証券会社のお給料というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

証券会社は年収が高いという声を耳にすることもあります。

そんな証券会社の気になるお給料について、証券会社勤務の私が解説いたします。

証券会社の給料の相場はどのくらい?

正社員で新卒入社した場合

会社によって多少の違いはありますが、一年目の基本給はだいたい手取りで23万円くらいです。

基本給に関しては、あまり成績は関係なく、成績がいい人も悪い人もそれなりにもらえます。

もちろん年次が上がればもらえる基本給の額は増えていきますが、各種税金や保険料など引かれる額も大きくなります。

ですがやはり、他の一般企業に比べても給与水準は高く、20代で年収1000万円も夢ではありません。

正社員で転職した場合

基本給に関してですが、これは前職でのポジションによりけりだと思います。

ただ、証券会社はよくも悪くも数字がものをいうので、成績さえ上げていれば十分高給をもらえます。

契約社員

契約社員に関しては、会社によって時給制だったり月給制だったりいろいろと違ってきます。

時給制であればだいたい1500円~2000円くらいが相場かなと思います。

元から短期間だけ働くと決めている方、正社員のためのステップを経験したい方には向いていると思います。

派遣社員・パート・アルバイト

こちらも時給制で1500円~2000円くらいが相場だと思います。

年収にも響いてくる基本給以外のものは、どうなっているの?

賞与

証券会社といえば、とにかく数字がものをいう世界です。

基本給では差が付きませんが、大きく差がつくのが賞与、すなわちボーナスです。

私の会社では、年に二回ボーナスをもらえます。

証券会社の醍醐味でもあると思うのですが、営業成績のインセンティブの比率が大きいので、いい成績であればあるほど大きな額をもらうことが出来ます。

基本給では上司を上回れなくても、上司より多くのボーナスをもらっている若手社員はたくさんいます。

年間を通して優秀な社員のみが表彰される社長賞などにランクインすると、一回で何百万という額をもらうことも不可能ではありません。

会社にもよると思いますが、私の会社では月ごとに評価する月間賞というものがあり、ここにランクインすると5万円支給されます。

一回で5万円もらえるとなると、モチベーションもあがりますよね。

昇給

主任などの役職がつく3年目あたりから上がり始めます。

だいたい5年目くらいで年収の額面1000万円ほどになりますが、その代わりに仕事内容は当然厳しくなります。

多くのお金をもらえるのは、それに見合った仕事量があるからなのです。

各種手当

住宅手当などの福利厚生はかなり充実しています。

給与以外の各種手当について不満に思ったことは特にありません。

まず当然ですが、交通費は負担してもらえます。

そして社会人といえば一人暮らしをする人も多いので、気になるのは住宅手当だと思います。

基本的に、実家のある都道府県以外の土地に配属になれば、住宅手当が支給されます。

私の会社の場合ですと、首都圏配属であれば基本的には独身寮に入ることが出来ます。

地方出身で現在首都圏勤務の私は、会社の独身寮に入っているのですが、駅から徒歩5分、光熱費水道代込みで1万円以内で都心に住めちゃいます。

東京に家賃月一万円で住もうと思っても、まず住めないですよね。

同様に地方に配属になれば、これまた駅に近いところにかなり格安で住むことが出来ます。

しかし、この恵まれた住宅手当に関しては、全国転勤を前提としている総合職に限る会社が多いようです。

転勤がないエリア総合職の方は、住宅に関して手当が出ないことがほとんどだと思いますので、注意が必要です。

また、総合職であっても注意すべき点があります。

首都圏に住んでいると、たとえ実家とは違う県に勤務であっても、住宅手当が出ないことがあります。

それくらいの距離なら実家から通えるよね?と会社からは判定されているのです。

実際私の同僚にいるのですが、神奈川県の田舎のほうの地域から、片道2時間かけて通勤するといったケースもあります。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、証券会社の朝は早いので、彼はこの生活に耐えられなくなり、自費で会社の近くに家を借りて生活しています。

住宅手当はかなり充実していますが、上記のようなケースもあるので、きちんと会社の人に相談・確認する必要があると思います。

また、資格取得のための費用なども負担してくれる会社が多いです。

ただし、資格に不合格であったりしたら自腹になってしまう会社がほとんどですので、資格試験を受ける際は一発合格を目指すことをお勧めいたします。

近年では女性の活躍を推進している証券会社が多く、育児手当などもかなり充実しています。

私の働いている会社では、子供が生まれると手当が支給されるようになっています。

ワーキングママも増えてきている現代社会にとって、これは非常に意味のある手当だと思います。

給与が高い人は何が違うの?

スキル

営業力、とはよく言いますが、結局のところ、出世して多くのお給料をもらっている人というのは、社内営業が上手な人です。

上司に気に入られれば、引継ぎなどで優良な顧客を回してもらえますが、嫌われたらそうもいきません。

私の周りでは、真面目な人よりも、世渡り上手な人のほうが高いお給料をもらえているイメージです。

あとは、いろいろな人から可愛がられる力のある人。

頭はそこまでよくないけど、周囲の人に可愛がられるタイプの人がいると思いますが、まさにその人です。

営業力とは、結局いろいろな人から可愛がられる力だと思います。

証券会社が相手にするのは、経験も教養もなにもかも自分より上のお金持ちの方々です。

知識量で上回ろうとしても、なかなかうまくいかない話だと思います。

そういった人々に可愛がってもらえる力。

愛されキャラ。

憎めないタイプ。

何を以て可愛がられるかは人それぞれ違うと思いますが、この力こそが、年次を問わず営業員に求められているスキルなのではないかと思います。

役職

私の会社では、役職が付く3年目あたりから基本給が上がります。

給料は上がりますが、3年目以降は求められる数字がより厳しくなります。

勤続年数

実力主義であるのは間違いないですが、基本的には年功序列です。

長く勤めれば勤めただけたくさんもらえます。

地域

どこの地域に行っても、できる人はできるし、できない人はできません。

個人の成績がボーナスに反映されるため、地方勤務でも、都心で働いている人より多くのお給料をもらっている人はたくさんいます。

ただ、顧客となる企業や個人の属性やポテンシャルが異なる点においては、年収を左右するかもしれません。

たとえば、地方と首都圏では人口に圧倒的な差があります。

このため、新規の顧客をつくる労力というのは異なります。

首都圏であれば、自分の担当エリアを一日で全て回るということは可能ですが、地方に配属になったらそうもいきません。

また、地方は関わりを大切にすることが多いため、お客様と仲良くれば商談に繋がるケースが多いですが、首都圏ですと、数多くの証券会社がこぞって営業をかけにいくので、証券会社の断り方が身についている方が多いです。

また、地方であればライバルは他の証券会社ですが、首都圏の場合は、いたるところに証券会社の支店がありますので、同じ会社同士でしのぎを削るといったケースも珍しくありません。

地方がいいのか首都圏がいいのか、これは配属されてからでないとわからないと思います。

良くも悪くも運とタイミングがお給料に反映する世界、それが証券会社です。

証券会社の給料の決まり方

基本給+ボーナス 

20代のうちの年収は、まずは仕事を覚えたりとるべき資格を取ることが優先となるため、歩合制を活かしたボーナスではそこまで差が付きません。

そもそも20代の若手社員のうちの仕事は、新規のお客様を見つける新規開拓営業がメインです。

来る日も来る日も個人宅や会社に飛び込んだり、電話リストを使って電話営業をしたりします。

インターネットが当たり前であるこのご時世に、わざわざ高い手数料を払ってまで証券会社の営業員から買おうという人なんて、1000人あたって1人いたら超ラッキーというくらいの確率です。

ですので、若手のうちの成績はある程度運によると言っても過言ではなく、歩合制を活かしたボーナスでたまたま大きな額を貰えたとしても、来年同じくらい貰えるかといったら、そうはとは限らないのです。

しかし、上記で述べましたが、ある程度は年功序列であるということもまた事実です。

できなくてもそれなりに貰えてしまいます。

成績が伴わない場合には、陰で給料泥棒なんて言われていることを自覚すべきです。

証券会社で給料をあげるためにやるべき5個のこと

社内営業に勤しむ

上記でも述べていますが、証券会社に限った話ではないと思いますが、上司に気に入られるということはとても大切です。

上司に気に入ってもらえたら、思わぬタイミングで大金を手にするチャンスが増えます。

上司に誘われたら、どうしても外せない用事がない限りは、二つ返事でついていくことをお勧めいたします。

時には、休日返上でお付き合いすることも必要になると思います。

私は休日にバーベキューに誘っていただいたのですが、疲れていたので適当な理由をつけてお断りしたら、見事に嫌われました。

できる時に一気にやる

出来ないときは出来ないし、出来る時は出来る。

それが証券の仕事の流れだと思います。

仕事がうまくいっているときの流れを大事にした方がいいです。

何度も言いますが、証券会社は数字が人格になる世界です。

やったらやった分だけ、お給料に反映されて返ってきます。

ですが、良い流れをずっとつかみ続けるというのは、とても難しいことです。

出来る時に出来る分だけやって、出来ないときは思いっきりさぼる。

何事もメリハリをつけることが大切だと思います。

資格を取る

会社によっては、昇給するための資格というものが存在します。

それらの資格をとるために、勉学に勤しむのも悪くないと思います。

スキルアップを図る

社内にも昇格の対象となる資格試験が存在します。

TOEICで高得点を取ったり、会社が規定している士業試験に合格すれば昇給も夢ではありません。

思い切って転職する

証券会社は、かなり仕事がハードなので、転職する人があとをたちません。

証券会社で給料をあげるためでも、あまりやらない方が良いこと

給料アップの交渉をしてみる

ある程度大きい企業だと、基本給や賞与に関しての交渉はなかなか難しいことだと思います。

ただし、基本給以外の住宅手当の部分などであれば、上司に交渉できるかもしれません。

日本の証券会社、特に五大証券会社というのは典型的なトップダウン企業なので、一社員の声が会社に届けられるということは非常に困難です。

また交渉次第では、上司の機嫌を損ねることにもなりかねませんので、あまりお勧めはできないでしょう。

給料をアップさせるための求人の選び方

転職エージェント、転職サイトに登録をして、より高いお給料で条件登録をしておくと、それに見合った求人情報が届くようになりますのでお勧めです。

給与相場が今よりも高いところを探そう

証券会社より給与相場が高いとなると、かなり職種の幅は限られてくることと思います。

仕事量に文句を言わないのであれば、商社や不動産会社などがいいのではないでしょうか。

証券会社よりも仕事が楽で、より高いお給料をもらえる会社は、なかなか存在しません。

何事も自分に合うか合わないか、よく考えてから転職を検討したほうが賢明だと思います。

残業代はちゃんと出る?

近年の働き方改革の影響もあってか、大企業でしたらそもそも残業をさせない方針が多いように思います。

とは言っても、中には会社の電気を消してもパソコンの明かりは付いている、といった企業も未だに存在するので、真偽を確かめたければ一度夜に会社の前に行って様子を見ることをお勧めします。

また、証券会社に限って言えば、朝の残業代をつけられる時間帯は、8時を過ぎてからの企業が多いと思います。

支店にもよると思いますが、わたしの支店では殆どの人が7時代に出社、若手であればあるほど早く出社することを求められますが、待っているのは、雑務という名のサービス残業です。

まとめ

証券会社の給料事情について書いてみましたが、いかがでしたか?

証券業界に興味を持っている方の参考になれば幸いです。


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