2021年3月2日

デパート販売員の求人が気になっている方は必見です。

「販売員」と呼ばれる職種の中でも、教育をしっかり受けた丁寧な接客を行うのが「デパート」で働く販売員たちです。

ひと通り何でも揃う「デパート」では、多くの販売員たちが接客にあたっています。

今回はそんなデパート販売員たちに注目して、販売員求人でよくある募集内容や雇用形態による違いなど、気になる疑問についてご紹介していきましょう。

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デパート販売員求人の大まかな仕事内容

大まかな仕事内容

まずはデパート販売員たちの大まかな仕事内容について見ていきましょう。

「販売員」という呼び名でも分かる通り、お客様への接客販売が中心となる仕事です。

デパートの販売員は丁寧で質の高い接客と、柔軟な対応が求められます。

小さな食品一つ取っても、おすすめのポイントなどをきちんと説明しお客様の用途に合わせた商品を選んだり、相応しい梱包を施したりして商品をお渡しするのが販売員の役目です。

その他、商品の発注や数の管理、店舗のディスプレイ、金銭の管理なども行います。

店舗の清掃や商品を置いているバックヤードの清掃なども販売員たちの仕事です。

デパートには沢山のお店が並んでおり、ブース自体は小さいですが、仕事内容は多岐にわたります。

デパート販売員は店舗でどういう役割を求められる?

実はデパート販売員は、そのデパートに出店している企業と雇用関係にあることが多く、デパートと直接雇用契約をしている社員ではありません。

そのため、販売員たちは自分の所属する企業とデパートとの間に入り、連絡事項を伝えたりデパートのイベントに合わせた商品の開発を依頼したりといった役割を求められます。

しかし、デパートとの直接雇用の関係にないからといって、デパート側が全く教育をしないというわけではありません。

お店によって回数や内容は異なりますが、フロアに立つ前には必ずデパートの独自の研修を受けなければいけません。

販売員たちは企業にとってもお店の顔、デパート側にとってもデパートの顔となるのです。

私が実際に受けた研修をご紹介すると

  • デパートの歴史
  • ロゴマークの意味
  • 挨拶・接客の練習
  • 正しい言葉遣い
  • お辞儀の角度
  • クレームが発生してしまったときの初期対応方法
  • 女性のメイク練習

などなど非常に細やかな内容でした。

この研修を経て初めてフロアに立つことができるのです。

デパートにとっても企業にとっても、お客様と直接関わる販売員は「お店を代表する」とても重要な役割を持っていると覚えておきましょう。

デパート販売員求人でよくある募集内容とは?

デパートの販売員は日本全国で多数の求人が出されています。

企業側が募集するので、それぞれ労働条件が異なり雇用形態も様々です。

次に、デパート販売員の求人について詳しく見ていきましょう。

給与相場

デパート販売員の給与相場は概ね月18万円〜24万円ほどの間です。

勤続年数や店舗内での立場によって異なります。

勤続年数に比例して給与が上がっていくシステムで、企業によっては売上高に応じてインセンティブが支給されるところもあります。

勤務時間や休日、残業

勤務時間はデパートの営業時間に合わせた2交代制のところが多いです。

忙しい店舗であっても、一日の労働時間はきちんと守られた8時間ほど。

場合によっては残業が発生する店舗もあります。

休日日数は月に8日〜9日ですが、やはり土日祝日のお休みは難しくなるでしょう。

デパートはお盆休みやお正月休み、ゴールデンウィークなどはもちろん営業しており稼ぎ時でもあるため、販売員はこの間の休みの取得は避けるようにします。

福利厚生

福利厚生は、正社員であってもアルバイト・派遣社員であってもきちんと整えられています。

一般的な社会保険関係は労働日数などの条件が整えば加入できると思って良いでしょう。

安心して働くことができます。

勤務場所

勤務場所はもちろんデパートのフロア内です。

階ごとに取り扱う商品が分けられています。

お隣との距離は近く、近くの店舗の方とは仲良くなったり顔見知りになったりします。

店舗は分かれていますがお互いの仕事内容に大差はないので、お店が忙しい時には協力して梱包を行ったり駐車券の発行やレジなどを手伝ったりもします。

必要なスキルや資格、経験

デパート販売員として働く場合、特に求められる資格はありません。

特別な資格は必要ありませんが、接客のスキルや経験は求められる場合が多いでしょう。

主婦の方であれば学生時代に経験した飲食店のアルバイトなどでも接客経験者として考慮されますので、面接時には伝えるようにしましょう。

接客経験が全くのゼロであっても、大事なのは第一印象です。

にこやかに受け応えできるよう、人あたりの良い対応を身につけておきましょう。

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デパート販売員求人の雇用形態による違い

デパート販売員として勤務している人の雇用形態は大きく分けて三つです。

それぞれの特徴や、応募してから実際に働き始めるまでの経緯などを詳しくご紹介していきましょう。

正社員・契約社員

しっかり稼ぎたい方、安定して長期間務めたい方におすすめの働き方は正社員または契約社員です。

デパートに出店している企業と直接雇用関係を結び、それぞれの出店場所で働くという仕組みになっています。

福利厚生もしっかりと整えられているので、安心して働くことができるでしょう。

正社員や契約社員として働くには時間ない・・・と言う方は、短時間正社員の募集をしている企業もあるのでぜひ探してみましょう。

正社員として働くためにはまず企業の販売員募集へ応募します。

無事採用となった後に勤務場所が決められるのですが、ここが大きなポイント。

必ずしもデパート勤務になるかどうかは分かりません。

例え希望をしていたとしても、企業の持つ路面店への勤務となる場合も少なからずあります。

短時間正社員

正社員や契約社員として働くにはまだ家事に子育てにと忙しく時間がないという主婦の方には、意外とまだ知られていない「短時間正社員」という働き方があります。

読んで字のごとく短い労働時間で働く正規の社員で、期間の定めがないこと、基本給や退職金の算定方法が正社員と同等であることが条件となっています。

まだまだ募集は少ないですが、厚生労働省はこの制度を設けて雇用している企業に助成金を出すなど促進を進めていますので、まずは探してみると良いでしょう。

派遣社員

絶対にデパートで働きたい、路面店へは通いにくいという方におすすめの雇用形態が「派遣社員」です。

派遣社員とは派遣会社を通して企業に紹介され、その企業の店舗で働く雇用形態です。

労働者本人と企業との直接契約ではなく、間に必ず派遣会社が入ります。

実際に働き始めるまでの流れも直接雇用とは大きく異なります。

まずは派遣会社への登録を済ませてから企業との「顔合わせ」を行います。

企業側は派遣労働者を選ぶことはできないので、「面接」ではありません。

しかし実際には呼び名が違うだけで「面接」とほぼ変わりありませんので注意しましょう。

派遣労働者が勤務先を限定することが可できますので、希望の勤務先を伝えておきましょう。

稀に違う勤務先を提案されることがありますが、その際には断っても大丈夫です。

派遣社員としてデパートに勤務することが決まったら、まず正社員と同じようにデパートの研修を受けます。

その後実際にフロアに立ち働き始めるという流れです。

派遣社員のデメリットは雇用が長く続くのかどうかが分からないという点にあります。

基本的に派遣社員の契約は3ヶ月単位で更新されていくので、3ヶ月後に契約の更新があるかどうかは分かりません。

今現在、販売員は人手不足のところが多いので簡単に契約を打ち切られることはほぼないと言って良いと思いますが、勤務態度やお店の雰囲気に合わないなどといった理由で契約が終了する場合も稀に起こります。

勤務態度も良く仕事もしっかりと行う派遣社員であれば、心配ありません。

派遣社員は実は正社員として働くよりも時給が高い場合があるので、しっかりと稼ぎたい方にもおすすめです。

デパート販売員の派遣求人を探すときは、こちらの記事も参考に!

デパート販売員求人についてよくある疑問

最後にデパート販売員求人についてよくある疑問を解決していきましょう。

これからデパートで働いてみようと考えている方、ぜひ参考にしてみてください。

やっぱり土日祝日は休めない?

基本的には土日祝日は出勤となる場合が多いです。

特に正社員となると毎週土日休みということはとても難しくなります。

デパート内には沢山のお店が入っているため、一つ一つのお店のブース自体が小さく、そこに所属する販売員は多くても5人程度です。

シフトを組んで交代で休みを取っていきます。

勤務表はそのお店の店長が作成するところがほとんどですが、やはり週末必ず休みたいという希望は通りにくいと言えます。

忙しい時期はある?

取り扱う商品にもよりますが、やはりデパート全体で忙しい時期はあります。

年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などはデパート自体の集客数がとても多いため、やはり忙しくなります。

この時期は販売員たちも全員出勤しているお店がほとんどです。

休み希望は通りにくいでしょう。

求められる人物像は?

デパート販売員は必ずしも経験者である必要はありませんが、いくつか欠かせない要素があります。

明るく人見知りをしない人

まず一番重要な要素が、デパートの雰囲気に合った明るく人見知りをしない人です。

デパートの販売員はお客様が持ってきた商品をただお会計するといった仕事内容ではありません。

お店が沢山並んでいる中で、自社の商品をお客様におすすめすることが売上を伸ばすためには欠かせません。

そのため人見知りをせず、自分からお客様に積極的に声をかけられる人が向いており、現場でも求められています。

何かしらの接客経験がある方は、採用の際に大きなアドバンテージとなるでしょう。

清潔感があり小綺麗に身なりを保てる人

デパート販売員は身なりについてとても厳しく指導されます。

爪の長さ、髪の色、身につけるアクセサリーなどはもちろん、制服の着こなしや名札を付ける場所まで全て細かく決められています。

身なりを整え、清潔感のある装いでフロアに立つことが重要となります。

感情が顔に出ない人

デパート販売員の仕事を続けていると、お客様からのクレームに直面することが度々あります。

沢山のお客様がいらっしゃる場所ですから、忙しい時に販売員のミスでご迷惑をおかけしてしまうこともあります。

また、お客様の中には高いレベルの接客を求められる方も多いのでご指導を頂く場合も多々あります。

どのような場合でもデパートではお客様第一。

できかねる対応はその旨を伝えても良いのですが、表情ひとつで印象は大きく変わります。

どんな時でも誠実に対応し、フロアに立つ間は感情が顔に出ない人物が向いていると言えるでしょう。

デパート販売員の仕事は覚えることは多い?

デパート販売員の仕事は覚えることは意外と多いです。

取り扱う商品のことはもちろん、並行してデパート内のことも覚えなければいけません。

お客様にデパート内の案内をしたり、違うフロアで行われている催し物などについて説明したりすることもあります。

また、デパート独自のクレジットカードのご案内や独自の決済方法があるので、慣れるまでは大変です。

とても最初から覚えられる量ではありませんので、少しずつ覚えていけば大丈夫です。

面接では何を訊かれるの?

これは企業によりますが、まず応募動機や働ける日数、接客経験の有無は必ず訊かれる事柄です。

その後希望の勤務先や、自宅から通える範囲での転勤が可能かなどの質問がされます。

しっかりと準備を整えておきましょう。

残業はある?

残業の有無は店舗や時期によります。

大きな駅と隣接しており、年間を通して集客力のあるデパートであればやはり残業は発生します。

しかし、基本的にはシフト制なるので、時間になれば仕事を終えることができます。

また、派遣社員の場合は残業することなく決まった時間で仕事を終えられることが多いようです。

それ故、子育て中の主婦の方や学生さんなども多く働いています。

まとめ

今回はデパート販売員の仕事についてご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

いつ訪れてもにこやかに対応してくれるデパート販売員として、あなたも働いてみませんか?

楽しそうにお買い物をされるお客様の姿を見るのはとても嬉しく、やりがいのある仕事です。

ぜひ応募してみてください。

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