工場バイトは現場によって肉体労働を強いられる場所もあり、仕事内容によってはきつくて続けられないという人も多くいます。

そんな工場の仕事はどんな理由で退職者が多いのか。

また、それを乗り越える為にはどうすべきなのかを、工場勤務の経験を基にお話しします。

工場バイトのおおまかな仕事内容とは?

工場でのアルバイト勤務は決して少なくありません。

むしろその割合は多い方で、工場としてもアルバイトで雇って優秀であれば正社員雇用といった流れの方が、無難で確実に優秀な人材を確保することができます。

そういった経緯もあり、アルバイトとはいえ正社員とあまり変わらない業務内容を強いられるケースは珍しくありません。

とはいえアルバイトはアルバイトなので、重要な責任を伴う作業などは任されないケースが多く、免許を必要とする運搬作業や重機の操作、取り扱いに注意が必要な劇物などの作業は基本的には任せられません。

その為アルバイトの仕事は誰でもできる仕事であり、尚且つ肉体労働の割合が多くなる傾向にあります。

工場バイトの仕事がきついと言われる理由とは?

上記でご説明した通り、アルバイトの作業には肉体労働が多い傾向にありますが、ここではそんなアルバイトが担当する労働について、きつい点と対応方法を詳しくご紹介していきましょう。

重たい材料の運搬作業

例えば、お菓子を製造する工場にアルバイトで入社したとしましょう。

そこの作業では大量の砂糖を使いますが、スーパーで売っているような片手に収まるようなサイズでは決してありません。

米袋以上に大きな砂糖の袋を何個も担いで運搬し、それを大きな寸胴に投入するといった作業があります。

その作業そのものは単調な作業の為、足腰のしっかりした健康体の男性であれば誰でもできる作業ですが、だからこそアルバイトにその作業を任されるケースが多くあります。

それはお菓子工場だけではなく、木材を扱う工場、金属製品を扱う工場でも同じです。

その為こうした運搬作業は非常に肉体を酷使する作業となり、それを何時間も続けるとなると相当な疲労が溜まります。

それを乗り越えるための方法とは?

ここで問題となるのが、肉体労働による筋力の疲労です。

そしてこれを克服する為の方法は至ってシンプルで、しっかりと食事をとり、しっかりと睡眠をとって体力を回復させることが必要不可欠となります。

あとは根性のみとなりますが、これは学生時代に運動部に所属していた人であれば、誰もが経験する道です。

その為こういった工場の従業員には、運動部出身の人が多く残る傾向にあり、文科系の人はすぐに音を上げて退職してしまう傾向にあります。

とにかくしっかり食べしっかり睡眠をとり体力を回復させ、ある程度筋肉が育つまでは根性で乗り切る。

これ以外に方法はありませんし、体調管理は社会人として当たり前の義務でもあります。

過酷な環境であればあるほど体調管理はしっかりと。

それがキツイ仕事を乗り切る為の基礎的な心構えです。

高温多湿、極寒環境での作業

食品を扱う工場であれば、衛生面の事情から、頭のてっぺんから足先まで白の作業着で包み、それにプラスしてマスクと長靴を着用と、とても暑苦しい格好での作業を強いられることになります。

さらにこういった工場ですと、虫が入らないように窓を閉め切っての作業となるケースが多く、そうなると工場内はサウナ並みの高温多湿となり、そういった環境での作業は例えどんなに簡単な作業であっても、それだけでかなりきつい作業となります。

また、工場というのは基本的にかなり高い天井で広大な広さでの現場となるため、冬には極寒の環境での作業となります。

どんなに暖房を焚いてもその高い天井へと熱気が逃げてしまう為、作業をする高さまではその暖気は届きません。

そのため冬場の工場での作業は極寒での作業を強いられることが多く、いくら屋内の作業とはいえ、まるで外にいるかのような気温の中での作業となります。

それを乗り越えるための方法とは?

とにかく保温

こうした環境での仕事となると、とにかく必要となってくるのは保温です。

作業着の下にはヒートテックなどの保温効果の高い衣類を身にまとい、冬の季節は食費をケチらずとにかく食べてカロリーを摂取することが大切になってきます。

最低限ここまでのことをしないと極寒での肉体労働は務まりません。

環境改善を相談してみる

また、環境に改善点があるのであれば、それを上司に相談してみるのも一つの手です。

例えば、本当は手袋をして作業をしたいのに、何らかの事情によって極寒の環境でも手袋を着用できない。

そういった状況があるのであれば、その手袋を着用できない問題を解決するなにかを提案したり、暖房機の暖気を維持できなくても、自分の定位置だけでも暖房機をつけられないか相談するなど、何かの提案を条件として、上司に相談してみるのも一つの手です。

もしその提案が通れば助かるのは自分だけでなく、同じ作業をしている仲間たちも救われる結果となる為、職場環境の改善にも繋がり、より働きやすい職場環境を得ることもできます。

そういった提案を気軽にするためにも、日頃上司と気軽に話せる関係性の構築は必要となりますが、普段感じている問題点を上司も把握できれば、会社全体の改善にも繋がる為、それを無下に拒否する上司はそれほど多くはないはずです。

まずは相談してみる。

そこから始めてみるのも悪い選択ではないですね。

単調な作業

アルバイトに任せる仕事となると、どうしても誰でもできる簡単な作業となる傾向が強いです。

そうなると発生するのが単調な作業による眠気や飽きとなります。

これは肉体的問題ではなくメンタル面での問題となってきますが、単調な作業が続くと気が抜けてきて作業が雑になる傾向があります。

そうなると気付かぬ間にミスを繰り返してしまうこともある為、慣れてきた時期こそ集中力の維持が必要となってきます。

それを乗り越えるための方法とは?

体調管理

これは肉体的要因ではなくメンタル面での改善となる為、飽きずに最後まで集中して働く為には、最低限しっかりと睡眠をとる必要は出てきます。

こういった最低限できる努力を怠るようでは社会人失格です。

コミュニケーションを図る

そして、最低限睡眠はしっかりとれていたとしても、工場内でコミュニケーションがとれていないと、仕事に楽しさを見出すことができなくなります。

この問題に関しては、常日頃から従業員同士で交流を図り、気軽な話ができる関係性の構築が必要となってきます。

仕事はきちんとする

しかし、これは工場勤務をしていれば自然と発生する傾向なのですが、仕事のできない人は例えどんなにコミュニケーション力があっても、従業員と仲良くすることはできません。

というのも、仕事ができないということは、それだけ周りの先輩や同僚に迷惑をかけるということ。

最低限の水準の仕事ができて初めて仲間と認められ、そうなって初めて気軽なコミュニケーションがとれる人間関係が構築できます。

結論として言えることは、最低限の仕事はこなし、周りから認められること。

それができれば自然と仲間との絆は生まれ仲良くなることができ、結果仕事が楽しくなり単調な作業も苦ではなくなってきます。

給与の安さ

アルバイトの仕事となると責任の少ない仕事が多くの比率を占める為、その賃金はどうしても低いものとなります。

そうなると発生するのがモチベーションの低下です。

過酷な肉体労働、過酷な環境での作業、それだけ大変な思いをして仕事をしても給与は安いとなると、なかなかモチベーションを維持できずに辞めていく人たちも多くいます。

それを乗り越えるための方法とは?

これは意識の問題となるのですが、安い給与にはそれなりの理由が存在します。

そもそもがアルバイトで責任の少ない仕事を任されるということは、何か問題が発生した時はその責任は監督者である上司が背負うことになります。

また、次の項目で挙げるおすすめ理由とも重なるのですが、アルバイトは自分の希望でシフトを調整しやすく、不足のシフトについては社員が補填することが多いです。

そういった自分の立場を理解できれば、給与が安くても不満を感じませんし、むしろそういった責任を背負ったり、管理者にしかできない仕事を任されることを避けられるのであれば、安い給与とはいえアルバイトの立場に納得できるようになります。

よくある話で言えば、一度管理者になったものの、その責任の重さと業務量に耐えられず、自らの申告で平社員に戻る人もいます。

そういった経験のある人であれば、例え安い給与でも自分の立場に満足して長く働き続けることができます。

アルバイトという立場が社員・上司に比べたらいかに気楽な立場か、それを理解するのが給与に不満を抱かない一番の近道ではないでしょうか。

キツい時もあるけど、工場バイトがおすすめの理由

ここまでは工場バイトのキツい面ばかり話してきましたが、今度は逆に工場バイトで働くメリットについてお話していきます。

なんといっても責任が軽い

工場バイトの一番の魅力は、背負う責任の軽さではないでしょうか。

一度でも管理者を経験した人であればわかりますが、正社員になり管理する立場になると、アルバイトのミスは自分のミスとして責任を背負わされます。

「管理が行き届いてないからアルバイトがミスする」「相談しにくい関係性だから問題点に気付かず事故が発生したのではないか?」色んな理由で責任者である正社員が責められる結果となり、そのストレスは経験者にしかわからないほど重たいものとなります。

そういった背負う責任が軽いといった点が、アルバイトの最大の魅力であり、だからこそ給与は低いものの納得して続けていける要因ではないでしょうか。

残業をする優先順位が低い

工場の生産率が足りない時には、アルバイトであろうと残業のお願いをされることはよくありますが、アルバイトの魅力の一つはそれを断ることができる立場という点です。

正社員ともなると残業を断ることはできず、強制的に残業となりますが、アルバイトはその優先順位が低い為、業務後に何らかの用事があるのであれば、そちらを優先することができます。

そもそもがアルバイトは給与が少ない為、何かの副業や主婦業との兼務などをしている人も多く、残業をしなければならない状況が発生したとしても、基本的には自分の事情を優先することができます。

それもまたアルバイトという立場の魅力の一つです。

副業として働くことができる

例えば、本業は主婦業だったり、自営業で何か別の本業を抱えていたりと、アルバイトをする人にはこういったダブルワークの事情を抱えた人が多くいます。

もちろんダブルワークそのものは自己責任となる為、それを理由に勤怠が悪くなることは社会人として許されませんが、ダブルワークである事情を踏まえ、週3日だけの勤務や、夕方までの勤務など、副業の事情を考慮して、自分の都合のいいスタイルで働くことが出来るのもアルバイトの魅力の一つです。

自己都合で勤務できる

学生の内に労働を経験してみたい、学生をしながら将来の目標の為に貯金をしたいなど、本業が学生であってもアルバイトなら労働できます。

その他にも、扶養を外れない範囲で仕事がしたい、諸事情により社会保険に入らない範囲で仕事がしたい、短期間だけ働いて蓄えたお金で海外を旅したいなど、色んな理由で自由なスタイルで働くことができるのも、アルバイトという立場のメリットでもあります。

仕事が覚えやすい

単調で飽きる・眠くなる、という点でキツいと書きましたが、それは裏を返せば、仕事が覚えやすいということでもあります。

自分の都合でしばらく休み、久しぶりの勤務となった時なども、カンを取り戻すのにも時間がかからないので、利点とも考えられます。

まとめ

いかがでしょうか。

工場バイトは何の目的もなく働く上では、世間からあまりよくない評価を受けてしまう雇用形態ですが、しっかりと目的や事情があって、あえてアルバイトという雇用形態を選ぶのは、決して悪い選択ではないはずです。

また、工場バイトは給与が安いにも関わらず肉体的にきつい仕事が多いですが、その理由も理解できれば、それほど辛いものではないのではないでしょうか。

工場バイトというものをしっかりと理解し、それに納得した上で働くことが、工場バイトを長く続けていく上での秘訣だと私は思います。


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