演劇やコンサートのチラシの裏に書かれいている「舞台監督」とは、どのような仕事なのでしょうか?

芸能人や有名人達と一緒にステージで働く人だとはイメージがつきやすいものの、一体どのような役割か知っている人は少ないと思われます。

監督と名がつくからには野球や映画のようにとても偉い人というイメージですが、実際はどのような仕事なのでしょう。

照明など聞き慣れた仕事だと分かると思いますが、今回はいまいち分かりづらい舞台監督に焦点を当てて、その舞台監督の求人等についてご紹介します。

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舞台監督のおおまかな仕事内容

舞台監督は、本番の舞台進行について指示を出しながら滞りなく進行することがメインの仕事です。

打ち合わせや稽古の段階から取り仕切ることもあります。

舞台監督求人はどこで探すの?

舞台監督の求人を探すには、舞台監督の所属している会社に連絡するか、個人でやっている人をツテやネットで検索して連絡を取る方法が一般的です。

もしくは、舞台監督協会に登録している会員を紹介してもらう方法があります。

ただし、全ての舞台監督が所属しているわけではありません。

小劇場等の制作費の少ない公演の場合は協会の提示額まで払えない場合が多く、フリーを探すことが多いのも現実です。

舞台監督求人でよくある募集内容とは?

インターネットなどの演劇用掲示板で日時、場所を知らせ公演の舞台監督をする人を捜しています等の書き込みをして、返事を待つ場合がほとんどです。

大抵は知っている舞台監督会社に人を依頼するか、知人からの紹介で依頼されます。

逆に舞台監督会社で、年齢や経験等の条件を挙げた上で、1年などの長期契約の募集等もあります。

給与相場

個人のスキルや公演規模、公演のジャンルによってまちまちです。

演歌歌手のコンサートなどは、演劇よりもギャラは高いです。

同じ人、同じ制作会社であっても、大劇場の仕事の場合と中劇場の仕事の場合で、稽古込みのひと月半拘束で20万円ちかい差が出ます。

勤務時間や休日、残業

関わる公演によってまちまちで、大劇場の1ヶ月公演の場合、本番は休みがないので1ヶ月間休みなしということになります。

稽古で休みがなければ、2ヶ月ちかく仕事を続けることになります。

巡業やコンサートの場合は、1週間に1日あるかないかといった場合から3日おきに公演などと様々です。

勤務も形態によりまちまちで、朝から夜中までが基本だと考えておいた方が間違いがありません。

当然、残業という概念はなく、その日の仕事が終わるまでは日付が変わっていても1日です。

残業手当もないと考えており、とてもブラックな世界です。

福利厚生

舞台監督会社に所属している場合は、それなりの福利厚生が得られます。

勤務場所

そのときに請け負った作品によって、様々な場所で働きます。

全国にある舞台や劇場が全て、働く可能性がある場所と言えます。

場合によっては海外公演もありますので、劇場付きの舞台監督にならない限りはここでいつも働いているとは言えません。

しかし1ヶ月公演で京都や名古屋、大阪や博多などに行くと、その土地土地の楽しみ方を覚えることもできて、知り合いも増え、楽しみが膨らみますし、巡業などで知らない町や店で様々な経験をすることもできます。

求められる人物像

明るく、人付き合いが良く、体力があり、機転が利く人が理想です。

リーダーシップがある人

周りに指示を出すことが仕事なので、リーダーシップは欠かせません。

クリエイティブ能力がある人

作品を良くするためには、クリエイティブ能力は大切な要因です。

しかし、この能力がない舞台監督も多く存在しています。

高い評価を得る舞台監督は、得てしてこのクリエイティブ能力を有しています。

様々なことに興味を持つ人

関わる作品や現場のスタッフ、出演者にもよりますが、とにかく様々なことを浅くても良いので広く知識を持っている人が望ましいです。

扱うものが人間全般においてのことなので、何にでも興味を持って接することが大切です。

人間が好きな人

作品の内容も出演者もスタッフもお客さんも、全て人間に関わるものです。

何より人と接することが好きでなければ到底務まる仕事ではありませんし、基本的に人間というものを好きでなければなりません。

ただし合う合わないは誰にでもありますので、そこは仕方ない場合があります。

必要なスキルや資格、経験

日本語が読めて話せることが必須です。

資格などは必要ありません。

経験はもちろんあるに越したことはありませんが、毎回が新鮮な経験となりますし、技術の進歩と共にこれは初めてということもどんどん出てきますので、現場で覚えることの方が早く身につきますし、適性が分かります。

適性のない人は大抵の場合、すぐに転職していくことが多いです。

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舞台監督求人のおすすめ求人のポイント

インターネット上に掲載されている演劇サイトで、募集やお知らせの掲示板があるCoCoRich舞台芸術や舞台ネットワークのページ、mixi等の演劇コミュニティの書き込みなどに求人が掲載されていることがあります。

CoCoRich舞台芸術

こちらのスタッフ募集掲示板にはある程度の求人が掲載されています。

mixiの演劇コミュニティ

コミュニティの掲示板に求人が掲載されている場合があります。

参加現場による違い

基本的に本番はスムーズに進行させるというのが大前提でどの現場でも同じですが、小劇場の場合はギャラが少ない分稽古に出席する日数も少なくて済みます。

というより、全部の稽古に参加していたら持ち出しとなってしまうので生活になりません。

小劇場の場合は、何本か掛け持ちして、本番をこなしつつの稽古参加でないと仕事として成立しなくなります。

舞台監督求人について気になる疑問

どこまでが仕事なのかと訊かれますが、全てが仕事であり、様々な判断によって妥協することも必要な仕事の一環です。

妥協なしに全てを全うすることは人として素晴らしいですが、そこに生活や経済や体力が絡んできます。

より良い作品を作ったためにダウンしてしまって本番に寝込んでいたとなれば、本末転倒な話です。

応募方法は?

インターネットなどで探した所にメールしてみます。

もしくは舞台監督会社に電話して現在の求人の有無等を確認し、求人があれば応募します。

舞台監督のよくある選考方法は?

知人の紹介か、スタッフ、出演者の推薦でほぼ決まります。

この俳優さんはあの舞台監督、あの演出家なら舞台監督は誰と誰、のように、大きな公演の場合は実質公演の決定段階で決まっている人がいることが普通です。

面接でよく訊かれることは?

面接では経験を訊かれることが多く、どれだけのことができるかが問われます。

音楽系の会社なら、譜面が読めたり楽器を演奏できたりすると評価が高くなりますし、演劇系なら脚本が書けたり、木頭が打てる等のスキルをアピールすることで有利に進みます。

もちろん、現場経験は多ければ多いほど良いです。

未経験でも応募できる?

応募はできます。

採用されるかは別ですが、最近の傾向としては年々制作費が削減され舞台監督も値段の高い古株の人を使うよりも新人を安く起用する方向に向かっていますので、逆にチャンスの時期かもしれません。

学閥みたいなものはある?

松竹の新派の文芸部は早稲田卒の学閥のような感じがありましたが、最近はもうありません。

正社員、派遣社員、アルバイトの募集はある?

各ポジションで募集があります。

最近は直に正社員として雇うより、一旦派遣社員で様子を見ることが主流です。

アルバイトの枠はほぼ雑用と考えてください。

雇用形態によって給与体系はどう違う?

正社員、派遣社員、アルバイトの順で給与は低くなります。

責任の重さと引き換えだと考えれば分かりやすいです。

残業って多いの?

業界には、残業という概念が基本的にありません。

拘束時間は大変長いです。

資格って必要なの?

必要な資格はありませんが、どのような資格でもあるに越したことはありません。

自動車の普通免許など普通の人が持っているものだけでなく、危険物取り扱い等も持っていると、舞台でスモークを出したりするときに管理者として消防署の申請等に便利なので重宝がられるようです。

どの程度の責任があるの?

舞台上での全ての責任がかかりますので、タバコで火が出たとか、人が怪我をしたとか、機械が壊れたなど全てに対して迅速且つ安全に対処する必要があります。

大きな地震が発生した場合、速やかに緞帳を降ろして観客を安全な場所に誘導させる責任も舞台監督の範疇です。

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まとめ

映画や野球の監督と勘違いされることの多い舞台監督という仕事は、テレビのADに舞台上の全責任を負わせたような人で、尚且つ演出家が来ないときに変わりに調整する権利を持っている人です。

映画の監督は全てを決める権利がありますが、舞台の場合はその役目は演出家が担っています。

大抵の場合、演出家は初日を開けて3日程で劇場に来なくなりますので、その後の責任を持てることが、ADとは違い将来演出家に近づけることにも繋がるのです。

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