求人雑誌に目を通すとなんとなく想像のつく仕事もあれば、文章からだけでは中々イメージが湧かないモノもありますよね。

例えば仕事の紹介欄に「簡単な軽作業」などと載ってる求人をよく見かけますが、どう簡単で、どんな軽作業なのかは詳しく書いておらず、どんな仕事するんだろう?と思ったことはありませんか?

実際働いてみたら自分には結構難しく、重労働だと感じてしまう作業が含まれているかも知れませんし、もしそうならどうしようと考えてしまうとその募集に応募するのも二の足を踏んでしまいますよね。

今回は、全国的に多い『ホテルの客室清掃』の求人についてご紹介します。

私が数年働いたホテルの客室清掃の仕事がどのようなものだったか経験談と共に紹介しますので、これから客室清掃の仕事を始めてみようと思う方や興味のある方は是非参考にしてみて下さい。

ホテル客室清掃のおおまかな仕事内容

ホテルに泊まった事がある方ならお分かりいただけると思いますが、宿泊先のホテルの部屋に最初に入った時、部屋は綺麗で清潔な状態ではないでしょうか?

そしてその部屋で1泊か2泊して部屋を出るとき、その部屋の寝具やアメニティなどは活用した状態になっていることと思います。

客室清掃とはこの活用してある部屋の状態を部屋を使う前の状態に巻き戻すような作業をする仕事です。

次にお泊りになるお客様が今お部屋からチェックアウトされたお客様と同じように満足してお部屋を使えるよう清掃しアメニティなどの補充をします。

ホテルの客室清掃にはどんな種類があるの?

基本的には勤務先となるホテルの客室の清掃が主になります。

2人1組で1部屋の掃除を担当する職場もあれば、私が働いていたホテルではシングルやツインの部屋は1人で清掃し、角部屋などの大きな部屋は2人で組んで清掃するなど部屋に合わせた清掃スタイルがある場所もあります。

他にも使用済みで回収されてきたタオルやシーツをまとめて回収する担当を設けている職場もあるようです。

また場所によって呼び方が違うかもしれませんが、私が働いた職場ではインスペクターと言う清掃が終了した部屋の最終確認をし、問題が無ければお客様を案内できる旨をホテル側に連絡する役職があります。

これはそのフロアの責任者の仕事で主に社員の方やベテランの方が担当していました。

ホテル客室清掃でよくある募集内容とは?

ホテルの客室清掃で圧倒的に多い募集が午前9時から午後4時までの募集です。

これはホテルのその日のチェックアウトと次のチェックインまでのお客様がホテル内に居なくなる時間帯に清掃をするからです。

そのため、1日4時間~、週3日~OKなどその時間に隙間の時間があるであろう主婦・主夫の募集が圧倒的に多く、人材としても人気が高いです。

またアルバイトの場合、比較的働く時間が長時間になりにくい仕事内容のためフリーターなどアルバイトで生計を立てる人が勤務しやすいようにWワークを全面的に許可してる募集や日常生活の清掃ではベテランのスキルを持っている50代60代の主婦の方を歓迎している募集も目立ちます。

給与相場

首都圏の客室清掃のアルバイトの時給相場は1000円から高いところでは1400円と数あるアルバイトと比べてもなかなか高額。

勤務時間は短いものの隙間時間のアルバイトと考えれば高い方です。

勤務先によっては1部屋いくらで換算され、こなした部屋数の数によって収入が変動する職場もあります。

同じ1時間でもこなした部屋数が違う!と言う個々の仕事量の差で起こりうる不満を解消するための対策の一つです。

時給自体も大切ですが、先述したような給与形態にはどれも一長一短あります。

自分の考えに合った働き方を良く考えてから選びたいポイントの一つです。

勤務時間や休日、残業

勤務時間は夜間や夕方の募集がある場合もありますが、だいたい午前9時くらいから午後4時くらいまで。

残業は繁忙期や人手不足があった場合などの不測の事態が無い場合は基本的には定時に終了します。

勤務はシフト制が多く週3から週5、週2からOKな募集もあり比較的自由度は高めです。

待遇・福利厚生

社会保険完備、制服貸与、有給、昇給、交通費支給(全額もしくは規定額)などの条件はほとんどの募集で明記されています。

他にも業績によりボーナス、従業員割引、マッサージが1回無料などその職場特有の待遇などもあるようですので、職場選びの際は欠かさず目を通しておきたいポイントです。

勤務場所

勤務場所はホテルの多くある観光地、歓楽街、ビジネス街など様々ですが大体が駅チカのアクセスが便利な場所です。

私の働いた職場では大きなホテルだったのでホテル内にある清掃事務所に出勤し、そこで今日受け持つフロアを確認し移動、清掃すると言う形をとっていました。

大きなホテルではホテル内にそのまま清掃会社の事務所があり職場と現場が同じ建物(ホテル)と言うのも珍しくないようです。

求められる人物像

ではどんな人が客室清掃に向いているか私の経験も踏まえてご紹介します。

時間を守れる人

客室清掃がお客様の居ない時間帯に清掃をするのはなぜでしょう?

正解は簡単、次のお客様をお迎えする部屋を用意するためです。

私が清掃していた職場ではすでに次の予約が入っている部屋はその情報が表示され優先的にその部屋から清掃するシステムになっていました。

このように清掃を終わらせなければならない時間が決められていることがほとんどで、終了時間が決まっている以上その時間内に仕事を終わらせる必要があります。

遅刻や急遽休むなどのイレギュラーを起こさないよう注意でき、かつ時間を考えた動きが出来る方は重宝されるはずです。

綺麗にするのが好きな人

客室清掃の弱点と言いますかありがちな失敗は仕事に慣れてからです。

自分が使う部屋ではないので仕事が長引いたり、忙しかったりするとつい手を抜いてしまう方もいるようで、結局そう言うお部屋からはほぼ確実に利用者の方からお叱りの声をいただきます。

仕事は毎回同じ清掃ですが、泊まられる方は毎回違います。

いつもと変わらず綺麗で清潔な部屋を用意するのが客室清掃の仕事です。

次に泊まる方が気持ちよく泊まれるような清掃が出来る、自分の清掃で綺麗になった部屋を見てすっきりする、そんな取り組み方が出来る方にオススメです。

必要なスキルや資格、経験

特に必要な資格はありませんが、一度でも客室清掃の仕事をしたことがあると経験者として優遇される事が多いです。

客室清掃では風呂やトイレ、室内の清掃に加えてベットメイキングのやり方を覚える必要があります。

ベットの種類によってシーツの大きさや整え方が違ったりするため初めての人は研修期間が必要になります。

そのノウハウを経験しているかどうかと言う点は客室清掃の仕事をするときにとても重要視されます。

ホテル客室清掃のおすすめ求人のポイント

客室清掃の求人は沢山あります。

その中で私が思うオススメ求人のポイントはこちらです。

初めての客室清掃はオープニングか大量募集が良い

客室清掃にはベットメイキングを含め研修が必要な清掃方法があります。

初めての場合はまずは自分と同じスタートラインの方々と共に同じやり方を学び、基礎を徹底的に覚えることをオススメします。

慣れてくると自分なりの方法が自然に出来るようになります。

基礎の部分を覚えてしまえば地域や環境が多少変わったとしても客室清掃の仕事で応用が利くようになります。

せっかく働くのですから今後も活用できるスキルにするつもりで初めの一歩は丁寧に基礎が学べる新人が多い募集を検討してみるのがオススメです。

経験者は働き方、時給面などに注目

経験者を優遇している求人は結構多いです。

即戦力となるスキルを体得しているはずですので遠慮せず面接などで経験者であることを伝えてください。

また時給は比較的高いほうではありますが実働時間が短く高収入には中々繋がりにくいです。

時間帯などに問題が無ければ責任者やサブリーダー、指導係などの少し責任ある役職からスタートしてみても良いかも入れません。

働きぶりによっては社員登用したくなる職場も出てくるかも知れませんよ!!

福利厚生がしっかりしているところを選ぼう

なんだかんだ言って体力勝負な部分も重要になってくる清掃の仕事。

当然客室清掃でも同じです。

ベットメイキングではシーツを代えるためにベットを動かしますし、トイレや風呂の掃除も数部屋続けばそれなりの重労働になってきます。

そんな職場において労災などの補償やケアがしっかりしているかと言うのは最重要です。

また夏場などには汗だくになることも多いです。

ユニフォームを用意してくれている制服貸与が明記してある職場を選んだ方が働き出してからも仕事着に困らなくて済むのでチェックを入れておきましょう!

自分にあったホテル客室清掃求人の選び方や注意点

以上のことから客室清掃の仕事を選ぶときのポイントをご紹介します。

【選び方①】雇用形態から探す

社員、アルバイト共に募集している求人では働きによりバイトから社員に雇用されると言ったケースもあります。

しっかり働きたい方は社員とアルバイトを同時に募集している求人に注目しても良いかもしれません。

逆に他にやりたいことがある方やあくまでも隙間の時間を有効活用するためと割り切って働きたい方、他のバイトでも稼ぎたい方はWワークOKの求人を選ぶことをオススメします。

【選び方②】職種から探す

責任者やサブリーダーなどになった場合の仕事は清掃後の客室のチェックから消耗品の管理・発注、労務管理にシフト管理と清掃以外の仕事も任せられます。

一方アルバイトなどが従事するのは基本的に客室清掃のみです。

自分の働き方はどちらが合っているのかを良く考え検討してください。

ただどちらにしろ客室清掃が一通り出来る研修期間を終えてからの話になります。

【選び方③】会社の業態から考える

一箇所の現場で固定と派遣といった毎回現場が違う働き方が選べます。

自由度が高い働き方は派遣ですが臨機応変なスキルが必要です。

自分のスキルに見合った業態を選びのため求人の内容、業態にもしっかり目を通しましょう。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

都心部やホテルの高級度により時給は高くなるものの求められる仕事の内容も当然高くなります。

時給以外に雇用条件や待遇などしっかり見比べて自分が納得できる職場選びが必要です。

【選び方⑤】エリアから考える

アクセスがしやすい場所に現場が多いのが客室清掃の仕事です。

よりストレス無く通勤でき、出来る限り交通費支給規定内の場所から選ぶと働きやすく続けやすい職場になるはずです。

注意点

基本的に体力を使う仕事です。

自分の体力を過信せず、仕事の大変さを過小評価せず、少しずつ自分のスキルにしていくつもりで取り組んでください。

私はこの仕事のおかげで少なくとも3キロは痩せました。

ホテル客室清掃求人の仕事がおすすめな理由

隙間時間でいつでも働けるスキルが身につく

一度客室清掃を経験しておけば今後どこの場所でも多少年齢が高くなっても働くことが出来るスキルを身に付けた事と同じになります。

今後のためにも一度は経験しておいて損は無いでしょう。

痩せます

フィットネスクラブに通ってするような激しい運動はありませんが続けていくうちに体がシェイプアップされるようです。

楽な仕事ではないですが60代の方もバリバリ現役で働いてらっしゃいました。

普段の生活に運動が少なくなったなぁと思っていたら週2回からでも試してみても良いかもしれません。

同時にお金も稼げちゃいます!

隙間の時間の活用

隙間の時間を活用できると言うことはメインにしたい時間はもっと有意義に使える時間になっていると言うことです。

短時間の仕事でもしっかり働き続ければ金銭的な面でも大きく自分を助けるモノになるはず。

本当に達成したい目標が他にある方にとっても隙間時間を有効利用できる客室清掃の仕事は大きな味方になるかもしれませんよ。

ホテル客室清掃求人についてよくある疑問

未経験でも応募できる?

出来ます。

誰でも最初は未経験者、踏み出して研修からスタートしてみましょう。

残業って多いの?

ほとんどありませんが繁忙期は残業をお願いされる場合もありました。

社員は清掃の進行状況などによりまちまちだったように覚えています。

シフトの自由度ってどうなの?

自由度は高めですし急遽の場合にも寛容に対応してくれたように思いますが、あくまでも普段からの働く姿勢であったり、最低限の約束を守ると言う前提あっての話だと思っておいてください。

まとめ

客室清掃の仕事がぼんやりと、でもどういった仕事かお分かりいただけたでしょうか?

仕事である以上大変なことは勿論ありますが隙間の時間に働けると言うメリットは様々なアルバイトの中でもよい条件だと思います。

自分が新たに何かに挑戦したり、もっと時間を有意義に使いたいと考えたときそれを支える仕事にもなりえると思っています。

いま何かに踏み出そうとしている貴方の選択の一つに是非検討してみてください。


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