空港保安検査とはどういう仕事?良い面・悪い面やその後のキャリアなどについて経験者が紹介します
皆さん、空港保安検査という仕事をご存知でしょうか?
あまり聞き馴染みのない仕事かもしれません。
空港保安検査とは、空港検査場でのボディーチェックや手荷物検査をする仕事です。
今回は、空港保安検査の仕事内容、空港保安検査の仕事が向いている人の特徴や必要なスキル、適正について詳しくお話していきたいと思います。
空港の仕事って、何だかかっこいいと思いませんか?
空港での仕事に興味がある方や空港保安検査の仕事に少しでも関心のある方は、是非こちらの記事をチェックしてみてください。
空港保安検査という仕事で、特別な経験をしてみませんか?
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目次
閉じる空港保安検査とはどんな仕事?
まず初めに、空港保安検査の仕事とはどんな仕事なのか簡単に説明したいと思います。
空港保安検査という仕事はあまり聞き馴染みのない仕事かもしれませんが、空港を利用する際は誰でも通過しないといけない場所での仕事です。
ですので、どのようなことをする仕事なのか、皆さんイメージができると思います。
簡単に説明すると、空港保安検査の仕事は、空港の検査場で門型金属探知機や小型金属探知機を使ってボディーチェックをし、X線で手荷物の検査を行う仕事です。
空港保安検査の大まかな仕事内容
さて、空港保安検査の仕事についてご理解いただけたと思うので、次に空港保安検査の大まかな仕事内容について説明したいと思います。
空港保安検査の仕事は大まかに分けて四つあります。
一つのレーンを4人~5人で担当します。
一つ目は、レーンの前に立ち、お客さんを誘導し、手荷物の確認や身のまわりの物の確認です。
二つ目は、門型金属探知機を通過したところに立ち、ボディーチェックをする仕事です。
お客さんが門型金属探知機を通り反応がなければ、手荷物の受け取りをお願いします。
しかし、門型金属探知機で反応があればボディーチェックをお願いし、小型金属探知機で検査、それでも反応がある場合は手指での確認をします。
三つ目の仕事は、X線を流れる手荷物をモニターでチェックする仕事です。
X線を通し何も見つからなければ、そのままお客さんに手荷物をお返しします。
しかし、X線を通した際に不審なものが確認されると、もう一度手荷物をX線に通して検査します。
手荷物の中に不審なものが確認できたり手荷物から取り出して確認する必要がある場合は、お客さんに手荷物の再検査をさせていただくようお願いします。
四つ目は、X線から流れてきた手荷物をお客さんにお返しする仕事です。
飲料の確認なども行います。
お客さんの手荷物に再検査が必要だと、その場でお客さんの手荷物を開け確認させてもらうというのが、空港保安検査の仕事内容になります。
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空港保安検査が向いている人の4個の特徴とは?
空港保安検査が向いている人の特徴についてまとめてみました。
正義感や責任感のある人
空港保安検査は、その名の通り空港の保安を検査する仕事です。
そのため、正義感があり、空港の保安を検査するという仕事に対し責任感を持てる人には、とても向いている仕事だと思います。
そもそもどうして飛行機を利用する前に検査場で検査をしないといけないのかというと、飛行機を利用するお客さんを検査し、お客さん全員が安全に安心して飛行機を利用できるようにするためです。
もし不審な人物を検査場で発見できると、その人物が飛行機を利用することを阻止できます。
そのような目的もあり、飛行機を利用する前には検査場で検査を受ける必要があります。
空港保安検査は、責任感が必要な仕事となっています。
空港での仕事に興味がある人
空港での仕事に興味がある、空港が好きという方には空港保安検査の仕事は向いているかもしれません。
毎日空港の中で飛行機を利用するお客さんを見送ったり、飛行機を見ながら働けます。
日本人だけではなく、海外から日本に来られたお客さんも沢山います。
空港という刺激的な場所で働けることは、素敵な経験になるはずです。
空港での仕事に興味がある、憧れている、空港が好きという方は空港保安検査の仕事はいかがでしょうか?
英語や韓国語、中国語などが話せる人
空港保安検査の仕事は空港での仕事で、検査場を利用するのは日本人だけでなく日本を訪れた多くの外国人のお客さんもいます。
そのため、英語や韓国語、中国語を話せる人が必要になります。
英語や韓国語、中国語が話せる方は、空港保安検査の仕事で語学力を大いに発揮できると思います。
英語や韓国語、中国語を使った仕事や、語学力を活かした仕事がしたいのであれば、空港保安検査の仕事はとてもおすすめです。
人とのコミュニケーションが上手く取れる人
空港保安検査の仕事は空港での仕事で、主に国内線と国際線の検査場で働きます(空港により国内線しかないところもあります)。
国内線を利用するお客さんは、大多数の方が日本人だと思います。
そのため、コミュニケーションを取る際は日本人同士なので、あまり難しいことではないです。
しかし国際線を担当すると、日本人のお客さんだけではなく海外から来られた多くのお客さんを相手にします。
英語や韓国語、中国語が話せてお客さんとのコミュニケーションを取れるのなら良いのですが、日本語しか話せないスタッフは、日本語しか話せない状況でどれだけお客さんとコミュニケーションを取れるかがポイントになってきます。
英語が話せない人でも、身振り手振りやジェスチャーを使って上手くコミュニケーションを取る人もいます。
人とのコミュニケーションが上手く取れる人は、空港保安検査の仕事も向いていると思います。
空港保安検査が向いていない人の4個の特徴とは?
空港保安検査が向いていない人の特徴についてまとめてみました。
早朝や深夜の勤務が苦手な人
空港保安検査の仕事は、早朝や深夜便に合わせてオープン、クローズします。
そのため、早朝勤務や深夜勤務も当たり前のように毎日あります。
太陽が出る前に出勤し、太陽が沈んでから帰宅するため、1日太陽の光を浴びない日もあります。
空港で働くのなら、早朝勤務や深夜勤務は当たり前になってきます。
朝早い出勤・退勤や夜遅い出勤・退勤が苦手な方は、空港保安検査の仕事にあまり向いていないと思います。
また、早朝勤務や深夜勤務が続く、とストレスや肌荒れなども酷くなってきます。
落ち込みやすい性格の人
空港保安検査の仕事は、想像以上に大変な仕事です。
検査場で検査に対し納得できないお客さんは怒鳴ってきたり、物を投げてきたりすることもよくあります。
自分が間違ったことをしていなくても、こういうことはよくあることです。
そのため、いちいち落ち込んでいては仕事になりません。
自分のミスで怒られるなら反省は必要です。
しかし、自分は間違ったことをしていないのに納得できない、気に入らないなどで怒られることは気にしなくても良いのです。
それでも落ち込んでしまう人はいます。
初めはとてもショックを受けるかもしれません。
だからと言って、ずっと落ち込んでいたりショックを受けていては、正直この先、自分が大変になっていくだけです。
割り切れずに落ち込んだりショックを引きずってしまう人は、空港保安検査の仕事は向いていないと思います。
押しに弱い人
空港保安検査では、ダメなものはダメ!持ち込み禁止のものは持ち込んではダメ!とお客さんにはっきりと言い、理由も説明しないといけません。
しかし、押しに弱い人は、今回ぐらい良いんじゃないの?と言うお客さんに対しはっきりと言えない人もいます。
仕事上、はっきり断らなければいけないので、ダメと言えずにダラダラしてしまうと自分も大変です。
お客さんに怒鳴られるからとビクビクしていてはダメです。
空港保安検査とはこういう仕事なんだと割り切り、お客さんにはっきりと言うべきです。
それでも、押しに弱く断れない人は、正直空港保安検査の仕事には向いていないと思います。
すぐにカッとなってしまう人
残念ですが、空港保安検査の仕事は、お客さんによく怒鳴られる仕事です。
飛行機に持ち込めないものは、検査場で破棄して頂く時もあります。
自分のものを捨てるのは誰でも嫌なことですよね。
空港保安検査の仕事は、このような仕事なのです。
ですので、お客さんから怒鳴られることも当たり前です。
しかし、それに対しすぐにカッとなってしまい言い返したり物にあたるような人は駄目です。
どれだけカッとしても、イラッとしても、決してお客さんに言い返してはいけません。
態度に出しては駄目です。
それが抑えられない人は、空港保安検査の仕事には向いていないと思います。
空港保安検査の仕事経験は、どんな職種・仕事に活かせる?
空港保安検査の仕事経験は、どんな職種や仕事に活かせるのかまとめてみました。
その他の空港での仕事
空港保安検査の仕事経験を活かすなら、その他の空港での仕事をおすすめします。
空港で働いていると飛行機の便名などを覚えないといけないので、そのような経験が空港内の他の仕事にも活かせます。
働いていると、便名だけでなく、どの時間帯にどの便の飛行機のフライトがあるなど覚えます。
そのため、グランドスタッフや空港の税関で働くのが良いかもしれません。
実際に、空港保安検査の仕事からグランドスタッフの仕事に転職する人もいます。
空港保安検査で経験したり身につけたことを、グランドスタッフの仕事でも活かせます。
これから空港保安検査の仕事に就くには、どうしたら良い?
これから空港保安検査の仕事に就くには、どうしたら良いのかについてまとめてみました。
空港保安検査の仕事を探すためには?
空港保安検査の仕事は、求人誌やインターネットの求人サイト、ハローワークなどによく記載されています。
求人誌ならスーパーやコンビニの入り口に置いてあり、無料で貰うことができます。
インターネットの求人サイトなら、最近ではindeedなどが人気です。
indeedにも記載されている空港保安検査の求人もありました。
また、ハローワークで空港保安検査の仕事を見つけると紹介状を書いてもらえたりするのでおすすめです。
ハローワークでは面接の際のポイントなども教えてくれ、仕事探しから就職するまでの簡単なサポートもしてくれます。
必要なスキルや経験は?
空港保安検査の仕事をするのに必要なスキルや経験、資格などは特にありません。
しかし、英語や韓国語、中国語が話せるのであれば強みになると思いますし、このようなスキルを持っていて損はしません。
他に必要なスキルなどは、最初の研修である程度勉強できます。
資格は、空港保安検査で働き勉強や研修をし、経験などを積んでから会社で試験を受けさせてくれます(X線を見る試験など)。
そのため、始める前に必ず必要なスキルや経験などはありません。
働きながら徐々に身につけていく感じになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、空港保安検査の仕事に向いている人の特徴や必要なスキル、適正について詳しくお話してきました。
空港保安検査の仕事は、あまり聞き馴染みがなく知られていない仕事かもしれません。
しかし今回こちらの記事を見て、少しでも空港保安検査という仕事について知ってもらえたのならば嬉しく思います。
今回は、空港保安検査の仕事内容、空港保安検査の仕事に向いている人、向いていない人についてお話しました。
どうでしたか?
空港保安検査の仕事は、大変なことや辛いこともあります。
仕事にはこのようなことはつきものですが、大変なことや辛いことだけではありません。
空港という場所で、日本人や海外から来られたお客さん、様々な人たちに出会い、そこで仕事をすることによって特別な経験ができると思います。
空港の仕事に興味がある、憧れがある、また空港保安検査という仕事をしてみたいと思った方は、是非チャレンジしてみてください。
チャレンジする前に、今回私がまとめた空港保安検査の仕事について、自分が空港保安検査の仕事に向いているのか向いていないのかもチェックしてみてくださいくださいね!
空港保安検査の求人を探すときは、こちらの記事を参考に!
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