超高齢化社会と言われている日本では慢性的な人手不足に悩んでいる企業も少なくありません。

求人広告では莫大な求人の中から、自分の合っている仕事を選ぶのが難しいと考えている人も増えています。

そんなお悩みに寄り添って活躍する「キャリアアドバイザー」という職業はご存知でしょうか。

このような状況からキャリアアドバイザーの需要が高まっており、求人を目にする機会も多くなってきたかと思います。

今回はキャリアアドバイザーとはどのような仕事なのか徹底解説致します!

キャリアアドバイザーとはどんな仕事?

仕事を探している人と採用したい企業を結びつけるお仕事です。

仕事を探している人のキャリアプランや希望条件を伺い、希望条件を叶えられる求人を紹介します。

仕事の紹介だけではなく、転職したい気持ちの背中を押してあげる事も大切なお仕事です。

キャリアアドバイザーの役割とは?

近年、求職者は売り手と言われていて、企業は人材の確保に苦慮しています。

キャリアアドバイザーが介入する事により、求職者はたくさんある求人の中から自身のビジョンにマッチした就業先が見つける事ができます。

企業側も求人広告では、記載する事のできないような細かな採用をしたい人物のスキルをキャリアアドバイザーにオーダーしておく事により、採用したい人物像に近い人を紹介してもらえます。

求職者の転職背景と、企業の募集背景をしっかりと理解し求職者と企業のベストマッチを目指します。

求職者には定着して長く勤務してもらう事を目的としています。

転職を決断した背景は「給与アップしたい」「スキルアップしたい」など理由は様々です。

キャリアアドバイザーは仕事紹介をするだけではなく、求職者の転職したい背景を理解した上で、転職市場の価値をしっかり伝えてあげる事も大切です。

給与アップを目的として転職活動を開始したとしても、希望が叶えられる転職先のご紹介ができない場合は、転職をお勧めしない事もあります。

給与アップが叶えられる求人がなければ、転職先でも同じ悩みを抱えて早期退職に至るケースが考えられるためです。

長く勤務できる就業先を紹介する事が求職者とキャリアアドバイザーの目的であり、転職をお勧めする事が仕事ではありません。

企業側にも人材が定着して貰えるようにアドバイスをしています。

企業から人員募集を承った際に「人が定着しなくすぐ辞めてしまう」というお話があった場合、「残業が多い」「休憩がしっかり取得できない」など、早期退職に結びつく理由があります。

良い人材をキャリアアドバイザーが紹介できても、根本的な解決ができていなければ紹介した人も早期退職に至ってしまう事が予測されます。

そのような事態になる前に、人員定着に向けた解決策を提案する事もあります。

わかりやすい例だと、オーバーワーク気味の企業に1名採用の予定を2名採用にする打開策を提案するというイメージです。

たくさんの企業状態を把握してるキャリアアドバイザーであるからこそ、企業に有益な情報を提供することができるのです。

キャリアアドバイザーの具体的な仕事内容とは?

求職者面談

仕事を探して欲しいと転職エージェントに登録をして頂いた人の面談を行います。

対面での面談以外に電話やメールを使用しながら、求職者の希望の職種や条件などを伺います。

法人対応

採用したい法人から求人内容を伺い、求人票を伺います。

この時、キャリアアドバイザーの介在価値を感じて貰えるよう、求人広告では記載のないような、「募集背景」「平均残業時間」「昨年度の賞与実績」などの法人の実態を聞いて求職者に生の求人情報をお届けします。

時間を掛けて、採用担当者が望む募集したい人物像や求人内容のヒアリングをします。

仕事の流れ

求職者から伺った希望条件にマッチする会社を探します。

ただ単に希望の条件にマッチしている求人を紹介するよりは、求職者の悩みの解決や希望を叶えてあげられる求人を探します。

例えば、求職者が人間関係で退職を検討している人であれば、次回の転職先は人間関係が良い会社に入社したいと考えているので、求人募集のある法人に電話をして職場の雰囲気はどのような感じかを聞いてみるイメージです。

求職者に求人を案内しながら、面接を希望する企業の選定を行います。

受けたい企業が見つかれば、キャリアアドバイザー経由で選考依頼を行い、選考通過となれば面接日の調整をします。

面接は同行をする場合もありますが、最近は面接同行しない事も多いです。

面接後の合否はキャリアアドバイザーから面接企業に問い合わせを行い、求職者にお伝えします。

採用の場合は入社希望したいかをお伺いし、入社の場合は入社書類の準備をします。

入社書類に給与や勤務時間などの勤務条件の記載があるので、入社書類を求職者に届けて入社への最終同意を頂き成約となり、1つの案件が完了します。

退職の相談も重要なお仕事

近年、人材確保に苦慮する企業が増えた事から、転職したくても退職の引き留めが強く、転職できないという求職者も増えてきました。

その為、求職者の職場状況や、上司の人柄などを伺った上で円満退職をする為のアドバイスを行う事もあります。

入社する企業を紹介するだけではなく、転職に必要な事を全てサポートするのがキャリアアドバイザーのお仕事です。

キャリアアドバイザーはどういう人と仕事で関わるの?

「人とのコミュニケーション」がキャリアアドバイザーのメインのお仕事となります。

ここでは業務に関わる人をご紹介します。

同じ職場のキャリアアドバイザー

基本的には個人で仕事する事が多いですが、同じ職場のキャリアアドバイザーとの連携は多いです。

企業情報の共有・連携や、成約までの好事例など、求職者や法人へよりよいサービス提供を行うにあたって、たくさんの情報を保有している必要があるので、同じ職場のキャリアアドバイザーと強い信頼関係を結ぶ必要があります。

求職者

仕事を探したい求職者と密に関わる事になります。

仕事をしながら次の就職先を探す人がほとんどなので、求職者のお昼休憩中や仕事終わりなどの時間に合わせて電話やメール、ライン等で仕事探しの進捗状況などをお伺いする事も多く関わる時間が一番多いのは求職者です。

企業の採用担当

企業の採用担当者とも関わります。

複数名の募集がある企業は、同時に複数の求職者を紹介している事もあるので、選考の進捗状況を伺うなどのやりとりも多いです。

1名枠の募集であれば、他社や自己応募などから求人が埋まってしまう事も多いので、募集枠が残っているかを確認したりする等、企業の採用担当者と連絡を取る事も多いです。

キャリアアドバイザーの給料事情は?

キャリアアドバイザーの給与は募集求人によって大きく異なります。

大手企業の場合は新卒年収500万円~と高給で出している求人もあれば、年収250万円~と低水準の求人もあります。

キャリアアドバイザーは営業目標があるので、ほとんどの企業でコミッション制度はあるようです。

目標が達成できれば数万円~数十万円のコミッションの支給があります。

売上の1~10%をバックするという企業もありますので

キャリアアドバイザーを目指している人は、数か所に面接に行ってみて企業の条件を聞いてみると良いと思います。

キャリアアドバイザーでやりがいを感じること

「転職」という大切な転機に関わるお仕事なので大変な事は多い分、それ以上にやりがいを感じる事ができるお仕事です!

ここでは、どんな時にキャリアアドバイザーはやりがいを感じるのかをご紹介します。

求職者の仕事が見つかった時

キャリアアドバイザーが手伝いをしているからこそ、求職者が採用を貰えたという時は嬉しいです。

例えば50代の方の転職の場合、自己応募で就職先が決まらないと相談を受ける事が多いですが、キャリアアドバイザーが介在する事によって、沢山ある法人の中から50代で採用実績がある法人を知っていたり、求職者のスキルを欲している企業情報を把握していたりするので、沢山ある法人の中から求職者にマッチする法人のご案内ができます。

そういったところで無事入社が決まると、自身の仕事が人の役に立っていると感じる事ができます。

転職した良かったと言って貰えた時

転職すると生活も大きく変化するので、その責任の大きさに疲労してしまう事も多いのですが、求職者が入社した先でとっても楽しく仕事をしていると聞くと、とっても嬉しい気持ちになります。

転職する時は大なり小なり仕事や生活に関して悩みを抱えています。

転職した事によって悩みが解決できて、以前より楽しく生活ができていると聞けたらすごく嬉しい気持ちになりますよ!

キャリアアドバイザーに向いている人のタイプは?

人との関わりが深いキャリアアドバイザーのお仕事。

人と深く関わるからこそ、人間力が試される仕事です。

ここではキャリアアドバイザーの業務内容から向いているタイプの人を解説します!

切り替えが早い人

キャリアアドバイザーは人を相手とした仕事です。

そのため、沢山の時間を掛けて求職者からお仕事のお悩みを伺い、その悩みを解決をしてあげたい為に沢山の法人担当とコンタクトを取ってお話を伺いにいきます。

そんな中でも、求職者が仕事探しを中断する決断をする事もあります。

求職者と一緒に頑張って内定を掴みとった後に、転職活動を辞める決断をする人だっています。

沢山の時間と労力を掛けてやってきた事が求職者の決断でなくなる事もあるので、切り替えが早くないと仕事が務まりません。

話を聞く事が好きな人

仕事を探す理由は人それぞれ違います。

仕事は生活の大部分の時間を占めるものですから、求職者の悩みをしっかり聞いて、解決をするための転職先を紹介するのが大切なお仕事です。

求職者の話にしっかり耳を傾けて理解してあげられるかどうかで、マッチングの精度は変わりますので、話を聞くことが好きな人はキャリアアドバイザーに向いていると言えるでしょう。

キャリアアドバイザーの仕事で大変なこと

悩みの80%は人間関係という話を耳にした事あると思います。

キャリアアドバイザーは、求職者や採用担当との人間関係や信頼関係の構築がお仕事になるので、悩みを抱える事も多いです。

ここではキャリアアドバイザーの仕事で特に大変な事をお伝えします。

信頼関係の構築が大変!

仕事探しは生活に関わる重要な事です。

仕事探しのサポートをするにあたって、求職者の状況を事細かに聞く必要がでてきます。

例えば、残業が少ない企業に転職したい求職者がいるとします。

もちろん、どんな人も残業が少ない法人が良いと思いますが、なぜ残業が少ない企業が良くて転職するのでしょうか。

「体力が持たないから」「夕飯の支度をしないといけないから」など求職者の残業が少ないといけない理由は様々だと思います。

「夕飯の支度をしないといけない」求職者には子供がいて7時までには自宅に帰らないといけないため、通勤時間を考慮して勤務エリアを絞らないといけないかもしれません。

また、子供が習い事がある月曜日は残業ができるのであれば、1つ紹介できる企業が増え選択肢が広がるかもしれません。

このように仕事を紹介するにあたって、求職者の生活を事細かに聞かないといけない場面が多く出てきます。

全ては求職者が長く勤められる職場を探すためにヒアリングを行いますが、プライバシーに関わるお話も聞かないといけなくなるので、求職者との信頼関係の構築が必須になります。

時間を問わず連絡しないといけないのが大変!

求職者の中には仕事をしながら転職活動をしている人も多いので、キャリアアドバイザーの勤務時間中に仕事している求職者も多いです。

その為、残業して電話したり、メールのやりとりをする事もあり、残業が発生する事もしばしあります。

最近はコンプライアンス上、PCは携帯電話などを社外に持ち出しを禁止する法人も多いため、求職者と連絡を取るのも大変だったりします。

早期退職になったら大変!

慎重に選定した企業に入社になっても、早期に退職を決断する求職者もでてきます。

企業へは入社に際して求職者の想定年収の30%前後の費用を支払って頂いています。

ほとんどの転職エージェントでは、早期退職の場合は退職する期間に応じて手数料の一部を返金する制度を設けてはいますが、一部返金で納得しない企業ももちろんありますし、人材が辞めてしまう事により業務に差支えがでてしまったりする場合の責任をキャリアアドバイザーに求められる事もあります。

早期退職にならないように紹介先を選定するよう努めますが、人への気持ちが伴う事なので、早期退職は避けては通れない道なのです。

キャリアアドバイザーの仕事に就くためにはどうしたらいい?

人材に関わる仕事の需要は益々高まっている事からキャリアアドバイザーの求人を目にする機会も多くなってきています。

キャリアアドバイザーを目指している人へ向けてキャリアアドバイザーの仕事に就くためのコツをご案内します!

キャリアアドバイザーの仕事に就職するために

キャリアアドバイザーは第二新卒や中途採用で採用している企業も多いので、求人広告や転職エージェントに登録して求人を探しましょう。

キャリアアドバイザーは人材派遣会社や転職エージェントでの募集が多く、転職エージェントに転職する場合は、その転職エージェントによって「看護師向け」「40代以上向け」など特徴が異なりますので、まずは自身が興味の持てる分野を選定してみましょう。

必要なスキルや資格、経験は?

無資格・未経験でも採用している企業が多いです。

入社後は、ビジネスマナーや求職者や企業の採用担当者へのコミュニケーション方法などの細かい事まで研修時間を割いてまで行ってもらえませんので、コミュニケーション能力とビジネスマナーを保有している事は必須となります。

また、キャリアアドバイザーは営業目標を持っているので営業職の経験がある場合は有利でしょう。

人との関わりが強いお仕事になるので「人柄」を重視して採用している企業もあります。

キャリアアドバイザーの仕事の将来性は?

現在は、どんな業界も人手不足が叫ばれており、益々キャリアアドバイザーの需要は高くなると言われています。

ITやテクノロジーの発達に伴い、今後無くなる職業があると言われている中でロボットには置き換わる事のできない「人との関わりが強い職業」は存続し続けると予測されています。

人との関わりが強く、高齢化社会に伴う慢性的な人手不足となっている現代では人材産業の需要は高いと言えます。

まとめ

筆者はキャリアアドバイザーとして勤務して数年となりますが、特に「毎日同じ事の繰り返しでつまらない...。」と感じている人にはキャリアアドバイザーとしして勤務をお勧めしたいと思います。

求職者それぞれに個性があってその方に応じて仕事の紹介をするので、毎日が違う仕事をしているような新鮮さを感じる事ができ仕事に飽きるという事はありません。

今回の記事を通じて、少しでもキャリアアドバイザーの仕事に興味を持って頂けたら嬉しいなと思います。

実際にキャリアアドバイザー求人を探す時は、こちらの記事を参考に!




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