2021年7月13日

歯科衛生士と言えば、歯科医院で働くことがメジャーですよね。

新卒で働く歯科衛生士の内9割以上が歯科医院で働くとされています。

基本的な知識や技術を身につけるために、様々な症状を持った患者さんが来院する歯科医院は最適の環境だと言えます。

コンビニの数以上に多くの歯科医院があると言われていて、その多すぎる求人数に、何を基準にして選んだら良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。

今回は、よくある歯科衛生士求人の募集内容や見落としがちな重要ポイントについて徹底的に解説します!

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歯科衛生士求人の仕事内容とは?

歯科衛生士求人では、歯科衛生士の三つの業務に集中して仕事を依頼される所と、その他の一般業務も含めて求人を出している所に分かれます。

また求人に書かれていなくても、歯科医院によっては当たり前のようにその他の一般業務を仕事内容に入れられているところもあります。

規模が大きくなるほど、専門のスタッフを雇うことにより分業の確率は高くなる傾向にあります。

それでは、仕事内容について見ていきましょう。

歯科衛生士の仕事に特化!

歯科衛生士の三大業務内容に集中して求人を出しているところもあります。

三大業務内容は「歯科診療補助」「歯科予防処置」「歯科保健指導」に分かれています。

「歯科診療補助」は、ドクターの横に立って、診療がスムーズに行われるようにドクターのアシストをする業務です。

必要な器具の受け渡しや患者さんへの問診を行います。

「歯科予防処置」は、虫歯や歯周病にならないよう処置する業務です。

歯ブラシでは取れない歯垢や歯石を機械を用いて除去します。

そして、最後に「歯科保健指導」です。

正しいブラッシング方法や口腔ケアを患者さんに指導することで、日々の生活習慣から改善してもらうことを目的としています。

どれも歯科医師の指導のもとで行う業務であると決められており、歯科衛生士の独断では行うことができません。

受付

受付専門のスタッフを雇っていない場合、受付業務も歯科衛生士の仕事として求人を出しているところもあります。

歯科衛生士の仕事と並行して受付も任されるため、診療時間内はかなり忙しく動き回ることになります。

また受付業務は覚えることが多く、患者さんのクレームに繋がりやすい場所でもあるので、正確さやスピードが要求されます。

忙しい歯科医院ではひっきりなしに電話が鳴り、他のスタッフが電話に出られない場合は電話対応もしなけばなりません。

受付を業務に含まれている場合、レセプト管理を任されることも多いです。

裏方作業

器具の消毒や滅菌、在庫の管理や発注まで、裏方仕事を歯科衛生士に任せている所も多いです。

歯科衛生士は歯科助手に比べて知識が豊富で歯科医療に精通しているため、裏方作業を任せてもスムーズにできると考えられています。

手の空いた時間に裏方作業をお願いされることが多いですが、実際診療時間中に手が空くことは少なく、全て終わるまで残業しなければいけないこともあります。

歯科助手の中にベテランの人がいる場合は、いくつかの仕事をお願いすることもできます。

在庫の補充が行われていなければ医師が行いたい治療ができなくなってしまい、患者さんにも迷惑をかけてしまうので、必要な在庫は常にあるように管理されていなければなりません。

カルテ整理

電子カルテの場合は管理が比較的簡単で、仕事内容にあまり含まれませんが、紙のカルテを使用している場合はカルテ整理も大事な仕事の一つです。

順番通りに整理していないと次に使用する時に見つけられず、その患者さんの情報が一切ない状態で診療を続けることになってしまいます。

診療時間内に翌日のカルテを全て用意しておくことで、来院される患者さんへの対応がスムーズにでき、待ち時間を少なくすることができます。

診療時間が終わった後に、スタッフ全員でカルテ整理を行う場合もあります。

歯科衛生士求人でよくある募集内容とは?

まずは、歯科衛生士の求人でよくある募集内容について見ていきましょう。

よくある募集内容を知ることで、どのようなポイントで条件を絞れば良いのかが見えてくるでしょう。

職種

歯科衛生士の仕事は、歯科医院での仕事に限りません。

一般企業で勤めたい場合は、歯科衛生士の知識を活かして歯科関連企業で働くことができ、新しい歯科資材の研究や営業に携わることができます。

また公務員試験に合格すれば、公立病院や保健センターで公務員の歯科衛生士として働くことも可能です。

そのほか、5年以上の歯科衛生士としての臨床経験があればケアマネージャーの受験資格が取得でき、ケアマネージャー兼歯科衛生士として介護施設等で活躍することができるでしょう。

このように、「歯科衛生士」という職業でも働く場所は限定されず、沢山の可能性を秘めています。

最初は歯科医院で基本的な技術を身につけ、慣れてくるとスキルアップのために他の職種に転職する歯科衛生士も多くいます。

給与相場

歯科衛生士の平均年収は約345万円と言われています。

新卒で働く場合には月収20万円~23万円のところが多いようです。

大規模な歯科医院や医療法人で行っている歯科医院は相場よりも給与が高い傾向にあります。

給与面で少しでも高いところで働きたい人には、そのような歯科医院をチェックすることをおすすめします。

中には年収500万円以上を保障している歯科医院もあります。

自分の技術がそれに見合うものだという自信がある人はチャレンジしてみても良いかもしれません。

勤務時間や休日、残業

勤務時間は、夜遅くまで診療している歯科医院については早番と遅番で時間交代制を採り入れているところが多いです。

時間交代制でない場合には開院から閉院まで、歯科医院の診療時間によって変動はありますが約10時間の勤務時間だと考えられます。

また、1日8時間が法定の勤務時間のため、8時間を超えた場合には残業扱いになり残業代が支給されるところが多いです。

働く歯科医院によって残業代の計算の仕方が異なり、毎日のこととなるため意外と給与に差が出やすいポイントです。

休日は2日~2.5日としている歯科医院が多く、週3日が休日という求人はとても少ないと思います。

休診日+1日休み+半休としているところが多く、平日が休みになる場合が多いです。

福利厚生

福利厚生では、法律で決められている有給休暇の他に、特別休暇として年末年始休暇、お盆休み、夏休みが与えられる歯科医院が多いです。

また、交通費やガソリン代の支給のある歯科医院もあります。

皆勤手当、ボーナス支給、昇給制度など魅力的な福利厚生を掲げている所も多いです。

また産前産後休暇や育児休暇を支給しているところもありますが、実際には妊娠すると退職するよう促される歯科医院もあるので、休暇取得率などを参考にすることも必要となってきます。

また、レポートを医院に提出する代わりにセミナーの参加費用を負担してくれる所もあるなど、スキルアップに積極的に協力してくれる歯科医院も少なくありません。

求められる人物像

未経験やブランクがあっても歓迎としている歯科医院は多いですが、やはり経験があるに越したことはありません。

求められる人物像としては、コミュニケーション能力が高い、清潔である、作業が正確で丁寧であるなどが挙げられます。

医院長によって面接で合格を判断する基準は異なりますが、これらの人物像は概ね全ての歯科医院に共通するものだと言えます。

また、これらの人物像が当てはまりそうかは面接で判断されるため、これらの点をアピールすることが大切です。

診療中は常に患者さんと接することになるので、患者さんの前でもはきはきと喋れるか、暗くないかというのはとても重要になってきます。

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歯科衛生士求人のおすすめ求人のポイントとは?

よくある募集内容が分かったところで、求人を見分ける際におすすめするポイントについて解説します。

歯科医院は街中にとても多くあるため、当たり外れがあることが正直な感想です。

しかし求人から、その歯科医院が当たりでありそうかはある程度見分けることができます。

転職がしやすい歯科衛生士とは言え、何度も転職を繰り返すことは決して良い印象を与えません。

快適な環境で長く働き続けるためにも、良い求人を見分けられるようになりましょう。

見学がいつでもできる

見学を随時行っている所は、優良歯科医院である可能性が高いです。

人を集めようと、見学のためだけに綺麗にしたり、いつもよりスタッフの愛想が良くなったりと、医院長の指示のもと本来の姿が見られない歯科医院もあります。

しかし、随時見学を行っている所では見学の際の対応にも慣れており、スタッフも見学されることに慣れているので普段通りの動きが見えやすいです。

また、見学をすればほぼ入社をしなければならない所もありますが、随時見学を行っているという歯科医院は面接の前に見学をさせてくれる所が多く、気に入らなければ面接の予約を入れなくても良いので断りやすいことが特徴です。

ぜひ何ヵ所か見学に行き、自身の目で見てこの歯科医院で働きたいのかを考えてみることをおすすめします。

公式ホームページがしっかりしている

歯科医院は毎日とても忙しく、公式ホームページの管理まで行き届いていない歯科医院は多いです。

最終更新が何年も前であったり、とてもシンプルで情報が少なかったりします。

そのため公式ホームページがしっかりしている歯科医院は、細かいところまで管理が行き届いており分担が上手い歯科医院であると推測できます。

また、意外と公式ホームページから得られる情報は多く、その医院の治療方針や医院長の考え方、スタッフの雰囲気を感じることができます。

その情報を参考にして面接の対策もできるので、公式ホームページがしっかりしていることはとてもプラスのポイントだと考えられます。

いつも求人を出しているわけではない

常に人員不足で求人を出している歯科医院は注意が必要かもしれません。

新たに人が入っても定着せずすぐに辞めてしまったり、歯科衛生士に人気がなかったりと、何か理由があって年中求人を出している場合が多いです。

事業拡大などで人手が必要など理由がはっきりしている場合は良いですが、調べる度に求人で見かける歯科医院に関しては、同僚の歯科衛生士に訊いてみたり、口コミサイト等で医院自体の口コミを見てみましょう。

歯科衛生士のコミュニティーは意外と狭く、同じ学校出身などの繋がりから思いがけず情報が得られることも少なくありません。

悪い噂はもちろんですが評判の良い歯科医院もすぐに情報として回ってくるので、既に転職を視野に入れている場合には日々情報収集に勤めましょう。

求人内容が詳しく書かれている

求人サイトに出されている求人を比べた時、詳しく内容が書かれているものもあれば「詳しくは面接時に」などと濁しているものもあります。

この場合、前者のほうが信頼できると考えられます。

求人に出されていることが全てではないですが、求人を見ることでその歯科医院のやる気を感じられます。

また、面接の際にも「働いてみてから」と条件をあやふやにされ、いざ働き始めると予想よりも条件が悪くて後悔した...というケースもあるので気を付けましょう。

面接で経験を聞いてから待遇を決定することはありますが、働き始めてから待遇を決めるところは、あなたが余程のベテランでない限りはあまり期待はできません。

求人内容が詳しいほど条件に合う人を獲得したいという気持ちの表れであり、応募者への対応も優れている所が多いです。

福利厚生が良すぎない

周りの求人と比べて、極端に福利厚生が良い場合も注意が必要です。

求人サイトで書かれている内容は法的拘束力はなく、法で決められている労働時間や有給休暇などの付与を守っていれば求人の内容通りに全て実行しなくても良いということになっています。

そのため、本来とは異なる内容で福利厚生をとても良く書き、集客効果を狙っている歯科医院もあります。

そのような歯科医院では歯科衛生士をはじめとするスタッフの定着率が低いため、福利厚生を他の医院よりも大幅に手厚くしなければ人が来ないというケースもあります。

「面接を受ければとりあえず全員採用する」「研修制度もあまり整っていない中でいきなり働かされる」ということもあるので、書かれている条件が良すぎる場合は注意して見ることが必要です。

逆に歯科衛生士に人気の求人は、福利厚生が周りの求人と大きく異ならなくてもすぐに人が来るので、求人サイトでの福利厚生は誇張せずに書いていることが多いです。

歯科衛生士求人の仕事についてよくある疑問

ここでは、歯科衛生士の求人について、よくある疑問とその答えについてお伝えしていきます。

新卒で働けるところを探している人、転職活動中で新しい職場を探している人は、訊きたくても誰に訊いたら良いのか分からない、面接で直接訊いたら失礼になるのではないかと不安に思っていることがあるでしょう。

これがぜひあなたの就職活動の助けになることを願っています。

未経験やブランクありは採用されにくいの?

多くの歯科医院では、未経験歓迎やブランクのある人も働きやすいとしています。

より多くの人を募集して良い人に来てもらいたいという考えのもと、研修制度があまり整っていなくても、このような謳い文句を掲げている所ももちろんあります。

また人柄重視で採用している医院長の場合は、実際に未経験やブランクのある人の採用を積極的に行っていることもあります。

ポイントは、実際に未経験やブランクのあった人がその職場で活躍できているか、研修制度は整っているかということです。

その点をしっかりと見極めて職場を選びましょう。

もちろん、経験がある人の方がスムーズに教えられ患者さんの前にすぐに出せるようになりますが、決して未経験やブランクがあるからと採用されないことはないです。

例え未経験やブランクがあっても、面接で学ぶ意欲の高さを見せることで寧ろプラスに捉えられることも多いので、言い方次第ではアピールポイントにもなるでしょう。

いくつかの歯科医院を見学してから職場を決めるべき?

いくつかの歯科医院を見学することを強くおすすめします。

特に歯科医院での勤務経験が少ない人は、視野が狭くなったり給与面だけで決めてしまいがちです。

いくつもの歯科医院を見学することで、その歯科医院の特徴や雰囲気が分かるようになります。

就職した後に「失敗した...」と思っても、すぐに転職することは履歴書に傷がつきますし、新たな職場を一から見つけなくてはいけません。

それを防ぐためにも、ぜひいくつも見学して自分が納得できる職場に出会えるまで諦めないでください。

1日の大半を職場で過ごすことになるので、想像以上に職場の人間関係や雰囲気は働く上で重要になってきます。

給与や福利厚生の面以上に気にしてほしいポイントです。

歯科衛生士として働くのに不安があるけど大丈夫?

特に新卒の人は、歯科衛生士として本当に働いていけるのか不安になる人が多いです。

学校で沢山勉強し国家試験に合格しても、実習で行うことはとても基本的で限定されており、技術面に不安がある人も多いことでしょう。

特に歯科医院でのアルバイト経験がない人にとっては、歯科医院で働くこと自体も初めてで患者さんとどう接したら良いのか分からないという人も少なくありません。

しかし、心配しなくても大丈夫です。

働く歯科医院はあなたが新卒で入ってくることを知っているため、多くは期待していません。

知識面では国家試験に合格するのに充分な知識がついているので、後は知識を自分の体に覚えさせるだけです。

経験を積む度に必ず学びがあり、失敗もあなたの経験となります。

不安になって必要以上に緊張し手元が震えてはいけないので、自分は新人なのだから初めてなのは当たり前と自分をリラックスさせましょう。

誰でも初めは初心者です。

どれだけベテランの人も、これまで沢山怒られて経験を積んできたのです。

初めてのことには緊張すると思いますが、肩の力を抜いて頑張りましょう。

見学で見るポイントや気を付ける点は?

見学に行ったものの、どう見学したら良いのか分からず何の収穫もないまま帰って来てしまった...という経験はありませんか?

ただボーっと見ていては見学の意味がありません。

見学で見てほしいポイントは大きく分けて二つあります。

一つ目は、スタッフの動きやコミュニケーションのとり方です。

先のことを考えてスタッフが動けているか、統率がとれているかはとても重要なポイントです。

チームワークで動かなければいけない歯科医院では、同僚同士のコミュニケーションが必要不可欠になります。

そしてコミュニケーションがとれていると、働きやすいだけでなく人間関係も上手くいっているところが多いです。

そして二つ目が、仕事の分担ができているかです。

歯科衛生士の仕事内容は、先ほど説明したように多岐にわたることに加え、働く歯科医院でどこまで任されるのか異なります。

見学の際に歯科衛生士がどのような仕事を担当しているのかを見ることで、自分が任されるであろう仕事内容を想像することができます。

一般的には歯科衛生士の業務に集中できる職場のほうが働きやすいとされていますが、多くの仕事をこなして経験を積みたいという人には、歯科医院全体の流れを知るためにも受付業務等も良い経験になるでしょう。

見学でも立ち居振る舞いなど気を付けなくてはいけない?

基本的に、見学も面接の一部だと思っておきましょう。

面接の前に見学をする場合は、もしその職場に応募することになったら、見学時の印象がとても大きく残ります。

また面接後の見学でも、見学を通して再度採用を見直す場合もあるので気を抜けません。

実際私が働いていた職場でも、面接で仮合格し後日見学に来ていた人が見学の態度が予想以上に悪く、医院長が採用を見送ったことがあります。

また見学の際には、白衣などを持っている場合には持参し、持っていない場合は事前に連絡して服装について確認しておきましょう。

更に、見学予定時間の10分前には到着し余裕を持って見学に臨みましょう。

そして何より大事なことは、スタッフや患者さんへの挨拶です。

挨拶は当たり前だと思っていても、緊張しているとつい忘れてしまうことやタイミングを失くしてしまうことがあります。

医院長も含めスタッフ全員に見学が始まる前に挨拶することで、きちんと挨拶ができる印象を残すことができます。

また見学だとしても、患者さんにとってはあなたもその歯科医院のスタッフとして見られます。

患者さんにも挨拶をすることで、スタッフに患者さんへの対応もできるという印象を与えることができます。

見学の時には、あなたもその職場でやっていけそうかの判断をしていると思いますが、同様に医院側も、あなたがスタッフに加わって全体が上手くやっていけそうかの判断をしています。

気を抜かず良い印象を残すことで、働き始める際も好意を持って接してもらえるでしょう。

面接でよく訊かれる質問とその答え

一般企業では就職の際、グループディスカッションやグループ面接などいくつかの過程を経て、最終面接になります。

しかし、ほとんどの歯科医院ではいきなり医院長と面接という形を採られており、その面接に合格すれば採用となります。

1回限りの面接で自分の想いや意欲を伝えきらなくてはなりません。

事前に想定問答集を用意しておくことで、リラックスして面接に臨むことができます。

ここでは、面接の際によく訊かれる質問についてご紹介します。

志望動機

これは、100%訊かれる質問です。

あなたが何故その歯科医院で働きたいと思ったのか、他の歯科医院とは何が違って良かったのかなど、どうしてもその歯科医院で働きたいという気持ちを伝えましょう。

「家が近いから」「給与が良いから」などは消極的な志望動機として受け取られます。

その歯科医院の方針や治療内容について言及し、医院長の拘っている部分を的確に褒めることができたら合格できるでしょう。

また、ありふれた答えでは、志望人数が多く何度も面接している所では記憶に残らないため、他の人が言わないようなあなたらしさを出すことも大切です。

どのような歯科衛生士になりたい?

これもとてもよく訊かれる質問です。

どのような歯科衛生士になりたいかで、その歯科医院で働くことに合っているかを見ています。

例えば虫歯治療を中心に行っている歯科医院で「歯科予防において誰よりも技術を身につけたい」と言っても、職場に選ぶべきは歯科予防に力を入れている歯科医院であり、面接を受けている歯科医院ではないことが分かりますよね。

嘘をつく必要はありませんが、自身のなりたい歯科衛生士像とその歯科医院の治療方針や医院長の歯科医療への考え方が一致すれば、とても良い印象を残すことができます。

どのような歯科衛生士になりたいか?という理想像を訊かれても、必ずしもその理想に近づけるかは分かりません。

特に新卒で入ってくる場合は、医院側も将来あなたがどのような歯科衛生士になるのかを知るためにこの質問をしています。

どうして歯科衛生士になろうと思ったの?

この質問は、先ほどの理想の歯科衛生士像ではなく、どうして歯科衛生士養成学校に行き歯科衛生士として働きたいと思ったのかを問われています。

実際のところは「医療資格を取りたかったから」「親に言われたから」など消極的な理由がほとんどで、小さい頃から歯科衛生士を目指していたという人は少ないでしょう。

面接で訊かれた際には、正直に理由を言うことも一つの方法です。

しかし、必ず最後にポジティブな動機付けを行いましょう。

例えば、「最初は医療資格を取りたいと思って入学したけど、勉強する内に歯の世界の奥深さに魅了され、自身も患者さんの歯科予防や歯科治療に関わりたいと思ったから」などです。

勉強する内に興味が湧いてきた、歯科医院でのアルバイトを通してもっと積極的に患者さんと関わりたいと感じたなど自身の言葉で伝えることで、必ずその想いは相手に届きます。

どうして転職を決意したのか?

これは、転職希望者であれば必ず訊かれると思っておきましょう。

面接担当者は、あなたが前職でどのような経験をしたのかを含め転職を決意した経緯を知りたいと考えています。

この質問の答えに、前職の悪口を含めてはいけません。

「人間関係が最悪だった」「給与が低すぎた」などのマイナスの発言は、今度の職場でも同じ不満を感じてすぐに辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。

例え実際の転職理由がそのようなものからくるとしても、「前職では学べなかった○○という技術が、こちらの歯科医院では学べるから」などポジティブなものに変えましょう。

人間関係の問題や給与への不満は、少なからずどの職場でもあります。

違法レベルで給与面に問題があるのなら別ですが、許容範囲であればあまり表立ってそのことについては触れないようにしましょう。

基本的に全ての質問にポジティブな答えをしておくと、暗い印象を持たれないためベターです。

最後に質問はありますか?

この質問をされると、もう面接が終わるというサインです。

特に質問がない場合でも、「ありません」と答えてはいけません。

歯科医院や医院長、スタッフに関することを質問しましょう。

ただし、公式ホームページを見たらすぐに分かるものや、個人的なことを訊くことはNGです。

どれだけ調べても分からなかったことや、面接中に出てきた疑問を訊きましょう。

また、質問をする際に「ホームページで○○について書かれていましたが...」と前置きすると、きちんとその歯科医院について調べて来た、入職意欲があると判断してもらいやすいのでおすすめです。

またこの質問は最後に必ず訊かれるため、予め質問を考えておくと直前でパニックにならずに訊きたいことを質問できるでしょう。

まとめ

今回は、仕事内容や求人を見るときのポイント、面接での受け答えについてお話しました。

人によってどの点を重要視するのかは異なります。

自分の中での優先順位を決め、より希望に合う求人を探しましょう。

また、面接では余程回数をこなさない限り誰でも緊張します。

しかし準備をすることでその緊張は薄れ、自分の良さをアピールできることでしょう。

プレゼンテーションは準備が8割という言葉があるように、面接も準備が8割です。

新卒の場合は、面接中の受け答えや質問等でしかその人の人柄ややる気は判断できません。

どうしてもその歯科医院で働きたいという気持ちをぜひとも伝えましょう。

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歯科衛生士の働き方で皆が悩む5個のこととその解決方法

歯科衛生士の働き方についてここでは詳しくお話していこうかと思います。時代が進むにつれ、職業だけでなくその働き方までも自分で選択できるようになってきました。それは歯科医療においても例外ではありません。歯科衛生士として働く上で、働き方が多様化してきたからこそ、働き方自体に悩む場合があります。この悩み、どうやって解決したらいいんだろうと思っているみなさん、今回はみなさんの悩みへの解決方法をお伝えします!歯科衛生士の働き方で皆が悩む5個のこととその解決方法どのような働き方が自分に合っているのか、どうすれば自分にとって楽に仕事ができるのかという働き方に関する悩みは、自分にぴったり合った職場に巡り合うまで

歯科衛生士の転職を成功させるために!狙い目な歯科医院の4個の特徴と上手に転職するための注意点

歯科衛生士は転職者の多い仕事の一つと言われています。実際その通りだと思います。理由は様々ですが、「人間関係に疲れた」「提示されていた条件とは違いすぎる」「労働条件が厳しすぎる」「体力、精神的にもう限界」という理由が多いのではないでしょうか。今回は、歯科衛生士の転職について詳しくお話させていただきます。歯科衛生士への転職でおすすめ、狙い目な職場の特徴とは? 現在、歯科医院はコンビニの数より多いと言われています。そのため歯科衛生士の求人もとても多いです。つまり、こちら側が自分の希望する条件を選び放題なのです。その中から狙い目な職場についてお話します。福利厚生がしっかりとしていること個人で経営してい

歯科衛生士とはどんな仕事?その仕事内容や役割、なり方など詳しく解説します!

歯科衛生士はよく耳にする職業の一つですが、歯科助手と同じだと思っている人も多いです。しかし、歯科衛生士と歯科助手は違う職業になります。どこが違うのかというと、歯科助手は特別な資格が必要ないのに対し、歯科衛生士は専門の学校に通い「国家試験」を合格しなければなることができない難易度の高い職業です。今回は歯科衛生士になりたいという人に役立つ情報をまとめてみましたので、ぜひご覧いただければと思います。歯科衛生士の仕事内容や求められる資質についてなど、今あなたがやるべきことをしっかりお伝えします。歯科衛生士とはどんな仕事?歯科衛生士はどのような仕事かを一言で説明するように言われた時にはいつも考えてしまい

歯科衛生士と子育ての両立は可能?両立するためのアドバイスをご紹介します

子育てをしながら働くのに、資格の有無は重要な事項の一つです。歯科衛生士は国家資格のため、いつでも復帰することができるというメリットがあります。しかし、一度歯科衛生士の世界を離れてしまうと復帰するのが難しいと感じてしまう方も多く、歯科衛生士の資格を無駄にしている方が多い現状です。今回は、歯科衛生士の仕事に復職するタイミングの一つでもある子育てとの両立についてお話します。歯科衛生士の子育てと両立しやすい理由とは?私は現在2歳の子供を育てながら働いていますが、歯科衛生士は子育てと両立しやすいと感じています。その理由をお話します。女社会のため、子育てに理解が得られる歯科医院は女性が多いため、子育てに理

歯科衛生士におすすめの転職サイト5選。おすすめの理由も紹介します

今回は、仕事を辞めたい歯科衛生士におすすめの転職サイトえおご紹介していきます。女性に人気の職業の一つである歯科衛生士ですが、実は転職率が高い職業でもあります。女性が多い職場なので、育休・産休の制度がある歯科医院が少ないということも背景にあるようです。この記事では、自身のライフスタイルに合う職場を探したい歯科衛生士におすすめの転職サイト5選をまとめてみました。ライオンコーディアルサポートなど歯科衛生士専用の転職サイトも紹介していきますので、ぜひ転職の参考にしてみて下さい。歯科衛生士の仕事・種類についておさらいしておこう歯科衛生士は専門の学校に3年間通って実習や勉強をし、国家試験を受けて取得できる

歯科衛生士の仕事での人間関係でストレスに感じる4個のこと。その解決方法も併せて解説します

歯科衛生士で人間関係にお悩みの方は必見です!「歯科衛生士を辞めたい」と感じることの一つに、職場での人間関係があります。どこの会社でも人間関係の問題はあると思いますが、歯科医院は特に狭い空間で来院した方や同僚とコミュニケーションを取るため、歯科衛生士のストレスは主に人との間に生まれるものが多いのです!今回は、そんな歯科衛生士が辛いと感じる人間関係についてお話します。また、そんな状況でもやっていける歯科衛生士という職業のメリットもお伝えできればと思います。歯科衛生士のおおまかな仕事内容とは?歯科衛生士とは、簡単に言うと歯科医院の看護師です。主に予防歯科を行っています。プラークと呼ばれる細菌の塊が石

歯科衛生士の転職理由には何がある?年収・人間関係・身体的な辛さなど。でもやっぱりやりがいはありますよね!

数ある職種の中でも就職先に困らないと言われている「歯科衛生士」。しかし、意外にも離職率が高い職種でもあります。歯科医院に勤めている歯科衛生士は仕事内容に大きな差はないはずなのですが、どうして離職率が高いのでしょうか?今回は歯科衛生士の転職理由について、詳しくお話していきます。歯科衛生士の離職率ってどれくらい?公益社団法人 日本歯科衛生士会の調べによると、常勤・非常勤を含めた歯科衛生士を対象に、「今まで勤務先を変えたことはない」が24.3%。「1回ある」が24.3%。「2回以上ある」が51.4%。となりました。この結果を見ると、歯科衛生士の約7割以上が転職の経験があるということになります。歯科衛

歯科衛生士になるには?働きながら歯科衛生士になる方法、注意点などご紹介します

今の時代、資格があればな…と社会に出てみて思うこともあると思います。4年間大学に通い就職してみたものの辞めてしまい、手に職がないと復帰する時に難しいと痛感し、資格が欲しいと感じる方も多いのではないでしょうか。歯科衛生士はそんな時にもってこいの資格です。私も歯科衛生士の資格を持っていますが初めに言われるのが「資格を持っているのは強いよね」ということです。今回は、働きながらでも歯科衛生士の資格を取得する方法、歯科衛生士が活躍している仕事場についてお話します。まずは歯科衛生士の資格について紹介します歯科衛生士と言われてもピンとこない方もいると思います。歯科衛生士について簡単に説明します。歯科衛生士と

歯科衛生士バイト求人の時給や募集内容、おすすめ求人の特徴とは?向き不向きややりがいなどを解説!

歯科衛生士のバイトがあることを皆さんはご存知でしょうか?実は歯科衛生士とはフルタイムの正社員だけでなく、アルバイトという形でも働くことができます。結婚や出産で1度は離職してしまったけど、一生ものの国家資格を活かして働きたいという方におすすめなバイトです。歯科衛生士のアルバイトについて、仕事面や収入面での違いや募集事項で注目すべき点を解説します。歯科衛生士のアルバイトはどんな仕事?歯科衛生士のアルバイトは、フルタイムの歯科衛生士と勤務形態が異なるだけで仕事内容は変わりません。歯科衛生士国家資格を持った人のみが行うことができるアルバイトです。歯科衛生士としてフルタイムで働くことが難しい人のために短

歯科衛生士になるには資格は必要?国家試験の勉強法や就職先・募集状況についても教えます!

最近では、虫歯の治療を行う一般的な歯科医院の他に、ホワイトニングやインプラント治療など専門に特化した歯科医院が増加しています。また、人々の口腔ケアへの意識も高齢化と共に高まってきました。その流れの中で今、歯科衛生士という仕事の需要が高まり注目されています。今回は、そんな歯科衛生士はどのような仕事をしているの?歯科衛生士になるにはどのような資格がいるの?どのようなことを勉強しておいたら良いの?といった疑問に、基本的なことからお答えしていきます。歯科衛生士という仕事に少しでも興味がある人は必読です。歯科衛生士ってどのような仕事をするの?まず、歯科衛生士の仕事内容について簡単に説明します。歯医者さん

歯科衛生士の面接で訊かれる7個のことと受け答えのコツ、服装などの注意点とは!?

歯科衛生士の面接対策をお考えの方は必見です!歯科衛生士学校に通っていたり、なんとなく興味を持っていて実際に働いてみようと考えている方がいらっしゃるかもしれませんね。それでは、採用面接はどのような感じなのでしょうか?今回は、歯科衛生士の面接の質問でよく聞かれる7個のこと、注意点、求人の確認事項についてなど、知っておくべき内容をまとめました。歯科衛生士面接時の服装についてや働く前の心構えを、先にこの記事で予習してみてください。歯科衛生士の仕事内容まずは歯科衛生士の仕事内容が、どのようなものかおさらいしましょう。働く場所にもよりますが、歯科衛生士の大多数が働いている歯科開業医の場合、「歯科診療補助」

歯科衛生士の将来性とは?私が考えるこの仕事をずっとやっていたいと思う、待遇やお給料面での理由

歯科衛生士の将来性について考えたことはありますか?歯科衛生士は国家資格を必要とするプロフェッショナルな仕事で、安定感があることから年々人気が高まっている仕事の一つです。今回は歯科衛生士の将来性について、待遇や給料の面から、このお仕事をずっとやっていたいと思う理由について詳しく解説していきます。歯科衛生士の仕事内容は?まず、歯科衛生士の仕事内容について簡単に説明します。診療補助歯科衛生士と聞くと、歯科でドクターの隣にいる女性を思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。これは診療補助と言って、診療中のドクターに器具を渡したり、バキュームで患者さんの唾液を吸ったりする仕事です。尚、この仕事の一部につい

歯科衛生士の仕事内容や向いている人の特徴

「歯科衛生士」とは、どのような仕事をしている人でしょうか。歯科医師の隣でアシスタントをしている人?歯石を取る人?歯科衛生士に興味があったり憧れている方もいらっしゃいますよね。そんな方のために今回は、歯科衛生士の仕事内容や向いている人の特徴などを解説したいと思います。歯科衛生士の大まかな仕事内容歯科衛生の仕事内容は、大きく以下の内容に分けられます(ただし、歯科医院によっては多少異なります)。診療補助業務予防処置業務保健指導業務器具の消毒・滅菌、材料に関しての管理、その他雑務受付業務が主な仕事内容です。歯科衛生士の仕事は大きく5個の役割に分けられる 診療補助業務主に歯科医師のアシスタントに付き、治