「牛乳配達の仕事」と聞いてみなさんはどんな職場をイメージしますか。

日頃から牛乳配達員と接点がある方はそれほど多くはないと思いますが、実はさまざまなメーカーの乳製品を配達している車が街中のありとあらゆるところを走っています。

今回は、身近なようであまり知られていない牛乳配達バイト求人の仕事をいくつかの観点から紹介していきます。

牛乳配達のバイトはどんな仕事?

牛乳配達員が従事する仕事には乳製品の配達や集金業務、営業活動などがあります。

仕事の分類としては「ドライバー職」になりますが、ただ車を運転するだけでなく、配達先のお客様とコミュニケーションをとったり、新規顧客を獲得して配達件数を増やしたりといった「営業職」の側面もあります。

牛乳配達のバイトの大まかな仕事内容

牛乳配達のアルバイトの仕事は、正社員で働く配達員とほぼ同じ内容といってよいでしょう。

アルバイトだからといって時短勤務や半日勤務ができる職場ではなく、一つの配達コースを複数人で分担することも考えにくいので、仕事内容はその雇用形態に関わらずすべての配達員に共通しています。

具体的には、朝事業所に出社しその日の配達商品や配達・営業活動に必要なものを車に詰め込み、配達・営業を終えて帰社してから当日の日報や契約内容の変更事項を記入するなどの事務作業を行い、翌日配達する商品の検品作業をする、という流れになります。

牛乳配達のバイトのおすすめ求人の特徴とは?

牛乳配達員の仕事でアルバイトを募集しているところはそれほど多くありませんが、もし求人を見つけたときには以下にあげる点を確認しておきましょう。

時給+インセンティブが出る

アルバイトの仕事ですので、基本給は働いた時間分だけ支払われる「時給制」になります。

牛乳配達の仕事は実働時間が長くなく残業が頻繁に発生するわけでもないので、拘束時間が比較的短いというメリットがありますが、裏を返せば時給換算の給与額はそれほど多くないということでもあります。

その部分をカバーするものとしてこの仕事には「インセンティブ」、つまり歩合制が設定されていることが多いです。

インセンティブの種類としては基準となる配達本数・件数を上回った分だけ給料に上乗せされるものや、新規顧客獲得や解約したお客様に再度契約してもらう「再開」を獲得した分だけもらえる営業手当などがあります。

勤務時間が選べる

牛乳配達の職場では何時に出発して何時に帰社するということを基本的に配達員個々人にまかせています。

そのため早朝から始めて昼過ぎには配達を終えている人もいれば、朝はゆっくりスタートして夕方ごろに帰社する人もいます。

事業所によっては朝礼や終礼をしているところもあり、その場合は何時に事業所にいなければならないという制約はありますが、一般的には柔軟な勤務時間で働ける職場といえます。

牛乳配達のバイトはこんな人に向いている!

これから牛乳配達のアルバイト求人を探索しようと考えている方のために、参考までにこの仕事に適性がある人の特徴として代表的なものを二つ紹介しておきます。

ご自身が当てはまるかどうか一度確認してみてください。

道や商品を覚えることが得意な人

牛乳配達員は一日に100㎞近く車を運転することもあり、道に迷ったり非効率なルートで配達をしていると想像以上に時間がかかってしまいます。

そのため牛乳配達の仕事に適性がある人の第一条件として「道を覚えることに長けている」ということがあげられます。

また「覚える」という能力に関していえば、自社が扱う「商品」についての知識を十分に蓄えることができる人もこの仕事に向いているといえます。

最近はどの乳業メーカーも純粋な牛乳やヨーグルトだけでなく、グルコサミンやコラーゲンといった健康・美容に関連した商品や、青汁・野菜ジュースなどもはや乳製品ではない商品まで幅を広げて商品展開しています。

これらの商品についてお客様に質問された際にも的確な応対をするためには、商品についてしっかり覚えることが必要になるのです。

運転が好きな人

牛乳配達員が運転する道には国道や主要道路などの大きな道だけでなく、私道や離合できないような細い道もあります。

どのような道路状況においても安全運転を励行し無事故・無違反を貫くためにはそれなりの意識が必要になりますが、運転自体にストレスを感じる人には続けることが困難な仕事といわざるを得ないでしょう。

業務中には運転以外にもさまざまな理由でストレスを感じたりイライラすることがありますが、運転が好きな人であれば運転中にそのストレスが解消されることもあります。

車好きや運転好きな人はそれだけこの仕事に適性があるといえます。

牛乳配達のバイトでよくある募集内容とは?

次に、牛乳配達のアルバイト求人でよく見かける募集内容を確認して、この仕事に従事する姿をイメージしてみましょう。

時給相場

時給の相場は大体1,000円以上からというところが多いようです。

地域により相場観は変動しますが、概ね「中の下~中」くらいのレベルといえるでしょう。

シフトの入れ具合

シフトに関しては週1や週2~3日といった勤務はあまり考えにくく、多くの場合週5日もしくは6日勤務の現場が多いでしょう。

その主な理由としては、一つの配達ルートを一人の配達員が担当するというのが原則であり、乳製品は「ナマモノ」のため配達頻度が高い、ということがあげられます。

求められる人物像

朝早い勤務が苦ではない人

牛乳配達の仕事は必ずしも早朝からしなければならないというわけではありませんが、大半の配達員が早朝に出発しています。

牛乳配達といえば早朝というイメージが強いお客様が多く、その期待に応えられないと解約にもなりかねないため、このような職場環境になっていると考えられ、求人募集に関しても朝早い勤務ができる人を求めている事業所が多いようです。

営業も出来る人

乳製品の配達だけでなく自身で新規顧客を獲得してくることができる人は、この職場でとくに重宝されます。

そのため過去に営業職の経験があったり、販売員などの接客の仕事をしていたことがある方は牛乳配達の職場で求められているといえるでしょう。

必要なスキルや資格、経験

牛乳配達の仕事をはじめるにあたって、とくに必要なスキルや資格・経験はありません。

もちろん車を運転する仕事なので「普通自動車免許」は必須(AT限定免許でも問題ないところが多い)ですが、それ以外に何か事前に準備しておかなければならないことはありません。

興味があればどなたでも応募できる職種といえます。

派遣・アルバイト、正社員などの雇用形態による違いは?

牛乳配達の現場ではアルバイトが従事する仕事内容は正社員のそれとほとんど変わらないということは先述しましたが、そのほかの事柄で違いはあるのでしょうか。

ここでいくつか解説しておきます。

仕事の量や責任の度合いは変わる?

牛乳配達員の基本業務である配達や営業といった仕事に関しては雇用形態による違いはほとんど見られません。

ただしその他の業務、たとえば上司の許可が必要な作業や書類の記入といったことは、正社員しか取り扱えないことがあります。

その違いが正社員と非正社員の職務に対する責任の度合いの差にもつながりますが、おおむね仕事の量や責任の度合いには大差ない職場と考えられます。

仕事内容は変わる?

仕事内容は、その量や責任の度合いと同様に、たいていのものに関しては違いがありません。

むしろ店長などの管理職と一般の正社員との仕事内容の差の方が大きく、雇用形態による違いはあまり気にしないでいいでしょう。

それぞれ求められるスキルは?

仕事の量や内容にほとんど差がないので、求められるスキルにも差はありません。

この職場は一人ひとりが自身の職務を黙々と行う職場ですので、自分の職務を確実に遂行できていれば正社員だろうが非正社員だろうが平等に評価されるでしょう。

収入面は?

正社員が月給制であるのに対して非正社員は時給制で働いていますので微妙な差は生じますが、正社員の月給の目安は実働時間を時給換算した場合のものであることから、ここにも大きな差はありません。

それよりもこの仕事特有の「歩合給」で実際に手にする給与額が大なり小なり変動しますので、営業活動の成否が収入に与える影響の方が大きいでしょう。

牛乳配達のバイトで働くメリット

最後に牛乳配達のバイトをするメリットとデメリットをそれぞれいくつか紹介しておきます。

人それぞれ感じ方が違いますので一概には言えませんが、一般的には以下のようなメリットがある職場といわれています。

自分のペースで仕事を進めることができる

牛乳配達の仕事は勤務時間のほとんどを一人きりで過ごします。

とにかく一日の配達を早く終わらせてゆっくり休憩をとるのもいいですし、焦らずマイペースに配達を済ませて体力を使いすぎないようなスタイルで行うこともできます。

この仕事は配達員それぞれのペースで進められるので、比較的長期で勤務している人が多い傾向にあります。

与えられた役割・業務をこなさなければならないのはもちろんですが、仕事の進め方や目標の設定などは柔軟にできる職場といえるでしょう。

日頃の頑張りが「歩合給」として反映される

会社により違いはありますが、牛乳配達員の給与体系は「基本給+歩合給」というのが基本的な形です。

基本給は最低限の配達本数・件数を配達した場合の給料として設定されており、それ以上の本数・件数を配達すればその分だけ歩合給として加算されます。

たとえば新規顧客を獲得したり既存のお客様への配達商品や本数を増やすことができれば、その本数分だけ給与額が上がっていきます。

逆に解約が発生したり既存のお客様が本数を減らしたりすると、歩合給も下がってしまいます。

良くも悪くも配達員の頑張り次第で給与額が変動する職場ですので、自然と配達員のモチベーションも上がりやすいのです。

牛乳配達のバイトで働くデメリット

反対に牛乳配達のアルバイトをするデメリットも確認しておきましょう。

以下にあげるものがさほど気にならない方はこの仕事に応募してみるといいかもしれません。

ただ単に業務をこなすだけでは給料が下がっていく

上述のように牛乳配達員の給与には歩合給が含まれていることが多いですが、逆に自分自身で営業活動をせずに日々ただ配達だけを黙々とこなしているだけでは、当然いずれは解約するお客様が出てくるので配達本数・件数が目減りしていきます。

そうならないためには日頃の営業活動が必要ですが、これが大きな壁になってしまう配達員もいます。

過去に営業職や販売職といった接客業務の経験がほとんどなかったり、お客様と何気ない会話をすることが苦手な人は、営業活動自体がおっくうになり次第に配達だけを済ませて帰社することに慣れていきます。

基本的には営業ノルマなどは課されませんのでそれでも何か月間かは平穏な日々が続きますが、気づいた時には最低ラインの配達本数・件数を下回り「赤字社員」のレッテルを貼られることになるのです。

体力的にハード

牛乳配達員の中には腰を痛めている人がけっこういます。

その理由は長時間の運転によるものだけでなく、毎日乳製品を詰めたケースや蓄冷剤の積み下ろしなどを行っていることで腰に疲労が蓄積されていくということもあります。

私が勤務していた事業所でも年配の配達員の中には整体に通っている人が何人かいました。

確かに体力的に楽な仕事ではないと思いますが、モノを運ぶときには腰に負担がかからない運び方がありますし、長時間の運転でも適度に休憩をとることで腰痛を防ぐことができます。

体力面がデメリットになるかどうかは個人差が大きいといえるでしょう。

まとめ

今回は牛乳配達員の仕事をとくに「アルバイト」として従事したことを想定して紹介しました。

この仕事の特徴や求人内容、向き・不向きからメリット・デメリットなどを解説してきましたが、すべての内容をどう受け取るかは結局のところ個人次第のような気がします。

この仕事に興味がある方は前向きに考えてぜひ一度トライしてみてください。

私が働いていた会社も同僚は何かしら不満を口にしていましたが結局私の在籍中、一人として退職する人はいませんでした。

それだけ長期的に継続しやすい職種といえるのではないでしょうか。

まずは求人検索から始めてみることをおすすめします。