歯科技工士のやりがいとは?経験者の私が感じる3つのやりがいを感じる瞬間を紹介します
歯科技工士の仕事について皆さんは詳しくご存知でしょうか?
歯科技工士に向いてる人はどんな特徴があるのか、そもそもどんな業務内容なのかを知らないという方は多いです。
しかし、マイナーな職業ではあるものの、最近は歯に関する需要が増えてきているので、認知度はアップしてきています。
今回は歯科技工士の仕事内容や、向いている人・向いていない人の特徴、やりがいなどについてもご紹介していきます。
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目次
閉じる歯科技工士とはどんな仕事?
歯科技工士の仕事は患者さんの歯を補う、または作る仕事だと思ってください。
詰め物、被せ物、差し歯、入れ歯、インプラントなどの技工物を作っているのが歯科技工士となります。
作るだけではなく、再調整や修理も行います。
勤務先の院長先生の考えにもよりますが、患者さんと直接話し、歯の素材などをどのようにしていくのかや、保険適用になるのどうか、金額的にどう変わるのかなどの説明も行うこともあります。
通常、ほとんど患者さんと接することはないのですが、勤務先によっては必要になると思ってください。
歯科技工士の仕事の役割とは?
歯科技工士は、まず歯科医療のプロフェッショナルであるという自覚を持つことが大切です。
他には、患者さんの歯の健康を守ること、患者さんの口腔内の怪我を防ぐのも歯科技工士の役割です。
口腔内の怪我を防ぐというと分かりにくいかもしれませんが、こちらは最近注目されているものが関係しています。
歯科医療のプロフェッショナル
歯科技工士の仕事は、歯科医療のプロフェッショナルと言っても過言ではありません。
歯科医、歯科衛生士とは異なり、直接患者さんと接触するわけではないのですが、患者さんの歯を守るということは同じです。
入れ歯、差し歯などで補わないと生活に支障が出てしまう方もおり、また歯がガタガタで笑顔に自信がないなどという方はインプラントなどで自分に自信をつけることもできます。
ただ黙々と仕事をしているわけではなく、歯の健康を守るという熱意を持って仕事に取り組んでいます。
患者さんの歯の健康を守る
歯科技工士の仕事は患者さんの歯の健康を守ること、また口腔内の怪我を防ぐことも含まれます。
歯科技工士が技工物を作成しなければ、患者さんはものを食べることにも支障が出てしまいます。
そもそも歯というのは食べ物を食べるのに必要で、歯がないと噛めなくて困ります。
結構気楽に考えている人もいるでしょうが、歯がない状態で硬いものを噛んでしまうと片方だけで噛む癖がついてしまったり、他の歯に余分な負担がかかってしまうので、顎関節症などの原因にもなります。
歯の健康を守るというのはとても重要な役割なので、歯科技工士はやりがいのある仕事と言えるでしょう。
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歯科技工士の具体的な仕事内容とは?
歯科技工士の具体的な仕事内容は、技工物の作成となります。
基本業務であり、重要な作業となります。
歯科技工士の仕事はほとんどが同じような作業であるため、唐突に珍しい作業を要求されるようなことはありません。
最近ではパソコンのCAD/CAMソフトを導入し、デザインを作成するという所も多くなってきています。
具体的な業務
技工物の作成は、患者さんの歯型を取って、その患者さんに必要な詰め物、被せ物、差し歯、入れ歯などを作成します。
技工物の作成自体はそこまで時間がかかるわけではないのですが、仮歯の作成などが必要な場合は結構時間がかかります。
歯科技工士の仕事は、どの作業も根気が必要であると思ってください。
技工物の作成
技工物の作成はそこまで難しいものではなく、基本的には同じことの繰り返しとなります。
歯科技工士の勤務先は歯科技工所、歯科医院、病院の歯科や口腔外科があります。
約7割の歯科技工士が歯科技工所に勤務していますがが、歯科医院や病院からの注文を受け取り、歯科医の指示に基づき技工物の作成を行います。
技工物の内容に関しては詰め物、被せ物、差し歯、入れ歯、インプラントと言いましたが、歯列矯正を扱っている所もあります。
作成した歯(技工物)を削る
技工物作成後、これで終了というわけではなく、技工物を削って調整する必要があります。
最初は仮歯で生活してもらうのですが、患者さんの要望に合わせて作成していきます。
仮歯を何度も削って調整を重ね、それで支障がなければ正式な技工物の作成に進みます。
差し歯や入れ歯などが壊れてしまった場合は修理もします。
頻繁にあるわけではないのですが、修理作業も含まれると思っておきましょう。
CAD/CAMの技工
CAD/CAM(キャド/キャム)とは、パソコンを使用して設計や生産を行うという技術です。
歯科用CAD/CAMは、口腔内に装着する被せ物や詰め物などを設計し作成する技術となります。
CAD/CAMは、慣れれば患者さんも歯科技工士の負担も減る素晴らしい技術なのですが、慣れるまではなかなか大変かもしれません。
勤務先にCAD/CAMが導入されているなら、事前にパソコンの勉強をしておいたほうが良いでしょう。
患者さんのカウンセリング
患者さんと接する機会はほぼないと言える仕事なのですが、歯科医院に勤めている方であれば、稀に歯科医師の方針で患者さんと直接接することもあります。
患者さんから噛み合わせなどの状態をお聞きした上で、歯科医師の指示のもと、入れ歯や詰め物、被せ物などを作成していきます。
金属アレルギーなどの有無も確認しなければいけません。
仕事の流れ
仕事の流れは、歯科技工士の場合はいたってシンプルです。
毎日ほぼ同じ作業なので、特別なことはありません。
歯科技工所の場合は、朝一で歯科医院や病院に仕上がった技工物の納品を行い、今度は注文分の受け取りを行います。
それを持ち帰って作業開始という流れになります。
仕上がった技工物の納品・注文分の受け取り
仕上がった技工物の納品や注文分の受け取りを行う人がいます。
大規模の歯科技工所では専門の担当者がいますが、そうでない場合は、歯科技工士自らが直接病院や歯科医院に出向いています。
作業開始
納品や注文分の受け取りを行っていない歯科技工士は、技工物の作成や技工物を削る作業を行います。
この辺は特に変わるわけではないですね。
とにかく数をこなすことが重要となるので、ひたすら技工物を作成し、技工物を削って調整する作業をします。
技工物の制作の3つの業務
技工物の制作に関しての詳しい業務をお伝えしていきましょう。
入れ歯や詰め物、被せ物などの作成以外にも、現在使用者が多いインプラントやマウスガードなどの作成を行うこともあります。
入れ歯や詰め物、被せ物などの作成
主に歯科技工士が作成する技工物は入れ歯や詰め物、被せ物などになります。
昔は銀歯が主流でしたが、現在は他者から見える位置の銀歯は恥ずかしいという方もいらっしゃるため、プラスチックやセラミックなどの材料で作成する例も増えてきました。
ただ、保険適用の有無によって患者さんの金銭的負担が大きく変わってくるため、稀に前歯でも銀歯を選択される患者さんも少なくありません。
詰め物などの作成は短期間で作成するように指示されることが多く、なるべく早めに仕上げなければいけません。
基本的に道具を使用する手作業で仕上げていくので、自身の手先の器用さが要求されます。
インプラントの作成
お笑い芸人の日村勇紀さん(バナナマン)が、現在インプラントを装着されていることを明かしています。
日村さんはよくテレビで見かける方なので分かりやすいかと思いますが、テレビ越しとは言えアップで見ても人工の歯と分からないほどの美しさがインプラントの特徴となります。
インプラントは保険適用外になるのですが、見た目が綺麗、健康な歯を削らなくて良い、顎の骨が痩せるのを防げる、入れ歯よりも咀嚼能力が良いなどの理由から、近年インプラントにされている方が増えています。
インプラントの作成に先立ち、患者さんに仮歯を装着してもらい、噛み合わせなどの不具合を調整していきます。
仮歯の調整を何度も行うため、インプラントの作成には結構な時間がかかります。
調整した仮歯の噛み合わせでで問題がなければ、インプラントを作成していくこととなります。
マウスガードの作成
マウスガードというと、ボクシングや空手などの格闘技で使用されるイメージかもしれませんが、ラグビー、野球、バスケットなどの球技でも使用されています。
格闘技系は顔に外力が加わることも多いのでイメージしやすいかもしれませんが、球技系も顔に球や相手選手の体が当たってしまう場合があるためです。
2011年から発案されたスポーツ基本法では、マウスガード着用の効果などの普及啓発を図ることが明記されています。
マウスガードは当人の歯型と噛み合わせに合うように設計されるため、調整しながら作成しなければいけません。
現在はまだまだ少ないのですが、マウスガード製作専門のお店もあります。
CAD/CAMの技工の2つの業務
現在の歯科医療において、でもとても重宝されているソフトとなります。
以前は歯の型取りを患者さんの口腔内で印象材を直に当てて行っていましたが、身体的な不快さを感じてしまう方も多く、また誤差もあるため、歯科用CAD/CAMソフトを導入する歯科医院が増えてきました。
CAD/CAMソフトというと難解なイメージを受けますが、慣れれば比較的簡単です。
パソコンに対して苦手意識がなければ、努力することで比較的簡単に使いこなせるようになるでしょう。
口腔内をスキャンする
歯科医もしくは歯科衛生士が口腔内スキャナーを使用し、歯型や上下の歯の噛み合わせなどのデータなどを全て採取します。
データ採取後、CAD/CAMを用いて技工物をデザインし、削り出す作業を行います。
歯科衛生士でも型を取ることはできるのですが、歯科医師が採取することが多いです。
3Dプリンタ後最終調整
スキャンしたデータを読み取り、パソコンで患者さんの歯をデザインしていきます。
3Dプリンタによって作成された技工物は歯科技工士が最終調整を行うのですが、ある程度の技術を持つベテランの歯科技工士が行います。
もしミスしてしまったとしても、データさえあれば再調整が可能ですので、患者さんをあまり待たせることなく再作成することができます。
患者さんのカウンセリングの2つの業務
歯科技工士は基本的に患者さんと接することは滅多にないため、カウンセリング業務は勤務先によりけりであると思ってください。
患者さんと話し合い、どのような素材で作成するのか決めてもらった上で様々な説明などをしていかなければなりません。
歯科技工士が直接話すところもあれば、歯科衛生士が話すところもあるので、勤務先によってはカウンセリング業務があるかもしれないという感じで読んで頂ければと思います。
患者さんと話す
患者さんとどのような素材にするかを話し合い、それぞれの素材で金額がどのくらい変わるのか、またどのくらいの期間がかかるのかを説明しなければなりません。
インプラントなどは結構な時間と費用がかかるため、それも入念に説明する必要があります。
歯科技工士は患者さんの歯を作る仕事ではあるものの、患者さんの口腔内を診るわけではないので、説明と提案のみを行います。
プラスチックやセラミックなどの素材の違い、どのようなメリットとデメリットがあるのか、どのくらい金額が違うのかなども説明しなければいけません。
患者さんと直接対応するので、多少のコミュニケーション能力が必要となります。
患者さんに直接納品する
勤務先にも寄りますが、歯科技工士が患者さんに直接納品をする歯科医院もあります。
差し歯やインプラントは仮歯を作成しなければいけないのですが、その仮歯を装着した状態で噛み合わせなどの調子をみて、良好であれば作成作業に取り掛かります。
特にインプラントなどの場合では、患者さんの噛み合わせなどの調子により、当人からOKをいただかなければ何度も調整を繰り返すことになってしまいます。
大体のところは患者さんの訴えを歯科医師または歯科衛生士からまた聞きする形になるのですが、歯科医院で働く歯科技工士では患者さんから直接お話を聞けるというメリットがあります。
患者さんから直接お話を聞けることで詳細な希望や噛み合わせの状態を知ることができ、細かな微調整が可能となります。
歯科技工士のやりがいに感じること
歯科技工士の仕事にやりがいについてですが、医療職であることや、自分の技術で患者さんに貢献できることでしょう。
ただ、自分の技術で患者さんに貢献できるという部分は、あまり感じないと思っている人が多いようです。
患者さんと直接接する仕事ではないので仕方がないかもしれませんが、歯科技工士の仕事は必ず患者さんの役に立っていると思ってください。
集中できる
歯科技工士の仕事は集中して行うことが大事です。
集中するには大変な精神力と気力を使うことになるのですが、集中すると仕事に夢中になれるので余計なことを考えることがなくなります。
仕事に集中して取り組むということは、技術の向上にも繋がるので、集中力がある方は上達が早いです。
集中力が身につくと些細なことで動揺しなくなり、人としても成長しているような気持ちになれます。
自分の技術で患者さんに貢献できる
直接患者さんと接するわけではないので分かりにくいという方も多いのですが、病院やクリニックで患者さんに直接問診を行っている歯科技工士は患者さんから直接お礼の言葉をいただいたりするので、やりがいを感じやすいです。
全ての医療職に共通する部分でもあるのですが、自分の技術で患者さんに貢献できることって素晴らしいことです。
歯科技工所勤務の歯科技工士だと、患者さんに貢献できているのかどうか分からないという人も多いのですが、歯に関しては間違いなく患者さんの役に立っているので、自信を持って仕事に取り組んでいただけたらと思います。
一つ一つ手作業で行う
まさに職人技と言っても良いほど細かい作業で、よくミクロの世界と例えられます。
1mm単位どころではなく、1mm未満の細かい精度を要求される仕事と思ってください。
本当に触れるか触れないか程度で削るような微調整を行うことも多く、丁寧に仕事を行わなければいけません。
歯の健康をサポート
口腔内や歯に通っている神経はとても敏感なため、元々の状態から僅かな違いが生じても、患者さんは違和感を感じます。
噛み合わせが悪いと頭痛が起きたりするという話を聞いたことはありませんか?
本来の自分の歯ならともかく、差し歯や入れ歯などは人工の歯です。
調整が上手くいかず噛み合わせが悪いままだと、顎関節症、歯周病、頭痛、肩凝りなどを引き起こしてしまうこともあります。
直接患者さんと接する機会がない歯科技工士の方が圧倒的に多いのですが、歯科技工士がmm単位未満の精度で調節しているため、患者さんは人工の歯でも不自由なく健康に過ごせます。
歯や噛み合わせの異常は、口腔内だけではなく全身に影響を及ぼしますから、歯科技工士の責任は重大です。
職人気分が味わえる
入れ歯、差し歯、詰め物、被せ物などを黙々と作り続けるため、本当に職人と言っても過言ではありません。
ハイレベルな手先の器用さが要求されるのですが、誰もが最初から上手くはできないものです。
何度も何度も失敗とトライを重ねて、徐々に上手く微調整できるようになっていきます。
努力によって知識と技術が身についてきます。
努力すれば上達できる
手先が器用な人しか歯科技工士になれないかというと、そうではありません。
確かに手先が器用であれば覚えも上達も早いですし、ミスも少ないかもしれません。
だからと言って、不器用な人は歯科技工士になれないというものでもありません。
不器用な方でも、数をこなして経験を積んでいくことで何とかなります。
人はそれぞれ能力が違いますから、そこをどうやって磨いていくかでしょう。
努力をすれば上達が可能ですし、経験を重ねるとともに自然とmm単位未満の微調整にも応えることができるようになります。
歯科技工士の仕事で大変なこと
歯科技工士の仕事で大変なことは、仕事内容がほぼ同じことでしょう。
同じことを繰り返しこつこつとやる仕事なので、人によっては向き不向きはあると思われます。
手先の器用さだけでなく、集中力があるかどうかにもよります。
集中力がない人ですと仕事が苦痛に感じられ、向かない可能性も高いです。
集中力が欠ける
集中力が欠けてしまうと失敗しやすくなるため、仕事中は集中力を切らさないようにしましょう。
ちなみに集中力は人によって持続時間に差があるため、自分の集中力はどのくらいの持続が可能か、一度チェックしておくのも良いでしょう。
どうしても集中力が欠けてしまうようなタイプは、歯科技工士には向いていないかもしれません。
ついつい余計なことを考えてしまいがちで、ミスを連発しやすくなります。
手先の器用さを要求
集中力も大切ですが、手先の器用さを要求される仕事でもあります。
ほぼ全てを手作業で行い、mm単位未満で技工物を削ることが普通なので、本当に神経を使う仕事となります。
手先が不器用な人ですと、最初は失敗の連続になってしまいますが、経験を重ねることで技術の向上が期待できます。
歯科技工士の仕事に就くためにはどうしたらいい?
歯科技工士の仕事に就くためにどうすれば良いかという質問を結構いただきました。
国家資格が必要な仕事となりますので、まずは専門学校への入学が必要となります。
更に、資格さえ取れればなんとかなるという仕事でもありません。
歯科技工士の仕事は技工物の作成であるため、手先が器用さが重視されます。
手先の器用さだけではなく、集中力も必要になります。
集中力不足からミスを連発する前に、自信がない方はある程度訓練をしておく必要があります。
手先が器用
手先の器用さをアップさせることは、とても重要です。
ほとんど全てを手作業で行う仕事であるため、手先が不器用ですとこの仕事には向きません。
ある程度体に覚えさせることはできるのですが、修練が必要な作業と言えます。
手先の器用さは、折り紙、ボトルシップやプラモデルの作成などによって養うことができます。
また、手先の器用さは生来のものだけではなく、性格的なものも関係してきます。
根気強さがある方は、自然と器用さが身につきやすいです。
集中力をアップさせる
器用さを養うのと同時に集中力も必要となります。
何故集中力が必要になるのかという点ですが、集中力をアップさせることによりミスが減り、技工物の精度が増すからです。
人間の集中力は、基本的に7秒以下しか持たないと言われています。
集中力があれば雑念なく仕事ができるので、余計なことを考えず黙々と仕事をこなせます。
不器用な人でも集中力を身につけることによって、少しずつ精密な動作が可能となってきます。
集中力をアップさせるコツは、余計なことを一切考えないようにすることです。
歯科技工士の仕事の将来性は?
歯科技工士の仕事に関してですが、将来性がなさそうな仕事に思えますよね。
オートメーション化が進んでいる時代でもあるので、歯科技工士の仕事は将来なくなるのではないか?と危惧されている方も多いです。
現にパソコンでCAD/CAMソフトを使用して、デザインなどを作成しているところもあります。
しかし、歯科技工士の仕事はmm単位未満の調整が必要な職人作業なので、将来性は充分にあると考えてください。
スポーツ選手のマウスガード
ボクシングのマウスピースであれば、イメージがしやすいのではないでしょうか?
実はマウスガードを作成しているのは歯科技工士なのです。
近年ボクシングだけではなく、格闘技や球技系の選手がマウスガードを使用しているのを見かけます。
マウスガードというのは当人に合わせて作成しているので、適当なマウスガードを使用しているわけではありません。
最近ではマウスガード専門店も存在しており、オリンピック選手の多くもマウスガードを使用しています。
球技系などでは必要ないのでは?と思う人もいるでしょうが、顔面にボールや相手選手の体が当たった場合、口腔内を怪我してしまうので危険です。
スポーツの安全性に関心が高まっていますので、これからもどんどん需要が増えていくでしょう。
機械だよりではなく人間の手が必須
現在はオートメーション化が進んでおり、今ではほとんどの物が機械によって作成されています。
確かに機械に頼ることはとても大切ですし、人件費を減らすために使用されている企業は多いです。
しかし精密な物の場合は機械だけに頼ることはできません。
歯科技工士の場合、技工物を削る作業は機械任せにすることは無理です。
技工物はほんの僅か削り過ぎてしまっても噛み合わせに影響してしまうので、患者さんの健康に害を及ぼしてしまう確率が高いのです。
最終的な精密な仕上げをするのは、人間の手でないとまだまだ無理でしょう。
まとめ
歯科技工士の仕事は人間の歯を補強させる仕事でもあるのです。
人間の歯は一生に生える本数が決まっているのと、元々の歯並びが綺麗ではない人もいるので、そういう方にとっては本当に重要な仕事となります。
インプラントや歯列矯正などは患者さんにとって高額な負担になるのですが、歯並びや見た目の悪さを気にされている方は多く、その方たちにとって綺麗な歯になることはとても重要です。
このように、歯科技工士は歯の健康を支えるという重要な役割を担っているのです。
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