2021年2月12日

空港保安検査とはどういう業務内容なのか皆さんはご存知でしょうか?

普段、空港保安検査という職種はあまり耳にしないかもしれません。

今回はそんなあまり知られていない空港の保安検査官とはどういったことをするのかを具体的にご紹介できればと思います。

また、空港保安官の良い面や悪い面、その後のキャリアについてもお話ししていきます。

空港での仕事に興味がある人は要チェックです!

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空港保安検査とはどんな仕事?

空港保安検査とはその名の通り、空港の保安を検査し守るという仕事です。

仕事内容は主に、空港の検査場でX線を使ってボディーチェックをしたり、荷物検査をしたりします。

空港保安検査の役割とは?

空港保安検査の仕事の役割について簡単にまとめてみました。

お客さんの安全確保

空港保安検査の仕事は空港の保安を守るための仕事と述べましたが、その中にお客さんの安全を守ることも含まれています。

これから飛行機を利用するお客さんの安全を確保するためにも、ボディーチェックや荷物検査といった検査が行われます。

機内に持ち込んでも安全なものとそうでないものを検査場で見極め、お客さんに安全に飛行機に搭乗してもらいます。

そのため、検査場での検査は必要不可欠のものとなります。

また、個人的な理由から検査場で嘘をついたり検査員の言うことを聞かないで通過してしまうと、その1人の行動のために大きな事故に繋がるかもしれません。

そのような事故を防ぐためにも、理解していただけないお客様がいると、警察官なども出てきて話し合いをすることがあります。

お客さんにしっかり理解していただいた上で飛行機に搭乗していただきたいからです。

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空港保安検査の具体的な仕事内容とは?

具体的な業務

ボディーチェック

門型の金属探知機を使いボディーチェックを行います。

もし反応があれば小型の金属探知機を使い再検査し、それでも反応がある場合は手指で検査となります。

手荷物検査

X線を使い手荷物検査を行います。

X線を通してカバンの中身を確認します。

もし持ち込み不可のものがカバンの中に入っていたら、お客さんの前でカバンの中を確認させていただき、検査します。

パスポートと搭乗券検査

検査場を通過する前に、国内線では搭乗券のチェック、国際線では搭乗券とパスポートのチェックをします。

その際にお客さんが搭乗する飛行機が遅れていないか、お客さんが搭乗に遅れていないかなどを確認します。

仕事の流れ

搭乗券とパスポートチェック

検査場に立ち、お客さんを誘導します。

お客さんが来ると、まず初めに搭乗券とパスポートチェックをします(パスポートチェックは国際線のみ)。

飛行機の運行状況を把握しておきお客さんの搭乗時間などを確認します。

東京や大阪などのように空港が2箇所あると、お客さんが空港を間違えてくることが多々あります。

また、搭乗時間の確認ミスで、飛行機が搭乗してから検査場にくるお客さんもいます。

そこでスムーズにお客さんの対処をできるように、何らかの間違いで飛行機に乗れないお客さんがいれば、その場でカウンターのスタッフに連絡し引き継いでもらいます。

更にもう一つ確認することがあります。

これは国際線だけになりますが、パスポートと搭乗券の名前のチェックです。

名前を確認することでテロなどの危険から守れます。

もし違う名前の搭乗券を持っていたのなら、理由などを訊いて対処する必要があります。

案内

お客さんと荷物の検査の前に、必要最低限の確認をします。

身のまわりに金属製品を身につけていないか、荷物の中に持ち込み禁止品が入っていないかなど。

その後にお客さんは門型の金属探知機を通るように案内し、荷物はX線の機械に流します。

ボディーチェック

お客さんが門型の金属探知機を通り、金属反応があればお客さんを誘導し、身のまわりの金属製品を取り外してもらいます。

その後再度門型の金属探知機を通ってもらい反応がなければOK、反応があれば再検査で小型の金属探知機を使い再度ボディーチェックをします。

もう一度門型の金属探知機を通ってもらい反応がなければOK、反応があれば最終検査の手指確認をします。

何か反応がある限り徹底的に検査します。

手荷物検査

X線に流した荷物を機械の画面を確認します。

何もなければそのまま荷物をお客さんにお返しし、持ち込み禁止品があれば再検査をしカバンの中から持ち込み禁止品を取り出します。

荷物が完全に確認できるまで再検査を続けます。

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空港保安検査の仕事で良い面とは?

空港保安検査の仕事における良い面について紹介します。

保安を守るという仕事

空港であったり、お客さんであったり、保安を守るという責任感のある仕事のためボディー検査や手荷物検査で持ち込み禁止品のものを見つけ出したときに、この行動がまた一つの保安(安全)を守ったという達成感があります。

自分も意識するようになる

働く側としてじゃなく、お客さん側として空港を利用するときがあります(個人的な旅行で飛行機に乗る時など)。

その際に実際に自身が空港保安検査という仕事をしているがため、持ち込み禁止品や搭乗時間について前もって意識することができ、スムーズに検査場を通過することができます。

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空港保安検査の仕事で悪い面とは?

空港保安検査の仕事での悪い面について紹介します。

お客さんからの苦情を受けることが多い

ボディーチェックや手荷物検査をする際にお客さんが持ち込み禁止品を持っていた場合、お客さんの同意を得てその商品を処分しなければなりません。

もちろん自分のものを処分されるというのは、良い気はしませんよね。

そのため、お客さんにきちんと説明ができなければ、お客さんもどうして処分しないといけないのか納得できず、苦情を受けることになります。

お客さんの保安(安全)を守ることをしているのにお客さんから苦情を受けることは辛いです。

自分自身にも危険が及ぶことがある

お客さんの中には感情的になる方もおられます。

そのため、手を上げられることや暴言を吐かれてしまうことも度々あります。

そういった時のために検査場には常に警察官が待機していますが、初めて保安検査という仕事をするときや女性にとってはショックな想いをすることがあるかもしれません。

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空港保安検査の仕事に就くためにはどうしたら良い?

空港保安検査の仕事に就くにはどうすれば良いのかを解説します。

空港保安検査の仕事に就職するために

空港保安検査の仕事に就くにあたって必要な資格やスキルは特にありません。

働きたいという気持ちがあれば誰でも働けます。

空港保安検査のその後のキャリアは?

空港保安検査としてキャリアアップを目指す方。

空港保安検査として働いていく内に資格を取ることがあります。

こうしてスキルやキャリアを磨いていけば、会社の中でどんどんキャリアアップしていくことができます。

試験は早くて2年目から受けることができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、空港保安検査の仕事について良い面や悪い面など詳しくお話してきましたが、空港保安検査の仕事に対して少しでも理解していただけたでしょうか?

空港保安検査の仕事は決して楽な仕事ではありません。

しかし、空港(お客さん)の保安を検査し守るという正義感溢れた仕事になります。

そんなかっこいい仕事を空港でしてみたいという方は、ぜひ空港保安検査を候補に挙げてみてはいかがでしょうか?

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