医療に向いている人のタイプはある?向き不向きやキャリアの歩み方について。
少子高齢化が深刻化している現代で同時に、医療職の人手不足が叫ばれています。
正社員で働くことに加え、バイトやパートといった形での求人も数多く出ているのが現状です。
そういった働き方をするにあたり、どういった職種が多くアルバイトとしての雇用を求めてるのでしょうか?
また、アルバイトとなると正社員と比較し業務内容はどの様に異なるのでしょうか?そういった内容について掘り下げてお話したいと思います。
目次
閉じる医療バイトはどんな仕事?
あまり耳にすることがない「医療バイト」と言う言葉ですが、皆さんはどの様なイメージがあるでしょうか?
簡単に説明しますと、医療機関でアルバイトとして勤務することを言います。
文字どりの働き方で、雇用形態のことを指します。
医療バイトの大まかな仕事内容
アルバイトとして医療機関で働く場合は、正社員で働くこととどういった点で違いがあるのでしょうか?その前に、どういった職種があるの?と疑問に思う方も多いかと思います。
職種については、意外にも医師・看護師・リハビリスタッフ・医療事務と、医療機関で働くことのできる職種のほぼ全種でアルバイトとしての働き方があるのです。
医師でもアルバイトがあるの?と驚きのかたもいるかと思いますが、大きな病院などに主に配属され手術の補助をしたり、外来のみ担当するといった働き方で勤務するといった方法もあります。
なんだか意外で驚きですね。
他の職種の仕事内容についてですが、正社員として働く場合とほとんど変わりがありません。
看護師を見て見ますと、医師の診療の補助や介助を行なったり患者さんの日常生活の援助をしたりします。
勤務時間が短いと言う点以外、業務内容に大きな差はないことが殆どの様です。
医療バイトのおすすめ職種2選
様々な職種でバイトとしての働き方があるとご紹介しましたが、主にどういった職種がアルバイトとして働きやすいのでしょうか?
また、それはなぜなのでしょう?具体的にお話したいと思います。
医療バイトのおすすめ職種1:看護師として働く
まず、圧倒的に多いのが「看護師」の仕事をアルバイトとして働くことです。
どういった方が多くアルバイトとして働いているかと言うと、出産し子供を持っている女性が多く見られます。
仕事もしたいけど、家庭の時間も大切にしたいといった女性は正社員として働くよりもアルバイトとして働くことの方が両立が、しやすくなるので公私共に充実した日々を送ることができる様ですよ。
正社員と同じ仕事内容ですが、時間が短くなるので、収入が正社員より若干低くなるのがネックではあります。
下がり具合は、施設が設けた給与基準に基づくので一概には言えない様です。
医療バイトのおすすめ職種2:医師として働く
先に述べた様に、医師にもアルバイトとして働く選択肢があります。
定年を迎え再雇用として勤める働きかたや、女性の場合子供がいて以前の様にバリバリに働くことが難しくなったと言う方がこの様な働きかたをしている様です。
女性が圧倒的に多い!
上の説明に共通して言えるのが、「女性」がアルバイトとして働く場合が圧倒的に多いと言うことです。
「男は働き、女は家庭を守る」といった日本の風習が未だに根付いている表れでしょうか。
そして、同時に言えるのが家庭を持った女性に対する環境は年々整っていますが、男性に対してのそういった環境がまだ整備されていないのが現状の様です。
医療バイトのおすすめ求人の特徴とは?
さて、ここまで簡単にお話してきました。
実際に求人を見ると、アルバイトとしての雇用形態を多く見かけます。
医療業界でアルバイトとして働くことの特徴はなんでしょう?
数ある求人を比較してまとめて見ましたので、参考にして見てください。
医療バイトのおすすめ求人の特徴1:高時給!
正社員と一番異なるのが「収入」の面に尽きると思います。
長い時間働くことは難しいけど、少しでも給料は高い方がいい。
と思うことは当然のことだと思います。
特に、以前正社員として働いていた方なら強く思うはずです。
給料というのは、定められた共通の額があるわけではなく施設が独自に設定して良い仕組みになっているので施設によって差が出てきます。
人手が少し足りないところと、全然足りないところでは手取り給にも差が出てくる様です。
高時給でのアルバイトを探すなら、そういったところをターゲットに検索することをお勧めします。
医療バイトのおすすめ求人の特徴2:勤務時間の融通がきく
正社員と比較し、短時間勤務のため勤務時間に融通がきくのがアルバイトの特徴です。
その中でも、始業時間や就業時間の融通がきく施設もある様なので、求人検索時に一度問い合わせて見ることをお勧めします。
アルバイトとして働いたとしても、時間に終われる様な生活を繰り返してしまっては正社員として働くことと何ら変わりないのです。
医療バイトのおすすめ求人の特徴3:休みの融通がきく
勤務時間に関しても説明しましたが、休みの融通がきく施設もある様です。
きっと、週末に休日を希望される方が殆どだと思うのでそういった調整が可能かどうかも大きなポイントになります。
アルバイトとしての雇用形態を求めている施設の多くは、家庭との両立を推奨しているところも多くあるので可能かどうか調べて見る様にしましょう。
医療のバイトはこんな人に向いている!
以前にも何度かお話しましたが、医療のバイトにはどの様な人が向いているのでしょうか?
正社員での働き方との違いも含めて、ご紹介したいと思います。
医療のバイトが向いている人1:家庭の時間を大事にしたい人
独身時代とは違い、子供ができると仕事一本で行くことはなかなか難しいことが多いかと思います。
もちろん、中には出産しても以前と同じ様に働き続ける人もいますが結構しんどいものだと思います。
というのも、私自身も産後に復帰した際に夜勤もしながら子育てをしていました。
幸いにも、近くに義理の両親が住んでいてサポートしてくれたのですが自分の両親ではないため完全に甘えることが難しく(性格の問題かもしれませんが・・・)今考えると、とてもハードな生活をしていたなと感じます。
数日、仮眠の様な睡眠しか取れないこともありましたし、正直復帰してからの一年間の記憶が曖昧なのです。
私の場合は、お願いされると断れない性格と負けん気が強いためどうしても同期と比べてしまい休んでいたブランクを埋める様に働いていたのかもしれません。
しかし、振り返った時に子供との時間がおろそかになっていたことをとても反省しました。
働くチャンスはいくらだってあります。
しかし、子供がそばにいる時間は今しかありません。
そういった時間を大事にされたい方には、とてもおすすめな働き方だと思います。
医療のバイトが向いている人2:自分の時間を大事にしたい人
今まで身を粉にし働いてきて、自分のために費やす時間があまり持てなく疲れ切って転職する人も大勢いるのがこの業界の特徴かと思います。
働くための第一優先がお金ではなく、自分の時間だとすると正社員の様に長時間職場に縛られることもないですし、プライベートな時間も存分に持つことができるのでとても良い働き方だと思います。
実際、私の周りにもそうやって転職した同僚がいますが自分にあった働き方をしていた方が仕事に対する意欲も湧き充実した毎日を過ごすことができるといっていました。
医療バイトでよくある募集内容とは?
さて、ここでは実際にどういった募集内容があるのかを看護師に焦点を絞りご紹介していきたいと思います。
時給相場
求人サイトを見比べると、だいたいの相場が¥1500〜¥1800といったところでした。
正社員の場合の月給を時給換算すると20代でもらうお給料の額に相当するものであると言えるかと多います。
もちろん、これ以下のところもこれ以上のところも多くあるので色々とみる方がいいかもしれません。
また、基本的に歩合制ではないので提示された額を交渉というのは現実問題として厳しいかと思います。
シフトの入れ具合
シフトの入れ具合は、施設によって異なるので一概には言えませんが割と融通が聞く施設が多い様です。
しかし、アルバイトとなると年休の取得がないところが殆どなので正社員を優遇することもしばしばあるのも事実です。
求められる人物像
医療現場において、正社員でもアルバイトでも共通して言えることですがどの施設においても必ず「求められる人物像」というものが存在するはずです。
さて、それはどういった人を指すのでしょうか?見出しに分けてご紹介したいと思います。
人と接することが好きな人
これは医療現場で働く上で最も重要なことになります。
人と人との関わりが切っても切れない仕事になるので、大前提として人と関わることが好きな人が求められてくるのではないかと思います。
もし、苦手という人がいても努力すればいのではないでしょうか?人と接することが嫌いという人は不向きかと思いますが苦手なら、改善の余地は十分にあります。
効率よく動ける人
やはり正社員とは違って、限られた時間での業務になるのでいかに効率よく動けるかがキーとなると思います。
どうしようもない場合は仕方ありませんが、仕事を残して帰ると正社員の方に迷惑がかかります。
そこで残業でも発生しようものなら元も子もありません。
与えられた時間でいかに考え、行動することができるかが求められてきます。
派遣やバイトは正社員とどう違う?
正社員とアルバイトの仕事内容は一体どう異なるのでしょうか?具体的にみていきたいと思います。
仕事の量や責任の度合いは変わる?
正直、責任の度合いが変わることはありません。
ひとつひとつの行動に責任が伴う仕事です。
また、仕事の質は変わらないのですが量は時間の縛りがあるので若干変動してきます。
仕事内容は変わる?
施設にもよりますが、変わらないところがほとんどです。
それぞれ求められるスキルは?
先にも述べましたが、自身で考えて臨機応変に行動できることが求められてくるのではないかと思います。
そういった点で、正社員と異なり経験者を優遇する傾向が強くあります。
収入面は?
きになるのが収入面ですね。
正社員とはどれくらい異なるのでしょうか?具体的な額と共にご紹介したいと思います。
正社員とアルバイトを比較して
医療業界のどの職種にも言えますが、正社員と比較し20~30%ほど低い額になるようです。
また、働き方によっても額が異なるので一概にこの額というのは難しいかと思います。
ボーナスはあるの?
残念ですが、ボーナスは支給されないのがほとんどの様です。
その代わり、月給を高く設定し求人が集まる様な工夫をしているところも多くみられました。
医療のバイトで働くメリット
この項目に関しては、どういった人がアルバイトに向いているかの項目と同じ様な内容になるのですが復習の意味も込めおさらいしたいと思います。
医療のバイトで働くメリット1:家庭との両立がしやすくなる
業務時間が限られている分、家庭に費やすことのできる時間が多くなるため結果両立がしやすくなったという声が多く上がっています。
医療のバイトで働くメリット2:自分の時間をしっかりと確保できる
こちらも家庭との両立と同じ様なことなのですが、業務時間が短いのでしっかりとオンオフの区切りができる様になります。
医療のバイトで働くデメリット
反対にデメリットはどういった点があるのでしょうか?ご紹介します。
医療のバイトで働くデメリット1:お給料が低くなる
正社員とは異なり、収入が低くなることが一番のデメリットかとおもいます。
しかし、この働き方を選択したのには他にもっと優先したいことがあるが故のことだと思うので苦にならない方がほとんどの様です。
医療のバイトで働くデメリット2:キャリアアップが難しくなる
正直、キャリアアップを目指している方には向いていない働き方のひとつといっても過言ではないかと思います。
限られた時間の中で、仕事意外のことに手をつけることは難しい現状があります。
また、アルバイトとして昇進することは不可能な施設が多い様です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?医療業界にも存在する「アルバイト」ですが、メリットもデメリットもあります。
個々のニーズに合わせた働き方を提示することで離職率を低下させたいといった目標がある一方で、離職率が高いのもこの業界の特徴であると言えます。
せっかく持っている資格をしまっておいてはもったいないと思うので、今一度自身はどういった形で仕事をしたいのかを考えそれに見合った職場を探して見るのはどうでしょう?
そうすればきっと、公私共に充実した毎日を過ごすことができるのだと思います。
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