舞台監督になるには?

勉強しておくべきことや、下積みから監督になるまでの流れを、現役舞台監督が解説します。

芸能界や舞台に興味ある人は少なく無いと思われますが、照明や音響、大道具や衣装等は世間一般に知られている職業ですが、舞台監督と言う職業を理解している世間一般の方は少ないと思われます。

監督と言うと普通に想像するのが野球の監督か映画の監督のイメージを持たれますが、舞台監督の場合は思われているイメージとは大きく違っています。

そんな舞台監督、英語で言うとステージマネージャーについて解説します。

「舞台監督」が自分に向いているか診断するにはこちら →

舞台監督になるには?

これと言った資格も必要なく、歌手や俳優と一緒で自分が舞台監督だと言えば舞台監督なのですが、歌手や俳優と同じ事で、売れているか、仕事が取れるか、大物と働けるかと言う事とは次元が変わって来ます。

良い仕事が出来て、売れる人とそうでない人が存在しますし、良い仕事にも様々な種類が有り、字面で良い仕事と書かれていても、ギャラの良い仕事なのか、待遇のいい仕事なのか、本人のやった成果が高くて芸術的になるように出来た良い仕事なのかはまるっきり違う意味を持っているからです。

自分にとって良い仕事と世間から見て良い仕事の違いは真逆の場合も多々有る事なのです。

楽して適当にやっていいギャラが貰える仕事は自分にとっていい仕事になります。

苦労したけれどお客さんが喜んでくれてたのに、ギャラが安い仕事は第三者から見ていい仕事をやってくれたと言う事になりますし、ギャラが安くたいした仕事をしていないのに皆が憧れる人達と一緒に働いているとなると世間にとって良い仕事と言える等シュチエーションは沢山有ります。

そんな仕事さえも取る事の出来ない人も居ますし、仕事でずっと休みの無い場合も有ります。

舞台監督で仕事を取るやり方はいくつか有り、舞台監督の会社に所属、もしくは契約して貰うやり方と、プロデューサーに直接雇って貰うやり方と、募集している所に応募して採用されるやり方と、劇団に所属して劇団の仕事としてやるやり方と、知人の紹介でやるやり方とになります。

おすすめの学校はある?

日本大学芸術学部や桐朋学園、玉川学園大学や、日本工学院、大阪芸大等です。

下積み時代は?

所属した会社や劇団、フリーとして契約した公演で先輩舞台監督の下に付いて、演出部として働いたり、舞台監督助手として仕事を覚えて行きます。

大抵の大劇場の公演は舞台監督は2人以上居て、チーフ舞台監督の他にサブの舞台監督、公演によって2人で手が回らない部所を担当する舞台監督が手の足らない人数だけ居ますし、会社となれば新人育成の為、人手が足りていても新人の勉強の為に現場に送り込んでくれます。

ここで先輩方に教わりながら覚えて行きます。

小劇場の場合はいきなり1人で初めてチーフとしてやらなければならない場合も有り、自分なりのやり方を周りから学んで行く事になります。

ある程度の経験を積んだ後に、きちんと教わった人と出会いが有り、自分が出来ていない所が判ると、その人に教えて貰う事もあります。

舞台監督」が自分に向いているか診断するにはこちら →

舞台監督の就職先や募集状況は?

音楽系で言えばユニゾンカンパニーやクリエイト東京、クリエイト大阪等が有り、芝居系は亀屋東西社、マルーラ、その他各劇団等で、演劇のサイト等で募集していたり、仕事探しのサイト等で募集が有ります。

よく見るのはCoRich舞台芸術と言うサイトの掲示板のスタッフ募集に様々な職種のスタッフの募集が有ります。

舞台監督の働き口はどの程度あるの?

各劇場、各公演に於いて1人から2人程度の舞台監督が働いている事に普通はなりますが、お金の無い劇団等は俳優さんが舞台監督を兼ねて公演する場合も有ります。

小劇場等含めると都内だけでも100カ所弱有りますが、毎日公演している訳では有りません。

これらの劇場の何処で何時の公演に携わるかと言う事になります。

公演の為の稽古や打ち合わせ等の事も考えると稽古場は新宿や銀座、森下や世田谷他色々な所に有り、本番前の稽古に付き合う為に通う事になります。

大手の公演をやる会社は、松竹、東宝、明治座、新歌舞伎座、御園座、博多座、各プロダクション(ホリプロやナベプロ等)や、制作会社(何社か有ります)、各劇団などで、小劇場を数に入れると結構な数が存在しますが、お勧めするのはやはり大手です。

舞台監督の転職事情

実家の商売を継ぐ為に辞めた仲間が何人かいます。

又、大道具の派遣会社の社長職に収まった人も居ますし、プランナーや作家、演出家になった人も大勢います。

商業系の大舞台の舞台監督が、俳優さんに引っ張られて演出家になるパターンはとても多く、舞台や作品の事を良く知っている為、引っ張られる事が多いのです。

古い作品になると、当時の演出家が故人になっている場合が多く、当時舞台監督をしていた人が内容を一番把握している為、演出家になり易いです。

経験者が語る!できる舞台監督はこんな人

信頼出来る人

出演者の信頼を得る事が出来ていて、各スタッフの動きも把握し、スムーズに進行させる事によって全体が纏まる事が出来る様なスケジュールなり、捌き方を出来る事が重要です。

臨機応変な人

臨機応変と言う事も大切な要素で、何にでもすぐに対応出来る事が求められます。

知識の有る人

様々な知識を持っている事も状況に応じて出す事が出来る引き出しが多い人と周囲に認識される為、頼られる事で信頼が厚くなりますし、作品に於いて気付く事も増え、良い方向に持って行き易くなる為、持っていて損の無い知識です。

アイディアが豊富な人

アイディアが豊富な人は、新しいアイディアを提案し採用される事で作品に貢献する事になりますので、尊敬が集まる事で信頼が付いて来ます。

気の長い人

短気な人は怒り易く、周囲を萎縮させ勝ちで、雰囲気が悪くなり易くなりますが、気の長い人は和やかな雰囲気を作る事が出来て、皆に楽しく働いて貰う事が出来易い環境を作る事が出来ます。

優しい人

相手を気遣う事が出来る人は集団に於いて皆を纏め易くなりますし、良いムードを作れるムードメーカーになる事が出来ます。

辛い仕事であってもいい雰囲気の中だと辛さが半減しますので、その分頑張る事が可能になります。

機転の利く人

その場その場で一番良いやり方をすぐに実行する事で信頼を勝ち得る事が可能になり、現場の生産効率が高くなります。

「舞台監督」が自分に向いているか診断するにはこちら →

舞台監督の仕事に興味がある方へ(まとめ)

まずは搬入搬出等のアルバイトをやってみて、現場を知り、舞台監督に接してみてどんな事をしているか見てみる事をお勧めします。

基本的にバイトさんを仕切るのは、始めは舞台監督で、そこから各セクションに配置されますが、同じ舞台上で働いている為、どんな仕事をしているかが判ります。

そこで目で見て知る事が一番間違いなく判り易い方法だと思います。


関連キーワード

舞台監督求人