リフォームの仕事内容をご紹介!この仕事のやりがいや面白いポイントも教えます!
リフォーム求人に応募しようか考え中の方は必見です。
少子高齢化に伴い、バリアフリーを目的とした住宅作りや、不動産の資産価値の維持、老朽化による修繕を伴った改修工事など、リフォームには様々な目的があります。
新築の注文住宅ではなく中古の物件を買い、リフォームを施して安く買う方法などが近年注目されています。
今回はリフォーム求人で現場に携わる施工店を中心に仕事内容やおすすめポイントなどをご紹介します。
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(正社員希望の人限定)
リフォーム会社のおおまかな仕事内容
リフォーム関連の仕事では営業、メーカー、商社、施工業者、廃棄業者など多くの業種・職種の人間が関わります。
営業も、施工も行う会社もあれば解体工事や配管工事などに特化した会社もあり様々です。
ここでは、リフォームの現場で解体作業や配管・電気工事、設備機器の取り付け作業などを行う施工業者の仕事内容を取り上げます。
例えば、ガス・水道設備の取り換えを含むリフォームの依頼が顧客から大手ガス会社や機器販売店に入ったとしましょう。
依頼を受けたガス会社や販売店から施工店に依頼が入ると、施工店は依頼を受けた現場に出向きリフォーム作業を行う、というのが一般的な流れです。
現場での大まかな仕事内容は、既存の設備(お風呂やキッチンなど)の解体、電気や水道の配管、新しい設備の取り付け作業となります。
リフォーム会社でよくある募集内容とは?
リフォームをはじめとした建設業界は常に人手不足の状態で、特に若い人材が極端に少ないのが現状です。
大学や高校卒業の資格がなくても、最終学歴が中学校卒業の人でも、積極的に採用を行っています。
長期勤続によるキャリア形成を図る観点から若年者等を期間の定めのない労働契約の対象とする年齢制限を設けた求人も多く、その場合は経験不問・35歳くらいまでというケースが多いようです。
給与相場
正社員で月給制の場合の総支給額は、月額24万円~35万円くらいが相場です。
会社によっては日給制を採用している所もあります。
日給制の場合、その会社の仕事の受注量を知っておかないと、休みばかりで給料が増えないという場合もあるのでご注意ください。
勤務時間や休日、残業
現場によって集合時間は異なりますが、基本的に作業は9時から始まり12時~13時まで昼休憩、17時で現場を離れ会社に帰るというのが一般的な流れです。
10時と15時には10分ほどの小休止があることが多いです。
休日は日曜日と祝日であることが多く、加えて年末年始・ゴールデンウイーク・お盆には連休があります。
リフォームの現場では会社と現場の距離によって早出・残業になることもあり、施工時のミスによる水漏れや電気関係の欠陥があった場合など、緊急性があれば休日にも出勤しなければならないケースもあります。
福利厚生
条件を満たせば、各種社会保険(雇用保険・健康保険・厚生年金)に加入できます。
中には健康保険ではなく建設国保(土建国民健康保険組合等)に加入している会社もあるようです。
資格支援や社員寮を採用している会社もあります。
勤務場所
施工店で働く人は現場で作業を行っており、私の場合は特定のエリアを中心に毎日のように違う現場を回っています。
施工内容や場所によって多少の前後がありますが、施工店の在籍者が多くても、一つの現場には大体2人~3人で向かいます。
基本的には会社を起点として車で移動ができる範囲に現場があり、会社や時期によって異なりますが概ね5kmから30km程度のため、車で移動をすると30分から1時間30分くらいで回れる範囲です。
9時に作業が始まる場合は8時40分頃には現場に到着したいため、出社時間は7時~8時頃ということになります。
求められる人物像
リフォームの現場は人が住んでいる一般家庭で行われることが多いため清潔感や言葉遣いなどのサービス面に力を入れている会社が多くなっており、経験を積んで技術を身につけるのはもちろん「あいさつ」「身だしなみ」「言葉遣い」も重要視されます。
お客様の目的と要望を叶えるためにお客様や現場の責任者とコミュニケーションを取り求められていることを把握して仕事をしなければならないので、コミュニケーション能力も必要となります。
また肉体労働ですので、パソコン作業や事務仕事よりも体を動かして仕事をしたい人に向いています。
リフォームの仕事が向いている人の特徴は、こちらの記事を参考に!
必要なスキルや資格、経験
入社時点で必要な資格は普通自動車運転免許です。
入社後に現場で経験を積み「ガス機器設置」「電気工事士」「給水装置工事主任技術者」など仕事で必要な資格を取得していきます。
その他メーカー独自の社内資格が必要となる場合もあり、資格を取ることで現場責任者や独立に繋がり、キャリアアップが可能となります。
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リフォーム会社のおすすめ求人のポイント
リフォーム会社、特に少人数の施工店はホームページを設けていない会社も少なくありません。
そのため、求職者にとっては求人内容がその会社を判断する大きな材料になります。
ここでは、おすすめ求人のポイントをいくつかご紹介します。
若手の育成に力を入れている
若手の育成は会社にとって先行投資です。
お金と時間を掛けて若手の育成をしている会社は余裕がある会社と言えます。
加えて、仕事が回っている(余裕のある)会社は社内の雰囲気が良い傾向があります。
取引先が明確で仕事量が安定している
仕事の受注先が大手ガスメーカーやハウスメーカーである場合、仕事が安定している傾向にあります。
また受注先が大手であれば人脈も築くことができ、転職や独立の際に有利になることもあります。
得意分野や専門分野に力を入れている
人数が少ない会社であれば、お風呂やキッチン・洗面などの水回りを得意とする会社や、フローリングの張替えや天井・壁の木工事を得意とする会社など得意分野や専門分野を持っている会社がおすすめです。
得意分野や専門分野を持っている会社は受注先からの信頼も高い傾向にあり、専門的な知識や技術をしっかり身につけることができるからです。
資格の取得に前向き
リフォーム業をするにあたって資格はとても大事な要素の一つです。
建築士、電気・ガス・水道工事に関する資格、最近では福祉住環境コーディネーターなど様々な資格があります。
会社によっては講習の受講を含め資格取得にかかる費用を全額負担してくれる所もあります。
資格取得支援も会社にとっては先行投資と言えますので、資格の取得に前向き且つ協力的な会社はおすすめです。
人間性や仕事場の雰囲気を大事にしている
会社によっては人を「駒」としか見ていないような、いわゆる「ブラック企業」が存在するのも事実ですので、「人を大切にしている」と感じられる求人があればおすすめします。
リフォーム会社についてよくある疑問
リフォーム業界に限らず未経験の業界に足を踏み入れることには不安が付きものです。
ここでは、リフォーム業界に関するよくある疑問やイメージの真偽についてお答えします。
就職や転職の際の判断材料としてご活用下さい。
未経験でも大丈夫?
現場としては即戦力になる人材を求めますが、会社としては未経験者も歓迎しています。
建設業では、専門的な知識を必要としない作業は現場で覚えていきます。
会社の方針や作業方法は工務店によって全く違い、経験者でも現場に入ってから覚えることもあるので、未経験者でも心配ありません。
怖い人が多いの?
施工店というと怖そうな人(暴力的な人・乱暴な人)が多いイメージがあるようですが、前述した通りマナーの悪い工務店には仕事が回らなくなっています。
つまり、対外的に怖い人がいる工務店は淘汰されています。
危険が多い?臭い・キツい・汚いの「3K」は本当?
就業中の事故発生件数はここ10年程でジワリジワリと下がっています。
それは、安全に対する意識の改善や危険物・危険個所に対する知識の向上を計った教育が浸透し安全基準が高くなったからです。
しかし基本的に空調はなく、冬は寒く夏は暑いという面ではキツいことも多いです。
解体時は汚いことが多いですが、解体後は新品の設備を取り付けるので汚さはありません。
ホコリなどが身体に与える影響を考慮して防塵マスク・防振手袋の着用を義務付けている現場も増えてきました。
現場で使う道具って高いけど買わなければいけないの?
電動インパクトドライバーの相場は2万円程です。
その他にも最低限持っていなければならない道具はいくつもあり、一式揃えると何十万円とかかってしまいます。
会社によっては「持ち出し(自分持ち)」の所もありますが、基本的には会社の道具が貸与されます。
未経験者歓迎を謳っている会社は「道具の貸与」があると思って大丈夫ですが、求人欄や面接の際に道具の貸与があるのか必ず確認しましょう。
資格は取っておかないといけない?
建設現場で必要となる資格の多くは「実務経験◯年以上」として実務経験が求められます(ただし、実務経験がなくても資格を取得することができる専門学校や職業訓練校といった例外もあります)。
そのため筆記試験は予め勉強できますが、未経験者は就業後でないと取得できないため資格は持っていなくても問題ありません。
プライベートはきちんとある?
その日の現場によって異なりますが、現場の稼働時間は9時~17時が多く、作業終了後は一旦帰社するため退社時間は概ね19時~20時頃です。
ゴールデンウィーク・お盆・年末年始には連休があり、プライベートを充実させている人はとても多いです。
リフォーム会社はこれからも需要あるの?
少子高齢化に伴いバリアフリー住宅の需要が高まっているためリフォーム業界には直接その波が押し寄せることが予想され、加えて日本の住宅は年々空き家が増えています。
そのため、差別化を図る目的でリフォームで最新の設備を整えて住宅の質を高めようという動きもあります。
環境に優しい設備についての関心も高まっており、メーカーが力を入れて開発をしています。
日々進化する設備と既存の機器の互換性(新しく付けたい設備と今家にある設備が上手く機能し合うのか)について勉強し続け、常に時代の最先端を歩むことができれば将来性のある業界です。
雨だと仕事がないって本当?
リフォームには塗装や屋根補修・ソーラーパネルの導入など悪天候では仕事ができないものもあるため雨が続くと仕事がなくなり、日給制を採用している会社に勤めている人には死活問題となります。
しかし、キッチンやお風呂、トイレや洗面のリフォームなどは基本的に屋内での作業になりますので天候に左右されません。
リフォーム施工業への就職・転職を考えている人は、リフォーム施工の中でもどの業種を選択するのかしっかり検討することをおすすめします。
ボーナスはある?
私の知る限り、施工店ではボーナスの支給は基本的にありません。
しかし仕事や現場の数をこなせるようになったり資格を取得するなど頑張り次第で昇給が早いのも技術職の特徴であり、魅力でもあります。
キャリアアップについて
施工店に勤務している人の多くは「独立」を最終的な目標としています。
技術職で最も重要視されるのは「腕」と人間的な「信頼」です。
仕事を通じて人脈を広げ信頼を得られれば、昇給はもちろん「独立」を視野に入れることも可能です。
まとめ
リフォーム業と一口で言っても、多種多様の業種や職種があります。
複数の求人を調べ、自分に合った業種・職種を選択するようにしましょう。
スーツ着用や電車通勤が苦手な人には、作業着を纏って仕事をするという選択肢もあります。
デスク仕事よりも現場仕事がしたいという人は、一度リフォーム施工の求人を調べてみることをおすすめします。
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