アパレルへ転職をお考えの方は必見です。

ファッションに関心がある人はアパレル業界に就職したい方が多いはず。

デザイナーとしての活躍、オシャレな販売員、ファッション雑誌に出るモデルなど華やかなイメージがありますが、実際働くとなる自分に出来るのか不安になりますよね。

今回は、一度社会人として働き、異業種だけど憧れだったアパレル業界への転職を目指す方に向けて、アパレルを転職先にした際の求人の上手な選び方など気になる情報をまとめました。

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アパレルの転職先はどうやって選べばいいの?

アパレルの転職先を選ぶのに考えたいのは、雇用形態・職種(何をしたいか)・会社の業態(アパレルメーカーなのか、縫製メーカーなのか等)・好みのブランド・雇用条件・勤務エリアなどです。

人によってどの項目が重要か優先順位は異なりますが、いくら興味のある職種とは言え生活費を稼がなければならない状況であれば雇用形態や雇用条件は決して無視できないでしょう。

ただ、どうしても挑戦したい職種がある場合は、ひとまず雇用形態や条件は考慮せず転職活動をする手もあります。

①雇用形態から考える

正社員

安定した給料やボーナスを長期間にわたって得たい、生活費を稼がなければならない人は特に正社員にこだわりましょう。

未経験ですと経験有りの方よりは給料の額が低くなりがちですが、それでも1ヶ月で20万円前後の収入を確保できる場合が多いです。

生産管理、アパレル会社内デザイナー、バイヤー、パタンナー、プレス、マーチャンダイザーなど、ある程度の経験と専門性を身につけることが求められる職種の場合、正社員という雇用形態が多いです。

契約社員

アパレル関連の会社でも、販売員や一般事務職は契約社員という雇用形態を取っている所があります。

販売員は雇用が流動的な傾向が強いため、また一般事務職はアパレル関連の専門知識を求められないため、長期的な雇用契約でなくても構わないと考える企業もあるからです。

しかし、企業によっては契約社員としての働きぶりを考慮して正社員登用してくれる所もあるようです。

憧れのブランドを持つアパレル会社に正社員としての就職が難しい場合でも、契約社員でしたら就職試験のハードルがやや低めなのでパスできるかもしれません。

どうしても会社にこだわりがある、やりたいことがある場合は、まずは契約社員として働き実績を積んで正社員になるという戦略もあります。

ただし契約社員は正社員よりは給与が低い傾向があり、ボーナスが出るかは企業によります。

派遣

アパレル業界に特化した人材派遣会社に登録して派遣社員としてお仕事をいただく方法もあります。

自身で応募先や募集要項、中途採用を行っているかなどを調べる手間をかけることなく、派遣会社が就職先を紹介してくれます。

雇用形態にはこだわらないし労働条件などが自分に合っていれば良い、手っ取り早くアパレル関連の仕事に就きたい人におすすめです。

ただし雇用期間が決まっているため、生産管理やバイヤーなど長期的にスキルを培う必要のある職種は未経験者に対する求人はないと思った方が良いでしょう。

募集職種は販売員が多いです。

稀にオフィス勤務の一般事務などの募集もありますが、補佐的な仕事が中心となるでしょう。

あくまでも雇用関係にあるのは派遣元の会社なので、給与は勤務元の派遣会社から支給されます。

給与は正社員より低い傾向で、ボーナスは殆ど貰えないと考えた方が良いです。

アルバイトなどのパート

家庭の都合で長時間働けないけどアパレル業界で働きたい、未経験で業界への転職を考えているが試しに週末だけ販売員として働きたいなど拘束時間が少ない雇用形態を希望する場合は、パートタイマー(時給者)として働くのがおすすめです。

時給は首都圏の場合、900円~1,200円ぐらいが相場です。

ランクアップ制度がある企業では、経験や能力に応じて時給を上げてもらえることがあります。

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②職種別から考える

ショップ店員(販売系)

主に販売に携わる職種です。

具体的な仕事内容としては、接客、陳列のメンテナンス、呼び込み、レジ、店舗によっては清掃業務もあります。

アパレル関連の職種の中でも求人が多く、就職の際に特別なスキルを求められることはありません。

しかし、清潔感・接客に向いている雰囲気があるかなどは問われます。

それでも元気よく挨拶でき店の求める水準のシフトに入ることができれば、不合格になることはないでしょう。

特に販売系は人が流動的なので、大型店舗を中心に常に求人をかけている企業が多いです。

仕事内容から見ても分かる通り、アパレルは体力勝負です。

また服装に関しては、店で販売しているものの着用が義務付けられている場合が多いです。

ショップの店長職

ショップ全体の流れをマネジメントする職種です。

基本的な接客はもちろんスタッフの教育や採用、シフトの調整、本部への売上報告、キャンペーンの進行、在庫管理、発注、クレーム対応など仕事内容は多岐にわたります。

一つの物事に集中するより同時並行で色々とこなさなければならないのでマルチタスクが得意な人の方が向いているでしょう。

どの商品が売れ筋なのか、どうやって消費者に売り込むか、現場だからこそ入手可能な情報をキャッチして報告する力も求められます。

店員の人数が足りなければ自らが売り場に立ったりシフトに入れそうなアルバイトに連絡を取る、クレームがあったら責任を持って対応するなど体力面・精神面で厳しいときもありますが、仕事内容の多用さを考えるとやりがいのある職種でしょう。

バイヤー

お店に並ぶ商品をアパレル縫製メーカーなどの製造元から仕入れをする担当者です。

店舗やエリア単位で仕入れ担当者がいる場合が多いです。

大手の場合は、マーチャンダイザーの方針のもと在庫や売れ行きを見て仕入れを行います。

トレンドは何か、将来どんなデザインのものが流行するか、常に世の中の流れにアンテナを張っていくことが重要です。

実際にバイヤー求人を探す時は、こちらの記事を参考に!

デザイナー

一番華やかに見られがちな職種です。

芸能人でもない限りデザイナーになるのは難しく、服飾系の大学や専門学校で勉強してから仕事に就く人が殆どです。

デザイナーと一言で言っても、企業に雇用されて企業の方針を勘案してデザインをする人、または個人事業主として各メーカーと契約を結んでメーカーの要望に沿うデザインをするデザイナーもいます。

業界の中で名前を知られていない内に独立したデザイナーとして仕事を受注するのは困難です。

しかし、自分で仕事を選ぶ権利はあります。

一方で企業内デザイナーは仕事を選べませんが、正社員と同じく商品の売れ行きに関わらず一定の収入を確保できるメリットがあります。

いずれにせよ需要の割に希望者が多いので、狭き門と言えます。

パタンナー

デザイナーが描いたデザインをCADなどでパターンに起こす職種です。

パターン(型紙)とは、服の設計図のようなものです。

このパターンを見て、縫製工場は服を縫いあげます。

こちらもデザイナーと同じく服の寸法・仕組みやCADの取り扱い方などの専門知識や技術が問われるので、服飾系の大学や専門学校で勉強してなる人が殆どです。

企業に雇用され、同じく企業内のデザイナーが作成したデザインをパターンに起こす就業の仕方が多いようです。

MD(マーチャンダイザー)

ブランドのコンセプトを念頭に置き、商品の企画から店に陳列されるまでのプロセスを統括します。

商品の流れ全体を俯瞰できる職種です。

予算も立てるので、単にアパレルの流行に敏感なだけでなく数字に強いことも求められます。

実際に商品を仕入れるバイヤーに仕入れるべきもののコンセプトを伝え指示をすることも仕事に含まれます。

マーチャンダイザーの仕事については、こちらの記事を参考に!

事務

店舗の売り上げを営業成績表にまとめたり、経費の精算その他庶務などの仕事…いわゆる一般事務をします。

他の職種と比較すると、あまりアパレルに詳しくなくても仕事自体は問題無く進行できます。

アパレルに関する専門知識は問われないため、派遣社員などの雇用形態が多いようです。

生産管理

自社の縫製工場の仕事の進行具合、納期を守るための段取り、品質のチェックなどを担当します。

縫製を外注する場合は、納期に確実に間に合うよう納期交渉もします。

企業によっては、品質が一定に保たれているか検品する業務も生産管理の仕事に含まれます。

③会社の業態から考える

アパレルメーカー

商品の企画、生地メーカーから生地を調達、外部工場などに縫製を委託し、小売りに流通を委託する業態です。

商品を直接製造(縫製)せず外部工場に生産を委託している場合でも、生産管理の役割は果たし、且つ商品の企画と原料調達をしている点で「メーカー」と見なされるのがアパレル業界の特徴です。

自社独自のブランドを有しています。

ユニクロなど、自社ブランドを有しながら、且つ海外に自社工場を有しているメーカーもあります。

アパレル小売

アパレル商品の流通・販売に特化した小売業を指します。

百貨店や量販店の服飾売り場、あるいはネットショップのイメージが大きいです。

自社ブランドを持たない、商品の販売だけアパレルメーカーに委託されている業態です。

〇アパレル製造小売業(SPA)

自社ブランドを有し、商品の企画、原料の調達、製造(縫製)、販売まで自社の中で一貫して行う体制をとっている業態です。

ユニクロが有名ですね。

職種の選択肢が幅広く、アパレルのあらゆる業務に関われるチャンスがあるのが魅力です。

関連する業界としてこういったものもありますよ!

生地メーカー

縫製に必要な生地を製造します。

製造の過程には生地に必要な糸などの原料の調達、テキスタイルのデザインも含まれます。

生地見本を各アパレルメーカーに提供し、目に留められた生地を受注して供給します。

アパレル工場

自社工場を持たないアパレルメーカーから縫製の注文を受ける工場です。

いわゆる縫製工場です。

アパレルメーカーは複数の縫製工場から縫製を依頼する工場を選ぶので、納期を守ること・質の高い縫製をすることを続けないと、注文が受けられず経営が成り立たなくなることも。

昨今は安い人件費を求めて海外の縫製工場に委託されることが多く、日本国内のアパレル工場の数は徐々に減っているのが現状です。

④好きなブランドから考える

雇用形態や職種にこだわらず、「このブランドを持つ企業で働きたい、このブランドのここをもっと良くしたい」という確固たる意欲と目標があるのなら、好きなブランドから転職先を考えるのも良いでしょう。

好きなブランドセグメントから考えるのもあり!

ハイブランド?それともカジュアルブランド?

商品一つ一つが比較的高価で富裕層をターゲットにしたブランドと、年齢や資産力に関わらず誰もが気軽に購入できるカジュアルブランドでは、同じアパレルでも雰囲気が異なります。

企画する商品の内容も異なってきます。

ハイブランドの場合、調達する生地が高級で、縫製も手間がかかるものが多いです。

一方カジュアルブランドは広く支持を得られそうなデザインの服をいかに大量にタイミング良く供給できるかがキーポイントで、とにかくライン数の多い大規模な縫製工場に縫製を依頼したり、生地不足にならないよう絶えず生地を購入する、一日単位の納期を設定する、など商品の企画・製造・生産管理面全てにおいてスピード感が求められます。

子供向け?

子供服を扱う仕事をしたい場合は、子供服も扱っている全年齢向けのブランド(例えばユニクロなど)や、子ども用品メーカーの服飾部門(ミキハウスなど)、子ども服に特化したアパレルブランド(ファミリアなど)への就職を目指すと良いでしょう。

⑤給与や雇用条件から考える

給与はいくら以上欲しい?

首都圏で独り暮らしをする場合、大卒の初任給と同じくらいの手取り月給19万円以上は欲しいところです。

扶養家族がいる場合は、手取りで付き22万円オーバーは欲しいですね。

パートタイマーの場合はこの水準を保つのは厳しいです。

自分の収入だけで自活しなければならない場合は、やはり正社員でしょう。

最も安定的に収入を得られます。

残業は少ないほうが良い?

繁忙期だと特に、どの職種でも残業を求められる場合があります。

またデザイナーやパタンナーなどは事務や営業と異なり、時間をかければ仕事が進むという類の仕事ではないので、裁量労働制をとっている企業もあります。

つまり、人によっては標準労働時間を超えた労働でも給与が一定というケースも生じます。

多少無理をしてでも収入を得たい人はあまり気にする必要はありませんが、プライベートな時間も確保したい方は残業時間の多さを気にする方が良いですね。

実際に働いてみないと残業時間の多さは分からないかもしれませんが、インターネットで従業員の実情の口コミが掲載されている場合もあるので、気になる方は情報を積極的に集めましょう。

転勤はあるのか?

特に全国に営業所や店舗を展開しているアパレルメーカーでは、転勤を命じられることが多いです。

頻繁に配属先が変わる店長職をイメージすると分かりやすいですね。

正社員で且つ販売系の職種に就いている場合は、様々な店舗での経験を積ませる目的で特に転勤が多い傾向にあります。

家庭の事情等で転勤が不可な場合、本社勤務が固定しているデザイナーなどの職種を選ぶほうが安心です。

あるいは販売職の中でも配属エリアを限定している「地域限定社員」制度を設けている企業もあるので、そちらの面からアプローチするのも手です。

⑥エリアから考える

自宅から1時間以内のエリアが基本!

通勤時間が長いと、疲労が溜まりやすいのは誰もが感じる通り。

勤務先は自宅から1時間以内で通勤できる場所がベターです。

特に販売職の場合は体力仕事なので、仕事以外で余計な体力を使わないことが体調管理のためにも大事です。

またお店の閉店時間が22時の場合、片づけやレジの締め作業、翌日の準備もあるため退勤時刻が23時を過ぎる場合があります。

もし遠方から通勤している場合は終電に間に合わなくなってしまうデメリットも生じます。

働いてみたいファッションビルからも選ぶのもあり!

ファッションビルには複数のアパレルブランドが展開しているものがあります。

ブランドによって扱っている商品や消費者のターゲット年齢層が異なるので、雰囲気が大分違ってきます。

一度に多くの店舗の雰囲気を感じれるので、自分が好きなファッションビルから働きたい店を一つ選んでみてはいかがでしょうか。

モチベーションが上がりますし、ファッションビルによっては同じビル内の飲食店などの従業員割引があったりするのでメリットが多いです。

おすすめの求人3選

MARcourt、mizuiro indの関東ショップスタッフ求人募集!

https://mothers-industry-saiyo.jp/job/-/info/detail/M0000036

大人の女性向けのカジュアルブランドを展開しているショップスタッフの求人です。

単にお客様に商品を案内するだけでなく、ディスプレイや在庫管理にも携われ、アパレルショップのオペレーションを全て網羅できる、やりがいのある仕事内容です。

こちらの求人では月給が20万円以上で、賞与も年2回あります。

また、アパレルの販売員は休みが少ない傾向がありますが、月9日の休みを確保できる従業員に優しいシフトも魅力です。

配属先の店舗は表参道をはじめ横浜、吉祥寺、丸の内、新宿など仕事帰りのショッピングも楽しめそうな立地です。

アバハウスの事務アルバイトの求人募集!

https://abahouse-recruit.net/jobfind-pc/job/All/1683

メンズ・レディスウェアの企画、製造、販売までを手掛けるアパレルメーカーの事務職アルバイトの求人です。

データ入力、電話応対などの仕事内容です。

社会人経験のある人が優先されますが、アパレル業界未経験あるいは事務職未経験でも頑張り次第で活躍できる土壌が用意されています。

一日七時間以上勤務できれば応募可能で、少し遅めの10時出勤と出社時刻の融通も利きます。

通勤ラッシュを避けられそうです。

また、土日祝日の休みが確保されている、通勤はカジュアルファッション可なのもポイントです。

勤務先も恵比寿エリアなので仕事帰りにお洒落なお店に寄ったりしてセンスも磨け、ファッションに対する造詣もますます深まりそうです。

イチオクの販売スタッフ求人募集!

http://www.ichioku.com/jobtype/sale

店舗販売スタッフ(正社員)の求人です。

イチオクはアパレルの卸売会社で、取り扱っている商品のジャンルは多様です。

エスニック系やゴスロリ系までカバーしています。

一つのブランドにこだわらず様々なジャンルの商品を販売する仕事に就きたい方におすすめです。

何より注目したいポイントは勤務時間が9時から18時と、アパレル店舗としては時間が短めなことです。

アフターファイブも充実した日々を過ごせそうですね。

仕事内容は、接客、ディスプレイ、在庫管理などですが、実力次第では年齢に関係なくバイヤーの仕事も任せてもらえます。

成長することへのモチベーションアップが期待できる環境です。

まとめ

いかがでしたか?

アパレルの転職と一口に言っても様々な職種があり、また様々な働き方があります。

憧れのアパレル業界で働きたい!という方は、まずは自身の目的や重視すべき点を明確にするところから始めてみて下さいね。

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