ここでは、塗装業の求人に関する内容やおすすめ求人のポイント、そしてそれらの質問についてお話しします。

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塗装業のおおまかな仕事内容

塗装業は、主に新しい建物を塗装して仕上げたり、古くなった建物を塗り替えたりする仕事です。

新しい建物に塗装を施すことを新規塗装と言って、これは新築物件での塗装作業になります。

近年の新築物件での建売の建物では、外壁部材などのほとんどがすでに塗装済みの状態で建てられますので、塗装の仕事は以前より少なくなっているのが現状です。

一方、古い建物を塗り替えることはリフォームと言って、これらの物件の古くは100年前の建物から数年、数十年前の建物まで多様に渡ります。

もっとも多いのは新築から10年目くらいの物件ですが、これは新築時の外壁などの経年劣化によるための補修などとともに、耐用性を復旧させるための塗装工事です。

塗装業は建築関係でどういう役割を求められる?

一つの建物を建てて完成させるまでにはたくさんの専門的分野の人達やエンジニア、職人が携わります。

そこには、まずその物件を一から図面をひいて設計する設計士の仕事からはじまって、それができると基礎工事から始まります。

建物の基礎は、型枠業者による型枠職人の手によってつくられます。

そうして基礎が完成すると、その基礎の上に大工さんが建物をつくっていきます。

その途中に、電気、ガス、上下水道などの設備業者がそれぞれの施工をして、とりあえず建物としての形と機能ができあがったら、最後に塗装業者の塗装職人によって、外部や内部の仕上げの施工を行います。

塗装職人は、化粧屋さんとも言われていて、そこまで設計士をはじめ、多くのエンジニアや職人が手がけた建物に最後の仕上げをして、建物を完成させるというとても大切な仕事という役割を担っています。

塗装業にはどんな種類があるの?

ひとくくりに塗装業といっても、お医者さんにそれぞれの”科”があるように、塗装にも種類があります。

大きく分けて、一般建築塗装、ビルやマンションの大型建物塗装、鉄橋など鉄骨塗装などになります。

他にも特殊な塗装として船舶や飛行機の塗装、遊戯施設の乗り物や建物の壁画などで、自動車の塗装は一般的に自動車板金塗装としてうたわれています。

塗装業の募集でよくある種類や事業形態のパターン

一般建築塗装

一般建築塗装は、主に個人事業主や小さな会社が求人の募集をしている場合が多いです。

これは戸建ての塗装が、昔から地域密着型で実績を築いてきたためで、顧客はその個人事業主や会社などの昔からのお客様であるためです。

ビルやマンションの大型建物塗装

ビルやマンションの大型建物塗装は、大手ゼネコンなどの傘下にある大きな会社が請け負います。

また、その会社から子会社へと仕事を振り分けている場合もあるため、求人の募集は比較的大きな会社が行っています。

鉄骨塗装

鉄骨塗装は、道路や電車の鉄橋など国や地方自治体などに関係してつくられる構造物ですので、役所の管轄で運営されている場合が主です。

しかし、役所からの発注でそうした構造物をつくるのは大手ゼネコンですので、やはりビルやマンションの大型建物塗装と同様に大手ゼネコンなどの傘下にある大きな会社が請け負います。

そして同様に、その会社から子会社へと仕事を振り分けている場合もあるため、求人の募集は比較的大きな会社が行っています。

塗装業の募集でよくある職種

一般建築塗装

住宅地にある戸建て住宅の塗装を主に事業展開している塗装業者で、働いている塗装職人の人員も少数なのが特徴です。

はじめて塗装業をする人にとっては、一から仕事を丁寧に教えてもらえることができます。

また、仕事ができる塗装職人には、認められればやや高い日当が年齢に関係なくもらえる場合もあります。

ビルやマンションの大型建物塗装

駅近辺や郊外、リゾート地にいたるまで立ち並ぶマンションの塗装を主に事業展開している塗装業者で、働いている塗装職人の人員も大勢なのが特徴です。

また、元請けの会社がその下請けの会社に仕事を分散させて現場を進める場合も多々ありますので、そうした状況の現場においては多くの塗装会社が入り込んで塗装職人の人員も大勢になることもあります。

こうした大きな現場は塗装の経験者、つまり塗装職人を求めていますので見習いや初心者は仕事を断られる場合があります。

しかし、ある程度仕事ができる塗装職人であれば、それなりの日当で現場が続く間は仕事が保証されますので、最長でも数ヶ月は安定的に仕事を得ることができます。

鉄骨塗装

一般建築塗装やビルやマンションの大型建物塗装に比べると、鉄骨塗装は特殊な塗装業です。

前の二者には、木部やコンクリートなどの建物の躯体表面を塗装するという仕事が含まれますが、鉄骨塗装に限っては鉄部のみが主な塗装です。

ですから、鉄橋や送電線の鉄柱や歩道橋などが主な施工となりますので、そうした鉄骨にまんべんなく確実に塗装する技術が求められます。

塗装業を考えている際に、こうした技術以外にも建物全般の塗装技術を求めるのであれば、一般建築塗装が良いでしょう。

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塗装業でよくある募集内容とは?

ハローワーク(職業安定所)などで、塗装業を探すと主に塗装職人の募集が先に目に付くと思います。

その中に業種として、一般建築塗装がもっとも多くて、さらに仕事内容で、戸建塗装、大型建物塗装、鉄骨塗装などと説明があると思います。

ですので、初心者であれば前記したように、まずは一般建築塗装の初心者歓迎などの特記が記されているところにに絞り込んで見るのが良いと思います。

また、ある程度経験がある塗装職人の方が転職の目的であれば、一般建築塗装や大型建物塗装で現状よりも高い日当が表示されている個人事業や会社を選んでみるのも良いかもしれません。

また、鉄骨塗装専門の塗装職人を目指すのであれば、はじめからその業種に絞って、やはり初心者歓迎などの特記が記されているところの鉄骨塗装業者を探して、その技術を一から教えてもらいながらエキスパートを目指すのも良いでしょう。

日当相場

塗装業の日当は、一般建築塗装、ビルやマンションの大型建物塗装、鉄骨塗装などの業種によって異なります。

まず日当は業種に限らず、経験者か未経験者かによって大きく分かれますが、これはどんな職業においても同じことです。

しかし、首都圏やその近郊、あるいは主要都市が高くて、そうでない地域は安い傾向にあります。

通常ですが、首都圏近郊やその近郊にでは、未経験者は一日最低6.000円代から8.000円代。

経験者で、一通り求められたことがその日のうちにできるような技量であれば、12.000円から18.000円くらい。

熟練した技術と仕事にスピードがあって、プラスアルファ以上のことをできるような職人であれば一日25.000円くらいの日当を得ている場合もあります。

勤務時間や休日、残業

勤務時間は通常、朝9時から17時ですが、朝はその時間にはすでに仕事が開始されていられるように一日をスタートをしなければなりません。

現場は車で向かいますので、勤務地の現場が遠方の場合は、交通渋滞などを見計らって電車通勤とは違った意識で早朝から向かわなければなりません。

そして、17時の作業終了に関しては、あくまでも目安として考えるのが無難で、その日完了を目指して決めた工程は、日照がある限り進めなければならないことも常にあります。

また、休日は基本的に日曜日のみの会社が多く、土曜日や祭日などは仕事となりますが、手掛けている作業が屋外などの場合、雨天や荒天などの日は休日となります。

残業代に関しては、基本的決められた日当分に含まれているので加算されません。

なお、あらかじめ決められた日当には、道路代、ガソリン代、必要であれば駐車場代も含まれています。

福利厚生

福利厚生に関しては、塗装業に携わる職人は基本的に正社員扱いではないためそうした保証の対象外です。

そのため、保険関係に関しては個人として国民健康保険と国民年金に加入する必要があります。

なお、現場での就業中にした怪我については労災保険が適用されるので、自分が働いている個人事業主や会社が、それを完備していることを確認するとともに、完備されていない個人事業主や会社での就労はやめておいたほうが良いかもしれません。

勤務場所

塗装業において、仕事場は工事現場です。

その日のはじまりは、会社などに集合してから向かいますので、勤務地としての決まった場所はそこになりますが、仕事場は現場が変わるたびに移り変わるので、一定の勤務場所はありません。

そして、工事現場はその現場が終了すると、次の別の現場へと変わります。

ですから、勤務場所においては、そうした現場への直行直帰が行われているのが現状です。

求められる人物像

塗装業を営む塗装職人は、兎にも角にも手の職が商売ですから、言葉よりも結果と実績が重視されます。

そんな職人に求められる人物像をいくつか挙げてみましょう。

できることとできないことに謙虚である人

自分ができることはには精一杯の努力で高い完成度で仕事をこなし、できないことや知らないことに関しては、正直にできないやったことがないと、正直に謙虚にできることが大切です。

ルールが守れる人

規則の多い現場での勤務態度においては、ヘルメットの着用や、安全帯の完全装備、喫煙するならば喫煙所以外では喫煙しないなどといった規則があります。

そうしたルールがしっかりと厳守できることも重要です。

生活習慣が安定している人

現場は、高所作業など危険がともなう作業ですので、そうした業務に支障が出ないように普段から深酒や夜更かしなどしないような生活に気をつけることも求められます。

必要なスキルや資格、経験

まずは、塗装に関する仕事を習得することが最も重要ですから、それには塗装業をしようと思って自分が飛び込んだ先の親方の元で、最低3年は見習いするか、もしくは職業訓練学校の塗装科などを卒業して塗装技術を習得することです。

そして、塗装職人として自立しても塗装業を続けて経験を増やして行くことが大切です。

またキャリアを重ねれば、国家資格としての塗装士の級を取得することもできますので、チャレンジして自分の技量を確かな証にすることもできます。

あとは、現場へは車による移動が多いので、普通免許があれば問題ありません。

塗装業のおすすめ求人のポイント

塗装業の求人にも様々な内容が記されていますが大切なポイントをいくつか挙げてみます。

日当

高い日当報酬は、仕事の大変さを表していますので、仕事内容の確認を勧めます。

勤務時間

現場作業ですので、定時はあてにしないほうがよいでしょう。

労災保険

勤務中の怪我は、労災保険によって保証されますから、求人先がこれを完備しているかどうかは確認しましょう。

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塗装業の雇用形態による違い

雇用形態は、日雇いもしくは、常用といって連日雇用の2つに分かれます。

日当は、日雇いがもっとも高くて、常用は少し安いですが日雇いに近い報酬です。

しかし、近年常用の求人は減っています。

最近では、報酬は安いですが、社員扱い同様の雇用を展開している業者もありますので、自分の都合で選んでみることができます。

自分にあった塗装業の求人の選び方や注意点

塗装業の種類や日当、雇用形態や職種などの選び方や注意点をいくつかあげてみます。

雇用形態から探す

塗装業も含めて職人業は、日雇、常用、ごく稀ですが社員が主な求人条件です。

職種から探す

塗装業には大まかですが、一般建築塗装、大型建物塗装、鉄骨塗装がありますので、その中から自分の要求や目的に合った職種を選びます。

会社の業態から考える

求人を求めている会社が地域密着型の小規模会社で多少仕事は不安定でも、塗装初心者を育ててくれて、経験者には能力をかってくれる業態を選ぶか、塗装経験があれば少しでも仕事の安定がある大手ゼネコン関連会社の業態を選ぶかなどがあります。

給与や雇用条件から考える

地域密着型の小規模会社で多少仕事は不安定でも、塗装初心者を育ててくれて、経験者には能力次第ではしっかり報酬を払ってくれる会社を選ぶか、もしくは塗装経験があれば安定した仕事と平均的な報酬を払ってもらえる会社を選ぶかなどがあります。

エリアから考える

高い雇用賃金を求めるのであれば都市近郊ですが、そうでない地域が居住地で、自宅から近い勤務地での現場を求めるのであれば居住地周辺が良いでしょう。

塗装業について気になる疑問

塗装業のはじめかたや、続けかた、そして将来性について解説します。

はじめかたついて

職業の選択は自由ですので、自分がこの職業について何か惹かれるものがあるのであればまず、個人事業として塗装業を営んでいる親方の元で”修行”に就くことです。

続けかたについて

どんな職業でもプロになってからが勝負ですので、常に新しいことにチャレンジして自分自身の能力や技量をさらに高めて行けば嫌いにならずに続けられると思います。

将来性について

プロ生活にはいつか引退が訪れるのは仕方のないことです。

塗装業という職人業を営み続けることには、誰もゴールを与えてはくれません。

それを決めるのは他の誰でもなく自分自信ですので、これを生涯現役でいられるという喜びに変えて仕事を続けて行けば良いと思います。

まとめ

ここまで、塗装業の求人に関する内容やおすすめ求人のポイントからそれらの質問についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。

そのほとんどはどんな仕事にも共通して言えたり、考えたりすることばかりだと思います。

自分が選んだ職業は、その人自身の現れですので、自分が好きで選んだ職業を目指すのでれば頑張るべきです。

そして、その道のプロになれたら、常に新しいことにチャレンジして自分自身の能力や技量をさらに高めて行けば嫌いにならずに続けられると思います。

塗装業はそうした面で、とても魅力的な仕事でもあると思いますので、このお話を読んで塗装業に興味と理解をしてくださった方はぜひ、職業の選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。


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