2021年7月16日

最近では、虫歯の治療を行う一般的な歯科医院の他に、ホワイトニングやインプラント治療など専門に特化した歯科医院が増加しています。

また、人々の口腔ケアへの意識も高齢化と共に高まってきました。

その流れの中で今、歯科衛生士という仕事の需要が高まり注目されています。

今回は、そんな歯科衛生士はどのような仕事をしているの?

歯科衛生士になるにはどのような資格がいるの?

どのようなことを勉強しておいたら良いの?

といった疑問に、基本的なことからお答えしていきます。

歯科衛生士という仕事に少しでも興味がある人は必読です。

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歯科衛生士ってどのような仕事をするの?

まず、歯科衛生士の仕事内容について簡単に説明します。

歯医者さんに行くと、歯科衛生士=ドクターの隣にいるお姉さんというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

もちろん、それも歯科衛生士の「診療補助」という仕事の一つです。

しかし、その他にもいくつか歯科衛生士ならではの仕事があるので、見ていきましょう。

歯科衛生士の三大仕事

歯科衛生士には、大きく分けて三つの「歯科衛生士だからこそできる」仕事があります。

この他にも働く医院によって事務作業や受付、雑用も同時に任される所もありますが、以下の三つはどの医院でも歯科衛生士になると任される共通する仕事です。

予防処置

歯の予防的処置を担います。

歯のぐらつきや歯肉の状態、歯周ポケットの深さを測ったり、歯ブラシでは取れない歯石・歯垢を機械を用いてクリーニングしたりします。

歯周病や虫歯にならないように、患者さんの歯の健康を保つための仕事です。

歯科医院によっては治療枠と予防枠で予約が分かれており、30分~1時間かけてしっかり歯の検診や歯石取りを行うところもあります。

定期的に行うことで、虫歯の予防だけでなく早期発見・早期治療をすることができます。

また、小さなお子さんにはフッ素を塗布することで虫歯予防が可能です。

小さい頃から歯医者に通うことで恐怖心をなくし、将来的に治療が必要になった際にもスムーズにできるように慣らしておくという点でも、予防処置の一つであると捉えることができます。

この予防処置はドクターではなく歯科衛生士が主体的に行うことも多いので、いわば歯科衛生士の花形とも言える仕事です。

診察補助

歯科衛生士と聞いて頭に思い浮かぶのが、この診察補助ではないでしょうか。

患者さんの治療チェアへの導入や診療準備をはじめとして、診療に用いる器具の受け渡しや唾液の吸引をドクターの横で行い、診療後の後片付けまでします。

常にドクターが次に何を必要とするのか、どのような治療を進めていくのかを考えながら、また患者さんの緊張をほぐすために適切な声掛けも同時にしないといけません。

治療の最初に行う問診も大切です。

患者さんの症状がどういったものなのか、どのように治療を進めてほしいのかなど患者さんの意見を汲み取り適切にドクターに伝えます。

ドクターと話す際には緊張するけど、女性の歯科衛生士には気軽に話したり質問したりできる患者さんは意外と多いです。

歯科衛生士は直接患者さんの虫歯の治療をすることはできませんが、患者さんとドクターの橋渡し的存在と言えます。

保健指導

保健指導とは、適切な歯磨きの仕方を患者さんに分かりやすく指導する仕事です。

人の口腔内は、歯の生え方や噛み合わせなど全てが人それぞれのため、毎日の歯磨きもそれに合った適切な磨き方をしなければなりません。

保育所や幼稚園、小学校での指導が主ですが、最近は高齢化に伴い高齢者の口腔ケアが注目され始め、老人ホームや介護施設でも保健指導が行われるようになり、活動の幅を広げつつあります。

毎日のブラッシングを適切にすることで口腔内の健康がより保たれやすくなるため、これも重要な仕事の一つです。

また地域の保健センターで勤める場合、この保健指導が主な仕事内容となります。

歯科衛生士の業務範囲って?

歯科衛生士の三大仕事を紹介したので、歯科衛生士が様々な面から歯科医療をサポートする仕事であることはお分かりいただけたかと思います。

ここでは、歯科衛生士の業務範囲についてどこまでできてどこからできないのか説明します。

歯科衛生士法によると、歯科衛生士は臨時応急の手当てを除き、あくまで歯科医師の指導の下で行うことが表記されています。

また歯科医師の指導の下であっても、レントゲン撮影やインレーなどの技工物の装着はできません。

歯科医師の指導の下で行うことができる仕事を担うことで、歯科医師はより患者さんの治療に専念することができ、歯科衛生士は直接的・間接的に患者さんの治療に携わることができるのです。

もちろん、この業務範囲を超える仕事をすることは、例え国家資格を持った歯科衛生士でも違法行為にあたるので注意が必要です。

経験者が語る!私はこんな所で歯科衛生士をしていました

私は大阪の某市に在る歯科医院で働いていました。

市の中でも1、2を争う患者数を誇り、チェアー数も7台と比較的多い所でした。

近くに大きな団地がありファミリー層の患者さん、また高級住宅地にも近かったためインプラントなどの自費診療の治療も多く、内容は多岐にわたるものでした。

時には1日の来院数が100名を超えることもあり、医院内では常に早歩きで、どんどん仕事が降ってくるようなところでした。

また、予防処置に力を入れていたので歯科衛生士が担う仕事量も多く、忙しくも楽しく充実した毎日でした。

しかしその中でも患者さんと積極的にコミュニケーションをとるように心掛け、忙しい中でも患者さんと1対1で話す時間を大切にしていました。

また、歯科衛生士同士も密にコミュニケーションをとり合い、どのように患者さんと向き合うか常に考えながら働く雰囲気があったので、自身のスキルアップにも繋がりました。

働いていた歯科医院では、伝統を重んじることよりもより良い医院に皆でしていく、良いものはすぐに取り入れるという方針でした。

そのため月1回の会議でも、上下関係なく全員が変えていきたいところや現状で上手くいっていないところを話し合っていました。

私は海外移住のため退職せざるを得なかったのですが、機会さえあればその医院でもう一度働きたいと思うくらい素敵な職場でした。

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歯科衛生士になるには?

では、歯科衛生士になるためには何が必要なのでしょうか。

ここでは、資格の取り方から勉強しておくと役に立つことまで紹介します。

歯科衛生士には資格は必要?

歯科衛生士になるためには資格が必須です。

患者さんの口腔を触ることは医療行為にあたります。

そのため、ドクターの他に患者さんの口腔を触ることができるのは、国家資格を持った歯科衛生士のみです。

この資格を得るためには、厚生労働省による歯科衛生士国家試験に合格することが必須です。

受験資格を得るためには、大学の歯学部口腔保健学科や歯科衛生学科などの短期大学、歯科衛生士専門学校を卒業しなければなりません。

正答率60%以上で合格、合格率はほとんど毎年95%を超えています。

合格率だけを見ると一見簡単そうですが、試験内容は、人体(歯・口腔を除く)の構造と機能、歯・口腔の構造と機能、疾病の成り立ち及び回復過程の促進、歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み、歯科衛生士概論、臨床歯科医学、歯科予防処置論、歯科保健指導論及び歯科診療補助論と多岐にわたります。

試験方式はマークシートで行われ、2019年3月3日に行われた第28回歯科衛生士国家試験では7,207名が受験し、6,934名が試験に合格しました。

歯科衛生士になるために勉強しておくべきことは?

それでは、歯科衛生士になるために勉強しておくべきこととは何なのでしょうか。

以下に挙げる三つの勉強すべきことは、どれも歯科衛生士になる上で非常に大切な基礎となっていくものです。

勉強法を身につける

勉強法を勉強する、勉強する癖をつけることが大切です。

まずは自分に合った勉強法を見つけてください。

例えば暗記が得意であればテキストを何度も読み返し満遍なく知識を暗記してから試験形式の問題を解いてみる…暗記が苦手な場合はとにかく問題を何度も解いてみてから間違えたものを効率的に覚えるなど勉強の仕方は無限にあり、どれが正解で不正解かは人によって様々です。

おすすめは、何冊も問題集に手を出すのではなく1冊もしくは2冊の問題集を繰り返し解き、間違えた問題に関しては解説を暗記できるくらい読み込む方法です。

こうすることで知識の抜けをカバーし、問題を解く際に根拠を持って正解を導くことができます。

国家試験で必要な知識は必ず学校の先生が教えてくれますが、その知識をしっかりと理解し身につけることは自分自身でしなければなりません。

日頃の授業で習った知識を確実に覚えていれば、試験前に焦って1から覚え直す必要もなく、落ち着いて試験に取り組むことができます。

また、国家試験前に集中しようと考え、日頃の勉強を後回しにすることは危険です。

勉強する癖をつけなければ国家試験前の大事な時期も集中力が続かず、効率の良い勉強ができないからです。

高校までの知識(特に化学、国語)

歯科衛生士の勉強は歯に関することばかりではありません。

高校までの内容で、特に歯科衛生士の勉強に関係しているのは化学です。

中には化学が苦手な人もいると思いますが、基本的知識が歯科衛生士学校入学前に身についているのと身についていないのでは、授業内での理解度に差が出てきます。

新たに覚える知識が山のようにあるので、せめて高校までの知識を完璧にしておくとかなり楽になります。

また、基本的なことですが、実習が始まるまでは座学で多くの読み物があります。

国語力をつけておくことで、文章を読む際に苦手意識を持たず要点を整理できる力がつき、必要な知識を得ることができます。

歯科衛生士になるためには予想以上に勉強することが多く、最初は驚くかもしれません。

しかし、基礎的な教養があれば理解できるものばかりですので、心配しすぎる必要はありませんよ。

語学

働く歯科医院の所在地によっては、外国人の患者さんが多いこともあります。

特に最近は外国人労働者も増加し、外国人の患者さんが歯医者に来院することも稀ではなくなってきました。

歯科衛生士国家試験を受けるにあたり、学校でも歯科英語や英語コミュニケーションの授業があります。

しかし実際働いてみると、患者さんが日本語が話せない場合、その英語だけでは不十分です。

コミュニケーションをとることが大切だからこそ、基礎的な外国語コミュニケーションをとれることが望まれます。

歯に関することは、学校で1から皆が同じスタート地点から学び始めます。

英語に関しては高校までの英語で充分コミュニケーション可能なので、患者さんと日常会話ができるレベルを身につけておくことをおすすめします。

また、ベテランの歯科衛生士・ドクターの中には英語が全くできない人も多くいるので、そんな時にも重宝される人材になることができます。

英語ができるだけで外国人の患者さんの歯科医院に対する信頼度は上がり、定期的に通院してもらえるきっかけになります。

雑学

意外に思われるかもしれませんが、患者さんと接する時間が長い歯科衛生士にとって雑学はあった方が良いものの1つです。

患者さんとのコミュニケーションの中で、歯とは全く関係のない話題も出てきます。

寧ろその中でいかに患者さんに話を合わせられるかというのは、信頼関係を築いていく上でとても重要なことです。

患者さんとの心理的距離を縮めることは、患者さんが少しの不調でも歯科衛生士に伝えやすくなり、定期的に歯科検診やクリーニングのために通院してもらいやすくなります。

患者さんも初めは緊張しています。

仲良くなることで処置中もリラックスしてもらうことができ、必要以上に痛みを感じにくくなるという利点もあります。

歯医者に「行かなければならない」よりも、少しお喋りのついでに「行こうかな」と思ってもらえる雰囲気作りにも雑学は非常に役立つものです。

日々の生活の中で勉強しようと思って身につくものではないですが、今までよりも少しアンテナを張って生活することで気づかなかった雑学を知ることができるかもしれません。

歯科衛生士になるために必要なスキルは?

歯科衛生士にはどのようなスキルが必要なのでしょうか。

医療行為に従事するため、知識の広さや深さはもちろんのこと、その他にも様々なスキルが必要とされます。

今回は、その中でも重要となるスキルを紹介します。

手先の器用さ

口腔内にはとても繊細な神経が沢山あります。

少しの刺激でも患者さんが痛いと感じることもあります。

特に機械を使って行う歯のクリーニングは痛いと感じる患者さんも多く、苦手意識を持っている方も多くいます。

複雑な口腔内で小さな歯石・歯垢を取るには、手先の器用さがものを言います。

その他にも細かい作業が仕事の中で沢山ある歯科衛生士にとって、手先の器用さは必要不可欠なものです。

しかし、最初から手先が器用でないとできないわけではありません。

臨床で経験していく内に自然とコツが掴め、スムーズに仕事ができるようになります。

器具の中には先が尖ったものがあり、口腔内では特に慎重に処置を進めなければならなかったり正確な歯型を採ったりと、想像以上に細かい作業が多くあります。

また、手先の器用さが患者さんに必要以上の痛みを感じさせないことにも直結するため、重要なスキルです。

コミュニケーション能力

仕事中、歯科衛生士は常に処置は正確に行わなければなりません。

しかしそれと同じくらい大切なのが、コミュニケーション能力です。

患者さんが不信感を抱く原因はコミュニケーション不足にあります。

自分が思ったものと違う治療をされた、予想以上に治療費がかかったなどの不満は、積極的にコミュニケーションをとろうとしないことに原因があることも多いです。

患者さんの不安や痛み、理解できていないことをしっかりと把握してあげることで気持ち良く治療を受けてもらうことができます。

また、患者さんは小さな乳幼児から高齢者まで幅広いため、その人に合ったコミュニケーションをとることを心掛けなければいけません。

患者さんの不安を声掛けによって取り除いてあげることも、重要な仕事の一つなのです。

患者さん目線になるスキル

このスキルは、コミュニケーション能力と通じるところがあります。

治療を進めていく上で、ドクターよりも歯科衛生士のほうがゆっくり患者さんと話す時間があるため、説明を任されることも多いです。

また予防的処置では歯科衛生士が主体となって行うため、患者さんに説明する機会は非常に多いです。

その中で重要になってくるのが「患者さん目線で話す」能力です。

専門的な歯科用語を並べても、患者さんは全く理解することができません。

いかに患者さんに分かりやすく、誤解が生じないように話すかということは、大切であり難しいことです。

自分が全く歯に対する知識がないとして、自身の説明で理解できるのかどうかを念頭に置いて説明することが必要です。

こちらが分かりやすく説明したつもりでも、患者さんが理解できていなければそれは後に「説明されてない治療をされた」「説明と異なる治療内容で、高い診療代を請求された」というクレームに繋がります。

確実に相手に伝わっているのか、どこがどういう風に理解できていないのかを把握し、患者さんに分かるように説明することが必要です。

協調性

歯科医院では、チームワークが重要です。

専門的な知識を持ったスペシャリストが集まる場で、それぞれの患者さんにどんな治療内容が適切なのかを第一に考えて進めていくことが必要です。

自身の判断を過信することなく、チームワークを念頭に置いて周りの意見も冷静に受け入れて判断する力もなくてはなりません。

また、歯科医院の従業員全員が協力することで医院内の効率も上がり、より質の高い医療を提供できることに繋がります。

忙しい歯科医院では最初から最後まで1人の患者さんに付きっきりでドクターが治療することが難しく、それに伴ってアシストも入れ替わりが激しいです。

そこで重要になってくるのが協調性です。

その場にいる全員が同じレベルの認識をしていなければ、スムーズに治療を進めていくことができません。

自己中心的な考えではなく、働いている歯科医院のチームの一員という自覚を持って働かなくてはなりません。

向上心、好奇心

歯科衛生士は、国家資格に合格すればなれる職業ですが、そこで勉強が終わったわけではありません。

寧ろそこからが臨床のスタートであり、1年目は特に学ぶことの連続です。

また歯科医院によって治療方針も治療の進め方も異なるため、教科書通りが常に正解とは限りません。

臨床でしか学べないことも沢山あります。

自分が知らないものに出会ったとき、分からないことは積極的に先輩歯科衛生士やドクターに質問し、教えられるのを待つのではなく自分から積極的に学んでいきましょう。

最初は全て新しいことを学ぶので大変かもしれませんが、働いている内に頭より先に身体が技術を覚えていくので大丈夫です。

そして、自分から質問したことで得た知識は忘れにくく、その知識を自分のものにすることができます。

また、例え長く勤めていても、医療は日々進歩し、歯科治療でも新たな発見や治療法の開発、新薬の導入や新しい機械の導入の連続です。

新しい知識をどんどん吸収し、向上心・好奇心を持つことが大切です。

先見能力

歯科衛生士として働くにあたって、一歩先を見る能力が必要になってきます。

例えばドクターの診察のアシストに入った時、次に何の器具が必要なのか、何を用意しないといけないのか指示を待つのではなく、自分から能動的に動きましょう。

治療にはある程度のパターンがあるので、慣れてくるとドクターの動きが読めるようになります。

そして予防的処置においても先見能力は必要です。

今のままのブラッシングで良いのか、このまま放っておいて後々治療が必要になる箇所はどこなのかを見極めることで、患者さんにとっても負担の少ない治療を提供することができます。

仕事中は常に一歩先を考えて心配り、気配りを心掛け、治療全体がスムーズにいくようにしましょう。

臨機応変な対応力

同じ症状でも、治療法は患者さんやそれを治療するドクターによって変わります。

ある症状に対する治療法は一つではないため、その時々で患者さんにはどれが最適なのかを考え、ドクターの考えも汲み取らなければいけません。

また、歯科医院には多くの急患が毎日のように来るため、どんな状況でも患者さん優先で考え、それに適応できるスキルが必要です。

歯科衛生士の就職先や募集状況は?

歯科衛生士になると、初めに頭に浮かぶのは歯科医院ではないでしょうか。

実はその他にも様々な就職先があります。

また、歯科衛生士は常に人手不足と言われており、常に人材を募集している歯科医院は多数あります。

歯科衛生士の国家資格を取得したけど、どこにも就職できなかった...とならないのが歯科衛生士の強みです。

また、結婚や出産を機に一度離職しても雇ってもらいやすいことも強みです。

歯科衛生士の主な就職先

ここでは歯科衛生士の主な就職先を四つ紹介します。

歯科医院

歯科衛生士の約9割が一般歯科医院に就職していると言われるくらい、メジャーな就職先です。

規模は大小様々ですが、その中でも多いのが個人開業の歯科医院です。

歯科医院は、コンビニの数よりも多く存在するとされています。

ドクターと同じくらい、医院には必要不可欠な存在です。

新卒ではまず個人の歯科医院で臨床経験を積み、スキルアップしてから異なる就職先を見つけるという人が多いです。

虫歯の治療を中心に行う一般歯科の他にも、最近では矯正歯科や審美歯科などの専門に特化した歯科医院も増えてきて、一口に歯科医院と言っても就職先の幅は広がりつつあります。

これからも歯科治療は進歩していくため、まずは歯科医院で経験を積んで学校で学んだ知識を自分のものにしていくと良いでしょう。

介護施設

口の健康は体の健康とも言われるくらい、口腔内の健康を保つことは、心身の健康に密接に関係しています。

健康に楽しく食事をしたりお喋りをしたりすることで、病気の予防に繋がったりリスクの低下に貢献したりします。

高齢化が加速してきた日本社会だからこそ、最近では高齢者の口腔ケアが徐々に注目を浴びています。

そのため、介護施設で歯科衛生士を募集するところも増えてきました。

特に5年以上実務経験を積めばケアマネージャーの受験資格を得ることができるため、ダブル資格で活躍している歯科衛生士も多くいます。

保健センター

市町村の保健センターでは、歯の磨き方を指導する歯科保健指導や歯科検診の補助を行うことが主な仕事です。

市町村によっては無料で歯科検診を行ったり歯磨き指導を積極的に行ったりするところが増えてきました。

毎日する歯磨きだからこそ、正しいブラッシング方法は口腔ケアの第一歩です。

一般的な歯科医院よりも福利厚生が整っていることが多いことから、人気の就職先となっています。

歯科関係の企業

歯科衛生士としての知識を活かすことができる歯科関係の企業での就職も、選択肢の一つです。

歯科医院のように直接患者さんと接して予防的処置や診察補助に関わることはないですが、歯科衛生士で身に着けた知識を基に更に効果的な医療器具や治療薬の開発に携わることができます。

自身の知識を活かした研究・開発が多くの患者さんの口腔の悩みを解決する手助けになると考えると、直接関わることはなくても達成感や使命感があるのではないでしょうか。

現在も歯科研究は日々進歩を続けています。

歯科衛生士の視点から、特に予防的処置においてより良い医療を提供する機会を作り出すことができる魅力的な就職先です。

歯科衛生士の働き口はどの程度あるの?

上に挙げたように、歯科衛生士の就職先は様々です。

現在、歯科衛生士の有資格者よりも求人数の方が多いと言われており、歯科衛生士の人手不足から就職先は引く手数多と言えます。

就職難と言われる時代でも、歯科衛生士においては状況が異なります。

歯科医院では特に新卒でも有資格者は重宝され、寧ろ来てほしいという所が多いです。

歯科衛生士養成学校では100%就職率を謳っている所も多く、歯科衛生士の国家資格を取得したにも関わらずどこにも就職できなかったということはあまり聞きません。

ホワイトニングやインプラントなどの新たな治療法の確立や口腔ケアへの注目度が高まってきた今だからこそ、歯科衛生士の仕事への需要度も以前より高まってきています。

歯科衛生士の転職事情

歯科衛生士で転職をする人は多いです。

職業柄女性が多いため、結婚や出産を機に新卒で働いた歯科医院を退職し、子育てを終えてからまた復職するパターンもあります。

また、子供が小さい間はパートタイムの歯科衛生士として活躍している人も多くいます。

自身の更なるスキルアップのため、数年間は個人開業の歯科医院で実務経験を積んだ後に昇給の望める大学病院などに転職するか、ケアマネージャーの資格も取り介護施設で働くなど転職の幅も広いです。

個人開業の歯科医院では待遇や給与の面でかなり差があり、現在働いている所に不満がある場合、待遇面や給与面で自分の希望に合った他の医院に転職する人も多くいます。

そして何より歯科衛生士の資格は一生ものなので、自身のライフステージに合った働き方、就職先を選ぶことができます。

他の仕事に比べて転職先が見つかりやすいことも歯科衛生士の特徴です。

歯科衛生士の仕事に興味がある方へ(まとめ)

以上、歯科衛生士になるための資格やスキルを紹介しました。

多くのスキルを紹介しましたが、もちろん今これらが今ないと勤められないというものではありません。

臨床で働いていく中で誰しもが必ず身につけるスキルなので、心配しなくても大丈夫です。

しかし、コミュニケーション能力や一歩先を読む力、協調性などは、日常生活の中で取得できるものであり、歯科衛生士の仕事のみに限らず社会生活でとても重要なものです。

歯科衛生士になる前に、身につけておいて損はありません。

また歯科衛生士国家資格は、歯に関することの他にも覚えることが山のようにあるとお伝えしました。

もちろん努力なしには取得することは難しいですが、歯科衛生士になりたいという熱い想いと、自分に合った勉強法を知っていれば大丈夫です。

歯科衛生士はとてもやりがいのある仕事です。

これを読んでいるあなたが、いつか歯科衛生士として輝いて働いていることを心から願っています。

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歯科衛生士に高卒でもなれるの?歯科衛生士になるまでの方法やおすすめの就職方法教えます

歯科衛生士はよく聞く国家資格の一つですが、どのように取得することができるのか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。「ユーキャンなどの資格サイトで取得できるのかな?」「自分で参考書などを買い、独学で取得することができるのかな?」「専門の学校に通う必要はあるのかな?」「高卒でもなれるのかな?」など様々な疑問があると思いますので、今回は歯科衛生士になるためにはどのような方法があるのか、また就職についてもお話します。歯科衛生士って高卒でも大丈夫?高卒で歯科衛生士になることは不可能です。歯科衛生士になるためには歯科衛生士養成学校を卒業しなければ国家資格を受験する資格を得ることができません。歯科衛

歯科衛生士の働き方で皆が悩む5個のこととその解決方法

歯科衛生士の働き方についてここでは詳しくお話していこうかと思います。時代が進むにつれ、職業だけでなくその働き方までも自分で選択できるようになってきました。それは歯科医療においても例外ではありません。歯科衛生士として働く上で、働き方が多様化してきたからこそ、働き方自体に悩む場合があります。この悩み、どうやって解決したらいいんだろうと思っているみなさん、今回はみなさんの悩みへの解決方法をお伝えします!歯科衛生士の働き方で皆が悩む5個のこととその解決方法どのような働き方が自分に合っているのか、どうすれば自分にとって楽に仕事ができるのかという働き方に関する悩みは、自分にぴったり合った職場に巡り合うまで

歯科衛生士の転職を成功させるために!狙い目な歯科医院の4個の特徴と上手に転職するための注意点

歯科衛生士は転職者の多い仕事の一つと言われています。実際その通りだと思います。理由は様々ですが、「人間関係に疲れた」「提示されていた条件とは違いすぎる」「労働条件が厳しすぎる」「体力、精神的にもう限界」という理由が多いのではないでしょうか。今回は、歯科衛生士の転職について詳しくお話させていただきます。歯科衛生士への転職でおすすめ、狙い目な職場の特徴とは? 現在、歯科医院はコンビニの数より多いと言われています。そのため歯科衛生士の求人もとても多いです。つまり、こちら側が自分の希望する条件を選び放題なのです。その中から狙い目な職場についてお話します。福利厚生がしっかりとしていること個人で経営してい

歯科衛生士とはどんな仕事?その仕事内容や役割、なり方など詳しく解説します!

歯科衛生士はよく耳にする職業の一つですが、歯科助手と同じだと思っている人も多いです。しかし、歯科衛生士と歯科助手は違う職業になります。どこが違うのかというと、歯科助手は特別な資格が必要ないのに対し、歯科衛生士は専門の学校に通い「国家試験」を合格しなければなることができない難易度の高い職業です。今回は歯科衛生士になりたいという人に役立つ情報をまとめてみましたので、ぜひご覧いただければと思います。歯科衛生士の仕事内容や求められる資質についてなど、今あなたがやるべきことをしっかりお伝えします。歯科衛生士とはどんな仕事?歯科衛生士はどのような仕事かを一言で説明するように言われた時にはいつも考えてしまい

歯科衛生士と子育ての両立は可能?両立するためのアドバイスをご紹介します

子育てをしながら働くのに、資格の有無は重要な事項の一つです。歯科衛生士は国家資格のため、いつでも復帰することができるというメリットがあります。しかし、一度歯科衛生士の世界を離れてしまうと復帰するのが難しいと感じてしまう方も多く、歯科衛生士の資格を無駄にしている方が多い現状です。今回は、歯科衛生士の仕事に復職するタイミングの一つでもある子育てとの両立についてお話します。歯科衛生士の子育てと両立しやすい理由とは?私は現在2歳の子供を育てながら働いていますが、歯科衛生士は子育てと両立しやすいと感じています。その理由をお話します。女社会のため、子育てに理解が得られる歯科医院は女性が多いため、子育てに理

歯科衛生士におすすめの転職サイト5選。おすすめの理由も紹介します

今回は、仕事を辞めたい歯科衛生士におすすめの転職サイトえおご紹介していきます。女性に人気の職業の一つである歯科衛生士ですが、実は転職率が高い職業でもあります。女性が多い職場なので、育休・産休の制度がある歯科医院が少ないということも背景にあるようです。この記事では、自身のライフスタイルに合う職場を探したい歯科衛生士におすすめの転職サイト5選をまとめてみました。ライオンコーディアルサポートなど歯科衛生士専用の転職サイトも紹介していきますので、ぜひ転職の参考にしてみて下さい。歯科衛生士の仕事・種類についておさらいしておこう歯科衛生士は専門の学校に3年間通って実習や勉強をし、国家試験を受けて取得できる

歯科衛生士の仕事での人間関係でストレスに感じる4個のこと。その解決方法も併せて解説します

歯科衛生士で人間関係にお悩みの方は必見です!「歯科衛生士を辞めたい」と感じることの一つに、職場での人間関係があります。どこの会社でも人間関係の問題はあると思いますが、歯科医院は特に狭い空間で来院した方や同僚とコミュニケーションを取るため、歯科衛生士のストレスは主に人との間に生まれるものが多いのです!今回は、そんな歯科衛生士が辛いと感じる人間関係についてお話します。また、そんな状況でもやっていける歯科衛生士という職業のメリットもお伝えできればと思います。歯科衛生士のおおまかな仕事内容とは?歯科衛生士とは、簡単に言うと歯科医院の看護師です。主に予防歯科を行っています。プラークと呼ばれる細菌の塊が石

歯科衛生士の転職理由には何がある?年収・人間関係・身体的な辛さなど。でもやっぱりやりがいはありますよね!

数ある職種の中でも就職先に困らないと言われている「歯科衛生士」。しかし、意外にも離職率が高い職種でもあります。歯科医院に勤めている歯科衛生士は仕事内容に大きな差はないはずなのですが、どうして離職率が高いのでしょうか?今回は歯科衛生士の転職理由について、詳しくお話していきます。歯科衛生士の離職率ってどれくらい?公益社団法人 日本歯科衛生士会の調べによると、常勤・非常勤を含めた歯科衛生士を対象に、「今まで勤務先を変えたことはない」が24.3%。「1回ある」が24.3%。「2回以上ある」が51.4%。となりました。この結果を見ると、歯科衛生士の約7割以上が転職の経験があるということになります。歯科衛

歯科衛生士になるには?働きながら歯科衛生士になる方法、注意点などご紹介します

今の時代、資格があればな…と社会に出てみて思うこともあると思います。4年間大学に通い就職してみたものの辞めてしまい、手に職がないと復帰する時に難しいと痛感し、資格が欲しいと感じる方も多いのではないでしょうか。歯科衛生士はそんな時にもってこいの資格です。私も歯科衛生士の資格を持っていますが初めに言われるのが「資格を持っているのは強いよね」ということです。今回は、働きながらでも歯科衛生士の資格を取得する方法、歯科衛生士が活躍している仕事場についてお話します。まずは歯科衛生士の資格について紹介します歯科衛生士と言われてもピンとこない方もいると思います。歯科衛生士について簡単に説明します。歯科衛生士と

歯科衛生士バイト求人の時給や募集内容、おすすめ求人の特徴とは?向き不向きややりがいなどを解説!

歯科衛生士のバイトがあることを皆さんはご存知でしょうか?実は歯科衛生士とはフルタイムの正社員だけでなく、アルバイトという形でも働くことができます。結婚や出産で1度は離職してしまったけど、一生ものの国家資格を活かして働きたいという方におすすめなバイトです。歯科衛生士のアルバイトについて、仕事面や収入面での違いや募集事項で注目すべき点を解説します。歯科衛生士のアルバイトはどんな仕事?歯科衛生士のアルバイトは、フルタイムの歯科衛生士と勤務形態が異なるだけで仕事内容は変わりません。歯科衛生士国家資格を持った人のみが行うことができるアルバイトです。歯科衛生士としてフルタイムで働くことが難しい人のために短

歯科衛生士の面接で訊かれる7個のことと受け答えのコツ、服装などの注意点とは!?

歯科衛生士の面接対策をお考えの方は必見です!歯科衛生士学校に通っていたり、なんとなく興味を持っていて実際に働いてみようと考えている方がいらっしゃるかもしれませんね。それでは、採用面接はどのような感じなのでしょうか?今回は、歯科衛生士の面接の質問でよく聞かれる7個のこと、注意点、求人の確認事項についてなど、知っておくべき内容をまとめました。歯科衛生士面接時の服装についてや働く前の心構えを、先にこの記事で予習してみてください。歯科衛生士の仕事内容まずは歯科衛生士の仕事内容が、どのようなものかおさらいしましょう。働く場所にもよりますが、歯科衛生士の大多数が働いている歯科開業医の場合、「歯科診療補助」

歯科衛生士の将来性とは?私が考えるこの仕事をずっとやっていたいと思う、待遇やお給料面での理由

歯科衛生士の将来性について考えたことはありますか?歯科衛生士は国家資格を必要とするプロフェッショナルな仕事で、安定感があることから年々人気が高まっている仕事の一つです。今回は歯科衛生士の将来性について、待遇や給料の面から、このお仕事をずっとやっていたいと思う理由について詳しく解説していきます。歯科衛生士の仕事内容は?まず、歯科衛生士の仕事内容について簡単に説明します。診療補助歯科衛生士と聞くと、歯科でドクターの隣にいる女性を思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。これは診療補助と言って、診療中のドクターに器具を渡したり、バキュームで患者さんの唾液を吸ったりする仕事です。尚、この仕事の一部につい

歯科衛生士の仕事内容や向いている人の特徴

「歯科衛生士」とは、どのような仕事をしている人でしょうか。歯科医師の隣でアシスタントをしている人?歯石を取る人?歯科衛生士に興味があったり憧れている方もいらっしゃいますよね。そんな方のために今回は、歯科衛生士の仕事内容や向いている人の特徴などを解説したいと思います。歯科衛生士の大まかな仕事内容歯科衛生の仕事内容は、大きく以下の内容に分けられます(ただし、歯科医院によっては多少異なります)。診療補助業務予防処置業務保健指導業務器具の消毒・滅菌、材料に関しての管理、その他雑務受付業務が主な仕事内容です。歯科衛生士の仕事は大きく5個の役割に分けられる 診療補助業務主に歯科医師のアシスタントに付き、治