーから頼まざるを得ない状況に陥ってしまうことがあります。

また、保険の大切さを理解してくると、知らず知らずの内に家族や友人に勧めてしまっている可能性があります。

休みがあってないようなもの

外資系保険の営業は、基本的に顧客が個人であることから平日の昼間より平日の夜や土日祝日が忙しい傾向にあります。

個人を対象とした保険の取り扱いは、平日の昼間は仕事へ出かけているため時間がなかなか取れないので夜にお願いします、とか、休日なら空いているという顧客が多く、営業は時間を合わせなければなりません。

週休2日や土日祝休みと募集要項に書いてあっても、ノルマのプレッシャーや仕事が欲しい営業にとっては貴重なお客様になるため、休日出勤が止むを得なくなります。

外資系保険の転職を成功させるためには何をすれば良い?

外資系保険の仕事について少し触れました。

外資系保険の仕事がどんな状況かは理解頂けたかと思います。

外資系保険の営業は、入社することが実はそんなに難しくありません。

ただ、入社したら終わりというわけではなく、外資系保険や外資系企業の場合は、入社した後どれだけ結果を残せるかにかかってきます。

外資系保険の仕事で成功するためには、少しでも自分にあった職場や環境を探す必要があり、転職を成功させるための大切な一歩になります。

ここでは外資系保険の転職を成功させるために必要な方法を紹介します。

転職エージェントを活用する

外資系保険へ転職するには、自ら転職サイトや会社のHPの採用情報を探して応募する方法があります。

しかし、一番安定的に外資系保険へ転職するには転職エージェントを活用することをおすすめします。

転職エージェントを使うことで、今までの経歴や経験を上手く活用できる職場をアドバイスしてくれたり、自分に合った最適の外資系保険の仕事を代わりに探してきてくれるだけでなく、転職エージェントのパイプを使って外資系保険の仕事を紹介してもらえるなど、転職しやすい環境が整います。

ヘッドハンティングをしてもらう

転職エージェントを活用する方法以外で外資系保険へ転職する人が利用する方法は、ヘッドハンティングをしてもらうことです。

外資系保険や保険業界は基本的にコネクションが物を言う世界です。

そのため、知人や友人からスカウトされて業界に入社する人が多くいます。

知人や友人の紹介であれば、自分の能力を理解してくれていてしっかりした評価の元で会社へ紹介してもらえるので、自ら外資系保険の仕事を探して転職するよりは安心して働くことができます。

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外資系保険へ転職するにあたっての必要な心構え

外資系保険は入社がそこまで難しくないと前述しました。

もちろん入社試験もありますし、面接も何回かあるので無試験で入社できるわけではありません。

けれども、外資系保険の仕事は入社してからが本当の勝負になります。

なんとなく入社してみようとか保険の仕事は稼げるからやってみようなどとしっかりした目標や意志がなく入社すると、すぐに退職したくなります。

ここでは外資系保険へ転職するにあたり確認すべき必要な心構えについて触れていきます。

なぜ外資系保険に転職するのか

外資系保険の仕事は、高い給料に比例して仕事もハードです。

ノルマのプレッシャーは日系企業以上ですし、プロセスがどれだけ良くても結果しか見ないため、結果が出ないと評価は低いままです。

そのハードな仕事にチャレンジするからには、きちんとした明確な目的や心構え、強い意志が必要になります。

外資系保険へ転職活動を始める前に、まずはなぜ外資系保険に転職したいのかをよく考えてみましょう。

リストラのリスクがあることを理解しているか

外資系保険の仕事は、基本的に日本の労働法に則って採用したり雇用したりしているのですが、成績が出ないと営業パーソンの場合は会社から解雇されるリスクがつきまといます。

高い給料が貰える、仕事にチャンスがあるなど良い面はよく知られていますが、反面、仕事が取れないとノルマのプレッシャーが半端ないことや、仕事の成績が悪いままだと収入に反映されるだけでなく、リストラになるリスクがあることはあまり知られていません。

きちんと成績が残せないと戦力外通告を受けることを覚悟した上で、外資系保険への転職活動を始めて下さい。

完全歩合制は想像以上に厳しいことを肝に命じているか

外資系保険や保険の仕事は、基本的に完全歩合制のところが多く、3年前後まで基本給を一定額面倒見てくれますが、3年以降は完全に歩合制のため、自ら稼がないと給料がないことになってしまいます。

高い給料が欲しくてもっともっと色々な仕事にチャレンジしたいから外資系保険の仕事へ転職する人は多く、独身者だけでなく妻帯者も転職します。

ただ、完全歩合制なのでハイリスクハイリターンであり、仕事が取れなければ貯金を崩したり、親戚などにお願いして保険に入ってもらえないか営業をしなければいけなくなります。

完全歩合制は想像以上にメンタル面でタフなところがありますので完全歩合制が大変なことをしっかりと理解しましょう。

外資系保険の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

外資系保険へ転職したからには高い給料を期待すると思いますし、これから転職してどんどん稼いでいこうと考えている人も多いかと思います。

実際に外資系保険の仕事へ転職してから給料を上げるためには何が必要なのかについてまとめてみました。

コミュニケーションスキルを磨く

外資系保険の仕事は、他の仕事同様、コミュニケーションがとても大切です。

お客様とのコミュニケーションや社内のコミュニケーション、人と関わるので仕事以外の人と関わるチャンスがあれば、どれだけ知り合いのネットワークを広げられるかもコミュニケーション次第になります。

コミュニケーションスキルを磨くことは、外資系保険の仕事で成功する大切な要素であり、人と人との繋がりで仕事が増えてくることで、給料も自然と上がっていきます。

人との出会いを大切にする

外資系保険の仕事は、人との出会いを大切にしなければなりません。

例えば、解約したいという顧客に対して、引き止めて自社の良さをコンコンと語り嫌な思いをさせてしまうと次はありません。

もしかしたら、そのお客様は解約しても、誰か他の知人や友人を紹介しようとしてくれるかもしれませんが、そのチャンスを潰してしまいます。

どんな場面であっても人との出会いを大切にし、次に繋がるようにすることで仕事を頂く可能性を高めることになります。

仕事を頂くことで更に次の仕事に繋がる可能性も高まり、結果給料アップにも繋がっていきます。

自分の魅力を高める

外資系保険の仕事の中でも、特に営業パーソンは、いかに自分を魅力的にブランディングできるかが鍵になります。

保険は目に見えない、いわゆる無形商材です。無形商材を買う時、判断材料になるのは商材の内容や価格もさることながら営業パーソンの人柄なども考慮されます。

自己プロデュースと呼ぶ保険会社もあります。

不潔な格好や不愉快にさせる言動の営業パーソンより、清潔感のある格好や話しやすい雰囲気の営業パーソンの方が、お客様からの仕事を貰える可能性も高まります。

自分磨き、自己ブランディングは外資系保険の仕事で成功するために大切な要素です。

外資系保険で転職する人は多い?

外資系保険の仕事はとても大変と知っている人は多いのですが、外資系保険へ転職したい人や転職する人も少なくありません。

実際、筆者の周りは外資系保険へ転職した人が多く、ほとんどは外資系保険の営業経験をステップにキャリアアップ、もしくは独立開業して活躍しています。

外資系保険の仕事は完全歩合制のところが多く、給料が貰えない若しくは給料が少ないリスクはある反面、成功した際の成功報酬の高さに魅了を感じてチャレンジしたい人も後を絶ちません。

外資系保険でよくある転職理由

外資系保険の仕事は中途採用で転職してくる人が多く、様々な人が様々な思いを持って入社してきます。

これから外資系保険の仕事を探す人や、現在外資系保険の仕事を探している人などにすると、外資系保険に転職した人にはどういう理由があるのか気になるところです。

ここでは外資系保険でよくある転職の理由について、いくつかピックアップして紹介します。

とにかくお金を稼ぎたい

外資系保険に転職する人の多くは、お金を稼ぎたいという人です。

生活していく上でやはりお金は大切なツールですし、あることに越したことはありません。

高い年収を稼ぐためには保険の業界は一番手っ取り早く、稼げた時のリターンもかなり大きいため、20代〜30代の男性には特に人気です。

頑張ればお金が稼げるというのは夢のある仕事にも思えます。

大切な人を守るための保険を広めたい

もう一つ多い理由としては、保険に対してネガティブなイメージがあったが実際に自分や家族が病気などをして保険を使ったことであって良かったと思えたから、同じように困っている人や知らない人に良さを広めたいというケースです。

大きなことにチャレンジしてみたい

若い世代に多い転職理由は、チャレンジしたいからという理由です。

頑張れば稼げる仕事であるため、自分の可能性にチャレンジしたい人が後を絶ちません。

大きく稼ぐということはそれだけ大きなチャレンジになるため、チャレンジが転職理由ということもあります。

まとめ

今回は外資系保険の仕事について紹介しました。

外資系保険の仕事は成功すると高い給料が得られ、憧れる人も多いのではないかと思います。

筆者の周りで、お金を稼ぎたいから外資系保険に転職します、という人もいました。

ただし、ハイリスクハイリターンの仕事であることと、外資系はノルマに対してのプレッシャーが厳しいなどのデメリットもしっかり理解した上で、外資系保険の仕事にチャレンジしてみてください。

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