2020年7月6日

あまり聞き慣れないお仕事かもしれませんが、リネンの求人についてお教えしたいと思います。

そもそもリネンの仕事って何なの?大変なの?働いてみたいけど、どんな仕事なのか不安に思っているあなたへ。

リネンの仕事内容やどんな募集があるのか、またおすすめ求人の特徴まで、経験をもとにお答えします。

このお仕事ならではの福利厚生は、意外と主婦には嬉しい特典だったりしますよ!是非一度働いてみませんか。

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リネンの仕事とは?

そもそも、リネンの仕事って何をするか想像がつきますか?

「リネン」とはホテルや旅館、病院などで使うシーツやレストランで使う布のナプキンの「布製品」の総称です。

また、それだけではなく大きなホテルなどでは、従業員の制服も「リネン」として扱います。

リネンの仕事は、それらの洗濯に際してしみのチェックや、汚れ具合を見てどう洗うか洗濯方法を選んだりする、実際に「洗濯」から「乾燥」「アイロンがけ」をする「洗濯チーム」と、それらの洗い上がったリネンを管理する「事務部門」相手先から出されるリネンを回収し、また戻すという「配送部門」に分かれています。

それぞれに部門は分かれていますが、どの部門とも協力しお預かりしたリネンを綺麗にしてまたお渡しする仕事です。

リネンの仕事の大まかな仕事内容

洗濯チームの場合

洗濯チームの仕事の流れについては次の様になります。

朝出勤すると、配送スタッフがそれぞれの持ち場のホテル等から、リネンを集めてきています。

その大量のリネンは、「普通の洗濯」「汚れがひどい洗濯」「補修が必要な洗濯」等あらかじめホテルのスタッフさんが仕分けてくれています。

それらを、それぞれ決められた場所に持っていき、業務用の大きな洗濯機で洗います。

洗濯機で洗濯が終わったら、次は乾燥にかけます。

何分、量が膨大な量のリネンなので洗濯にも乾燥にも同じく膨大な時間がかかります。

ですので、一日は洗濯と乾燥。

二日目は、乾いたリネンの補修や仕分け等と作業を分けている所が多いです。

一日目は、洗濯機にかけて、洗濯が終了したら乾燥機にかけてをひたすら繰り返します。

その繰り返しだけであっという間に一日が終了です。

二日目は、乾燥したリネンをアイロンがけしたり、ボタンの付け替えや穴の補修などを手分けしてやります。

そして、出来上がった物から配送部門のトラックまで持っていきます。

事務チームの場合

事務チームの仕事の流れとしては、洗濯チームが洗濯をしている間に、制服の管理が主な仕事です。

ホテルでは、従業員にそれぞれ何着づつか制服が与えられます。

だいたいの所が洗い替えとして3着ぐらいが平均でしょうか。

それらを、○○ホテル 中華厨房 名前や番号等のスタンプ(耐水性に優れていて、洗濯しても全然インクが落ちない特殊な物です)を押していきます。

人員が変わった時は、新しい人用にまたスタンプを押し変えるのですが、元々押してあった部分に白い布を縫い付けます。

事務でやる針仕事はこのくらいですが、針仕事が苦手な人の為に縫い付けず、アイロンをあてるだけの簡単な布もありますので誰でも出来ます。

そして、その上からまた新しい人のホテル名、所属、名前か番号を押していきます。

その他には、○○ホテルからは布ナプキンが何枚、制服が何着、料金がいくら等の一般的なデータ入力等の事務仕事をします。

制服管理の必要なスタンプ等の備品の発注や管理、相手先への電話確認なども事務部門の仕事です。

配送部門の仕事

配送部門の仕事は、一週間のうち曜日で回収・配送する相手先が決まっています。

例えば、○○病院は火曜日に回収して金曜日に配送、○○ホテルは、月曜日に回収して、木曜日に配送などです。

まず、おおよその時間に相手先の搬入口からリネンを回収します。

大きなホテルや病院などの場合、搬入口にリネンを入れ物に置いてある所もありますし、お店の中まで入って、持参した袋にリネンを回収する所もあります。

何カ所か回収して会社に戻った後は、リネンを荷台から下ろし洗濯チームの持ち場まで運んでいきます。

その後、洗い終わったリネンがあったら、そのリネンを相手先まで配送したりと一日中、配送と回収を繰り返しします。

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リネンの仕事でよくある募集内容とは?

リネンの募集でよくあるのは、事務部門よりも洗濯部門が多いです。

事務部門と配送部門は、あまり人の入れ替わりがないです。

ですが、洗濯部門は体力的なものもあるので、人の入れ替わりが頻繁な所もあります。

給与相場

給与の相場は、洗濯部門、事務部門はあまり変わりません。

大体は、最低時給にプラスして10円から20円の所が多いです。

手取りにすると13万円ほどです。

配送部門は、運転する車の免許の関係で時給が高くなっています。

最低時給に25パーセントアップ加算した額をつけたりと、会社によっても違いますが手取りで約17万から20万近くが相場です。

勤務時間や休日、残業

洗濯部門

全員をA.Bに勤務時間を分けます。

そして、月曜日はAグループ、火曜日はBグループの様にそれぞれを一日置きで出勤になります。

時間としては9時から17時までで、残業はほぼないです。

休日は、土日が休みの所がほとんどです。

事務部門

事務部門も同じです。

勤務時間は9時から17時までで残業無しの土日休みです。

配送部門

配送部門は、週休二日で平日に一日、土日のどちらか一日が休みになる事が多く、各自に担当する配送ルートがあります。

担当ルートに慣れてくると変更して、どのルートでも走れるようにします。

配送部門に関しては、道の混雑具合で時間通りに会社に戻れない事もあります。

特に、冬の間は降雪がありスムーズに行かない日もありその時は残業になります。

福利厚生

福利厚生は、雇用保険、労災保険、厚生年金などの社会保険がきちんとつきます。

その他に、場所が街の中心地から離れている事が多く交通費が全額支給の所が多いです。

勤務場所

勤務場所については、市街地の中にありますが少し交通の便が悪い所にあると言わざるを得ません。

巨大な洗濯機や乾燥機、配送トラックを乗り付けるだけの広い敷地が必要だからで、近くのバス停から徒歩で10分以上歩く必要があったり、公共交通機関を乗り継いでいく様な場所にある事が多いです。

求められる人物像

洗濯部門、事務部門、配送部門、どの部門でも言える事ですが黙々、コツコツと仕事を地道に出来る事が大切です。

報告・連絡・相談などきちんと出来れば問題ありません。

必要なスキルや資格、経験

特に何か必要なスキルや資格等はありません。

どのリネンの仕事でも未経験者歓迎の所がほとんどです。

リネンの仕事のおすすめ求人の特徴

リネンの仕事の求人を選ぶ時は、勤務場所がどこにあるのかを確認して下さい。

大抵は自宅から遠い場所にありますので、通勤となれば毎日の事です。

負担のない場所かどうかの見極めが大切です。

会社独自の福利厚生!

社会保険などの公的なものは、就業後ほとんどの会社でつきますが、その他に独自の福利厚生が魅力的な所は要チェックです。

例えば、衣類の無料クリーニングサービス!

ダウンジャケットやコートなどのシーズン衣類も洗濯可能ですし、従業員だけでなく従業員の家族も対象としている所もあります。

ワイシャツのアイロンがけまでしてくれるので主婦には嬉しいサービスです。

布団や毛布などの大物も洗濯してくれる所もあり、衣替えの時期には重宝します。

ちょっと遠い場所だと迎えにきてくれる?送迎サービス!

業務用の巨大な洗濯機や乾燥機を設置する関係で、会社の場所はどうしても市街中心地から離れた場所が多いリネン会社。

時間帯や時給が良くても、場所が遠いとちょっと迷います。

でも、リネン会社によっては会社のバスで迎えに来てくれる所もあります。

大抵は最寄りの公共交通機関の駅の近くでバスが待機しており、従業員が乗り込んで出発という流れになります。

帰りも会社から、最寄り駅までバスで乗り付けた後、それぞれの交通手段で帰宅です。

送迎にお金を取らない所がほとんどなので、これも一つの魅力的なサービスではないでしょうか。

他にもユニークな福利厚生

昼食は食堂で安く食べる事が出来たり、一ヶ月安い値段でお弁当の配食サービスが利用出来たりする所もあります。

お弁当を作る時間がなかったり、コンビニなどでお弁当を買うよりも安くすませる事が出来て便利です。

自分に合ったリネン仕事の求人の選び方

まずは、この求人がいいなと思った時に、チェックするべき項目は何でしょうか?

募集の項目をきちんと見て、応募しましょう。

【選び方①】給与や雇用条件から考える

まず大切なのは、未経験でもOKな職場かどうかのチェックです。

どの仕事でもそうですが、始めは全員初心者です。

「経験者優遇」だと何となく尻込みしてしまいますが、未経験OKなら思い切って飛び込んでいきやすいです。

時給は、最低時給なのかそれよりはプラスなのかという点を注目した方が良いでしょう。

時給が高いと収入になるのでそれは嬉しいのですが、家族の扶養に入っている場合不要の範囲内という事を考えた時、月にどれくらいの時間まで働けるのかも考えないといけません。

そして、希望通りに休めるかも重要です。

特に子育て世代のお母さん達だと、何かと平日に学校行事が多いです。

参観日やPTAの説明会、バザーのお手伝いなど意外にやる事が沢山あります。

そんな時に、有給や希望休が叶うのかはきちんと確認しておきましょう。

【選び方②】職種から探す

リネンの仕事といっても、実際には洗濯部門・事務部門・配送部門と分かれています。

配送の仕事は、運転ですので小型とはいえトラックの運転です。

免許の関係もありますし敷居が高いと感じる方が多いでしょう。

洗濯部門と事務部門は、女性でしたらやりやすい仕事だと思います。

【選び方③】エリアから考える

勤務地が自宅からどれくらいかの距離は間違いなく調べておきましょう。

住所が載っているのでインターネットの地図アプリなどで実際に見てみる事がおすすめです。

アプリ上の場所を見て、場所が想像つかない所は、残念ですがやめておいた方が良いです。

場所の想像がつかないという事は、行動範囲外。

毎日の勤務が負担になってしまい、働く前からもう疲れてしまっている状態も充分あり得ます。

負担なく働ける勤務地を選びましょう。

【選び方④】まずは面接に行ってみて職場の雰囲気を確かめよう!

例えば、面接をしてくれた人が良い人そうでも、実際の職場の雰囲気は違った!なんて事は悲しいですがある事です。

私語が多かったり、挨拶を返してくれなかったり、面接に来ているよ!とひそひそされたり。

職場の雰囲気というのは、意外ですが、少しの時間でも居れば分かるもの。

仕事は、お金を得る手段ですので責任も我慢も伴いますし、嫌な事は必ずあります。

でもその時に人間関係や職場の雰囲気が良ければ、励まし合いながら頑張れますよね。

逆にそれらが悪いと、どんどん自分が辛くなります。

雰囲気を見てここは自分に合わなそうだと思ったら、お断りする勇気も大切です。

リネンの仕事にはどんなやりがいがある?

綺麗にして当たり前。その上をいく喜びがある

リネンの仕事は汚れた衣類やシーツ類を綺麗にする事です。

お客様にとっては、お金を払っているので汚れた物が綺麗になって戻ってくる事は当たり前。

逆に汚れが落ちてないなどは、クレームに繋がります。

ですが、お客様がもう駄目だ、この汚れは落ちないかも!という困った事態になった時。

今までの経験を持ち寄ってその汚れを落とせた時は、満足感や達成感が得られます。

「やった、綺麗になった!」と自分たちも嬉しいですし、お客様からも感謝され「ありがとう」「助かったよ」といわれた時はやりがいを感じます。

まとめ

意外に知らないリネンの仕事。

洗濯部門、事務部門、配送部門に分かれていて、3つの仕事が連携して成立する仕事です。

それぞれに、大変な部分はありますが、時間帯や休日、残業の有無などが割とパターン化されている職種といえます。

また、未経験者OKの所がほとんどで、応募しやすさも特徴です。

その会社独自の福利厚生があるのも、嬉しいポイント。

毎日忙しい主婦なら、衣類の無料クリーニングサービスなどは大助かりです。

聞いてみると、こんなサービスがあるの?と驚くようなサービスがあるかもしれません。

汚れたものを綺麗にするのは気持ちが良いものです。

難しそうに見える仕事でもいざやってみると意外に出来たり、面白かったりします。

もちろん失敗もありますが、仕事での自分の成長を感じられる瞬間も沢山あり、奥が深い仕事です。

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