2021年4月14日

デベロッパー求人っていったい何だろう?と少しでも興味のある方は必見です。

デベロッパーとは、地域を開発し、暮らしの未来を作っていく、先進的で重要な職業です。

大手企業が多いこともあり、デベロッパーを目指しているという方も少なくはないでしょう。

今回は、そんなデベロッパーに就職をお考えの方に向けて、デベロッパー事業の中の1つである、商業デベロッパー求人の見方やおすすめの求人についてご紹介いたします。

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デベロッパーってどんな仕事?

デベロッパーとは、都市開発やリゾート開発、大型商業施設の開発等を行う不動産のことです。

一般的に不動産業と言いましたら、アパートやマンション等を貸すための仲介に入る職業をイメージされるかと思いますが、デベロッパーも大きな土地を借りて(あるいは購入して)小さく分けて多数のテナントに貸し出すことをしているため、不動産業なのです。

ここでは、デベロッパー事業の一部である、商業デベロッパーの大型商業施設の開発業務を例に出して、おおまかな仕事内容をご紹介いたします。

開発

商業施設を建設する土地を決定し、その土地がある地域を調べ、開発する施設のコンセプトやテーマ等を決める仕事です。

例えば、観光客が多い地域に建てる商業施設であるから、リゾートを意識して建設しようとテーマを決め、工事関係者と打ち合わせしながら実際の館を建設する等します。

リーシング

商業施設を建てる予定の土地の持ち主に事業内容やメリットを説明し、営業をかけ、土地を借りる仕事です。

また、その土地で営業して欲しいテナントに声をかけ、土地の一部を貸し出す仕事もあります。

テナントに貸し出した土地の賃料が、デベロッパーの利益となります。

そしてその一部をまた、土地の賃料として土地の持ち主に支払うのです。

販売促進

借りた土地に建てた施設の価値を上昇させるため、テナントの売り上げをサポートする業務です。

テナントの売り上げが上がると、この施設はもうかる施設だと思われて施設の価値が上昇し、施設の価値が上昇すると、施設に入りたいテナントが増え、テナントが増えるともらえる賃料が増えるため、デベロッパーが儲かるというシステムです。

商業施設の家賃は歩合制であることが多く、その場合テナントの売り上げによって家賃の額面が決まるため、販売促進業務によって、建物の収入が左右されます。

セールに合わせてチラシをうったり、芸能人を呼ぶイベントを開催することで集客し、テナントの売り上げに貢献します。

施設管理

施設の価値を低下させないように、施設の補修や改善を行う業務です。

建物のことだけでなく、働く人の質の改善も行います。

商業施設は年間通して絶え間なく人の出入りがある建物ですので、どうしてもどこかに不備がでてきます。

それを放置したままですと、施設価値が下がりますし、大きな事故にもつながります。

よって、在中してもらっている設備の業者に発注し、不備がでた場所をすぐに修繕してもらっています。

清掃業者に委託して館内の環境を快適に維持しているのもこの業務の一環です。

また、館内にはテナント従業員をはじめとした、共に営業成績アップに向けてがんばっていこうという志を持った人間がたくさんおります。

その人たちにルールを作り、守ってもらうのも施設管理の仕事です。

デベロッパーの詳しい仕事内容は、こちらの記事を参考に!

商業デベロッパー求人でよくある募集内容とは?

商業デベロッパーの求人で募集要項に記載してある内容を、解説いたします。

職種

仕事上の役割は上でご紹介した、開発、リーシング、販売促進、施設管理の4つですが、求人は「総合職」となっております。

理系、文系問わず求人していますが、実際に働いている人は理系が多いようです。

建築関係のことを大学で学んだ方、小売業でバイトをした経験がある方は重宝されますので、アピールするといいでしょう。

給与相場

応募には大卒以上の学歴が必要となります。

初任給は、大卒で月額230,000円程度、大学院卒はプラス5,000円程度もらえます。

よって賞与の額も併せると、年収400万円ほどでしょう。

社内の平均給与は年収600万円を超している企業が多いです。

昇級試験によって昇給する企業がほとんどで、試験はかなり難しいですが、管理職に上がると給与も賞与の額面もグンと増えます。

しかし、その分負わねばならない責任はとても重たいものになります。

賞与は企業によって年2回または年3回あります。

勤務時間や休日、残業

勤務時間は、商業施設がオープンする30分前から1日8時間を主とします。

休日は年間に125日あり、シフトによって調整します。

商業施設内で働いている場合は、土日はお客様が多いので、休みがとりにくいことが多いですが、先にシフトを調整することによって取得可能です。

本社勤務になると、カレンダー通りの休みをとることができます。

有給は年20日程度あります。

また、年間に7日間の長期休暇が有給とは別に取得可能です。(取得する義務があると言った方が正しいかもしれません)

残業は繁忙期(商業施設の立地によって異なりますが、正月やお盆等の帰省が多い時期のことです)であれば、多くあります。

月に20時間以上ですが、残業手当は確実に出ます。

福利厚生

各種社会保険(健康・厚生年金・雇用・労災)を完備しています。

出産、育児を挟んで職場復帰ができるよう、育児介護休職勤務制度も整っています。

デベロッパー業務は転勤がつきものですので、社宅制度があり、家賃のほとんどを会社が出してくれます。

また、引っ越し費用は全額会社負担です。

さらに、宅建士や建物管理責任者等、仕事に必要な資格を取得する場合、資格取得支援制度によって資格取得後に資格取得にかかった費用を会社に請求できます。

その他、再雇用制度、財形貯蓄制度、退職金制度、等があります。

また、社員持株会制度があり、希望者は月々会社の株を買うことができます。

障がい者雇用にも力を入れているため、障がいの程度や酒類によって合理的配慮をしてもらうことが可能です。(疾患も同様)

求められる人物像

まず、デベロッパー事業はその地域に住む人の生活をよりよい方向に変えていくことを目的としていますから、相手の立場を客観視できる広い視野を持った人物が求められます。

自分のアイデアを打ち出す機会も多くありますので、物事を俯瞰して考えられる人に向いている職業でしょう。

また、自分自身のことや、周囲のことに敏感にアンテナを張っている人物が好まれます。

新しいものを発見し、それを広めていくことができるインフルエンサーであることが求められますし、そのためにも生活の中で自分のためになることをどんどん吸収していくことができる人物である必要があります。

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商業デベロッパーのおすすめ求人のポイント

商業デベロッパーの職をお探しの際に、みるべきポイントを解説します。

海外転勤の有無

商業デベロッパーも大手は海外にも商業施設を設立し、日本からも社員を派遣しています。

海外転勤は高額の手当がもらえるので、海外で働いてみたいという方にはおすすめですが、海外はちょっと…という方は、海外転勤の有無を確認したほうがいいでしょう。

大手はホワイト企業

商業デベロッパーは残業が基本的にあります。

しかし、大企業が多いこともあって、社会保障やその他の福利厚生がとてもしっかりしています。

優良企業のお手本といっていいほど充実しています。

会社の理念をしっかりもった大手企業を選んで就活しましょう。

転勤なしの正社員

転勤が基本的に絶対条件であるデベロッパーですが、実は転勤なしの正社員が存在します。

それは、パートや契約社員という形で長年勤務し、勤務実績を認められて正社員となった「現地社員」のことです。

デベロッパー事業にとても興味があるけれど、転勤は無理だとお考えの方は、いっそのこと正社員を目標に、まずパートとして経歴を積んでみてはいかがでしょうか。

パートは正社員には劣りますが、給与もそれなりにもらえますし、福利厚生も正社員と変わらないくらいしっかりしています。

「現地社員」になるためには、試験や実績を必要としますが、新卒で正社員になるよりは難しくないかもしれません。

転職先にデベロッパーをお考えの方にもおすすめしたい雇用方法なので、もしパートの求人がでていたら、この旨を問い合わせてみてください。

商業デベロッパーの仕事についてよくある疑問

商業デベロッパーに興味がある、しかし内情がわからず不安だ、そう思っている人の疑問について、経験者がお答えします。

給料と仕事内容は見合っている?

企業にもよるかと思いますが、初任者でも年収400万円ほどもらうことができます。

これは多い方ですよね。

仕事内容は肉体労働が少なく(多少ある)、激務とは言い難いです。

残業はありますが、基本的には毎日1時間程度です。

お盆、お正月の帰省ラッシュの時期が主な繁忙期なのですが、その際は商業施設内のイベントの見回り等で、施設の営業終了時間までは館内に出ていることが多く、デスクワークはそのあとになってしまうため、日頃より遅くまで残ることになります。

それでも残業代はしっかり出ますし、出張の際の旅費等も出ますので、給与に十分見合った仕事であると言えます。

働いている人はどんな人?

正社員として雇用されている人は、前向きで明るく、スマートで思慮深い人が多いです。

大企業の人事部に選ばれただけあると思います。

また、スポーツを長く経験している、文武両道の人が採用される傾向があります。

社内の研修制度がしっかりしているため、年を重ねるごとにより視野の広い人間になっていきます。

そのため、社会的弱者や精神疾患についても理解が深く、合理的配慮をしてもらいやすい職場でもあります。

社員は少数精鋭で、残りの人手は契約社員やパートで補っています。

よって、職場ではパートの人間の割合が高いです。

人間関係で悩むことになるとすると、パートさんとの関係性の構築によるものでしょう。

社員とパートの割合は?

店舗にもよりますが、社員3に対してパート7くらいの割合です。

社員が指示を出し、パートが実務をするような形式です。

どのくらいのスパンで転勤があるの?

2年から3年に1度のスパンで転勤があります。

基本的に全国転勤です。

海外にも店舗がある場合は、そちらも転勤の候補になります。

海外転勤では海外転勤手当が支給され、手当だけで生活ができるくらいの額面をもらうことができます。

転勤の費用の負担は全額会社負担です。

転勤だけでなく、関連会社への出向もあります。

単身赴任しなければならない?

企業にもよりますが、基本的に子どもが高校を卒業するまでは、家族全員での転勤を推奨しているようです。

もちろん事情があれば単身赴任も可能です。

その場合は頻繁に帰省できるよう、帰省手当がつきます。

とっておくべき資格は?

商業デベロッパーで一番重要視される資格は、宅建士(宅地建物取引主任者)の資格です。

国家資格の中でも難関の資格のため、お持ちの方はかなり優遇されます。

ぜひ取得してください。

その他の資格は入社後にとることも可能です。

実績をフィードバックはされる?

自分の仕事の実績が何らかの形でフィードバックされるかどうか、というのは仕事のやりがいに深く関わってくる部分ですよね。

私が働いた会社では、年度末に自分の働き方について振り返る時間があり、年度途中に立てた自分の目標がクリアできたか上司に報告することになっていました。

そして、その実績が賞与の額面に反映されていました。

詳細をご説明いたしますと、上司の評価は6段階になっており、一番よいS評価を受けると大きく賞与の額面がプラスされることになり、B以下になると賞与が減ることになっていました。

年間に何度も大きな全社コンペがありますので、そちらで優勝する等するとS評価をもらうことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、商業デベロッパーの求人の見方やおすすめの求人についてご紹介いたしました。

デベロッパーという仕事は、ひとつの新しい世界を創造する夢のある仕事です。

大きな仕事をしてみたい方にとてもおすすめです。

また、職場には自分と同じように熱い志を持った同志が集います。

そこでの出会いや同志とのやり取りは、きっと自身の人生を豊かにすることでしょう。

とてもおもしろくやりがいがある仕事なので、興味のある方はぜひデベロッパーの求人をご覧ください。

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