
証券会社の仕事内容と向いている人・向いていない人の特徴・メリットについて詳しく解説します
証券会社の求人と言うと「営業職」のイメージが強いですよね。
新卒で入社しようとするとほとんどが営業職への配属になります。
しかし、中途採用の求人は営業職ばかりではありません。
実はスキルに応じて各金融商品の部門やサポート部門、SEや広告部門など様々な求人があるんですよ。
未経験でチャレンジできる職種や英語力を活かせる求人もあります。
証券会社で営業経験を積み、営業以外でも証券知識を活かして証券会社で活躍したい方も、他の業界で働いていて証券会社に興味がある方もぜひ参考にしてみてくださいね。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
証券会社の仕事内容はざっくりと4つです。
その他、会社自体の広報を行ったり、コンプライアンス関連の業務、商品開発や調査を行う業務、総務や人事などのバックオフィスの業務もあります。
実際に求人が出ている職種にはどんな職種があるんでしょうか?
今まさに求人が出ている職種をまとめてみました。
やはりこちらが一番多いですね。
お客様に金融商品を提案・販売を行う業務です。
ネット証券での募集が多く見受けられました。
自社のサービスの開発・運用に携わる業務です。
株式の販売促進を行ったり、キャンペーンやセミナーなどの企画を行う業務です。
求人数は少ないですが支店もしくは本店にて法務や経理の業務を行います。
証券会社では特に高いコンプライアンス意識が求められていますのでコンプライアンス専任の担当者の募集もあります。
各業務のサポートです。
入力や資料作成などを行います。
お客様からの株価の紹介や金融商品の受発注、資料送付や住所変更などの各種手続きを行います。
その証券会社との直接雇用ではなく、コールセンター業務を委託されている会社との雇用契約になる場合もあります。
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(正社員希望の人限定)
様々な職種での求人がありましたが、実際に募集内容はどんなものがあるんでしょうか。
給与の相場や勤務時間、求められる人物像などをまとめました。
これは職種や経験、スキルによって実際に提示される年収に差がありますので参考程度の各求人の給与相場を記載します。
営業職であれば年収400~900万円程度が相場です。
20代の若手であれば400万円程の提示になるでしょう。
実際には前職の経験や、その経験が証券会社での業務にどれだけ活きてくるか、あなたへの期待値などで提示される年収が異なります。
社内SEでは500~800万円、金融商品の企画・マーケティングでは450~900万円、法務・経理・コンプライアンス担当は300~650万円、サポート業務やコールセンター業務は派遣やパート・アルバイトでの採用が多く、都内であれば時給1,400~1,950円です。
証券会社の給料については、こちらの記事も参考に!
基本的に証券市場が動いている平日のみ勤務となり、土日祝日、年末年始はお休みです。
ただし、コールセンター業務はお客様の手続きの関係上土日も営業しています。
残業はどちらかと多い方ですが、会社によっては19時以降の勤務を一切禁止し、最低限の残業しかできないようにしている会社もあります。
入社するときにはよく確認することをおすすめします。
通勤手当、残業手当、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険など一通りの福利厚生は揃っています。
その他、営業手当や資格手当、財形貯蓄、持株会、社宅、福利厚生施設などがある会社もあります。
証券会社には歴史の古い会社が多く、従業員に対する手当が充実していることが特徴です。
社内SEや商品開発・マーケティング部門などは本社での勤務がほとんどです。
営業や総務・サポートは各支店、コールセンターは別途コールセンター専用のオフィスで働くこともあります。
支店の規模も様々で、30人程度の少人数の支店から、営業員だけで100名以上いる大規模の支店まであります。
個人情報を扱いますので、支店内は外から見える窓などはありません。
証券会社の求人で求められている人物像とはどんなものでしょうか?
職種によって様々ですが、総じて求められている人物像は下記のような人です。
証券市場は常に変動し続けます。
想定外の動きをすることも頻繁にあり、予定していたこととは異なる状態に身を置かれることはしょっちゅうです。
どんな状態になっても素早く判断し、対応できる柔軟な姿勢が必要です。
変動する相場に対応するには常に新しい情報をキャッチする必要があります。
しかし新しい情報だけを得ていても最適な判断はできません。
過去のことを学び、現在起きていることを分析し、将来どうなるかを予測する。
この3つができて初めて最適な判断ができるのです。
そのためには常に勉強し続けなければなりません。
ここでいう勉強とは、テキストを読むような勉強ではなく、新聞や経済誌を読んだり、ニュースを見たり、社内で発行されるレポートを読むことです。
最初は何もわからなくても、毎日続けることで自然と知識が蓄積されてどんな状態でも対応できるようになります。
大切なのは、怠らずに毎日勉強を続ける姿勢です。
証券会社では勉強したことがすぐに業務の役に立つのでやりがいがありますよ。
営業や窓口、コールセンターの業務ではお客様と深く接します。
お金を扱う業務ですので、相手から信頼を得られるような高いコミュニケーション能力が必要です。
特に営業はお客様とお話しながら、表に出ているニーズから隠れたニーズまで掘り起こしていきます。
商品ありきで提案することもありますが、「こんな商品あるんですがどうですか」と言われてもなかなか成約には結び付きません。
お客様のニーズと取り扱っている商品とを結びつけて提案することで高額な金額でも成約することができるのです。
そのためにも高いコミュニケーション能力が求められます。
営業はもちろん、その他の職種においても折衝能力が求められます。
それは社内の別の部署と協力しながら進める業務が多いからです。
別々の業務を行う部署同士で互いに協力しながら円滑に業務を行うためには互いのメリットをうまく伝え、協力してもらうための交渉が必要です。
どの職種においても、目標達成のために責任感を持って取り組む力を強く求められます。
営業職では到底達成できないと思われるようなノルマであっても、基本的に9割以上の人が必ず達成します。
どの社員も目標を必ず達成するということに全力を注いで業務にあたっているのです。
証券会社の業務ではあまり明確に指示をされることが少ないです。
与えられた目標やゴールに向かってどのように動いていくかは個人の自由。
自ら考え、工夫して動いていきます。
逆に言えば、会社に縛られずに自由な発想で業務に取り組むことができるのです。
証券会社で業務を行う場合は証券外務員1種・2種の資格が必要となります。
入社後の取得でもよいとされている会社もありますが基本的にある方が好ましいです。
営業であればFPなどの資格があればなお有利です。
職種にもよりますが、証券会社での勤務経験やその職種に関わる経験が必要な求人は多いです。
実際に自分で株式の取引やFXの経験がある人を求める求人もあります。
お客様の個人情報を扱う業務が多いので、高いコンプライアンスの意識があることも求められます。
未経験でチャレンジできる求人もありますが、専門的な職種であればあるほど経験を求める傾向があります。
証券会社の同じ職種でも多くの求人があります。
知名度のある会社ならともかく、あまり聞いたことのない会社だと何をポイントに見ればいいのかわかりませんよね。
せっかく応募しても求人の見方が悪かったために通過できなかったり、無駄撃ちになってしまうこともあります。
面接を受けてみたものの思っていたのと違った、ということもありますよね。
そうならないためにも、求人を見るときのポイントをご紹介します。
給与はだいたい400~900万円などとかなりアバウトに書いてあります。
これは応募してきた方のスキルに応じて提示されるので仕方のない部分ですが、大切なのはこの最低額の400万円の部分です。
よりレベルの高い方が採用できればいいけども、400万円の年収を提示するくらいの人のレベルの人から採用は可能ということです。
逆に800~1,000万円の年収の求人なら確実に高いレベルの人を求めています。
給与は今の自分の年収やスキルに応じて決まりますが、基本的には今の年収から数百万円単位で上がることは考えにくいです。
自分の今の給与がその年収の幅の中にあてはまるようなら、あなたの応募できる範囲の求人であるということになります。
求人には業務内容が書いてありますので、こちらをよく読んでみましょう。
経験のある職種であればある程度の業務内容のイメージができると思います。
あなたの思い描く業務ができるか確認しましょう。
前職からの転職理由となったマイナスポイントがないかもこのあたりから判断できると思います。
例えば営業で新規開拓が嫌で転職するなら新規開拓はないと書いてあるか、等ですね。
未経験OKと書いてありながら、実際に現場に出ながら業務を覚えていくOJTのタイプの教育と記載されている求人であれば最初は少し大変かもしれません。
中途採用の場合はあまり教育の制度が整っていない会社も多く、丁寧な教育を期待する場合はそのように記載している求人を探したり、教育制度について面接時に質問してみるといいでしょう。
業務内容が簡単そうなのに対し、給料が明らかに高い場合は避けた方がいいです。
求人に書かれていない業務内容があったり、実はすごくハードで離職率が高く、高い給料で求職者を大量に募集しているという可能性があります。
必須条件とは必ず必要な資格・経験で、歓迎条件は「あれば尚良い」とされている資格・経験です。
実際に採用を行うときにはもちろんこの歓迎条件まで揃っている人の方が採用されやすいですが、揃っていなくても採用はされます。
求人を見るときの歓迎条件は「実際に入社したら業務の中でこういう資格・経験が必要になってくるんだな」という視点で見て業務の参考にしてください。
証券会社は歴史が長い会社が多く、各種手当や福利厚生が充実している会社がほとんどです。
詳しく記載されていればいるほど従業員に対する手当が充実している=会社としてしっかりしているということになります。
ほとんどの求人には年間休日が記載されています。
でもどれくらいが多くて、どれくらいだと少ないかよくわかりませんよね。
土・日・祝日が休みでGWやお盆休みなど一通りの長期連休が揃っている会社の年間休日は120日程度です。
120日くらいあればしっかり休日がとれる会社なんだな、と判断できます。
証券会社には正社員・契約社員・アルバイト/パート・派遣社員という雇用形態があります。
どの会社でも同じですが、任せられる仕事の責任の量が正社員>契約社員>アルバイト/パート>派遣社員の順に少なくなってきます。
証券会社には職種、雇用形態など色んな求人があります。
どんな観点から選ぶのがいいでしょうか。
いくつか選び方をご紹介します。
雇用形態には正社員・契約社員・アルバイト/パート・派遣社員があります。
責任やまかせられる仕事の量、ノルマの有無などが異なりますので自分の希望する働き方にあった雇用形態を選びましょう。
職種も様々です。
これまでの経験や知識、スキルが活かせる職種から探してみましょう。
証券会社には銀行系、独立系、ネット証券などがあります。
証券会社としての歴史のある会社がよければ独立系、銀行など多方面との結びつきのある会社が良ければ銀行系、新しいサービスやチャレンジ精神のある会社がよければネット証券がいいでしょう。
給与も求人・会社によって異なります。
自分のスキルで最大限の給与を提示してくれる求人を探しましょう。
証券会社は全国各地に支店があることが多く、ほとんどは転勤を伴います。
地域に根差した証券会社がよければその地域の証券会社を選ぶのもいいでしょう。
実際に使ったことのある会社であれば馴染みもありますよね。
好きな会社から考えるというのもひとつのきっかけです。
選び方を6つ紹介しましたが、注意してほしいのは「会社の知名度」だけで選んでしまうことです。
知名度のある会社は応募してくる求職者も多く倍率が高いということもありますが、一番は「知名度の高い会社」=「良い会社」とは限らないからです。
あなたにとっていい会社を見つけるために、広い視野をもって求人を探してください。
営業は毎月ノルマが課されます。
確かに簡単ではないノルマですが、しっかりこなしていくことで高い営業力がつきます。
すべての社員は目標遂行の意思が強いので高いモチベーションの中で仕事ができますよ。
会社、職種によっては残業が多い会社もあります。
会社によっては必ず19時までには退社するよう義務付けられている会社もあり、大手であればあるほどしっかり管理されています。
職種によりますが、営業はインセンティブの要素が強く、成果が上がれば上がるほど多くの給料がもらえます。
30代で1,000万円もらっている営業員が支店に何人もいますよ。
そうでなくても、他の業種に比べて証券会社の給料は平均的に高めです。
証券会社には職種・雇用形態含め幅広い求人があることがおわかりいただけたでしょうか。
営業だけでなく、証券会社の社員として働く方法はたくさんあるんですよ。
転職を考えている方はぜひ一度証券会社を視野に入れてみてください。
とても刺激的で、短期間でも大きく成長できますよ。
証券会社求人についてもっと深堀りした情報を見る
憧れて入社した証券会社。バリバリ働いて、立派な営業マンになることを思い描いていたのではないでしょうか。しかし、働き始めてみれば達成できるとも思えない過酷なノルマ、膨大な商品の数、上司・先輩からの詰めで体力的にも精神的にも疲弊。仕事が終わっても考えることは仕事のことばかり…。気が付けば、思い描いていた未来とはまったく違う現在がある。「こんなはずじゃなかった」と思っていませんか?「もう辞めたい」と思っている人もいるでしょう。でも、せっかく努力して入った会社です。少しだけ辞める前に考えてみてほしいことがあります。今回は証券会社を辞めたいと感じる理由とその乗り越え方、それでもやっぱり辞めたい人のために
証券会社の年収のイメージはどうでしょうか。すごくもらっていそう!という意見が多いですよね。これから証券会社に入社してみようと思っている方は、「実際のところ」どれくらいお給料がもらえるのかということが気になっていると思います。年代や会社にもよりますが、30代で年収1,000万円を超えるという噂もあります。しかし、これは固定給ではなく、賞与が大きく影響しているのです。証券会社は固定給よりも賞与の比重が高く、本人の成果に応じた年収になるので、年代別の平均年収などを見てもあまり参考にならず、実際に自分がどれくらい給与がもらえるのかイメージがしづらいです。賞与についても、どういったところが評価されてどう
証券会社の仕事にはどんなイメージがありますか?つらそう、経済の知識がないと難しそう…などネガティブな印象を持っている人も多いかもしれません。実はとてもおもしろく、刺激的な仕事なんです!今回は、実際にどんな仕事を行なっているのか、仕事内容や向きや不向き、メリット、キャリアについて解説します。是非証券会社の魅力を知ってください。証券会社ってどんな仕事?証券会社の仕事をざっくりと4つにわけてご紹介します。ブローカー業務委託売買業務ともいい、株式や債券などの金融商品の売買の注文を証券取引所に取り次ぐ業務です。あなたが証券会社を通じて株式や債券を買ったりするときに証券会社が行なっている業務がこのブローカ
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