2020年7月6日

スーパーやお肉屋さんで売っている美味しいお肉。今回は、そんな食肉加工の仕事や求人についてご紹介していきます。

食肉加工とはどんな仕事なのでしょうか?よくある求人の募集内容や向き不向き、やりがいについてもお話ししたいと思います。

この記事を読んで、お肉屋さんで働いてみたいと思うかもしれません!お肉好きの方は必見です。

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食肉加工はどんな仕事?

食肉加工とは大きなブロックのお肉をスライスしたり、加工したりするお仕事です。

お肉屋さんやハム屋さんのイメージですね。

最近は〇〇精肉店など肉屋が少なくなって、スーパーの中の精肉店だったり、加工肉店が増えました。

スーパーや百貨店などの中に入っている食肉加工のお仕事と、地元に昔からあるお肉屋さんの作業場のお仕事と、大きな食肉加工工場のお仕事は内容は一緒ですがそれぞれ違いがあります。

食肉加工の大まかな仕事内容

仕事内容としては、豚肉・牛肉・鶏肉をメインにしたスライスやそれらの肉を総菜やハム・ソーセージに加工するというような内容です。

スライスは肉の部位ごとに様々なスライスを行います。

機械や包丁を使い、スライスし、パック詰めを行います。

加工肉はもっと奥が深く、塩漬けにしたり香辛料を練りこんだりしてハムやソーセージを作ります。

コロッケだったり、唐揚げを作っている所も多いですね。

スーパーの中の作業場の場合ほとんどが精肉のスライス・計量・パック詰め・陳列という感じですし、地元のお肉屋さんの場合は精肉のスライスだけでなく、コロッケやハンバーグなどの加工品も多いです。

大きな工場の場合はライン作業が多いので、流れてくるお肉に目を光らせて変化がないか確認しながらどんどんカットするというような感じです。

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食肉加工でよくある募集内容とは?

食肉加工の求人でよくある内容についてご紹介していきます。

時給相場

時給は780円~900円ぐらいが相場のようです。

働く工場の大きさなどによって、作業の内容に差があり、大きな機械やライン作業があるところもあれば小さな工房で製造・梱包・清掃などを行うところもあります。

その仕事内容によって時給にも差があるようです。

ただ、ライン作業や肉のカット作業や計量などは比較的簡単で、単純作業ですので、家庭が忙しい主婦の方や力仕事に自信がない方でもおすすめです。

シフトの入れ具合

比較的シフトは融通が利く所が多いようです。

日祝が休みの所が多いので、平日勤務となりますが、主婦主夫の方を歓迎している求人も多いので、週3~5日が多いようです。

土日は休みたいという方やお子さんがいらっしゃって行事などがあり休みを取りやすい所がいいという方にも働きやすい職場が多いようです。

求められる人物像

求められる人物はコツコツと作業ができる人や集中力のある人、細かい事に気が付く人です。

基本的に食肉加工の仕事はとにかくコツコツと肉を機械でスライスしたり、包丁でカットするというような感じですので、単純作業が得意な方が求められます。

そしてそんな単純作業を何時間も繰り返しても集中力の切れない人が理想です。

そのうえ、食肉加工は小さな変化に気が付く人はとても重宝されます。

小さな小骨が残っていたり、異物が入っていたり、少し変色していたりなどいつもと何かが違うという部分に単純作業の中で気づける人はとても求められます。

必要なスキルや資格、経験

必要なスキルとしては包丁が握れるという事ぐらいです。

基本的に資格や経験などは不問な所が多いです。

食肉加工の仕事は料理に興味がある方やいつも料理を作っている方であれば難しいお仕事ではありません。

また、私のように食肉加工の仕事をするまで豚肉と牛肉を見分けられなかったり、肉の部位がわからないというような人でもすぐ慣れますのでご安心を!

ただやはり食品衛生管理者や調理師免許、管理栄養士などの資格を持っている方はかなり優遇されると思います。

食肉加工のおすすめ求人4個の特徴とは?

食肉加工の求人も多く出ていますが、似たような求人が多かったり、どういった求人に応募してみたらいいんだろうと思っている方におすすめの特徴をご紹介します。

大きな工場でのライン作業はおすすめ

記事の最初の方で同じ食肉加工での働く場所によりけりで仕事内容が違うという話を書きましたが、個人的には大きな工場でのライン作業などがおすすめです。

小さな工房などでのお仕事も休みやすかったり、和気あいあいとしていて楽しいのですが、業務外の仕事を頼まれたり意外と大変な事が多いです。

大きな工場の場合、安定していますし、仕事内容も固定的で黙々と仕事をするのが好きな人にはとてもおススメです。

福利厚生に労災が付いている求人はおすすめ

食肉加工の工場では大きなスライサーや包丁など刃物を使用する事がほとんどです。

安全面には細心の注意を払って、各会社で取り決めなどがされていますが、人間ですのでいつどんな事故があるかわかりません。

何かあった時の為にも労災が付いている会社がおすすめです。

従業員割引のある求人はおすすめ

食肉加工の仕事では自社のお肉などがかなりお買い得に購入できる所が多いです。

そんな従業員割引がついている所は大変おすすめです。

お肉は日常的に使うものですし、割安で購入できて嬉しくない人はいませんよね。

是非チェックしてみてください!

研修制度がしっかりある求人はおすすめ

食肉加工の仕事は慣れるまでは腕や手が痛くなったり、包丁の握り方や力の入れ方が悪いと腱鞘炎になってしまったりと、大変な所もあります。

研修の時間がきっちりとある求人はとてもおすすめです。

包丁さえ握れれば即戦力になる仕事ですが、研修期間がある職場はゆっくり丁寧に従業員を育てていこうという姿勢があるので包丁の正しい握り方や力の入れ方など初歩的な事も丁寧に教えてくれる傾向にありますよ。

食肉加工求人はこんな人に向いている!

先ほど求められる人物像に触れましたが、向いている人もご紹介します。

食肉加工でのお仕事をしたことがない方でもこんな方はおすすめですので、検討してみてくださいね。

自分の世界を持っている人

食肉加工の仕事はイメージ的には地味かと思います。

工場内作業ですので一緒に働く従業員以外にはどんな仕事をしているのか分かりにくいですし、毎日同じような仕事の繰り返しになります。

その為、自分の世界を持っている人はそんな単純作業の中でも集中力をもって取り組めている傾向にあります。

例えば、長年工場でのライン作業をしている人はその人なりのこだわりを持って、お肉を並べ替えたりしながら作業をしています。

最高のカット方法にこだわりながらスピーディーに作業をしています。

マニュアルなど従わなければならないことを遵守しながら、自分の世界をもって楽しめる人にはとてもおすすめのお仕事です。

コツコツ頑張り屋さんな人

食肉加工の世界はコツコツと頑張る人にはとにかく向いています。

どんなに大量にあるお肉のスライスもコツコツ頑張って終わらせると、とても達成感があります。

頑張ってしっかり結果が見えるので、頑張り屋さんにはとてもおすすめ。

スライスやカットは失敗することが少ないので、少し不器用な人でも地道に努力できる人ならしっかり結果を残すことができますよ。

手先が器用な人

基本的には難しい作業が少ない食肉加工の仕事ですが、お肉の細かい筋取りや小さめの特注スライスであったり、ハムやソーセージを作る過程で手先の器用さが活きる時が沢山あります。

不器用な人はできないというわけではないのですが、器用な方だと特に向いています。

指先が器用で、筋や異物に敏感だと綺麗にお肉を加工できます。

スライスをする時など繊細な力の入れ加減や角度によって、器用な人だと綺麗に薄切りができます。

不器用な人だとどうしてもガタガタになってしまったり、厚切りになってしまったりします。

単純作業をゲームのように楽しめる人

食肉加工の仕事はひたすら肉を切ったりと単純作業が多いです。

その中で長時間集中しようと思って仕事する事はかなり辛いです。

食肉加工の仕事に向いている人というのは、単純作業を楽しみながらできる人です。

昨日この作業が1時間で終わったから今日は50分で終わらせるぞなど自分の中で目標を設定して楽しみながら仕事ができる人にはとてもおすすめな仕事です。

食肉加工の仕事に向いている人については、こちらの記事も参考に!

逆に食肉加工求人に向いていないのはこんな人!

私が働いてみた中でこういう人はどうも食肉加工の仕事には向いていないなと思った人をご紹介します。

集中力のない人

食肉加工の仕事はとにかくコツコツ細かい作業が多いです。

集中力がなく、飽きっぽい人の場合なかなかこのコツコツ作業が苦痛に感じるのであまりおススメしません。

またスライサーという機械や包丁などちょっと油断すると手や指を切ってしまう可能性も沢山ありますので、注意力が散漫だと事故につながってしまいかねません。

どんな人も仕事の時はできる限り集中して仕事をするかと思いますが、日頃から集中して仕事をするのが苦痛だな・苦手だなと感じる方は避けた方がいいかもしれません。

人と話したり、笑うのが好きな人

食肉加工の仕事は多くの仲間と働く場合が多いですが、黙々と作業する事が多いです。

工場内作業なので私語できないわけではないので、お話もできますが話しながら作業すると危険な場合もありますので、基本的には無言で黙々作業するイメージです。

元々人とお話をしたり、笑うのが大好きな方は少し退屈な仕事に感じられるかもしれません。

地元のお肉屋さんだと加工場だけでなく、販売する方も手伝う場合がありますが、基本的には工場での作業が多いので、接客が好きな方には不向きかもしれません。

お肉・血が苦手な人

当たり前といえば当たり前になるかもしれませんが、お肉を食べるのが好きじゃない方にはあまりおすすめできません。

お肉が苦手な方はやはりお肉の匂いだったり、スライスした時の血や脂も苦手かと思います。

お肉が苦手で食肉加工の仕事をしている人も沢山いますが、すごく苦手な人や血の匂いなどが苦手な人も気分が悪くなる可能性もあるので、避けた方がいいかもしれません。

水仕事が苦手な人

食肉加工の仕事は水仕事も多いです。

包丁やまな板、機械などお水やお湯をよく使うので、水仕事が苦手な人にはおすすめしません。

洗剤なども強めのものを使う事が多いので、ゴム手袋などはできる場所が多いかと思いますが、手荒れしやすい人は要注意です。

手の皮膚が弱い人は大変な思いをする場合が多いので、敏感肌の人や水仕事がもともと苦手な人はおすすめしません。

食肉加工のやりがいとは?

食肉加工の仕事にはいくつかのやりがいがあります。

私自身も働いていく中で感じたやりがいをご紹介していきます。

包丁を使うのがどんどん上達する

食肉加工の仕事は基本的には毎日包丁を使います。

毎日包丁を使っていると、肉を切る事はもちろんですが、お料理をする時の包丁使いがどんどん上達します。

家で料理を作る方はすごく実感すると思いますよ!

そんな身近な変化を感じた時、この仕事をやっていてよかったなと思いますよ。

肉を見分ける力がつく

食肉加工は地道な仕事です。

毎日似たような仕事を繰り返す事が多いのですが、その中で小さな変化などに敏感になっていきます。

ちょっとした肉の色やドリップの違いなど肉の質を見分ける力が自然とついてきます。

そんな肉の目利きができるようになってきた時に自分の成長を感じます。

ちょっとした事ですが、スーパーで肉を選ぶ時や友人・家族とバーベキューをする時など周りと差がつきます。

毎日コツコツ頑張っている事でついたスキルに嬉しくなる瞬間すごくやりがいを感じます。

いい商品をつくれた時

精肉スライスではなかなかないのですが、加工品を作る時に色々な技術が必要になります。

マニュアルやレシピが決まっている事が多いですが、ハム・ソーセージやコロッケ・ハンバーグなどの総菜作りは作る人のセンスや技術が大きく影響します。

自分達が総菜などを買う時も、よく買うお店だと今日の唐揚げは美味しいけど昨日の唐揚げは美味しくなかったと思うことありませんか?

お客様にあなたの作る加工品はいつも美味しいと言ってもらえるようになると、ほんとに嬉しいものですよ。

まとめ

食肉加工の仕事についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

求人を探すうえでおすすめの特徴もいくつかあげてみました。

どんな求人がいいか悩みますが、ポイントをふまえた上で楽しく働ける食肉加工の仕事にチャレンジしてみてくださいね!

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