テーマパークの仕事をやってみたい方は、ぜひこの記事を最後までご覧ください。

世の中には様々な仕事があり、これから自分がどんな仕事に携わっていこうか悩んでいる人も多いかと思います。

そんな中でも今回は、一般的に楽しそうと思われるテーマパークの接客などの具体的な業務内容についてご紹介していこうと思います。

誰もが笑顔になれる場所で働けるテーマパークスタッフのやりがいについてもお話していきますので、気になる方は参考までにご一読いただけたら幸いです。

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テーマパークの仕事の種類と大まかな仕事内容

テーマパーク内には何種類ものロケーション(仕事の配置や種類)があります。

幾つかご紹介しましょう。

入場口での受付・入場券販売

テーマパークの玄関…謂わば顔ですね。

笑顔でお客さんをお出迎えしチケットを販売するお仕事ですが、より詳しくご説明しましょう。

受付・入場券販売の仕事内容

お客さんの人数、大人・子供などの区分けを伺い、お求めの入場券を用意し販売します。

テーマパークの運営者の一員として心を込めておもてなしをすることで、お客さんに気持ちの良いスタートを切ってもらいます。

それには相応の接遇マナーが求められますが、お客さんにとって入場口は通過点。

一刻も早く中に入りたいお客さんをお待たせしないように、迅速な対応も求められます。

お客さんとの触れ合いを楽しむ余裕はないかもしれませんが、次々に訪れるお客さんへの対応の繰り返しなのでテーマパークの接客の中では最も事務的で、考え方によっては楽かもしれません。

アトラクションの運営・案内

テーマパークでの勤務を考える人は、アトラクション運営のポジションを最もイメージしやすいのではないでしょうか。

園内でも表舞台、お客さんからも注目も浴びます。

アトラクション運営の仕事内容

機械操作はどれも簡単なもので、未経験でも研修だけですぐに習得できます。

あとは慣れなので、それほど肩に力を入れなくても大丈夫でしょう。

ただし、それは「習得」についてです。

アトラクション運営で最も重要なことは何でしょうか。

お客さんを楽しませることもその一つですが、それはお客さんの安全が守られてこそ、成り立つものなのです。

アトラクションにはシアター系(シートに座って映画の様に鑑賞するもの)や、ライド系(乗り物に乗って館内を走行するもの)など様々なタイプがあります。

ちょっとした気の緩みが大きな事故にも繋がり兼ねないですし、その様なトラブルは新人の頃よりも、仕事に慣れてきた時にこそ起こりやすいのです。

初心を忘れずに常に意識を保つことが必要となります。

お客さんを楽しませながらも多くの確認事項を満たして安全を確保するということに関しては、決して気を抜くことはできません。

機械操作以外には、入り口近くで待ち時間等お客さんへのご案内をする係、お客さんの人数を伺って素早くグループ分けをする係等があり、多くのお客さんが訪れるのでこれらを迅速に行っていきます。

お客さんをお待たせしないためというのが大前提ではありますが、それ以外にも運営側の事情で効率良くお客さんの回転を上げていく必要があるのです。

販売・接客業務

おみやげ屋さんでの物品販売や飲食店などがあります。

これも対人の仕事なので、テーマパークでは最低限の接客マナーが求められます。

販売・接客業務の仕事内容

レジでの販売・精算、店舗内でのお客さんへのご案内などの接客以外にも、仕入れ、品出し、ラッピングなども行います。

そのテーマパークのファンはただ無計画に店内を見て回るよりも目当てのお土産を求めて来店される方も多いので、売り場の配置なども把握しておくと尚スムーズに業務をこなせるでしょう。

「知りません」「分かりません」は勿論あってはいけないですし、「お調べします」もできるだけ用いずにご案内していきたいですよね。

飲食店ではお客さんからの注文を受けて入力業務、お渡しやテーブルまでのお届け等の接客、お会計などを行うフロア担当と、厨房での調理等に分かれます。

それ以外にも仕入れ、検品、そして食品を扱うので衛生管理なども行います。

物品販売店でも飲食店でも、現金を扱う所がほとんどです。

今では釣銭が自動で用意されるレジが導入されている所も増えていますが、渡し間違いや貰い間違いのないように、金銭の授受には充分に注意を払うことも大切です。

キャラクター等出演者

キャラクターに扮してお客さんと触れ合うなど、テーマパークのPRが主な仕事です。

キャラクター等出演者の仕事内容

身振り手振りでそのキャラクター独特の愛嬌を表現し、お客さんに親しんでもらうことで触れ合い、一緒に記念写真を撮るなどします。

最もお客さんとの距離が近いので、人を楽しませることが好きな人にとってはとてもやりがいのある仕事でしょう。

時には着ぐるみのままダンスを踊ったり、夏の暑さや息苦しさ、着ぐるみの重さなどかなりの体力勝負となってきますが、適度な休憩時間の確保については企業側の意識も高く、しっかりと休めます。

駐車場整理

車で来演するお客さんの駐車場料金の回収と、駐車場内を誘導する駐車場整理のお仕事です。

駐車場整理の仕事内容

テーマパークの規模にもよりますが、大規模な所では複数の駐車場の整理を行います。

駐車場料金を回収し、お客さんの自動車を効率良く駐車場内へ誘導します。

声とジェスチャーでお客さんがどちらに行ったら良いか、いかに正しく伝えるかが効率を左右させますしお客さんのストレスも少なく済むので、工夫が要になってきます。

清掃

多くのお客さんが訪れる園内は、どうしても汚れていきます。

お客さんに最後まで気持ち良く過ごしてもらうために園内を清潔に保つお仕事です。

清掃の仕事内容

園内を清潔に保つのが仕事とは言え、普通の清掃員とテーマパークでの清掃の仕事との違いはひたすら黙々と清掃をし続けるのではなく常にエンターテイメント性を意識することです。

そしていつお客さんとの触れ合いが待っているかも分かりませんので、最低限の接遇マナーも必要となってきます。

トイレでの赤ちゃんのおむつ等の汚物処理も行うので、抵抗がある人は要注意です。

テーマパークの仕事はどんな人に向いている?

人には向き・不向きがありますね。

どんな人がテーマパークの仕事に向いているのか、少し挙げてみましょう。

接客好きな人

お客さんを楽しませることが何よりです。

それにはまず人が好きであることが前提となってきます。

現場はお客さんとの距離が最も近い職場で、お客さんの喜びの声がダイレクトに伝わってきますし、そんな時は何よりやりがいを感じます。

温和な人

温和な人と言っても大人しくしっとりとしているだけではなくお客さんを楽しませる明るさやユーモアも求められるので兼ね合いが難しいところですが、温和な人は親しみやすさも兼ね備えている場合が多いので向いていると言えるでしょう。

お客さんをもてなすお仕事なので、技術等よりも人あたりの良さが最も重要視されるのです。

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逆にテーマパークの仕事に向いていない人とは?

コミュニケーションが苦手な人

お客さんをおもてなしする上で、コミュニケーションを苦手とする人は不適合かもしれません。

お客さんとの触れ合い、交流が満足や喜びを与えるからです。

黙々と事務的に作業をこなすことが得意な人は、それに合った活躍の場を探すと良いかもしれません。

気が短い、イライラする人

この短所を自覚している人は割と少ないので難しいと思いますが、この現場ではイライラする感情を出すことは厳禁です。

忙しい時に限って次から次へと道を訊かれたり、「20分待ちです」と大声で告知している横から「すみません、今何分待ちですか?」と訊かれたり…これが毎日毎日永久に繰り返されると、気が短い人は嫌な顔をしてしまったり、気持ちを表面化してしまうこともあるかもしれません。

そんなことになったらテーマパークの楽しい雰囲気が台無しです。

好きでもないのに仕事と割り切って感情を殺すのは難しいことです。

人を想う気持ち、もてなす気持ちがないとこなせる仕事ではないかもしれません。

お客さんにストレスを感じる場合、適正は低いと思ったほうが良いでしょう。

集団より個人プレイが好き、オリジナリティを活かしたい人

テーマパークは大規模な組織です。

先輩や同僚たちと足並みを揃えたチームワークが要となってきます。

それができなかった場合は大きなトラブルが起き兼ねないですし、更には事故にも発展する可能性が出てきます。

能力の有無ではなく、それぞれの向き・不向きというのがあります。

個人プレイでこそ真価を発揮できる人は、より適正な職場環境や条件があるはずなので探してみると良いかもしれません。

テーマパークで働くやりがいとは?

やりがいを感じるということは、労働意欲の維持・向上に欠かせることができません。

テーマパークではどの様なことにやりがいを感じることができるのか、ご紹介します。

お客さんの喜びの反応がダイレクトに伝わってくる

お客さんに最も近い場所で働けるのが現場です。

お客さんが楽しんでくれている様子や、「どうもありがとう」なんていう声を直接聞くことができるのは現場だけと言って良いでしょう。

自分が必要とされている、感謝されていると感じることができるのは、何より労働意欲の向上に繋げることができます。

福利厚生や特典が充実

テーマパークで働いていると、フリーパスやお土産などの割引が利いてお得になるなど嬉しい特典があります。

特にそのテーマパークが好きで就業したという人にとってはたまりませんよね。

ただし優待の詳細は各施設によって異なりますので、事前に確認することをおすすめします。

同世代のスタッフが多く話が合う、団結しやすい

人間関係は労働環境条件の中でも重要な要素と言えます。

給料が良くても人間関係が劣悪だと長続きしないものです。

テーマパークは比較的若い世代が活躍している職場のため、年代の近いスタッフと気軽にコミュニケーションを取りながら仕事をすることができます。

仕事に楽しく勤しめる、それはお客さんへのサービスの向上にも繋がります。

テーマパークで働いた経験をどんな仕事に活かせる?

テーマパークでの経験を活かすことができる業界を幾つか挙げてみましょう。

営業職

テーマパークでの業務では、コミュニケーション能力が格段に身につきます。

お客さんに楽しんでもらう、喜んでもらうために、または不快感を与えない、好印象を与えるための接遇の技術は営業職等にも活かすことができるでしょう。

接客業

例えば物販、飲食店等どこでも良いのですが、対人の商売には必ず礼節や接遇マナー等が重んじられます。

テーマパークでの仕事はその習得に最も適しています。

営業職・接客業以外でもこのスキルは広く多くの業界で求められるので、必ず活かすことができるでしょう。

社会人としての基本的なマナーを身につけるには最高の場と言えます。

テーマパークの仕事で大変な点は?

テーマパークでは明るく楽しい雰囲気の中で仕事ができるというのがメリットであり最大の魅力ですが、逆に大変なこともあります。

繁忙期の多忙さ

ゴールデンウィークや年末年始、夏季・冬季以外にも、ハロウィンやバレンタインシーズンなど年間のイベント時の多忙さは普段よりも更に輪をかけたものになります。

私も仕事中に、「分裂して10人くらいになりたい!」などとよく思いました。

それほど手が回らない状況下でもお客さんには常に笑顔で楽しんでもらうことを考えて行動しなくてはならず、この所業は仕事が好きな人でないと難しいかもしれません。

天候の影響

テーマパークは屋外での仕事が多いです。

台風や災害など一定レベル以上の状況なら閉園することもないわけではないですが、多少の雨風では運営は続行されるため天候の影響による仕事の苦楽は左右されやすいでしょう。

夏の日照りや冬場の雨などは、覚悟していた以上の忍耐を強いられるかもしれません。

まして近年では夏場の暑さや冬の冷え込みは異常レベルに達しているとも言えますし、体調不良を起こすスタッフも少なくありません。

やはりこの仕事は体力勝負になることを予め認識し、特に夏の暑さは命にも関わるので水分補給などの体調管理は自分でしっかり行いながら従事する必要があります。

冬場は、コートの下の全身にカイロを敷き詰めて業務にあたっているスタッフもいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

テーマパークでの仕事は、資格などの特別な技術よりも人柄などの適性が最も重要視されます。

未経験で不安な人でもその点は研修などでしっかり補えるので、安心して従事できます。

最も大切なのは適性です。

自己分析の結果、自分がエンターテイメント向けであると感じることができるなら、ぜひ自分を試してみてはいかがでしょうか。

明るく素敵な環境で皆さんのやる気が遺憾なく発揮され、多くの人に喜んでもらえる人材となることを願っています。

最後までお読みいただき有難うございました。

テーマパークの仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!

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