2021年3月5日

リフォーム施工求人が気になっている方は、参考までにこの記事をご一読いただければと思います。

今回は、リフォームの現場で実際に解体や組立て、取り付けなどの作業を行う「施工店(工務店)」についてご紹介します。

リフォーム施工求人の詳しい仕事内容から、給与相場や休日、おすすめの求人ポイント、気になる疑問などを施工店の経験者が詳しくお話しさせていただければと思います。

リフォーム施工業に興味のある方は是非最後までご覧ください。

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リフォーム施工求人にはどんな仕事があるの?

リフォーム関連の仕事ではお客さんからリフォームの案件を取ってくる営業の仕事や、商品を製造するメーカー、商品を販売する商社、既存の設備を廃棄処分する産廃業者、解体作業、下地の造設、組み立て作業を行う施工業者など多くの業者、業種の人間が関わります。

その中でも今回は施工業者にスポットを当ててご紹介します。

現場調査

リフォームの案件を営業の人間が取ってきたら、実際に現場に出向き現場の調査を行います。

現場調査では作成された図面通りに商品の取り付けができるか「寸法(間口)」の確認を行ったり、解体を行うことのできない柱などが干渉していないかの調査や必要な個所の下地の有無の確認、電気の配線や湯水の配管の位置を確認をします。

現場調査で全ての項目に問題がないことを確認したら、営業の人間は商社に商品の発注を行います。

現場調査の人間は自社に戻り、その現場に実際に行く人間に現場の状況を図面を交えながら落とし込み作業を行います。

現場調査は工事の問題点を発見・指摘し工事をスムーズに進めるための最終確認をする仕事なので、大きな責任を伴います。

養生

現場に着いたらまずは養生を行います。

床や家具に作業中に傷が入ってしまわないように養生板を使って養生を行います。

作業中はホコリが立ちますので、必要箇所にビニールを掛けたりもします。

お客さんからのクレームやトラブルにも発展し兼ねないことなので、養生は確実に行わなければなりません。

解体

既存の設備や機器の解体作業を行います。

必要な個所のみ確実に解体を行っていきます。

余計な部分を壊したり傷を入れてしまわないように注意が必要です。

また、振動によって家具の転倒や落下が起きないようにしなければなりません。

解体作業では新しい商品を取り付けるための寸法を確実に確保します。

下地の造作

必要な個所に下地が入っていなかったり、経年劣化により必要な強度が得られない場合には新規で下地を造作しなければなりません。

基本的には木材と合板(ベニヤ板)を使って造作します。

木材を切断する時には切粉が出るので小まめに掃除します。

必要寸法通りに切断した木材や合板は、材質や場所に適したビスを使ってしっかりと取り付けを行います。

下地の出来は商品の出来を左右する要素の一つなので、確実に取り付けを行います。

配管と配線

商品に適合させるために、電気の配線や湯水の配管、ガス管の位置を変更したり増設したりします。

解体作業で配管が見えるようになったら水漏れの確認や劣化具合を確認し、必要であれば配管や電線自体の入れ替え作業を行います。

配管や配線は普段は見える場所ではないので、漏水や漏電事故を起こさないように確実に慎重に作業を行います。

商品の確認

商社に発注した商品が現場に届いたら色や仕様、オプションの有無、傷の確認を行います。

受け取りのサインを行う前に確認をしなければなりませんので、事前に仕様などの情報は図面を通して頭に入れておきます。

商品の取り付け作業

商品の取り付け手順を守りながら、強度や水平を必ず保てるように取り付け作業を行います。

現場によってはマニュアル通りの手順では取り付けが行えない場合もあるので、加工や工夫をしながら作業を進めていきます。

取り付け作業中にも傷を入れてしまわないように、商品に養生を施しながら作業をします。

コーキングの打設

商品の取り付け作業の最後、必要があればコーキング(シリコン)の打設作業があります。

コーキング作業とは、水やゴミが隙間に入り込んでしまわないようにコーキングを打設して隙間を埋める作業を指します。

機能性、見た目の美しさ、清潔さが要求される作業なので、慣れるまで時間が掛かる作業の一つでもあります。

コーキング作業ではマスキングテープ、コーキング、余分なコーキングを取るヘラを用いて作業を行います。

清掃

施工業者の最後の仕事は現場と商品の清掃作業です。

「来た時よりも綺麗にする」というのがリフォーム施工に於いて基本的な方針です。

作業で発生したゴミやホコリの掃除、商品をアルコールなどで拭き上げる清掃があります。

美しく清潔な状態でお客さんに引き渡しができるように心掛けるようにします。

リフォーム施工求人でよくある募集内容とは?

ここでは、よくある募集内容について詳しい実態をご紹介します。

求人サイトだけでは充分に理解することのできない項目が多くあり実態が分かりづらいということがあると思いますので、こちらの項目をご参考に求人の比較・検討をしてみることをおすすめします。

職種

解体作業を行う解体業者、下地を作る大工、配管工事などを行う設備業者、組み立て作業を行う施工店、壁のクロスを張り替えるクロス屋などがあります。

会社によっては複数の業務を請け負っている場合もあります(これらを総称して施工店・工務店・施工業者とも呼びます)。

それぞれの職種によって作業内容は全く異なりますので、自分のやりたい仕事、自分に合った職種を選択できるようにします。

給与相場

職種によって異なりますが、施工業者(工務店)の給料相場は概ね月25万円~40万円ほどになります。

私の知る範囲ではボーナスを用意している会社はほぼありませんので、年収は300万円~500万円ほどと決して高いものではありません。

しかし、施工店に勤めている人間の多くは独立開業を目指しています。

技術や知識、経験を得るまでは高い給料を手にすることのできない実力社会でもあります。

勤務時間や休日、残業

作業時間は基本的に9時~17時です。

その作業に間に合うように出勤、退勤があるので現場の場所によって異なりますが拘束時間は7時~19時くらいです。

休日は日曜日、祝日です。

加えてゴールデンウィーク、夏季休業、シルバーウィーク、年末年始に連休があります。

早出残業はあります。

福利厚生

労災や雇用保険・健康保険・厚生年金といった社会保険が完備されていることがほとんどです。

健康保険については、土建国民健康保険組合などの建設国保に加入する場合もあります。

福利厚生はあまり充実していない傾向にありますので、事前に必ず確認をするようにします。

求められる人物像

若く、やる気のある人材が求められています。

また、お客さんの家に上がる仕事でもありますので、ある程度のコミュニケーション能力や清潔感のある人が求められています。

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リフォーム施工のおすすめ求人のポイント

似たような求人内容が並んでいますが、ここでは経験者の私がその中でもおすすめできる求人のポイントをご紹介します。

このポイントをクリアしている企業はある一定の判断基準にすることができると思います。

施工店の中でも労働基準法に違反している所謂「ブラック企業」も存在していますので、しっかりと見極めることが重要です。

資格支援

リフォーム施工には資格の取得は欠かせません。

続けていく上で有資格者でないとできない仕事が多いからです。

電気や水道、ガス機器の設置などはそれぞれに資格が必要となります。

そのため、個人に対して会社が資格の支援を行っているかどうかというのは大きなポイントとなります。

資格を取るための講習費、受験料を会社が負担してくれる所は優良企業と言えます。

仕事量が安定していて受注量も多い

施工店、工務店は仕事の量が安定していない場合、給料が日給制であれば影響が出てしまいます。

仕事の量が安定しているというポイントは絶対に無視できません。

その会社が毎日安定して稼働しているのかを確認しましょう。

会社によってはホームページで仕事の実績を掲載している場合もあります。

また受注先が大手のハウスメーカーや大手ガス会社などの場合は、安定して仕事が入っている傾向にあります。

昇給に関してしっかりと規定されている

下働きをしている期間は給料が低い傾向にあります。

経験を積めば出世して給料が上がる体制が整っている必要があります。

例えば人員が少なすぎる場合、経験を積んでもいつまで経っても出世ができずに給料が上がらない場合があります。

人員が少ない場合でも会社が今後成長して人が増える見込みがあれば出世が早いこともあるので、しっかりと見極められるようにしましょう。

リフォーム施工の仕事についてよくある疑問

建設業に対する一般的なネガティブイメージの真偽や疑問について経験者がご紹介します。

元々は事故率の高い業種ではありましたが、安全基準の引き上げ、企業努力によって年々事故率は大幅に減少しています。

しかしながら、建設業に対してあまり良いイメージを持たない方が多いのではないでしょうか。

そういうイメージを前提とし、多くの人が考える疑問についてご紹介します。

キツい、汚い、クサイの3Kは本当?

現場にもよりますが3Kの仕事であることに間違いありません。

しかし、衛生観念の向上や便利な工具の登場によって昔よりは随分と改善されています。

怒鳴る人とか怖い人は多い?

建設業というと現場で怒鳴り声がしていたり叩かれたりするというイメージがあるようです。

しかしそれは昔のイメージであり、現在は作業員の安全に重きを置いている会社が多く、そういった会社や人は淘汰されています。

また、業界全体で若い人材が不足しているため若い芽を大切に育てるという意識も強い業界です。

勉強が苦手な人でも簡単にできる?

施工現場に於いて、空間把握能力や寸法の計算が必要となります。

また、実際に入社したら、電気や水道といった国家資格の取得、機器設置や商品取り付けの講習など学ばなければならないことも多くあります。

加えてメーカーは常に新しい商品を開発・発表しているので、新しい情報を覚えていかなければなりません。

資格の有無によっても仕事の範囲が決まるため、給料にも大きく影響します。

したがって、現時点で勉強をしてこなかった人でも入社してから勉強をする必要があります。

そういう意味で、勉強が苦手な人や勉強嫌いな人には向いていない仕事と言えます。

工具は揃えなければいけないの?

電動ドライバー(インパクトドライバー)やバール、ハンマーなど必要な工具は多く、値段もとても高いです。

全てを揃えるために数万円もの費用が掛かってしまいます。

また作業を行う際に着用する作業衣や手袋など消耗品も多くあります。

会社によって工具の貸与や作業衣の支給の有無は異なりますので、必ず確認をするようにしましょう。

入社の際に必要な資格は?

入社の際には普通自動車の免許があれば問題ありません。

事前に電気や水道の資格を勉強しても取得には実務経験が数年必要な規定がある場合がほとんどなので、実際にすぐ取得することは難しいからです。

反対に、入社してから勉強をして取得しなければ仕事にならない資格は多いです。

ブラック企業は多い?

実はリフォーム業を開業するのに必要な資格はありません。

そのためどんな人でも業界に参入することができます。

住宅に関しての仕事は大きなお金が動くことが多いので詐欺まがいの行為を行っている会社も存在しているのも事実です。

また、違法な残業や営業を強制する会社も多くあります。

求人情報だけではその実態を理解することは難しいですが、実際に入社してみて「おかしい」と感じた場合にはすぐに退職を行い労基署に通報を行うようにしましょう。

まとめ

少子高齢化の社会に伴いますます注目を集めている「リフォーム施工」の仕事ですが、会社によってピンキリであるというのが実際のところです。

独立開業を目指している人ならしっかりとした技術を持った会社、その会社で家族を養っていこうと考えている人は将来性のある会社に就けるようにしなければなりません。

そのため、求人サイトで仕事を探す場合には様々な会社をピックアップして比較検討しなければなりません。

求職中の方はこのページでご紹介させていただいたポイントを考慮してみることをおすすめします。

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