日本は少子高齢化が進み、年々看護・介護の需要が増えてきています。

それに伴い看護師の求人も増えてきているのが実態です。

また、2025年には団塊の世代も後期高齢期に入りなんらかの形で介護・看護が必要になると言われています。

ということは、今よりも格段に、医療を必要とする人が増えるということです。

その2025年問題に対し国は、少しずつ対策を講じている最中でもあります。

そこで、医師や看護師の数も増えてきているのが実態ではありますが実際、医療現場で働く人にはどういった人が向いているのでしょうか?

また、医療現場での囲碁とには一体、どういったものがあるのでしょう?

ここでは、医療現場の仕事内容やそこで働く人に求められる人材についてスポットをあてご紹介していきたいと思います。

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医療の大まかな仕事内容

医療の仕事と聞いてどういった仕事内容を思い浮かべるでしょうか?

「患者さんのお世話」をしたり、「注射をしたり」といったところをイメージするのではないでしょうか?

ここでは、医療で働く人の仕事内容についてごしょうかしして行きたいと思います。

仕事上の役割とは?

医療の仕事をざっくりと説明すると、「患者さんの健康を管理する・支える」ことになります。

その管理の仕方が業種(医師・看護師・リハビリ)によって異なりますが共通して言えることがここに尽きるかと思います。

医療の仕事はどんな人に向いている?

では医療現場で働くには、向き不向きがあるのでしょうか?

具体的にはどういった人が医療現場で働くには向いているのでしょう。

項目ごとに分けてお話して行きたいと思います。

人と関わることが好きな人

医療の仕事は、人と人との関わりになります。

これは絶対に切り離すことのできない条件になります。

生まれ持った性格があるように、人見知りな人・お喋りが好きな人、反対にお喋りがに苦手な人がいます。

何も、お喋りが上手な人が向いているという訳ではありません。

人と接することが好きで、うわべだけではなくしっかりと目の前にいる相手と向き合うことのできる人が医療人として向いていると言えるかと思います。

しっかりと向き合うことで、患者さんからの信頼も得ることができ状況によっては患者さんの闘病意欲に繋がります。

責任感がある人

医療現場での仕事は、人の命に直結する場面も少なくはありません。

そういった中で、常に気を張り巡らせながら皆な仕事をしています。

自分のとった小さな行動が、あとあと後悔しても仕切れない状況につながる可能性もあるからです。

そういった最悪の状況を事前回避するために、どんなに小さな仕事でもしっかりと責任を持って取り組む必要があります。

「責任を持って働く」ということはどの仕事でも言えることかと思いますが、それは自分だけに関わることではない仕事なのでより責任を持つ日必要があると言えるかと思います。

チームワーク意識をしっかりと持てる人

医療は個人プレーではなく「チームワーク」で働く現場です。

医師がいて看護師がいてリハビリスタッフがいて、栄養士がいてというふうにチームワークで患者さんの情報を共有し、問題に対してアプローチするといった風になります。

個人で勝手な動きをしてしまうと、このチームワークが取れなくなり患者さんへもなんらかの危害を加えてしまいかねません。

周りのスタッフとしっかりとコミュニケーションをとることができる人が医療現場に向いており実際に、求められる人材と言えるでしょう。

体力のある人

これは必須という訳ではないのですが、体力も必要項目の一つになるかと思います。

一年中休みなく昼夜を通して休むことのできない医療現場の仕事。

夜勤の仕事もなかなかハードで体力的にもかなり消耗します。

そういった現場なので、ある程度の体力は必要かと思います。

実際、体力がないと免疫力が下がり体調を崩しやすくなったりして、仕事に支障が出てくるケースもあります。

常に学習意欲のある人

医療は日進月歩で進んでおり、常に変化・進化しています。

そういった知識・技術の習得はまず医療現場で働く私たちがしなければいけません。

実際に私も看護師として現場で働いているのですが、数多くの研修が毎月のようにあり新しい知識を学ぶことができます。

それはもちろん、自身の強みにもなりますし現場に持ち帰ることでその施設の、レベルアップにつなげることもできます。

常に冷静に物事を考えることのできる人

これは働きだしてから身につけても問題ないのですが、医療の現場は常に何が起こるかわからない場所です。

そういった場面に出くわした時、医療者は冷静でいなくてはいけません。

経験を積むうちに、身についていく場合もありますがもともとの性格で、何かあった時にパニックにならず冷静に物事を考えることのできる人は向いているのかもしれません。

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医療現場の仕事で活かせる経験

今まで医療現場以外で働いてきた経験などがある方は、どういったことが医療現場で活かすことができるのでしょうか。

ご紹介したいと思います。

医療現場での仕事

他にも色々とある中でやはり一番活かすことのできる経験は、医療現場での勤務経験が一番大きいかと思います。

職種は問わず、病院で勤務した経験があるとどの職種が、どういった仕事をしているのかなんとなく知ることができます。

そのため、医療現場での勤務経験は今後医療業界で働く上で有利になるかと思います。

育児

少し枠が狭まってしまいますが、育児が現場でいきてくるといった場合もありあます。

高齢者が入院しているような病棟ではあまり活かすことはできないですが、小児科病棟だと自身の育児経験を存分に活かすことができるかと思います。

介護経験

育児経験とは反対に、介護の経験がある方は高齢者がいる病棟で活かすことができるかと思います。

また、自身の介護経験からご家族の気持ちに寄り添う際にも実体験から十分に理解できるので、患者さんやご家族から信頼を得やすくなるケースがあります。

医療の仕事で働くメリットとは?

医療職の実態や、活かすことのできる経験についてお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか?

ここでは、医療現場で働くことで得られるメリットについてお話ししていきたいと思います。

日常生活で何かあった時にすぐさま対応することができる

医療現場で働いていると、何かあった際にすぐさま対応できるように研修等を受ける機会が多くあります。

そういった経験は、職場のみではなく日常生活で何かあった場合にも活かすことができるので自身にとって、大きな武器になるかと思います。

長く続けられる仕事

医療現場で働く際は、何かしらの資格が必要になる場合がほとんどです。(医師・看護師・リハビリスタッフ・栄養士など)

そのため、その施設に限らず他の施設でも活かすことができます。

なんらかの理由で退職しなければいけない時、良い求人がありマッチングすればすぐにでも他の施設で働くことができます。

医療の資格は、こちらの記事を参考に!

人の健康に関わることができる喜びを知ることができる

病院といえば、なんらかの病を抱えて訪れる人がほとんどです。

来院等当初は痛みや不安で元気がない患者さんが、退院に向けてどんどん元気になっていく姿を見ると健康で生活できることのありがたさや喜びを心の底から感じることができます。

今まで当たり前だと思っていたことが、本当は当たり前ではないことを実感すると自分と関わっている人への接し方も自ずと変わってきます。

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その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

医療現場で働いていると今後のキャリアアップについて、漠然と考える機会がいつしか訪れるかと思います。

では実際、医療者として働いたのちにどういったキャリアアップができるのでしょうか。

医師の場合

医師の場合、国家資格を取得したのちに研修医期間を経てようやく一人前の医師になることができます。

自身が知識を深めたい分野である程度経験を積んだののちに開業をすることができます。

ただ単に経験を積むだけではなく、論文を学会で発表したり研修を受けたりして信頼できる証を数多く取得し、患者さんからの信頼を得ていた方が開業した時の病院の評判に繋がります。

また、医師にも認定や専門分野に特化した資格があり提示された条件をクリアした場合その資格を手にすることができます。

その資格を持つ事で、院内でできることの幅が広がったり開業する際に有利になる場合があります。

看護師の場合

看護師の場合、キャリアアップとなると医師と同様「専門看護師」や「認定看護師」といったその分野に特化した資格を取得する方法があります。

両者の資格を取得するには、規定された研修を受講したのちに試験を受け合格したら晴れて資格取得ができるといった流れになります。

では、その資格を取得するとどういったメリットがあるのでしょうか。

例えば・癌性疼痛に特化した「緩和ケア看護師」の場合、取得することで疼痛に特化した算定を国かもらうことができます。

(実際に患者さんにケアを行った場合)そうすることで、病院自体の収益が上がり結果として全体の看護の質が上がることがわかっています。

自分にあった医療の仕事の求人の選び方や注意点

色々とある医療職ですが、実際は自分にどの職種があっているのか迷ってしまいますね。

そこで、求人の際の選ぶポイントや注意点についてお話ししていきたいと思います。

【選び方①】雇用形態から探す

まずしっかりと考えて欲しいのは、雇用形態についてです。

自分が「フルタイム」で働きたいのか、もしくは働けるのか。

もしくは時短やパートのような働き方がいいのかを決めておきましょう。

医療現場で働く場合職種によっては、夜勤がある場合も多くあります。

そういった場合も勤務が可能なのかどうか、ご家族がいる場合は特にしっかりと話あっておく必要があります。

【選び方②】職種から探す

求人を見る前に、ほとんどの方が何かしらの免許を取得している場合がほとんどなので、こちらは関係ないかと思います。

【選び方③】会社の業態から考える

業態というと難しく感じるかもしれませんが、簡単に説明すると検査から治療・リハビリまで1箇所で行える「総合病院」がいいのか、それとも一つの科を専門にしている「クリニック」のようなところがいのかということです。

総合病院は夜勤がある場合がほとんどですが、クリニックの場合夜勤がないところがほとんどなのでそのあたりも一緒に考えると良いかもしれません。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

求人を見ていく上で大事になるのが「お給料事情」だと思います。

看護師の場合でお話ししますと、給料の規定はなく各施設に任せられている状態です。

そのため、同じ業務であっても給料が異なる場合があります。

また、給料が良い場合は雇用条件をしっかりと確認するようにしましょう。

給料は良くても、蓋を開けて見ると雇用条件が最悪だったというケースもあります

【選び方⑤】エリアから考える

自宅から近い施設がいのか、それとも少し離れているような施設がいいのかも考えておきましょう。

働き出すと意外と大事なポイントになります。

まとめ

ここまで医療現場で働くということや、向いている人材などについてお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか。

どこの企業でも言えることとは思いますが、働くということには「責任」が伴います。

その責任の度合いは、企業によって違うと思いますが医療現場の場合は患者さんの命に直結することも多いので、しっかりと根拠を持った技術を提供しなければいけません。

そのためには、日々進化・変化していく知識をしっかりと学ぶ必要があります。

常に、向上心を忘れない姿勢が大切かと思います。

実際に私も医療現場で働くスタッフの一人です。

長年現場にいると様々なことが起こります。

予想だにしていないこと、現実から目を背けたくなるようなことも数多くありました。

しかし、数多くの体験が私を強くしてくれたといっても過言ではないような気がします。

嬉しかった経験は頑張る糧になり、悔しい経験は次へのステップアップするバネになっていたような気がします。

そんな現場にいてやはり思うことは、とても素敵な現場であるということです。

今から医療現場で働こうと考えている方に、今回のまとめがお役に立つことができれば幸いです。




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