幼稚園で働くことにどのようなイメージを持っていますか?

いつも明るく笑顔で、元気いっぱい子ども達に接する仕事というイメージがあるかと思います。

ですが、子どもの相手をして一日中遊んでいれば良いのだから、誰でもできる簡単な仕事でしょ?保育園とは違って子ども達が早く帰るから楽な仕事だよね、と誤解されていることも多い仕事です。

実際、幼稚園ではどのような仕事があるのでしょうか?

先生や事務員、バスの運転手など幼稚園の運営に携わっている人の仕事内容を詳しく紹介していきます。

また、向いている人・向いていない人の特徴や大変なこと、やりがいについてもご紹介します。

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幼稚園の大まかな仕事内容は?

園児が安心して楽しい一日を過ごしてもらうために、事細かに準備をしていきます。

登園から降園までが本番で、登園前や降園後は様々なことを行っています。

先生だけではなく事務員や用務員も働いている幼稚園も多いため、仕事の種類は沢山あります。

幼稚園によって仕事内容が異なる場合がありますが、代表的な業務内容を紐解いていきます。

幼稚園の仕事は大きく3個の役割に分けられる 

事務員

幼稚園の運営や教諭たちの勤怠管理、保護者に配る手紙の作成、訪問者の対応などを行っています。

一般的な会社で言う、総務・経理・広報・人事などを一手に引き受けています。

教諭

3歳〜4歳の年少組、4歳〜5歳の年中組、5歳〜6歳の年長組のいずれかのクラス担任か副担任を務めます。

幼稚園教諭の有資格者がクラスの担任になり、副担任は無資格者の先生もいます。

送迎バス運転手・用務員

幼稚園バスで通う園児の家の近くまで送迎します。

登園時と降園時に運転する以外の子供達が幼稚園で活動してる間は、用務員の仕事をしていることがあります。

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事務員の6個の業務

幼稚園で働く人の給与や勤怠などの管理

一般的な会社でいう総務・経理の仕事をします。

幼稚園で使う画用紙や文房具、おやつや麦茶などの在庫管理もします。

訪問者や業者の来客対応

幼稚園には、配達員や入園希望の保護者、地域の人々たち、飛び込みのセールスなども訪れます。

事務員は広報のような面もあるため、臨機応変に対応しなくてはいけません。

給食の発注・準備

給食を外注している幼稚園は、登園してきた園児の人数を担任から教えてもらい、必要な個数の給食を発注します。

給食をひっくり返してしまった、人数の数え間違えなどを踏まえて多く発注します。

園児が給食中に飲むお茶の準備をする場合もあります。

保護者へ向けての手紙を作成

運動会などの行事を知らせたり、園児の様子などを載せた“園だより”を編集して作成します。

先生に園児の様子や載せたい事柄を書いてもらい、必要なお知らせなどの事柄を分かりやすい文章でまとめて作成します。

新聞記者や編集者のような仕事をしています。

音楽や呼び出しをする放送をかける

朝の決まった時間に音楽をかけて片づけを促したり、運動会で実況をすることもあります。

席を外している先生宛に電話がかかってきた時や来客時に呼び出し放送します。

また、警察や地域から不審者情報などの連絡が来た場合は、園児の安全を守るために素早く注意喚起の放送をします。

緊急時には保育補助も

事務員だからと言って園児と関わらないことはありません。

園児から見れば事務員も“先生”ですので、緊急時には保育補助もします。

早退する園児や先生が席を外す場合などに園児を見守ることがあります。

手遊びを何個か覚えておくと、見守るだけでなく園児と楽しい時間を過ごせますね。

教諭の9個の業務

全体や学年ごとに会議

先生同士が集まって、月の目標や取り組む活動を決めていきます。

クラスごとに活動内容がバラバラにならないように、会議できちんと決めて確認していきます。

主な流れは決まっていますが、工作物や発表会などの細かい内容は先生同士で話し合い決定していきます。

また、クラス同士の内容が同じではいけない場合もあります。

部屋の壁を可愛らしく飾る“壁紙”や発表会の内容は被ってはいけないため、他の先生にお伺いを立てます。

全体の会議が終わると学年毎に先生達が集まり、各クラスの状況や進み具合を比べていきます。

同じ学年のクラスで大きな差が出ないように、先輩の先生からアドバイスを受けたり、相談に乗ってもらえます。

担当クラスの運営

一番メインの業務が担当クラスの運営です。

会議で話し合って決めた指導案を元に、園内活動を進めていきます。

登園してくる園児を迎えて連絡帳を確認したり、いつもと様子が違う園児には声掛けを行うなど、事細かな気配りをしながらスケジュールをこなしていきます。

また、園児が揃って活動する時間が短いため、分刻みのタイムスケジュールになり、毎日慌ただしく過ぎていきます。

計画的に物事を進めて行かないと降園時のバスに間に合わないなんてことが起きてしまいます。

ほか、副担任は掛け持ちでクラスを持つことがあります。

各クラスを回って整理整頓をしたり、手が回らない担任の業務のフォローをします。

事務員が用意した手紙や給食などを配布したりと雑用も行います。

活動や行事の下準備

園児の活動をスムーズに行っていく上で、下準備は欠かせません。

工作物を作成する場合は、会議で決めた手順で進められるように材料や道具を用意し、必要ならば材料を切ったり組み立てたりしておきます。

園児が降園した後は、この下準備の作業を行っていることが多いです。

園全体、学年毎、クラス毎で活動する作業があるため、かなりの量を準備する日もあります。

新しく覚える歌の歌詞を模造紙に書き写す、工作物の見本を作成して主任の先生へプレゼンテーションする場合もあります。

保護者への対応

大きな事柄や園運営のことではない限り、受け持っているクラスの園児の保護者対応は担任が行います。

何か園児にトラブルがあれば、保護者へ連絡して相談や問題解決をしたり、クレームや要望も聞きます。

連絡帳に記入してくる場合も返事を書いたり、電話をして返答します。

園児が休んだ時には、電話をして様子を伺います。

長期に休んでいる園児は、直接訪問して状況を確認することもあります。

連絡帳の記入

幼稚園での子どもの様子を保護者に伝えるため、具体的に分かりやすく記入することを心がけます。

中には、毎日連絡帳で家庭と園での子どもの様子を知らせ合っているという園もあります。

しかし保護者が働いているため連絡帳を毎日記入するのが大変だという理由から、子どもの様子について気になることがある時に連絡帳を使って情報を共有しているという園もあります。

家族が働いていて直接会って話をすることができない時や電話で話すことができないという時に、連絡帳はかなり役に立ちます。

園内全ての掃除

幼稚園にもよりますが、自分の部屋だけではなく、園内の掃除も先生が行います。

日替わりや週替わりで掃除する箇所を決め、園児の降園後に手が空いた先生から行います。

全体の掃除が済んでから、自分のクラスの整理整頓をします。

学期末や年末には大掃除を行い、幼稚園バスやカーテンの洗濯など、日ごろできない箇所を掃除します。

幼稚園バスに乗車

バスの運転手だけでは成り立ちません。

運転手には運転に集中してもらうため、先生が一人、または二人乗車し、園児を決められた場所で降ろして保護者に引き渡します。

遠くまでまわるバスでは、最後まで乗車している園児が飽きないように、会話や紙芝居を読んだり手遊びやクイズを出し合って過ごします。

預かり保育

教育時間終了後、家族が迎えに来るまで子どもを預かります。

子どもたちは午睡をして午前中の疲れをとり、おやつを食べてから園庭や室内で好きな遊びをします。

活動中に子どもたちの安全を確保し見守ること、子どもたちが安心して過ごせるような環境を作ることが主な仕事です。

ピアノや楽器の演奏・練習

歌を唄う時はもちろんですが、活動を促す際にBGMとしてピアノを演奏しています。

基本的な挨拶や片付け、いただきます等の歌と、月や週で替わる歌など、かなりの曲数を演奏することになります。

演奏会などで園児が楽器を演奏する際には、円滑に教えられるように先生も練習をしておきます。

催し物の練習

お遊戯会の練習もありますが、年末のお楽しみ会などで先生が園児に向けて出し物を披露します。

また、誕生日会でも人形劇やエプロンシアターなど、園児が喜ぶようなプログラムを組むため、先生の練習は必須です。

送迎バス運転手・用務員の3個の業務

幼稚園バスの運転

主な仕事が送迎バスの運転です。

毎年、幼稚園バスで通園する園児の家を効率良く回るルートを園側から教えてもらい、試運転をします。

時間通りに運行できるか、朝と帰りの交通事情はどうか等、検証をしていきます。

ただ運転していれば良いわけではありません。

幼稚園の従業員ですので、園児や保護者にも笑顔で接することも大切です。

また、大切な命を預かっている責任重大な仕事です。

いつも以上に安全運転で、急ブレーキを踏むことが無いように充分注意して運転することを心がけています。

バスの整備

思わぬ怪我や事故が起きないように整備を任されます。

パンクはしていないか、ガソリンは足りているか、座席は安全に座れるか等の点検もします。

また、降車した後に園児の忘れ物がないか、細かいチェックもします。

園内・園庭の整備

登園と降園以外の時間を有効活用して用務員の仕事もこなします。

草木の手入れや女性の先生ができかねる力仕事を任されることがあります。

保育士との仕事内容の違い

幼稚園教諭と保育士は似ているようで大きく違うところが2つあります。

一つ目は、幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省の管轄であることです。

幼稚園は学校扱いになり、保育園は子どもを預かる場所という位置付けになっています。

二つ目は、幼稚園教諭は免許、保育士は資格です。

大学や短大の専攻や専門学校で同時に取得することができます。

幼稚園は学校扱いのため、読み書きや体育のような授業と似た活動をしながら一日を過ごします。

先生は子ども達の前に立ち、子ども達は椅子や地べたに座って話を聞きながら活動しています。

子ども達を集団で引っ張っていき、その中で理解して学習していく教育と生活力を培う保育を行っています。

保育園では保護者の代わりに生活力をつけるような活動や援助をしています。

最近は、読み書きや体操教室、英会話など行っている保育園も多いですが、幼稚園にはないおやつや昼寝の時間があり、夜遅くまで預かる子どもも多くいます。

子ども達の前に立って活動をすることもありますが、着替えや片付けの仕方など、一人一人を向き合ってその子ども自身の成長に合わせた接し方をします。

また、担任の先生以外とも関わることが多いため、保育園全体で子どもを見ています。

保育園では生活していく上で必要な知識を学び生活習慣を身に付ける保育をしています。

幼稚園では先生と生徒のような関係性が強く、保育園は第二の親や親戚に似たような関係性になることが多いですね。

幼稚園の仕事はどんな人に向いている?

幼稚園教諭は子どもが好きで優しく笑顔が絶えないというイメージを持っている人が多いでしょう。

それらは幼稚園教諭に必要な最低限の要素です。

幼稚園で働くにあたり、どのような人が向いているのかを解説します。

心身共に健康な人

幼稚園教諭は子どもと関わる仕事です。

仕事やプライベートで疲れていたとしても、子どもたちの前では常に笑顔で明るく元気でなければなりません。

また子どもと一緒に活動するため体力も必要です。

一緒に活動を楽しむことで子どもの目線で物事を見たり感じたりできますし、子どもたちの反応から考察・反省をしてその後の活動に活かすことができます。

心身共に健康で、子どもたちとの活動を心から楽しめるような人が向いていると言えます。

人と関わることが好きな人

幼稚園教諭は子ども・保護者・同僚・地域の人など、人と関わる時間が多い仕事です。

子どもの前では常に笑顔で元気に明るくしていなければなりませんし、保護者や同僚とは情報を共有したり連携をとったりして共に子どもの成長を見守ったり援助したりしていきます。

人と関わることが好きで子どもや保護者・同僚との信頼関係を築いていけるような人が向いているでしょう。

向上心のある人

人が人を育てることには終わりがありません。

子どもは日々成長していきますしその子どもの性格や特徴などによって援助の方法も違います。

子ども一人一人の性格や特徴・発達段階を把握し、その子どもの状態に合った声掛けや援助・支援をしなければなりません。

そのためには、常に子どもと向き合い子どもの心理を考察し理解しようとする努力が必要です。

どうしても自分で解決できないことは、同僚に相談して知恵を授かるのも一つの方法です。

子どもの発達心理や援助の方法、活動やクラス運営の方法などの専門書を読んで実践し反省するということを繰り返していき、より良い幼児教育ができるようにと学んでいくことが重要です。

子どもの利益を最優先に考えられる人

就学前の子どもは自由気ままな振る舞いをします。

子どもが集まれば、近くにいる友達と話をして教師の話を聞いていないということはよくありますし、友達にちょっかいを出してトラブルになることも少なくありません。

そのような子どもたちを教師一人でみるのはとても大変なことです。

教師の言うことを聞かせるために「〇〇をしないと△△させない」「〇〇した人から好きな遊びをしていい」などの条件をつけて幼児教育をする教師もいますが、条件をつけることは子どもの自主性や意欲を失わせてしまうことにも繋がります。

また保護者受けを気にして子どもの発達段階よりも上の活動をしようとする教師もいます。

今、目の前にいる子どもたちが何に興味を示し、どのような活動をすれば発達段階に合った発達を促せるのか、子どもの姿から子どもの利益を最優先に考えて幼児教育をすることが大切です。

逆に幼稚園の仕事に向いていない人とは?

仕事をしていて楽しくない・やりがいがない・どのようにしたら良いか分からないと感じ、その仕事が自分に向いていないと思ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。

仕事には向き不向きがあります。

その仕事で重要なことやその仕事をしていく上で必要な要素を持っていなければ、その仕事には向いていないと言えるでしょう。

幼稚園教諭においては次のような人が向いていないと言えます。

自分自身で何でも解決しようとしてしまう人

幼児教育は教育計画に沿って進められますが、クラス運営はそのクラス担任に任されています。

担任一人一人がどのような教育理念を持って子どもたちを指導しているのかを園全体で共通理解している、という園は意外に少ないと思います。

子ども同士のトラブルがあった場合、教師は中立的な立場で仲介し解決しようとします。

教師がその場で解決できたと思って保護者に知らせないと、子どもが保護者に話した時に聞いていないということになったり、最悪の場合は保護者同士のトラブルに発展することもあります。

何かあった時に些細なことだと自己判断したり自分自身で何でも解決しようとしてしまう人は向いていないでしょう。

子どもの動きが予想できない人

時に子どもは大人が予想もつかないことをすることがありますが、幼稚園教諭は常に子どもの動きや姿を観察し予想しておく必要があります。

そうすることで、活動に必要な援助や環境を整えることができます。

どんなに子どもが好きでも、子どもの動きが予想できない人はこの仕事に向いていないといえるでしょう。

幼稚園の仕事の大変な点や難しい点

上記で紹介してきましたが、ただ子どもの相手をしていれば良いだけの仕事ではありません。

一般企業の仕事と似ている箇所はありますが、責任や義務などがより多く付随してくる仕事だとも言えます。

楽しく幸せなことが多くあり、やりがいのある幼稚園の仕事ですが、大変な点や難しい点もあります。

夢を壊すようですが、知っていて損はないと思いますので、ご紹介していきます。

“モンスターペアレント”な保護者との付き合い方

幼稚園や先生に自己中心的で理不尽な要求や相談をしてくる親がいるかもしれません。

所謂モンスターペアレント、モンスターペアレンツというものです。

我が子可愛さで出てくる要求は、どの親御さんでも多かれ少なかれあると思います。

実際に世間を騒がせた程のモンスターペアレントのような親御さんは少ないかもしれませんが、いないとも限りません。

接し方や対応の仕方を間違えてしまうと、問題が大きくなり、取り返しのつかないところまできてしまうかもしれません。

先輩や主任の先生、場合によっては園長先生など周りの人に相談をしながら、慎重に対応していくのが好ましいですね。

また、男性の先生が苦労することが、女児の親御さんからトイレや着替えの介助に関わってほしくないという要望や、クラスの担任から外してほしいという意見まで出てきてしまうことです。

不祥事を起こした男性の先生のニュースを見かけると、途端に男性の先生を目の敵にする保護者が出てきてしまう場合があります。

安心して子供を預けてもらえるように、保護者との信頼関係を築いていくことが大切です。

女性が多い故に…先輩の先生との付き合い方

男性の先生も増えてきていますが、まだまだ女性の割合が多い職場と言えます。

一般企業にもいる「お局様」と言われるような先輩や主任の先生と一緒に働くことが大変な場合もあります。

人間関係で悩み辞めてしまう先生は多く、幼稚園以外の仕事に転職して二度と働きたくないという元幼稚園関係者の話もよく聞きます。

コミュニケーション不足も原因の一員ですので、距離を縮めて良い関係が築けると快く働いていけるでしょう。

また、幼稚園だけで働いてきたプロフェッショナルな先輩が多いため、一般的な常識がまかり通らない場合があり、戸惑う先生も多くいます。

幼稚園独自のローカルルールが存在していることがありますので、出来る範囲のことは従いつつも、後輩のためにも少しずつ改善していけるように働きかけて職場環境を整え、お互いに良い職場を目指していきたいですね。

残業扱いにならない!?膨大な持ち帰りの仕事

保育園に比べて園児の降園時間は早いのですが、意外と時間がないのが現状です。

降園していく中で、手の空いてる先生から掃除に取り掛かります。

降園が終わり、幼稚園バスに乗車している先生が帰ってくる頃に、全体で集まって打合せや作業をします。

その後、学年毎に集まり、個人の作業ができる頃には外が暗くなっていることもあります。

そこで幼稚園内でしかできない作業を終わらせて、持ち帰れる作業やピアノの練習などは家で行わないと仕事が終わりません。

行事や発表会があると、打ち合わせが長引いて何も終わらせることができない日もあります。

遅くまで残っていると近所の目もあるため、園長らから帰宅するように促されると家でやらざるを得ません。

幼稚園での仕事でやりがいが見いだせないと、押し寄せる仕事に追われて辛くなってしまうかもしれません。

先輩になると要領を掴んで仕事をこなしていますので、相談してみるもの手ですね。

幼稚園の仕事の良いところ

やりがいを感じるポイント

大変なことばかり伝えてきましたが、やりがいを感じないと、どの職種の仕事に就いても続かないものですよね。

一般企業ではなかなか味わえない、やりがいのあるポイントを紹介していきます。

子ども達がとにかくかわいい!

何と言っても子ども達の可愛らしさに触れられることの素晴らしさは計り知れません。

事務員でもバスの運転手でも用務員でも、必ず子ども達と触れ合えます。

名前を憶えて呼んでくれたり、手を振ってくれると一日を幸せな気分で送れます。

担任クラスの子ども達はもちろん可愛いのですが、自由時間の外遊びや園外学習のお出かけの際に、他のクラスや学年の違う園児との関わりもとても楽しく嬉しいものです。

多忙な時期でも、子ども達が喜んでくれる、楽しみにしてくれていると思うと自然と頑張って乗り切る力が湧いてきます。

子ども達が懐いてくれる!

担任クラスの子ども達は我が子のように懐いて頼ってきてくれます。

信頼関係を築いてこその話ですが、泣きながらママ・パパに会いたい、帰りたいと訴えていた園児が、笑顔で先生に会いたいと言ってくれると嬉しいものです。

他のクラスの園児でもよく顔を合わせて声をかけていくと、仲良くなって自由時間では一緒に遊ぶこともあります。

幼稚園に行きたくないと泣いていても、馴染みの先生を見かけると泣き止む子もいます。

子どもの成長を間近で感じられる!

入学や進学時にはできなかった様々なことが、日々の活動を通してできるようになると先生冥利に尽きます。

家で練習してきたり、親御さんと特訓したりと努力し、幼稚園で披露してくれると感動して涙ぐんでしまうこともありました。

きちんと椅子に座って話を聞く、箸でお昼ご飯が食べられる、友達におもちゃを譲って一緒に遊べた、など小さなことから大きなことまで、子どもたちは日々成長していきます。

その一つ一つに気が付いて、子ども達に声をかけていくと、また更にぐんぐんと成長していきますので、感動が止まることはありません。

卒園式や学年末の終業式を迎えたときの達成感が半端ない!

1年間、または3年間、園児たちと間近に接し指導して、悩むことや困ったこともあった日々でしたが、卒園式や学年が一つ上がる3月は達成感で胸がいっぱいになります。

頼もしくなった子ども達を見ると、自分についてきてよく頑張ってくれたなという嬉しい気持ちと、離れてしまう寂しさも感じられます。

ですが、悩んで辛いこともあった日々からの解放感も感じられ、4月からまた頑張るぞという気持ちも湧いてきます。

様々な年代の先生の教育・育児方法が見られて勉強になる!

教育・保育方法やガイドラインは研究結果が覆されたり、新しく発見されたことを反映して更新されていきます。

新卒の先生は最新の情報で保育・教育について学び、幼稚園で実践していきます。

知らなかった情報や新しい教育・育児方法を見られるのは、マンネリ化してしまう自分のスタイルが見直されて勉強になります。

また、ベテラン先生の経験からくる教育法はとても為になりますし、真似することによって子ども達をまとめる力が付きます。

子どもや保護者との信頼関係を築くことができる

初対面の時は緊張してしまうことが多いでしょう。

それは子どもも幼稚園教諭も同じです。

幼稚園教諭は初めて関わる子どもの性格や好きな遊びを把握しているわけではないため、まずは子どもと一緒に遊びながらその子どものことを知っていきます。

子どもは初めて関わる大人に対してわざと甘えたりごねたり悪口を言うなどして大人の反応を確かめることがあります。

教師が適切な反応をすることで、子どもとの信頼を築くことができます。

また保護者に対しても、保護者が疲れていたら声を掛けて話を聞くようにしたり子どもの成長した姿を知らせ一緒に喜んだりしていくことで信頼関係ができます。

子どもや保護者の立場に立って考えることが大切です。

面白いポイント

幼稚園で働くことは、一般企業で働くことと同じ部分もありますが、大きく違うところが多々あります。

仕事でありながらも、こんなところが面白いなと思うポイントを紹介します。

私はプリンセス!?演技力が身に付きます

劇や絵本などの読み聞かせには演技力が必要です。

声色を変えて読み聞かせていくと、子ども達の集中する様子が明らかに違います。

そんな演技力ですが、子ども達との関わりでも演技力が培われます。

子ども達は遊びの中で、おままごとやごっこ遊びを通して役を演じていることが多いのです。

その役割が幼稚園で働いてる限り、振り当てられることもあります。

そこで恥ずかしがったり中途半端に参加していると、子ども達は見抜いて注意をしてきます。

本気で子ども達の遊びに付き合うことにより、自然と演技力がつきますよ。

本気で走って踊って歌って疲れを発散!

子ども達が遊んでいる様子から、危険なことはないか、喧嘩はしてないかなどの観察をすることも大事な仕事の一部です。

ですが、時には子ども達と童心に返って思いっきり遊ぶと面白いことが沢山あります。

子ども達が普段思っている想いや楽しかったことをポロリと話してくれたりと、大きな友達として遊んでもらえると絆も深まります。

何より、社会人として働く私たちの疲れやストレス発散になります。

身体を動かして大きな声で笑う、唄うなど、心身共に健康的な活動ですね。

幼稚園で働いた経験をどんな仕事に活かせる?

幼稚園教諭は密接に子どもと関わるため、その経験は同じように子どもに関する仕事に活かすことができるでしょう。

保育士

保育士資格を持っていれば保育士として児童福祉施設で働くことができます。

ベビーシッター

幼稚園教諭としての経験を通して子どもの好きな遊びや子どもの心理が理解できていますし、保護者とのコミュニケーションの取り方も分かるため、転職しやすい職業だと思います。

まとめ

幼稚園で働くということを様々な視点から紐解いていきましたが、いかがだったでしょうか。

意外と仕事が多くスケジュールも分刻みで、子どもの命を預かっているという責任も大きい仕事ですが、やりがいや楽しいことはそれ以上にある珍しい業種かと思います。

少しでも幼稚園で働くことに興味を持って頂けたら幸いです。

子ども達と触れ合うと、心や日々の生活までもが豊かになりますよ。

一度、働いてみることをおすすめします。

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