デベロッパーの仕事のやりがいはどんなところにあるのでしょう?デベロッパーのお仕事に興味のある方は是非一度読んでみてください。

何もない場所を何でもある場所へと変えていくことができる、デベロッパーの仕事。

大きなものを動かしていく仕事には、もちろん大変ことも多いですが大きなやりがいが伴います。

今回は、そんなデベロッパーの仕事のやりがいについてご紹介いたします。

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デベロッパーの仕事ってどんな仕事?

デベロッパーとは、商業施設の建設や、リゾート開発等、土地や街の開発をする不動産業のことを言います。

地域に貢献し、その土地の価値を上げていくことを使命としています。

今回はそのなかでも、生活に身近な大型商業施設のデベロッパー業務についてご説明いたします。

商業施設のデベロッパーの仕事は、商業施設の開発、その中に入るテナントの誘致、テナントの売り上げの促進、商業施設の管理です。

地域を調査して地域に合った商業施設を建設し、色んなお店に掛け合ってテナントとして入店してもらいます。

そのテナントの家賃収入が、デベロッパーの収益となるため、テナントが潤うよう、セールやイベントを行い、販売促進をします。

また、建物自体の価値を落とさないように、絶えず状態をチェックし、管理します。

そうすることによって、商業施設を建設した地域への人の流れを形成し、過疎化している地域に人を呼び込み、買い物してもらい経済を潤すことによって、その地域を発展させていく仕事です。

デベロッパーの仕事内容は、こちらの記事を参考に!

デベロッパーの仕事のやりがいを感じる6個のポイント

デベロッパーの仕事は大変な仕事ですが、それ故にやりがいを感じるシーンも多くあります。

経験者の私が感じたデベロッパー業務のやりがいについて6個ピックアップしてご紹介いたします。

来店者が予想を超える人数だった時

商業施設の売り上げは、来店客数がどれだけあったかによって大きく左右されます。

よって、デベロッパーはより魅力的なイベントや販売施策を行い、県内外からお客様を呼び込む必要があります。

それには多額のお金と手間がかかるので、予想を超える人数が集まるとほっとしますし嬉しいです。

自分がやってきたことの成果が目に見えてわかるというのがいいですね。

来店人数に伴って売り上げも増え、昨年比を超えられたときはとてもやりがいを感じます。

お客様の声をいただいた時

商業施設の館内には、お客様が気付いたことを書いて投稿できるご意見箱を設置しています。

また、随時メールによるご意見の受付も行っています。

それを読み、ご意見に対応するのも仕事内容の1つです。

お客様は細かな点をよく見ていてくださるので、とても勉強になることが多く、重宝しています。

そんなご意見箱に寄せられるご意見は、だいたいお叱りの内容、ご指摘ですが、お褒めの言葉をいただけることもあります。

あのイベントがよかった、あの店員さんがよかった等、お褒めの言葉をいただけるととても励みになり、自分の企画したイベントへのフィードバックももらえるため、やりがいにつながります。

自分の案で売り上げが伸びた時

販売促進の業務をしていると、自分でイベントやセールの企画を立案する機会に多く恵まれます。

自分の実力を測るよい機会ですが、なかなかこれが難しく、地域性の調査から始まり、企画書の作成、依頼する業者の選定、場所の準備等、考えることも行動することもたくさんあり、てんてこまいです。

それだけ手間と労力がかかっているからこそ、実施したイベントが成功をおさめ、売り上げに貢献できた時は、大きな喜びがあります。

実績がボーナスの評価対象となることもあり、なおやりがいを感じる仕事です。

交渉が上手くいった時

商業施設の利益は、テナントからの家賃収入なのです。

テナントの売り上げの何パーセントかを決められた歩合をいただきます。

できれば家賃をできるだけ多く払って欲しいと考えていますので、不動産契約の更新の際に、家賃の値上げ交渉をすることになっています。

多額のお金がかかった交渉であるため、相手側も慎重にならざるを得ず、交渉は必ず難航します。

とても難しい業務です。

交渉が難航した際、交渉したいテナントの売り上げアップにどれだけ注力したかが、交渉を有利に進めることのできる条件となってきます。

売り上げを伸ばすため、こちらからたくさんの提案をし、売り上げアップにつながるイベントや、セール情報チラシの発行を実施してきた実績があれば、それをもとに交渉を進めることができます。

逆にテナントの経営に首をつっこまず、客観視し続けていると、交渉材料がなくなってしまい、思った結果は出せません。

よって、交渉がうまくいくと、自分がそのテナントにかけてきた労力を認められた気持ちになり、満足感が得られます。

値上げ交渉は難しい交渉であるということが仲間内にもわかっていますから、身内からの評価にもつながります。

地域に必要とされた時

デベロッパー事業の根底には、その地域を盛り上げていくという使命があります。

ですから、行政の方や商工会の方からその地域を盛り上げる一員として認められた時はとても嬉しく思います。

例えば、地域の行事の開催場所に選ばれたり、地域活性化のための会議に呼ばれたりといったことです。

また、災害が起こり避難場所として商業施設を使っていただいた際に、ここがあってよかったと言ってもらえた時も、必要性を感じていただけてうれしかったです。

商業施設を今後どういう形にしていくのかは、地域性によって変わります。

地域の特性を知り、地域の未来について思案することは、とてもおもしろいことです。

自分のアイデアで大きなものを動かしたいと思っている人にはやりがいのある仕事だと思います。

地域を盛り上げることができた時

商業施設には、その地域の人の動きを大きく変える力があります。

その力によって、覇気のない地域を活気ある場に変えていくことができます。

過疎化が進み、人間が離れている地域に、大型商業施設を建設することにより、地域の内外から人が集まり、地域の税収に貢献することができます。

そうしたことによって、その地域が県内でも注目される地域となり、住民の方のふるさとへの誇りを取り戻せたとき、やっていてよかったと思います。

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やりがいもあるけど…デベロッパーの仕事の大変なところとは?

大きなやりがいがあるけれど、それだけ大変なこともあるのが仕事ですよね。

デベロッパー業務をしながら大変だと感じたことについて、経験者の目線でお話します。

家賃の値上げ交渉が難しい

デベロッパー業務の中で1番大変だと感じるのは、家賃の値上げ交渉です。

テナントからの家賃が直接商業施設の利益になりますので、家賃は高ければ高いほどうれしいのですが、来月から家賃を上げますなんて、言いにくいですよね。

テナント側からしたら、例えば今月まで5万円だったものが突然来月から6万円になりますと言われるわけですから、はいはいと応じる方がおかしいくらいです。

こんな時は、今後どうやってテナントの収益を増やしていこうと思っているか、家賃を上げても不利益が出ないように対応していく旨を、わかりやすく説明する必要があります。

これはなかなか難しいことです。

机上の空論と思われないように、自信が持てる話術を駆使して戦います。

だいたいの場合失敗するというのも、大変だと思う理由のひとつです。

休日は基本的に出勤

商業施設の来店者数は週末や大型連休に伸びる傾向があります。

よって、職員は世間がみんな休んでいる時にこそ、はりきって働かねばなりません。

商業施設は特に初売りの売り上げにかけているので、元旦も朝からオープンするところがほとんどです。

慣れてくるものではありますが、世間がみんな休みを満喫している時にあくせく働いているのは、なかなか切ないものがあります。

競合店にハラハラさせられる

商業施設を営業する際に気になるのが、競合店の存在です。

同じ系列の会社やライバル会社等にお客様を持っていかれないよう、魅力的な企画を打ち続けてがんばっていますが、周年祭であったり、ニューオープンであったり、どうしても人がそちらに持っていかれる時があります。

そんな日は売り上げがドンと下がるので、いつもヒヤヒヤしています。

競合店との兼ね合いを気にしながら、自社の魅力を探して差別化を図っていくことはとても難しく感じます。

テナントが見つからない

商業施設には2パターンあります。

立地がよくて建物も新しい、何もせずとも人が集まる商業施設と、すたれた商業施設です。

前者は入店したいテナントがテナント側から働きかけてくれるくらい豊富で、より集客が見込めるテナントを選んで入店させることができます。

また、家賃もこちらの言い値で支払ってもらえるので、とても儲かります。

問題は後者のすたれた商業施設です。

競合店の存在や、建物自体の老朽化のために売り上げを落とし、会社から見放されている商業施設は、中に入るテナントが集まりません。

リーシングの担当者は方々に出向いてスカウトしてきますが、集客を見込めないネームバリューのない店舗ばかりとなってしまい、集客が見込めない以上に、ここの施設はもうダメだとお客様にバレてしまいます。

店内が空き区画ばかりになってしまうとなおさら客足が離れていくため、いよいよ施設として成り立たなくなってしまいます。

すたれた商業施設に配属された場合、テナント不足という状況に一番苦しむと思います。

やりがいを持って働くために必要なこととは?

やりがいを感じるためには、仕事に真摯に向き合うことが必要です。

真摯に仕事に向き合うというのは、具体的に以下のようなことを指します。

どれも簡単に見えて難しいことですが、仕事を楽しむためにも必要な努力です。

毎日の売り上げをチェックする

まず、やりがいを感じるためには、自分のがんばりで何がどう動くのか知る必要があります。

毎日の売り上げをチェックすれば、平均の売り上げを知ることができ、自分の中で目標を設定することができます。

目標が決まればあとはそれに向けて努力していくだけです。

日々の業務に追われてなかなか時間が作れない時でも、何をしたら売り上げが上がるのか調査するために、積極的に売り上げチェックをしましょう。

イベント実施による売り上げの推移であるとか、天候による人の動き等、売り上げが変動する理由を数値から見出していくことは、推理しているようでおもしろくもあります。

積極的に立案する

自分の企画を出していい機会があったら必ず立案しましょう。

これをめんどくさがるか否かでやりがいの感じ方が変わってきます。

自分が成長できる時は、自分にまだできないことを、能動的にチャレンジした時です。

企画はうまくいってもいかなくても、チャレンジした実績は必ず自分のためになります。

チャレンジした時としなかった時では失敗成功に関わらず、得られるものに大きな差がでますから、同期に取り残されないようにがんばりましょう。

注力すればする分、やり遂げた時の達成感は大きいものになりますし、うまくいけば周囲の評価もついてきます。

地域について学ぶ姿勢を見せる

デベロッパーの使命は地域を盛り上げることです。

よって、地域について前のめりな気持ちで学ぶ必要があります。

例えば休日に地域観光に出かけたり、出先で地域のことに触れたイベントのパンフレットを収集したり、地域の情報は敏感に収集しましょう。

そうしておくことで、地域の情報に関する引き出しが増え、必要な時に他の人が思い浮かばないアイデアを出すことができるようになります。

その地域に自分のふるさとと同じくらいの愛情を持つことが、やりがいを感じる仕事につながると考えます。

妥協しない

やりがいを感じるためには妥協しないことが大事です。

自分で自分の限界を作らないようにしましょう。

まあこんなもんでいいか、そう思った時に成長は止まってしまいます。

業務が大変だったり、周りとの兼ね合いがあって、折り合いをつけたくなる気持ちになると思います。

しかし、自分が思い描いている理想に近づくよう努力することで、自分自身の精神の成長を促すことができますし、そうするとおのずから成功がついてきます。

あとで後悔することがないように、自分に誇れる仕事をしましょう。

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まとめ

今回は、デベロッパーという仕事のやりがいについてご紹介いたしました。

地域の発展を願ってがんばっている仕事ですので、最終的には地域に貢献できることが1番やりがいを感じるのかもしれません。

自分のがんばりが、売り上げであったり、お客様のご意見であったり、何らかの形でフィードバックされる職業なので、成果の見える仕事がしたいとお考えの場合は、ぜひデベロッパーの業務も視野に入れてみてください。

やりがいがある仕事だということは保証します。

実際にデベロッパーの求人を探すときは、こちらの記事を参考に!



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