歯科衛生士は、転職先に困らない職業でもあります。

年齢を重ねるごとに経験値も増え、即戦力を求めている医院にとっては、30代の転職は有利ともいえるでしょう。

しかし、仕事が出来れば、どこでも働けるわけではありません。

医院の中には、自分よりも年齢が下のスタッフがいます。

同期で就職をすれば別ですが、既存のスタッフの場合は、年齢が下のスタッフとの調和も大事なポイントです。

今回は、30代の転職だからこそ、気をつけなければいけない点について、お話していきます。

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まずは「歯科衛生士」の仕事例をチェック

歯科衛生士が30代で転職する人は多い?

高校卒業をして、すぐ歯科衛生士専門学校に行き、歯科医院に勤めると20代は、とにかく自身のスキルの向上と知識を増やす勉強の毎日となります。

歯科衛生士として、出来る業務が増え、経験値も重ねると求めることも増えることでしょう。

そういう意味では、自分が求める仕事内容が出来る医院に転職を考える人も多いと思います。

また、採用する側の医院も、ある程度の経験がある歯科衛生士の方が、即戦力になると考えるため、採用される率も高く再就職には、さほど困らないこともあるので、30代の転職は多いと言えるでしょう。

よくある転職理由

転職理由も、様々なものがあります。

結婚や引っ越しなどの、やむを得ない理由もあります。

しかし、大半は今の現状に不満や不安が多く、転職に踏み切る人が多いのではないでしょうか?

では、具体的にどういった理由があるのかお話します。

結婚や家庭の事情で引っ越しをする

引っ越しで、今の医院に通勤出来なくなったという話は、よくあります。

また、歯科衛生士は女性が多いのもあり、結婚で環境が変わるという人も沢山います。

これは、やむを得ない事情ですので仕方ありません。

院長と性格が合わない、理不尽な注意が多いなど、院長に対しての不満がある

大半の歯科医院は、院長も治療をしますので、院長との関わりはほぼ毎日といえるでしょう。

一緒に仕事をする上で、自分自身が未熟な場合は、教育の一環として注意を受けることも多いかと思います。

しかし、明らかな嫌がらせや理不尽な注意などのパワハラやセクハラは、毎日かなりのストレスがかかります。

また相手が院長だと、思っている事が言えず、規模の小さな医院では、相談が出来るようなスタッフもいない為、耐えるしかなくなります。

そうなると、モチベーションも下がり転職を考えます。

女性スタッフとの人間関係が上手くいかない

多くの歯科医院は、女性スタッフの割合が多いことでしょう。

歯科医師も女性が増えていますので、院内全員が女性という所も少なくありません。

女性の多い職場では、年齢もバラバラな場合は特に派閥や、嫌がらせなどが起こりやすいと言われています。

歯科医院も大きな規模の医院を除くと、狭い中での業務ですので、毎日全スタッフと関わらなければなりません。

そこで、スタッフとの人間関係が上手くいっていないと、業務内容や院長自身に問題はなくても、とても居心地の悪い毎日となり、苦痛となり、転職を考える原因となります。

拘束時間が長い

拘束時間が長すぎる歯科医院は、診療時間は決まっていますが、患者さんの都合や治療の内容によっては、診療時間を延長して行う事も少なくはありません。

また、診療時間外に行う、掃除や片付けや雑用などもスタッフ人数が足りていない医院は時間がかかることもあり、作業が終わらず延長せざるを得ない場合もあります。

拘束時間が長いと、体力的にも辛く感じ、それに加え精神的ストレスも重なってくると、拘束時間の短い医院への転職を考える原因となります。

給料に不満がある

面接時に給料に関して、両者での確認は行われていると思います。

明らかに、その時に提示されていた額と違う場合は論外ですが、働いていく中で、仕事の内容や拘束時間、残業代など点で、提示された給料額に明らかに見合っていないと感じた時に、転職を考える原因となるでしょう。

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歯科衛生士が30代で転職する時に気をつけたい4つのこと

転職する上で、気をつけなければいけない点はいくつかあります。

30代という年齢は、経験が少なくまだ未熟な技術が残る20代とはまた違います。

経験や技術も備わってきた時なので、自分に自信が生まれる年代でもあります。

それは、とても良いことなのですが、過信するとスタッフとの関係にヒビが入りやすく転職先を繰り返すことになり兼ねません。

どういった事に注意すべきか、具体的にお話していきます。

新人で教えてもらう立場であることを忘れない

転職した時は、もちろんその医院では、自分が一番の新人となります。

どれだけ、歯科衛生士としての経験があってもです。

まずは、このことを忘れないようにしましょう。

経験があるので、見たら出来る業務の方が多いと思います。

しかし、やっている事は同じでも、医院によってやり方は様々です。

なので、教えてもらう必要があるのです。

知っている事でも、しっかり聞く姿勢を見せ、教えてもらったら「ありがとうございます」という気持ちを持ちましょう。

教えてくれるスタッフの気持ちを害するような態度をしてしまうと、スタッフ間での人間関係が上手くいかなくなりますので、気をつけてください。

自己流でやりすぎない

歯科医院は、業務内容は基本的に同じです。

しかし、院長の考え方は様々ですので、その医院によってやり方やシステムは異なります。

最終的な結果は、同じなのだから別に良いじゃないかと思いがちですが、その過程が医院のシステムや方針なので良くないのです。

例えば、歯科衛生士のメイン業務である歯磨き指導ですが、話し方などは自己流で良くても、歯磨き指導に関しての医院の方針があるのならば、その方針にのっとった内容でお話しなければいけません。

今まで自分がやってきた考え方とは、違う点が出てくるかもしれませんが、医院の方針に従う必要があるのです。

院長の中には、好きにやってくれて良いとおっしゃる院長もいますが、自分のやり方をマスターしてほしいとおっしゃる院長もいます。

医院のシステムや医院の方針はしっかり把握して、自分の経験を活かしていくことが重要です。

スタッフの名前は2日目には完ぺきに覚えるようにする

転職をして、まず覚えることはスタッフ全員の名前です。

名札をしている医院は良いですが、していないと1回自己紹介されただけではスタッフ人数が多い医院では特に覚えられないと思います。

メモしてでも確実に覚えるようにし、翌日には言えるようにしておきましょう。

名前をしっかり覚えてもらうと印象がずいぶんと変わり、コミュニケーションも取りやすくなります。

年齢が下のスタッフにも敬語で話すようにする

30代の転職となると、医院にも自分より年齢が下のスタッフも必ずと言っていいほどいます。

年齢も経験も自分よりは下ですが、入った順はそのスタッフが早く、医院の中では先輩にあたります。

慣れて、コミュニケーションが取れる頃には敬語でなくても構わないと思いますが、それまでの間は敬語で話すのが無難だと思われます。

転職するにあたっての必要な心構え

転職は、なんとなくしている人は少ないと思います。

きっと色々と考えた結果、決意した行動の人が大半でしょう。

転職先が決まる前と決まった後に、持っておくと良い、構えがいくつかありますのでお話していきます。

転職前には、なりたい歯科衛生士像をイメージしておく

これは、面接時に聞かれて困らないようにしておくのも1つの理由ですが、転職先を探す際にも、とても重要な事なのです。

歯科医院も、医院のシステムや方針や力をいれている分野など様々です。

自分がどういう業務内容をしたくて、どういう歯科衛生士として働いていきたいのか?を考えると、転職先の医院が絞れてきます。

自分の優先度合いが高い医院での転職先だと、頑張れる度合いも変わってきます。

転職した理由をよく考えて、自分にとって優先順位が高い順に書き出してみるといいでしょう。

転職後の不満を最小限にする為に求人票の内容は要チェック

院長やスタッフとの人間関係は、入ってからじゃないと分かりません。

転職後に気を遣う部分の大半は人間関係です。

ですので、それ以外の事でのストレスは貯まらないようにしていくのもポイントです。

それが、拘束時間や給料や福利厚生の面です。

転職先を決める際に自分の妥協出来るラインを設定し、求人票をくまなくチェックしましょう。

「自分の妥協ラインより下回っているけど、まぁ良いか」と安易に決めてしまうと、嫌なことがあったときに、更に不満を増やすことになります。

妥協できるラインをしっかり決めていく事が大事です。

低姿勢、学ぶ立場であることを忘れない

転職先での人間関係はとても重要です。

これは、転職するたびに必要になってくる云わば「コミュニケーションスキル」です。

経験がある歯科衛生士を迎い入れる医院も、どういう人間なのかきっと不安に思っているでしょう。

それが、新卒歯科衛生士ならば、教育をしていくだけですが、30代で経験があり自分よりも年齢が上だと、接し方も難しく考えられがちです。

ですので、その不安をまず取り払う為には、こちらが低姿勢となり、教えてもらう立場でしばらくは迷惑をかける立場である事を忘れてはいけまこん。

笑顔で接し、教えてもらった事には感謝の気持ちを伝えると、指導したスタッフも教えがいを感じます。

また、聞きたい事も聞きやすくなります。

反対の立場となった時に、自分が不快に思うような態度は、してはいけません。

医院の情報はあらかじめ把握しておく

今は、医院HPなどがとても充実しています。

患者さん向けに作られている医院が大半ですが、転職先を決めるのにも十分に役立ちます。

スタッフの雰囲気や、医院の方針や医院の設備や力を入れている分野などが詳しく書かれていますので、必ず確認しましょう。

また、院長やスタッフが書いているブログなども見ておきましょう。

医院の中で、コミュニケーションがしっかり取れているのかの参考にもなります。

ポジティブシンキングでいく

転職すると慣れるまでは、とても疲れます。

覚えることが多かったり、慣れない医院の機械に手間取ったり、スタッフへの気遣いなど、ストレスというより気疲れでしょうか。

そんな時にミスをしてしまい、迷惑をかけてしまうと必要以上に落ち込みやすくなります。

落ち込みを引きづってしまうと、出来るこ仕事もまたミスを生みやすくしていまいます。

ですので、しばらくのミスは、想定範囲内と割り切って、気持ちを切り替えることが大事です。

もちろん、ミスをしてしまったことは、反省と改善をしっかりしなければいけません。

次にミスをしなければ良いだけなのです。

誠意と一生懸命さが周りに伝われば、周りも応援しフォローをしてくれるでしょう。

まとめ

30代での転職は大変なことが多いと思います。

私自身、38歳で転職をしましたが、苦労をしました。

スタッフとの関係は良好でしたが、院長の拘りが強く、今までの経験を覆すような毎日でした。

知り合いからの紹介で転職先を決めたので、見学もしませんでした。

ここはHPもありませんので、情報をほぼ把握できてなかったのも苦労した原因の1つだと思います。

毎日院長へのストレスを感じながら過ごしましたが、安易に楽をして転職先を決めてしまった事を反省できた経験でもあります。

歯科衛生士は、やりがいのある楽しい職種だと私は思っています。

毎日が勉強でスキルアップが可能な職業でもあります。

しかし、この楽しさを感じながら働くには、環境が大事なのです。

自分を信頼してもらう年月も必要ですが、院長やスタッフとの調和や医院の雰囲気、そして医院のシステムが自分に合っているか?などです。

ですので、転職先は慎重に吟味しながら決める必要があります。

そして、自分の努力がかなり必要になってくる事も覚えておかなければいけません。

新しい環境で、人間関係を構築するのは自分の努力からスタートします。

30代になると、人とのコミュニケーション能力もある程度備わってきていると思うので、スムーズにいけるかもしれません。

自分に自信を持ち、転職に際しての注意点を心得て、歯科衛生士としてやっていきたい事が実現できるように、転職を成功させ、今よりも歯科衛生士ライフを充実させていきましょう。

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