
内装の仕事はどんな人に向いているの?仕事内容や向き不向き、キャリアについて解説します
内装求人について詳しく知りたいという方は必見です。
内装業とは一言でいうと室内全般を仕上げる仕事です。
しかし具体的にどのような工程で室内が出来上がっていくかはあまり知られていません。
そこで今回は内装業で働きたい人のために、内装求人の募集内容や応募の際のポイントなどのさまざまな疑問について解説していきます。
ぜひ参考にしていただければと思いますので、最後までどうぞご覧ください。
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内装業の仕事内容は室内を綺麗に仕上げる仕事です。
大きく分けて壁や下地張りなどの内装下地作業、室内の壁のクロス張り、床のビニールタイル張りなどの内装下地作業、カーテンやキッチン設備の設置作業に分類できます。
生活の中で一番リラックスできる空間は自宅です。
その自宅の室内を快適な空間に仕上げる仕事が内装の仕事です。
空間の使い方や色彩の適切な配色で心理的に与える影響が変ってきます。
顧客の多様な生活スタイルのヒアリングして柔軟で適切な提案をできることが内装業者には求められます。
内装業の大きなくくりの中にはたくさんの職業があります。
様々な職業が協力して一つの現場を作り上げていくのが内装業の仕事の流れになります。
そんな内装業の職種を何点か説明します。
鉄骨で下地を組み立てる仕事になります。
下地は数ミリの違いで壁を作ったり張ったりした後の完成時に大きな歪みになってきます。
歪みにならないよう最新の注意を払って作業します。
また大きな現場では重機を使ったり危険な作業を伴うことが多いために安全対策は万全にして仕事に臨みます。
石膏ボードなどで壁を作る仕事です。
ボードがずれていたり、ボードを止めるビスのパテが綺麗に仕上がっていないと次の工程のクロスを張ったときに線などの痕となって目立ちます。
また長い目で見ると割れの原因になります。
直接目には見えない下地ですが丁寧な仕事が求められます。
一般的に壁紙クロスを張る仕事です。
壁紙の配色を変えるだけで室内の雰囲気をがらりと変えることができます。
また石柄やレンガ柄などもあり色の選択以外にも壁紙の加工で大きく室内の雰囲気は変わります。
クロス張りの仕事は丁寧な作業が求められます。
クロスは糊で貼り付けますが糊がしっかりついていなかったり、水で規定以上に糊を伸ばすと数か月・数年後の壁紙のはがれにつながります。
その場しのぎの仕事ではなく責任感をもって丁寧に仕上げることが大切です。
床にタイルクロスなどを張って仕上げとする仕事です。
水回りやトイレなどの床の仕上げが多いです。
また店舗の床の仕上げなども床仕上工の仕事です。
水を使うことが多い場所の床の仕上げなので水漏れなどを起こさないよう丁寧な作業が求められます。
内装全般の作業に対応できる人材です。
幅広い知識とそれに伴う作業を求められる仕事です。
広く浅い知識ではなく各分野のスペシャリストになるよう日々努力が求められます。
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内装の仕事がどのような求人募集をしているのか簡単にまとめます。
一般的に日当で8000円から25000円の間での募集が多いです。
未経験者で8000円スタートが相場です。
すべての仕事を一人でこなすことができると25000円まで昇給する場合もあります。
一般的に経験値によって給与相場が変わってきます。
労使間で経験値に見合った給与をしっかりと話し合うといいです。
勤務時間は現場によって様々です。
ゼネコンの現場、大手住宅メーカー、工務店などで勤務時間は変わってきます。
業界全体のイメージは残業が多いように感じますが、一般的に最近は残業をしない方向に転換してきています。
また休日に関しても一般的には週一は休日が取得できます。
しかし納期ありの仕事ですので時には残業して納期に間に合わせなくてはいけない場合もあります。
そのような場合でも大企業の場合は振替休日が取れるところが多いので安心してください。
福利厚生は会社に所属するのか、個人事業者で仕事をするのかで変わってきます。
会社の場合は最低限の福利厚生があります。
内装業専門の会社はそれほど大きな会社ありません。
はっきり言って福利厚生が充実しているとは言いがたい現状です。
一方でゼネコンや大手建築会社の内装担当として採用された場合の福利厚生は充実しています。
会社によって勤務場所は様々です。
会社の所在地が近所であっても、県外での仕事がメインの場合もあります。
その場合は会社で宿舎を用意することが一般的です。
自宅にあまり帰ることができませんが、給与は多少高くなることが多いです。
一方で近隣だけの仕事を中心にやっている会社もあります。
私の場合、県内のみの仕事がメインの会社で働いています。
私の会社は現場に直行直帰となっています。
そのため近い現場の時は非常に自由な時間が取れます。
どのような勤務場所になるのかは採用時の確認が必要です。
内装の仕事は顧客の生活の場の提供になります。
生活の場ですので常に目に見える空間を仕上げていく訳です。
できる限り少ない欠陥で仕上げることが大事です。
細かい部分まで丁寧に仕上げて、長い目で見ても欠陥が出ない仕上がりが求められます。
そのため細かい部分まで気にすることができる視野の広い人が向いています。
特に必要な資格はありません。
ただ仕事で使う機械、材料の運搬のために運転免許があると良いです。
他に顧客に提案する際に内装の深い知識があるとより良い取引ができるため、インテリアコーディネーターや住環境福祉コーディネーターなどの資格取得を目指す人もいます。
また職種にもよりますが、技能士検定という国家資格もあります。
技能士資格を取得すると国から技術レベルを証明さるわけですので安心できる業者として仕事ができます。
内装業の大きなくくりの中にも様々な職種があります。
職種や雇用条件など様々な条件の中で最適な選択ができるといいですね。
どのように選択すればいいか簡単に求人のポイントを説明します。
雇用条件が明確であることは重要です。
福利厚生の充実や勤務時間・休日の規定がはっきりしていることはプライベートの計画も立てやすくなります。
曖昧な募集をかけて面接時に話し合うスタイルをとる会社もありますが、あまりお勧めできません。
募集要項に雇用条件が明確に記載されている会社と契約することをお勧めします。
曖昧な募集に応募するとトラブルの原因にもなります。
トラブル回避のためにも曖昧な募集の会社に応募する場合は面接時などにしっかりと確認することが必要です。
自分自身が興味があったり、やってみたいと思う職種は積極的に応募してみてください。
興味があるということは仕事内容も早く覚えることができます。
また興味があると深く学ぶことができるので上達も早くなります。
会社によっては運転免許など各種資格などの各種資格取得を援助してくれる場合もあります。
仕事で役立つのでぜひ活用するといいです。
雇用形態によって働き方が違ってきます。
会社勤務や独立して個人経営として仕事をする場合など様々なスタイルの働き方があります。
それぞれの働き方で長所と短所があります。
例えば会社勤めの場合は残業などは少なめで作業工程通りに仕事を進めることが求められます。
一方で個人経営の場合は納期さえ遅れなければ時間の制約が少なく自由に時間配分できます。
このように働く形態によって時間の使い方と仕事の進め方が変わります。
内装の仕事に応募する際にどのような対策や準備が必要か簡単に説明します。
応募方法は電話、メールが一般的です。
ネットの求人サイトや求人雑誌などの応募連絡先に応募する形になります。
内装の仕事は職種によりますが、特別な資格のいる仕事ではありません。
面接官は「やる気があるかどうか」を最も重視して面接を進めると思われます。
内装の仕事はとりわけ力のいる作業があるわけでもありませんし、どちらかというとこつこつと丁寧な作業を繰り返す仕事になります。
真面目に丁寧に仕事に取り組めることを面接官にアピールするといいでしょう。
また一朝一夕に仕事ができるわけではありません。
数年かけて一人前になる場合が多いのでその期間をしっかり意欲をもって取り組めることも重要です。
長い目で内装の仕事に向き合える人材であることをアピールできると面接官にも好印象を与えることができます。
もちろん未経験で応募できます。
給与はもちろん少ないですが、手に職をつけて自分の会社を持つなどの夢をもって未経験からじっくり学ぶ人います。
基本仕事を通して作業内容を学ぶので未経験でも問題ありません。
早く作業の習得ができるように自分自身で努力することで昇給も早くなります。
つまりできることが増えるだけ給与も比例して上がります。
早期昇給希望の場合は自身の学ぶ姿勢が非常に大切です。
数人のグループで作業する場合が多いので落ち着いた雰囲気の会社や現場が多い気がします。
あくまで一般論ですが、仕事はこつこつと地道に進める内容ですので落ち着いた人が多いです。
また顧客の目につく場所の仕上げ作業ですので丁寧で真面目な人多く感じます。
最初はアルバイトや派遣社員から経験を積んで正社員や独立するパターンが一般的です。
そのため一般的に中途採用の場合はアルバイトや派遣社員からのスタートとなります。
しかし面接時に、長い目で見て会社で働き貢献できる人材と判断されると正社員として採用されることもありえます。
もちろん経験者の場合は正社員からの応募は可能です。
給与体系は雇用形態によって大きく変ります。
会社勤務の場合は毎月の固定給にボーナスが加算された年収になります。
個人経営の場合は自分の働いた分から経費を差し引いた分だけが給与になります。
またアルバイトなどの見習いの場合は一般的に日当計算もしくは時給で計算されます。
これにプラスで交通費が含まれることもあります。
残業は最近は減ってきています。
一昔前は職人さんは「残業してなんぼ」という風潮が業界内に漂っていましたが最近では残業は減ってきています。
ただ納期が迫ってきている場合や緊急を要する仕事以外ではあまり残業は好まれません。
納期をもとに逆算して工程表を作成します。
自分自身の作業の速さを計算して無理のない計画を立てることで残業を少なくできます。
残業を減らすためには段取りをしっかりとすることがポイントです。
資格は一部の職種を除いて基本的には必要ありません。
しかし自身の技術レベルの証明になる技能士検定などの国家資格は挑戦する価値があります。
ちなみに技能士検定は数年間の職業経験が受験資格となるので採用されてから必要年数を経験してからの受験となります。
深い知識と正確な作業性が求められる試験です。
必要年数の間にしっかりと身に着けると良いです。
内装は生活するうえで必ず目に入る場所です。
下地などの目に見えない場所の手抜きや、壁紙の糊の薄めすぎでの施工は当初は問題ないように見えても数か月・数年するとあからさまに欠陥として目に見える形で現れる場合があります。
最初に勤務した場所がこのような作業をしていると何が正解かわからないまま仕事を続けることになります。
いろいろな同業者さんとのコミュニケーションを通して何が本当に求められているかを知ることが大切です。
また自分自身でも問屋の展示会に足を運んで業者からの情報を入手することも必要です。
何年たっても経験年数に奢ることなく丁寧に仕上げるために学ぶ姿勢が必要です。
さて簡単に内装業に関してまとめてみました。
内装業は生活するうえで誰もが関わる生活空間を作り出す仕事です。
そのため顧客とも長い付き合いになりますし、誠実な関係造りが必要です。
そのため人間性が非常に重要になってきます。
また丁寧で誠実に仕事を進めることが求められますし、こつこつ努力することも大切です。
最初は完璧な人間なんていません。
仕事をしながら順に学んで内装業者としてレベルアップしていきましょう。