司会の仕事に向いている人の特徴は?向き不向きや働くメリットについてお話しします!
司会の仕事と言われるとイメージするのはテレビの司会、イベントのMCや結婚式などの進行役ではないかと思います。
司会の仕事は、多くの場合、メインの仕事が先述の仕事内容になります。
華やかな仕事のため、司会の仕事を目指す人も多く、司会の仕事だけでなくアナウンサーとして活躍したい人も少なくありません。
司会の仕事と聞くと人前で話すだけに思われるかもしれませんが、実は裏で色々な努力を必要としています。
今回は、司会の仕事にスポットを当てて司会の仕事内容やどんな人が司会の仕事に向いているのかなどについて紹介していきます。
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目次
閉じる司会の仕事はどんな仕事?
司会の仕事は、台本が用意されているものもあれば、イベントなどの進行時間やプログラムだけ記載されているだけで、進行はアドリブで対応しなければならないことがあります。
人前で話す仕事ではありますがただ話すだけでなく、イベントなどの雰囲気を読みながら進行をしつつ場を盛り上げたり、落ち着かせたりと言葉一つ一つを巧みに操りながら会場をコントロールしなければなりません。
司会の仕事の大まかな仕事内容
司会の大まかな仕事内容は、司会進行だけでなく、イベントなどの場を盛り上げたり、場面によっては落ち着かせたり、会場のコントロールをすることがメインの仕事になります。
ただひたすら話すのではなく、主役となる人物に会場が注目をするように仕向けたり、会場の空気を読みながらイベントなどの進行を言葉一つで巧みに全体を操らなければなりません。
また、司会の仕事は、一人でやるものではなく、裏方のスタッフと連携して音楽のタイミングや照明のタイミングなど細かな作業を入念に打ち合わせたり、結婚式の場合は新郎新婦の馴れ初めなどを聞き出し、実際の式でどう二人を目立たせるかを考えなければなりません。
仕事上の役割とは?
司会の仕事は華やかで主役級に思われていますが、実際は主役を張るのではなく、脇役に徹し、メインとなる人にスポットが最大限に当たるように場の雰囲気をコントロールしたり、イベントなどの進行をしたりしなければなりません。
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司会の仕事はどんな人に向いている?
司会の大まかな仕事内容がわかったところで、司会の仕事に向いている人がどんな人か知りたいところかと思います。
司会の仕事に興味があるけどどういう人が向いているか知りたい人や、これから司会の仕事を視野に入れて考えたい人などの参考になれば幸いです。
チームワークを大切にできる人
司会の仕事は、司会者一人もしくは二人が会場でMCを務めるため、一人で仕事をするように思われがちですが、実は一人で仕事ができるわけではありません。
イベントならイベントを進行するにあたり、音響や照明、裏方のスタッフと連携して会場を盛り上げなければなりませんし、結婚式なら配膳係やウエディングプランナーなどのスタッフとどういう進行をするか、料理が出るタイミングで話すか話さないべきか、料理に関しての説明を挟むかなど様々な細々とした打ち合わせをした上でチームプレイで仕事を進める必要があります。
一つでもうまくチームプレイができないと会場は盛り上がらなかったり、会場の進行がグダグダになり、来場者の気分を盛り下げてしまいかねません。
司会の仕事をする上でチームワークを大切にできる人は向いている人と言えます。
冷静な判断ができる人
司会進行していく中に不測の事態や予期せぬ出来事が起こることがあります。
例えば、かかるはずの音楽がかからないとかイベントの主役が会場入りに遅れが生じていたり、様々なトラブルがあります。
そのようなトラブルが起こったとして慌てず落ち着いて司会進行することが司会者には求められるスキルです。
司会者が慌てて言葉に詰まってしまうとたちまち会場は雰囲気が壊れたり、場合によっては帰ってしまう来場者がいたりします。
常に冷静に周りを見て判断できる人は、司会者に向いていると言えます。
人を笑顔にするのが好きな人
人を笑顔にするのが好きな人は司会者に向いていると言えます。
司会の仕事は人を悲しませたり怒らせたりするのではなく、イベントや結婚式などの会場で人を笑顔にすることが求められます。
人を笑顔にすることが好きな人は場面に応じて人が喜ぶ言葉や笑えるような言葉を選んで進行することができるため、人を笑顔にすることが好きな人も司会の仕事に向いていると言えます。
話すことが好きな人
司会をする上で大切な要素になりますが人前で話すことが好きな人は司会の仕事に向いています。
大勢の人の前で話すことが多い司会の仕事は、人前で話したり、人と話すことが好きでなければ務まりません。
人見知りでもできないことはありませんが、ハードルはかなり高いと言えます。
人と話すことが好きな人は、人との会話を楽しんだり、人を楽しませたりすることができるため、話すことが好きな人は司会の仕事に向いています。
逆に司会の仕事に向いていない人は?
先ほどは司会の仕事に向いている人を紹介しました。
では逆に司会の仕事に向いていない人はいるのでしょうか?
もちろん司会の仕事に適していない人も少なからずいます。
ここでは、司会の仕事に向いていない人はどういう特徴なのかをまとめてみました。
マニュアル人間な人
司会の進行をする上で事前に打ち合わせ通りに進めることは大切なことですが、イベントなどの会場では常に不測の事態や予期せぬ出来事が起こることがあります。
そのため、打ち合わせと違うことやアドリブを利かせたり、当日急な変更を余儀なくされることがあります。
その都度柔軟に対応することが求めらますが、マニュアル人間な人はマニュアルから外れたことに臨機応変に対応できずマニュアル通りにやろうとしてしまうため、司会の仕事に向いているとはいえません。
人前で話すことが苦手な人
司会の仕事をするためには人と接したり人と話すことが好きでなければ楽しく仕事をすることがかなり難しいといえます。
人前で話すことが苦手な人には司会の仕事は楽しく働くことができずむしろ苦痛に感じてしまう可能性があるため、司会の仕事に適しているとは言い難いです。
単独行動が好きな人
司会の仕事は、司会だけに注目すると一人で行う仕事に思われがちですが、チームワークがとても大切な仕事です。
見えない裏方のスタッフなどとしっかりと連携して仕事を進めなければなりません。
単独行動が好きな人はチームワークの苦手なタイプが多く、司会の仕事に適している可能性は低くなります。
司会の仕事をするために活かせる、今までの経験は?
司会の仕事をするにあたり今でのどんな経験が活かせるか知りたい人も多いことでしょう。
今までの経験でどんな経験が司会の仕事に役立つのかここではいくつか紹介していきます。
営業経験
営業経験は意外かもしれませんが、司会の仕事に共通するところがあります。
営業の仕事は、お客様の話を聞いてお客様の問題解決の提案やサービス提案などを行います。
場合によっては一人だけでなく何人何十人ものお客様の前でプレゼンをすることもあります。
人と接することが多い仕事であるため、場の空気を読む力がつきますし、人の話を聞いて話すコミュニケーション能力やプレゼン能力があります。
これらの能力は司会としても活かすことができる経験やスキルになります。
ボイストレーニングをした経験
司会をするために大切なものは声です。
声がしっかりと会場の人に届かなければ何をしているかどうなっているのか会場の人には伝わりません。
そのため、ボイストレーニングをしていると発声方法を心得ているため、例え少し調子が悪くて声がでにくいコンディションであっても発声の仕方一つで司会をこなすことができます。
ボイストレーニングをしたことがある経験は司会の仕事をする上で大いに役立つ要素です。
接客経験
接客したことがある経験は、司会の仕事をする上で役立ちます。
多くの人を前にして喋る機会のある司会ですが、ベースはお客様と接することです。
会場に来場した人と会話を楽しむことはなかなか難しいですが、接客経験を通じて学んだ言葉使いやマナーを十分に活かして会場を盛り上げたり、楽しませたりすることができます。
アナウンススクールで学んだ知識
アナウンススクールで学んだ知識は間違いなく司会の仕事で活かすことができます。
司会やアナウンサーを目指す多くの人は、学生時代にアナウンススクールに通っていた経験を持ちます。
アナウンサーとしてテレビ局に入社すると社内研修で引き続きアナウンススクールと同じようなことをしますが、司会の仕事はアナウンサーの仕事と差はなくテレビの前で話すか会場で話すかの違いですのでアナウンススクールでの知識やスキルは司会の仕事に反映することができます。
司会の仕事で働くメリットとは?
司会の仕事をするメリットは何があるでしょうか?
司会の仕事は話すだけに思われますので、転職したいと思った時や独立したいと思った時に役立たないように思われるかもしれませんが、司会の仕事で働くメリットは多く将来的に活かせることも多くあります。
ここではいくつかピックアップしてまとめてみました。
人前で話すことが苦にならなくなる
司会の仕事なので人前で話すことがメインの仕事です。
人と話したり、人前で話すことに最初緊張するかもしれませんが、仕事をしていくと緊張をすることがなくなり、人前で話すことが苦でなくなります。
言い換えると司会の仕事で経験を積んでいくとアドリブを利かせた司会進行をすることが可能ですし、会場を楽しませることで自分自身もイベントを楽しめることができます。
プレゼン能力が身につく
司会の仕事は、主役ではありませんが名脇役として主役を際立たせるだけでなく、会場を盛り上げたり、落ち着かせたりと来場者をコントロールしなければなりません。
言葉一つで場の雰囲気を変える力は、プレゼンする際のプレゼン能力に通じていて司会の仕事で経験を積めば積むほどプレゼン能力を同時に磨くことができるようになります。
クライアントを含む会場の人から感謝される
司会の仕事は、一つ一つの仕事を丁寧にこなさなければ次の仕事はありません。
フリーで働く司会の場合は一つ一つのイベントは次に繋げるために大切なチャンスです。
そのため、イベントが終わってクライアントに感謝されたり、来場者から喜んでもらえたりするとやりがいにもつながりますし、クライアントから感謝されることは次につながる可能性も高くなります。
その後のキャリアについて
司会の仕事は、その後のキャリアにどういうものがあるか知りたい人がいることでしょう。
司会の仕事をしていく上で将来キャリアプランはどういうものがあるのか、また司会の仕事ではなく他の仕事をしたいとなったらどういう仕事にスキルや経験を活かすことができるのかを紹介していきます。
この仕事についた後のキャリアアップの道は?
司会の仕事をするには所属する事務所かフリーで働くことになります。
フリーで働く場合はキャリアアップはありませんので、生計を立てるために必要な仕事をどれだけ勝取れるかが鍵になりますし、事務所で働く場合は、事務所にもよりますが役職として上にキャリアップしていく道があります。
事務所で上にキャリアアップする場合は、現場から離れて新人の研修や従業員の管理に徹するようになります。
他の仕事にもこの経験を活かせる?
司会の仕事を経験して他の業種にキャリアチェンジする人は少なくありません。
実際に周りでも司会の仕事から営業の仕事に転職したり、アナウンススクールやボイストレーニングの講師になったり、接客業や全く関係ないエンジニアになる人もいます。
営業職の場合は、司会で身につけた人前で話す力やプレゼン力などは大いに役立てることができますし、アナウンススクールやボイストレーニングの講師は今までの経験や知識がそのまま活かせます。
まとめ
今回は司会の仕事にスポット当ててみました。
司会の仕事は、イベントや結婚式、テレビなどの進行と様々な場面で働く機会があります。
華やかな仕事に見えて実は主役でなく脇役に徹して会場や主役を盛り上げなければなりません。
司会の言葉一つで会場の盛り上がりや雰囲気が変わるため、とても大切な役割を担っています。
司会の仕事は狭き門とも言われていて活躍して生計を立てれる人はあまり多くありません。
それでも多くの人を笑顔できる、感動させることができる仕事であるため、司会の仕事に興味を持った人はぜひチャレンジしてみて下さい。