歯科衛生士はよく聞く国家資格の一つですが、どのように取得することができるのか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

「ユーキャンなどの資格サイトで取得できるのかな?」

「自分で参考書などを買い、独学で取得することができるのかな?」

「専門の学校に通う必要はあるのかな?」

「高卒でもなれるのかな?」

など様々な疑問があると思いますので、今回は歯科衛生士になるためにはどのような方法があるのか、また就職についてもお話します。

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歯科衛生士って高卒でも大丈夫?

高卒で歯科衛生士になることは不可能です。

歯科衛生士になるためには歯科衛生士養成学校を卒業しなければ国家資格を受験する資格を得ることができません。

歯科衛生士になるための学校は「大学」「短期大学」「専門学校」「夜間学校」です。

このいずれかに通う必要があります。

これまで修業年限は二年制以上でしたが、歯科衛生士学校養成所の規則が改定され、平成17年4月1日を施行日にし平成22年4月1日より全ての歯科衛生士学校養成所で三年制以上になりました。

そのため、資格サイトで取得したり独学で取得することは不可能です。

高卒で働いていた場合はもう一度学校に入り直す必要がありますね。

歯科衛生士になるまでの方法は?

歯科衛生士になりたいと思ってもまずどう行動すれば良いか分からないですよね。

今回は、歯科衛生士になるまでの過程についてお話します。

歯科衛生士学校を探す

全国に歯科衛生士学校は沢山あります。

四年制の大学は全国に国公立が1校、私立大学が5校、三年制の短期大学が13校、専門学校が93校あります。

歯科衛生士になるための大学や短期大学の数は、専門学校に比べて少ないです。

しかし歯科衛生士は一般企業とは違い、大卒や専門学校卒など学歴による給料の差はほとんどありません。

そのため自分が希望する場所や学費、学校ごとの特徴や力を入れていること、自分のライフスタイルに合わせて通うことができる学校を選ぶと良いですね。

歯科衛生士学校の受験

高校生から受験する場合、歯科衛生士学校に入学する方法は

  • AO入試
  • 指定校推薦
  • 一般受験

があります。

この中で歯科衛生士学校への入学は主に指定校推薦とAO入試が多い印象です。

その理由は受験の際に歯科衛生士になりたいと希望する学生が、大学側が高校に提示している推薦の枠より少ないからです。

そのため受験しなくても入学することが可能です。

しかし専門的な学校に入るということはそれ以外にやりたいことが見つかってしまった場合に学校に通うことを気持ち的にも難しく感じてしまうことがあり、そんな時は辞めざるを得ませんね。

歯科衛生士学校は、入学することは簡単ですが進級や卒業をすることが難しいと言われています。

その理由については下記でお話したいと思います。

歯科衛生士学校に通い単位を取得する

私は歯科衛生士の三年制の短期大学に通っていましたのでそれを例に挙げてお話します。

一年生は主に座学の学科がメインになります。

一般の大学や短期大学は好きな学科や興味がある学科を選んで授業を自分で組み立てたり、授業がない空き時間は友達とショッピングやおしゃべりをしたり屋上で昼寝してみたり…というのを想像して入学しましたが、専門的な学校のため全く異なっていました。

朝9時から夜6時まで毎日みっちり授業が入っています。

毎回出欠を取るため授業に出なければ単位を落とします。

単位を落とした場合、一般の大学の場合は2年生~4年生の間に落とした単位分を取得することが可能ですよね。

しかし、歯科衛生士の場合は2年生、3年生も1年生の時と同じように毎日朝9時から夜6時まで取得しなければならない授業が組み込まれているため、再履修は不可能になるのです。

そのため一つでも単位を落としてしまうと押し出し制になり、必然的に進級することができなくなってしまいます。

また単位の取得には、出欠だけではなく毎学期ごとにあるテストも重要になります。

全教科のテストとなるため、5日間で25科目〜30科目を受けることになります。

進級がかかっているため、この短期大学の3年間が人生で最も勉強した記憶があります。

毎年多くの同級生が留年や退学をしていたのが現実です。

医療を学ぶ学校のため、学費が他の学部と比べても高い傾向にあります。

厳しい環境を乗り越えてようやく国家試験を受ける権利を取得することができます。

歯科衛生士になりたいという意思を強く持っていないと耐えることが難しくなってくるかもしれません。

しかし歯科衛生士学校にはそれを一緒に乗り越えていくための友達が周りには沢山います。

皆で共に励まし合い、頑張って乗り越えていけると良いですね。

沢山の実習を受けて単位を取る

上記では沢山の勉強をする必要があるとお話しましたが、実習も同じくらい沢山あります。

二年生の夏休みが終わった頃から本格的な臨床実習が始まります。

実習は勉強とはまた違った辛さがありました。

実際に患者さんに対して実習を行うため規則などがとても厳しいです。

反省文も何度か書きました。

精神的にも肉体的にも辛く涙を流してしまう時もありました。

しかし、今となってはこの実習で鍛えられた精神面がとても役に立っています。

社会人同様に守られるものがなく、全て自分の責任になります。

理不尽なことも正直多いですよね。

歯科衛生士は特に細かい仕事も多く根気強さや忍耐力が求められるため、この実習期間を通して学ぶことが沢山あったなと、社会人になって痛感しています。

歯科衛生士国家試験を受験する

歯科衛生士の国家試験は2月末から3月頭のいずれかで年に一回行われています。

試験地は全国に10箇所あるため、一番近い試験会場で受けることができます。

試験科目は

  • 人体(歯、口腔を除く)の構造と機能
  • 歯、口腔の構造と機能
  • 疾病の成り立ち及び回復過程の促進
  • 歯、口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
  • 歯科衛生士概論
  • 臨床歯科医学
  • 歯科予防処置論
  • 歯科予防処置論及び歯科診療補助論

問題数は年によって変動はありますが約220門程です。

試験時間は8時45分から16時までとなります。

試験開始時間が早く、会場が近くにない場合は電車の遅延なども考慮し試験会場の近くにホテルを取って宿泊している人が多いです。

当日余計な心配をせず万全な状態で試験に挑みたいですよね。

結果発表

結果発表は3月末にあります。

歯科衛生士の合格率は96%と言われています。

この数字だけを見るととても高いため簡単に取得できる資格だと感じる方が多いのではないでしょうか。

この高い合格率には理由があります。

それは、歯科衛生士の国家資格を受験するまでに多くの学生が耐えきれなくなったり、進級や卒業ができなかったりして辞めてしまうからです。

国家試験はもちろん簡単ではなく勉強も必要なので、忍耐力も大切になります。

辛い実習や座学を耐え凌ぐことができた人は国家試験も乗り越えることができるのではないでしょうか。

歯科衛生士の学校は厳しいですが、周りにいる友達も同じ目標に向かっている人ばかりです。

辛いのは皆同じです。

励まし合い、皆で歯科衛生士という仕事に就くことができるよう努力していきたいですね。

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歯科衛生士になるためのおすすめの就職方法を教えます

歯科衛生士になったら次に大事なのは就職先ですね。

歯科衛生士は一般企業とは少し異なることも多いです。

歯科衛生士の就職先についてお話します。

求人を探すにはインターネットがおすすめ

歯科衛生士の求人の多くはインターネットに掲載されています。

もちろんハローワークなどで探してもらうことも可能ですが、通うのが大変な場合もありますよね。

歯科衛生士の場合は求人数がとても多く、どこの歯科医院も歯科衛生士が足りていないのが現状です。

そのため、自分で希望する歯科医院を厳選しながら探す必要があります。

歯科医院はホームページを開設している所が多いため、求人の内容と見比べてみたり、歯科医院の設備や雰囲気、スタッフの様子などを照らし合わせて見てみることで、見学や面接前に働くイメージがより湧きやすいと思います。

必ず面接前に見学を行うこと

歯科衛生士の求人には「是非見学だけでも一度お越しください」と記載してある歯科医院が多いです。

面接の前に見学?と思われる方もいるのではないでしょうか。

しかし、見学は非常に大事だと感じています。

なぜなら自分の目で医院内の様子を観察できるからです。

なるべく沢山の応募が来てほしいため、求人にはどうしても医院内の様子などを良く書いてしまうところがあります。

これはどこの医院も同じだと思います。

少し気になるなと思う点があれば、是非見学してみてください。

治療中の雰囲気や先生の様子など、求人には書けないことも見学を通して沢山見ることができます。

見学に行くことで良いことも悪いことも見えてくるはずです。

「自分は何を求めているのか」

「この医院で働くことが想像できるのか」

「自分がなりたい歯科衛生士はこの医院で実現することが出来るのか」

など面接の前に一度考える機会を設けることは大切です。

おすすめの歯科医院の見つけ方は求人の隅から隅までチェックすること

歯科衛生士の求人はとても多いため求人内容を見るのが面倒くさくなってしまい、給料の部分だけを見て決めてしまうということは意外と少なくないのではないでしょうか?

しかし、これは大きな間違いです。

求人には様々な情報が記載してあります。

  • 基本給
  • 資格手当について
  • ボーナス
  • 福利厚生について
  • 有給、有給消化、年間休日数について
  • 診療時間、歯科衛生士が行う主な内容について
  • 残業時間、残業手当について
  • スタッフの人数、歯科衛生士の人数、先生の人数

などです。

歯科医院は個人病院がほとんどを占めているため、内容は医院によって差が激しいです。

給料だけで判断するのではなく項目を全てチェックし、気になる医院には見学を行って比べることをおすすめします。

専門学校卒業の歯科衛生士と短期大学や大学卒業の歯科衛生士で違いはあるの?

一般的には大学卒業と専門学校卒業では給料の面や出世の面で大きな差がありますよね。

歯科衛生士の場合どうなのでしょうか。

一言で言えば大差はない

歯科衛生士は一般企業とは違い、大学卒業と専門学校卒業に差はありません。

国家資格を取得すればあまり大差はない印象です。

現に「どこの学校卒業したのか?」は面接時の履歴書にはもちろん記載しますが、入職してからはほとんど訊かれたことがありません。

そのため学校選びの際には、「学費」「自分が学びたい内容」「学校の通いやすさ」「学校の雰囲気や様子」「自分が求めること」などを考えて選ぶことが大切ですね。

歯科衛生士に求められるのは最終学歴ではなく「免許取得後にどの程度仕事ができるか」です。

歯科衛生士は学歴ではなく新卒か新卒ではないか

上にも記載しましたが、スタート時点では最終学歴による差はないです。

では初めから差があるのはどのような時でしょうか?

それは「学校を卒業したばかりの新卒」か「臨床経験ありの既卒か」です。

やはり新卒であれば、給料は経験のある人に比べて低く設定してあります。

また採用の際に新卒は応募不可という所もあります。

歯科衛生士の資格を活かした一般企業で働く場合は例外も…歯科用品を販売している一般企業で働いている歯科衛生士もいます。

そこでは、歯科衛生士の知識を活かして商品開発や商品の営業を行ってます。

そのような場合は、一般企業のため専門学校卒業に比べて大学卒業の方が給料が良い傾向にあります。

まとめ

今回は、歯科衛生士になる方法や、就職時に学歴が関係するのかについてお話しました。

歯科衛生士は大学や専門学校といった学歴で選ぶのではなく、自分が学びたい!通いたい!と思い頑張っていけそうな学校を選ぶことをおすすめします。

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