少子高齢化に伴い、バリアフリーを目的とした住宅作りや、不動産の資産価値の維持、老朽化による修繕を伴った改修工事など、リフォームには様々な目的があります。

新築の注文住宅ではなく中古の物件を買い、リフォームを施して安く買う方法などが近年注目されています。

今回はリフォーム求人で現場に携わる施工店を中心に仕事内容やおすすめポイントなどをご紹介します。

リフォーム会社のおおまかな仕事内容

大手のガス会社や販売店が顧客から依頼を受けて、施工店に依頼が入ります。

施工店は依頼を受けた現場に出向き、リフォーム作業を行います。

営業、発注と施工は別の会社が行います。

大まかな仕事内容は、既存の設備(お風呂屋やキッチンなど)の解体、電気や水道の配管、取り付け作業となります。

リフォーム会社でよくある募集内容とは?

リフォームを始めとした、建設業界は常に人手不足の状態です。

特に若い人材が極端に少ないのが現状です。

そのため募集に関してはかなり規定が緩く設定されている所が多いです。

大学や高校卒業の資格が無くても、最終学歴が中学校卒業の人でも積極的に採用を行っています。

未経験者でも35歳くらいまでなら、多くの求人があります。

給与相場

正社員で月給制の場合は総支給額が24万円(手取り19万円)から35万円くらいが相場となっております。

会社によっては日給制を採用しているところもあります。

日給制の場合、その会社の仕事の受注量を知っておかないと、休みばかりで給料が増えないという場合もあるのでご注意ください。

勤務時間や休日、残業

現場によって集合時間は異なりますが、基本的に作業は9時から始まり、12時から13時まで昼休憩があり、17時で現場を離れ会社に帰るというのが一般的な流れです。

10時と15時には10分ほどの小休止があります。

休日は基本的に日曜日と祝日となります。

年末年始、ゴールデンウイーク、お盆は連休があります。

リフォームの現場で働く人は会社と現場の距離によって早出、残業があります。

施工者の技術力によっては、施工時のミスによる水漏れや電気関係の欠陥があった場合など、緊急性がある場合は休日にも出勤しなければいけないケースもあります。

福利厚生

保険は東京土建(東京土建国民健康保険組合)に加入します。

年金は厚生年金に加入しています。

資格支援や社員寮を採用している会社もあります。

肉体労働者は社会保険に加入出来ず「怪我と弁当は手前持ち」という時代は何十年も前に終わっていますので安心して下さい。

勤務場所

施工店で働く人は現場で作業を行っていますので、毎日のように違う場所に出向いています。

施工店に多くの人が在籍していたとしても、ひとつの現場には大体2、3人で向かいます。

施工内容や施工場所によって、人数や日数は多少の前後があります。

違う現場に毎日出向いていますが、特定のエリアを中心に現場を回っています。

基本的には会社を起点として車で移動が出来る範囲で現場があります。

会社や時期によって異なりますが、概ね5kmから30km程度となります。

これを車で移動をすると30分から1時間30分くらいになります。

つまり、9時に現場作業が始まるので、8時40分くらいに現場到着をするように会社に集合をすると朝は7時から08時くらいに出社という事になります。

求められる人物像

リフォームの現場は人が住んでいる一般家庭で行われる事が多いため、昔のような「職人」というイメージからは離れつつあります。

清潔感や言葉遣いなどのサービス面に力を入れている会社が多くなっています。

それに伴い、大手のガス会社や販売店、メーカーが主催する勉強会も実施されています。

経験を積んで技術を身に付けるのはもちろんですが、「あいさつ」「身だしなみ」「言葉遣い」も重要視されています。

パソコン作業や事務仕事よりも身体を動かして仕事をしたい人に向いています。

慣れない内は筋肉痛に悩まされる事もありますが、怪我に注意していれば3か月もすれば慣れていきます。

コミュニケーション能力もある程度必要となります。

リフォームにはお客様の目的と要望があります。

それを叶えるためにお客様や現場の責任者とコミュニケーションを取り、求められている事を把握して仕事を収めていかなければなりません。

ちなみに、一般家庭の設備の入れ替え工事を行う場合、2日から3日、長くても7日程度で終了します。

その度に新しいお客様の家に行き工事をするので、必然的に「あいさつ」などの最低限のコミュニケーション能力が求められます。

リフォームの仕事が向いている人の特徴は、こちらの記事を参考に!

必要なスキルや資格、経験

普通自動車の免許が必要です。

入社してから現場で経験を積み、「ガス機器設置」や「電気工事士」「給水装置工事主任技術者」の資格を取得していきます。

国家資格や民間資格以外にも、メーカーが独自で規定している社内資格を取得していく必要があり、入社してからも資格の勉強は常にあります。

資格を取ることで現場責任者や独立に繋がり、キャリアアップが可能です。

リフォーム会社のおすすめ求人のポイント

リフォーム会社、特に少人数の施工店はホームページを設けていない会社も多くあります。

そのため、求職者にとっては求人内容がその会社を判断する大きな材料になります。

ここではいくつかのおすすめ求人のポイントをご紹介します。

若手の育成に力を入れている

若手の育成は会社にとって先行投資です。

お金と時間を掛けて若手の育成をしている会社は、ある程度の余裕がある会社です。

仕事が回っている(余裕のある)会社は社内の雰囲気が良いという特徴があります。

取引先が明確で仕事量が安定している

仕事の受注先が大手ガスメーカーやハウスメーカーである場合、仕事が安定している傾向にあります。

また、受注先が大手の場合は人脈を作っておくと転職や独立の際にも有利になります。

得意分野や専門分野に力を入れている

人数が少ない会社では、お風呂屋やキッチン、洗面などの水回りを得意としている会社や、フローリングの張替えや天井、壁の木工事を得意としている会社など、得意分野や専門分野を持っている会社がおすすめです。

得意分野や専門分野を持っている会社は受注先からの信頼も高い傾向にあります。

また、そのような会社に勤務していると、しっかりとした専門的な知識や技術が身に付きます。

資格の取得に前向き

リフォーム業をするにあたって、資格はとても大事な要素のひとつです。

建築士や電気、ガス、水道、最近では福祉住環境コーディネーターなど様々な資格があります。

会社によっては講習を受ける事が出来たり、その資格取得に掛かる費用を全額負担してくれるところもあります。

資格の取得も会社にとっては先行投資ではありますが、資格の取得に前向きであり、協力的な会社はおすすめのポイントです。

人間性や仕事場の雰囲気を大事にしている

「働きやすい仕事場」「人間性重視」「職場の雰囲気」を大事にしている会社はおすすめです。

求人で「人を大切にしている」と感じられる会社を選ぶようにしましょう。

会社によっては人を「駒」としか見ていない所謂ブラック企業も存在するのも事実です。

リフォーム会社についてよくある疑問

リフォーム業界に限らず、未経験の業界に足を踏み入れる事は不安が付きものです。

ここでは実際によくある疑問やイメージの真偽を中心にご紹介します。

少しでも不安を取り除き、就職や転職の際の判断材料としてご活用下さい。

未経験でも大丈夫?

現場としては即戦力になる人材が求められていますが、会社としては未経験者も歓迎しています。

建設業に於いて、資格を要するような専門的な知識を必要とする作業以外の事は、基本的に現場で覚えていきます。

工務店によって会社の方針や作業方法(カラー)は全く違うので、会社に入ってから現場に同行して覚えていくというのが基本になります。

そのため、未経験者でも全く心配ありません。

怖い人が多いの?

施工店というと怖そうな人が多いイメージはあると思います。

ですが前述した通り、お客様に対するマナー向上の教育を始めていたり、マナーの悪い工務店に仕事が回らなくなったりしています。

そのため、対外的に怖い人がいる工務店は淘汰されています。

ちなみにここで言う「怖い人」は暴力的な人や乱暴な人などを指しています。

危険な事が多い?クサイキツイ汚い「3K」は本当?

就業中の事故発生件数はここ10年程でジワリジワリと下がっています。

それは安全に対する意識の改善や、危険物、危険個所に対する知識の向上を計った教育や、安全基準が高くなったからです。

しかし基本的に空調は無く、冬は寒く、夏は暑いという面ではキツイ事も多くあります。

ホコリなどが身体に与える影響を考慮して、防塵マスクや防振手袋の着用を義務付けている現場も増えてきました。

リフォームという性質上、解体時は汚い事が多いですが、リフォーム後は新品の設備を取り付けるので、そこに汚さはありません。

現場で使う道具って高いけど買わなきゃいけないの?

電動のインパクトドライバーは買うと2万円ほど掛かります。

その他にも最低限持っていないといけない道具はいくつもあり、一式揃えるのに何十万円とお金が掛かってしまいます。

会社によって「持ち出し(自分持ち)」の所もありますが、基本的には会社の道具を貸してもらえます。

未経験者歓迎を謳っている会社は「道具の貸与」があると思って大丈夫ですが、求人欄や面接の際に道具の貸与があるのか必ず確認をしましょう。

資格は取っておかないといけない?

建設現場で必要となる資格の多くは「実務経験◯年以上」としています。

そのため、筆記の勉強は予め勉強をする事が出来ますが、就業してから資格を取得する事になるので、資格は持っていなくても問題ありません。

しかし実務経験が無くても資格を取得する事が出来る専門学校や職業訓練校といった例外もあります。

プライベートはちゃんとある?

その日の現場によって、朝は早かったり遅かったりしますが、基本的に現場は9時から17時となっています。

現場を出て、一旦会社に行き退社時間は概ね19時から20時位です。

春夏冬には連休があり、プライベートを充実させている人はとても多いです。

リフォーム会社ってこれからも需要あるの?

少子高齢化に伴い、バリアフリー住宅の需要が高まり、リフォーム業界には直接その波が押し寄せる事が予想されています。

また、日本の住宅は年々空き家が増えています。

そのため賃貸の入居者や住宅の購入者を確保するために、リフォームで最新の設備を整えて住宅の質を高めようという動きもあります。

環境に優しい設備についての関心も高まり、メーカーが力を入れて開発をしています。

日々進化する設備と既存の機器の互換性(新しく付けたい設備と今家にある設備が上手く機能し合うのか)について勉強をし続け常に時代の最先端を歩むことが出来れば将来性のある業界です。

雨だと仕事が無いって本当?

雨が続くと仕事が無くなり、日給制を採用している会社に勤めている人には死活問題となります。

リフォームには塗装や屋根補修、ソーラーパネルの導入など悪天候では仕事が出来ないものもあります。

しかし、キッチンやお風呂、トイレや洗面のリフォームは基本的に屋内での作業になりますので天候に左右されずに仕事が出来ます。

リフォーム業を考えている人はリフォームの中でもどの職種を選択するのか、しっかりと検討する事をおすすめします。

ボーナスはある?

施工店にボーナスは基本的にはありません。

しかし、こなせる仕事や現場の量、資格の手当てなど、頑張り次第で昇給が早いのも技術職の特徴であり、魅力でもあります。

キャリアアップについて

施工店に勤務している人の多くは「独立」を最終的な目標としています。

技術職で最も重要視されるのは「腕」と人間的な「信頼」です。

仕事を覚えて、仕事を通して人脈を広げ、信頼を得ていけば昇給はもちろん、「独立」を視野に入れる事も可能です。

まとめ

リフォーム業と一口で言っても、その中で多種多様の業種があります。

大工仕事や水回り、営業や管理など、いくつかの求人を調べ自分にあった業種を選択するようにしましょう。

スーツ仕事や電車通勤が苦手な人には作業着を纏って仕事をするという選択肢もあります。

デスク仕事よりも現場仕事がしたいという人は一度、求人を調べてみる事をおすすめします。



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