歯科技工士のやりがいとは?経験者の私が感じる3つのやりがいを感じる瞬間を紹介します
歯科技工士はやりがいのある職業であり、現代になくてはならない仕事の一つです。
それは人間にとって生涯大切にしなければならない歯を守る職業だからです。
若い人にはあまりピンとこないかもしれませんが、高齢者になった時の歯の有難みを理解できるかもしれませんね。
歯科技工士は難しい技術で入れ歯や差し歯等を作成、調整などをする業務です。
大変そうなイメージもありますが、今回は歯科技工士の経験者である私がやりがいについて詳しくお話していきます。
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目次
閉じる歯科技工士の仕事内容について理解しておこう
歯科技工士の仕事は入れ歯、差し歯、インプラントなどの作成や調整を行います。
職場によっては患者さんと直接話し、歯の素材や説明などもします。
パソコンのソフトを使用して歯の模型を作成しインプラントなどを作ったりすることも仕事の一つです。
歯科技工士の仕事のやりがいってどんなもの?
歯科技工士のやりがいは、職人職であるということです。
歯科医院に勤務している技工士以外は直接患者さんと接することはありません。
人と接するのが好きな人であれば寂しく感じるかもしれませんが、黙々と仕事をこなすことができるのがメリットでしょう。
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経験者の私が歯科技工士の仕事でやりがいを感じた3つの瞬間
歯科技工士はパソコンも扱いますが、手先の器用さを要求される仕事でもあります。
精度が要求される仕事に集中してできることが、やりがいに繋がってくるのです。
職人仕事
歯科技工士の仕事は職人仕事です。
医療職ではあるものの患者さんを治療する業務に携わっているわけではありません。
差し歯や入れ歯を削って微調整していく仕事であるため、仕事内容はほぼ職人と言っても過言ではないでしょう。
近年は機械が精密になってきてはいるものの、微調整は人の手でないとできない箇所が多いです。
精度が要求される仕事
ミリ単位以上で精度を要求される仕事です。
要求が曖昧なことも多く、微調整は感覚で作業することもあります。
職人感覚と言われるものと同じかもしれませんね。
最初は慣れるまでに多くの時間を要します。
患者さんの要望は曖昧な場合もあり、理解するのが難しいことも多々あります。
触っているか触っていないかくらいのミリ単位で削らなければいけないため、大雑把にやってしまうような人では継続は難しいでしょう。
集中してできる
ほとんどの歯科技工士は歯科医院や病院から注文を受け、指示書を基に歯を作成していきます。
歯科技工士のほとんどは歯科技工所で働いているため、患者さんと接することはほぼないです。
集中してできるので、黙々と作業をしやすいことがメリットでしょう。
一つのことに集中できるため、作業が捗りやすいです。
他のスタッフと連携する場面も少なく、新人の頃に先輩から教えてもらう程度と言っても良いかもしれません。
歯科技工士の仕事でやりがいを感じるために私がやったこと
歯科技工士だけに限らず、やりがいを感じるにはその仕事の能力をまずはアップさせる必要があります。
最初はひたすら削ることが重要になってきますが、同じ作業になってしまうため人によっては苦痛に感じてしまうことも多いです。
単純作業に近いので、ずっと同じ作業をするのが苦手な人には向かないかもしれません。
集中力をいかに持続させられるかが必要です。
とにかくひたすら削る
とにかくひたすら削ることが大切ですね。
最初は上手く削れない人がほとんどです。
指示書はあっても、その通りに削ることができない人もおり、手先の器用さで差が出てきます。
手先が器用な人ばかりではないため、失敗してしまう人も当然います。
自分は上手くできないと嘆いてしまう人も多いですが、とにかく最初はひたすら削るようにしましょう。
こういう職人系の仕事は頭で考えるよりも身体に覚えさせると上手くいくものです。
無心になる
なぜ無心である必要があるのでしょうか。
同じような作業を連続して行う場合、集中力が自然と下がってしまうことがあります。
集中力が継続できない人は作業に徐々に飽き、作業以外のことを考えてしまうことも少なくありません。
集中力を持続させるのは結構大変なことですが、訓練次第によって無我の境地まで達することができます。
集中力を欠いてしまうことが、歯科技工士の仕事をする上で一番厄介なポイントです。
失敗しないよう常に緊張している状態が、集中力を継続しやすいように思います。
手先の器用さをアップさせる
手先の器用さをアップさせることはそこまで難しいことではありません。
生まれついての器用さの加減はありますが、実はそれだけではないのです。
細かい作業が好きかどうかということも関係してきます。
手先が不器用な人でも用さをアップさせる方法はいくつか存在しますので、安心してください。
まずは忍耐力をつけること、好き嫌いをしないこと、最後までやり遂げることです。
また器用さをアップする方法として折り紙や手芸作品、料理などをおすすめします。
どれも精密な作業が必要なので、毎日やっていると手先は確実に器用になりますよ。
まとめ
歯科技工士のやりがいは人によって異なります。
もともと手先が器用な人であれば、そこまで苦痛になることはないでしょう。
最初は給料が安い割にしんどいと思うかもしれませんが、ある程度慣れると成長できます。
やりがいを見つけるということは、仕事の効率をアップさせる目的にも繋がるのです。
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