信用金庫を辞めたい…と感じた7個の理由と乗り越え方
信用金庫の年収ってどのぐらいなのか皆さんはご存知でしょうか?
業種・企業によって年収は違いますし、更に金融機関となると多いんじゃない?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
今回はそんな信用金庫の平均年収の相場について詳しくお話しさせていただきます。
また、信用金庫で給与アップを狙うならやるべき事についてや、経験者が信用金庫に転職して年収をアップさせる方法についてもご紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
閉じる信用金庫の給料の相場はどのくらい?
正社員で新卒入社した場合(月収)
正社員でも最終学歴によって基本給が変わってきます。
- 大卒…160,000円〜210,000円
- 短大卒…140,000円〜200,000円
- 高卒…120,000円〜160,000円
地域や金庫によって変わってきますが、大体この位になるでしょう。
正社員で転職した場合
中途採用の場合大々的に公示されているというよりは、その人のキャリアや前職での収入に合わせて変わってくるので何とも言えませんが、前職より下がるような転職はおすすめしません。
パート・アルバイト
時給制になるのですが、信用金庫のパート・アルバイトは時給が低い事が多いです。
最低時給〜900円になるかと思います。
比較的専門的な知識を必要とされるのに、時給が低めに設定されているのはあまり納得いきませんが…
もちろん高めに設定されている金庫もありますし、パートの仕事内容はどこもあまり変わりないと思うので、少しでも高い所を見つけて下さい。
年収にも響いてくる基本給以外のものは、どうなっているの?
賞与
掛率に差があるので年代別の平均にはなりますが、以下の通りです。(年間)
- 20代…500,000円〜1,000,000円
- 30代…900,000円〜1,300,000円
- 40代…1,300,000円〜1,700,000円
- 50代…1,700,000円〜1,800,000円
昇給
コンスタントに2,000円〜5,000円程度の昇給がありますが、成績が悪かったり昇級試験などに合格しないと全く上がらないという事も起こり得ます。
常に昇給したいならば、昇級試験に合格する事が大切になります。
各種手当
職能級・資格による手当・家族手当などがあります。
金庫によって金額に差がある為、しっかりチェックしましょう。
給与が高い人は何が違うの?
継続年数も同じ、年齢も同じなのになぜ給与が違うの?という疑問についてご説明します。
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スキル
総合職でも事務職でも等級があります。
年齢や継続年数によって自然と上がる事もありますが、試験を受けて合格しないと昇級出来ないので、試験を積極的に受け合格している人はその分給与が高くなります。
あとはファイナンシャルプランナーや窓口業務の資格の有無によって給与が変わります。
役職
役職によっても手当があり、店舗勤務か本部勤務かによっても役職の種類や数も変わってきます。
また、どの役職に就くにも試験に合格しないといけないので、試験に合格しなければ、ずっと平社員という事もあります。
勤続年数
毎年昇給がある為、必然的に給与は継続年数によって増加します。
また、賞与は勤続年数によって変わる場合が多いので、高卒と大卒で勤続年数は違って年齢は一緒という状況で、給与はほぼ同じでも賞与は違うという事はあります。
地域
信用金庫は地元密着なので、同じ信用金庫内で地域差はほぼ無いと思いますが、信用金庫によってはもちろん違ってきますので、受ける際に確認しておく必要があります。
ただ、営業範囲の広い信用金庫で県外に支店がある場合、多少変わってくる事はあるかもしれません。
信用金庫の給料の決まり方
最終学歴
1番最初に決まるのが最終学歴です。
段階としては、高卒・短大卒・大卒です。
大体各段階ごとに10,000円〜20,000円くらいの差が出てきます。
さらに基本給だけで見ると『高卒5年目と大卒1年目は同じ』になります。
これは高卒の方が5年目で大卒と同じ等級になるからなのですが、高卒の方が昇級試験を受けて合格していればもちろん変わってきます。
資格
どの資格を持っているのかによって等級が決まったり手当も付いたりしますので、必要な資格は持っているに越したことはありません。
逆を言えば、必要ではない資格(例…英検1級)を持っていたとしても、給与に反映されることはありません。
信用金庫で給料をあげるためにやるべきこと
今まで給与についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
働くからには上を目指したいですよね。
その為には何をしたらいいのかをまとめてみました。
今の勤務先でできること
給料アップの交渉をしてみる
1年に1度、支店長との面談があります。
その時に給与アップの交渉をしたり人事部に直接交渉する事は可能ですが、交渉したところで上がる事はまず無いと思っていただいて構いません。
スキルアップを図る
これは先にも書いた事ですが、給与アップを狙うなら昇級試験に合格する・資格を取るのが1番手っ取り早いです。
資格を取ると毎月の手当だけではなく、合格した時に特別手当がもらえる物もあるので、積極的に受けることをオススメします。
職種を変える
これは事務職からのみになりますが、総合職への変更をする事です。
総合職になるとノルマが厳しくなり、渉外業務をする事になるので大きな決断ではありますが、実際変更をする方はいらっしゃいます。
思い切って転職する
給与アップする事は可能ですが、限度があります。
そうなったら転職するしかありません。
その際の選び方をご説明します。
転職先の選び方1:経験を活かせる所(同業種)
転職は新たな第一歩。
中途採用であればスキルがあるに越したことはありません。
ですので、それまでに培ってきたスキル・経験を活かせる同業種をオススメします。
転職先の選び方2:新しい所(他業種)
同業種だと給与のベースはそこまで違いが無い為、大きく収入アップを目指したいなら新しい業種にチャレンジするのが良いでしょう。
元信用金庫職員という事で有利になる場合もあるので、今までの経験を活かせる仕事を見つけましょう。
給料をアップさせるための求人の選び方
転職するからには収入アップしたいですよね。
どうやればアップを狙えるのかご説明します。
給与相場が今よりも高いところを探そう
これは言わずもがなですね。
業界・業種によってベースとなる給与相場は違います。
信用金庫よりも相場の高い所を調べましょう。
賞与や昇給制度をチェック
賞与は大体○ヶ月分と記載されています。
ただ、これってちょっと分かりづらくないですか?
私が求人を見る際は『先輩の声』など実際に働いている方がどの位の賞与をもらっているのかを見ます。
もちろん中途なので差はありますが、大体の目安にはなるかと思います。
残業代はちゃんと出る?
残業代はすごく大切ですよね。
支払わなければならない物ですが、残念ながら実際はサービス残業になってしまっていたりする事も少なくありません。
残業代の支払い方はしっかり確認しておくべきです。
営業職は残業という概念は無く手当として組み込まれている事がほとんどなので、超えた分はきちんと支払われるか?
などしっかりチェックしましょう。
交通費や福利厚生は?
交通費は上限が決められており、全額もらえない所もあります。
電車通勤で定期代なら全額出るけど、ガソリン代として支給は足りないという事も…私が以前勤めていた信用金庫は、コンパスクルリの直線距離換算でした。
職員からは『直線で行けるわけない(笑)』という声が多かったです。
また、福利厚生も重要となってきます。
信用金庫は地域に密着している為、地元企業の割引など豊富な方だと思います。
それと比べると『え…少ない』と思う事もあるかと思います。
また、福利厚生は直接的に関わってこないことも多いのであまり見ない方が多いですが、福利厚生はしっかり確認する事が大切です。
経験者が教える、実際に給料がアップしたのはこんなとき
等級が変わる時・4月
私は短大卒で入庫した為、入庫2年の大卒と同じ歳になる時期にポンと上がりました。
金額にすると20,000円程。
毎年の昇給も3,000円〜5,000円位あったので、そこに加えて20,000円位の昇給は嬉しかったです。
昇級試験に合格した時・4月
昇級試験に合格した次の4月に5,000円位あがりました。
等級でここまで違うのかと実感しました。
雇用形態ごとに違いは出てくる?
月給や年収
正社員とパートではもちろん違いますが、総合職と事務職でも大きな差が出てきます。
基本給が違う為に賞与の違いが大きくなり、年収も変わってきます。
給料以外における良い点と悪い点
正社員
良い点:自分の思うように店作りができる。
私が勤めていた信用金庫では、女性職員の力が強かったんです(笑)
お店をどの様に飾るのか、どんなカラーにしていくのかは女性職員のセンスにかかっていました。
ですので自分の思う店舗作りができ、働きやすい環境にする事ができました。
悪い点:責任が大きい
これは一概に悪い点とは言えませんが、理不尽な責任まで負わされる事が多いです。
例えば、パートさんがしたミスを『何故防げなかったのか』と問われたり、お客様への謝罪を代わりにしたりしなければなりませんでした。
派遣
良い点:言われた事だけをやれば良い
派遣職員は正社員に言われた事だけをやれば良いので、毎日決められた事をこなすだけで成り立ちます。
自分で判断する事も無く責任も問われない為、少しは気楽に仕事をする事ができます。
悪い点:意見が言えない
言われた事をやればいいのですが、おかしいと思った規定などに意見を言う事はできません。
基本的に派遣職員は派遣会社の職員なので、派遣先の信用金庫に口出しをする事は出来ないのです。
アルバイト
良い点:責任が無い
これは派遣職員と同じですが、ミスをした時に上司や正社員に謝罪・説明はしますが、責任を問われることはありません。
だからといってミスをしても良いわけではありませんが、責任を問われないだけで気は楽だと思います。
悪い点:意見が通らない
派遣職員と違い、直接雇用の為意見を言う事はできますが、通る事はまずありません。
もちろん改善すべき点やおかしな所は変わるかもしれませんが、直接的に変えることはできません。
この働き方は、こんな人におすすめ!
信用金庫で働くと言っても、様々な働き方があり、向き不向きがあります。
それぞれオススメの人をご紹介します。
正社員
責任感を持って働きたい、会社を良くしていきたい!と思う方には正社員がオススメです。
先にも書きましたが、店舗作りや店舗内でのルールを変えていくことが出来るので、向上心のある方には向いているかと思います。
また、本部に意見を言ったりする事もできるので、店舗だけではなく信用金庫全体を変えていくことができるかも知れません。
ここで、私が正社員として働いていた時に起こした大きな変化をご紹介します。
色んな信用金庫の女性職員を集めた1泊2日の研修に参加した時、皆で名刺交換をするという機会がありました。
その頃自分の信用金庫では女性職員に名刺を配布していなかったんですが、その研修に参加した9割の金庫の女性職員は名刺を持っていました。
その研修の中で『窓口でも名刺をお渡ししている』と聴き、金庫に帰った後、本部に交渉しました。
初めのうちは予算の関係もあり何度も却下されました。
しかし、名刺をお渡ししてお客様からの信頼を得る事・名刺を渡す事でテラーに責任感を持たせる事ができると言う事を根気強く説明し、女性職員に名刺を配布する事を承諾してもらう事ができました。
この時の達成感は今でも忘れません。
ですので、こういった私みたいな『金庫を良くしたい』と思う方には、正社員をオススメします。
パート
ガッツリ働きたいわけではなく、扶養内である程度稼ぐ位でいいかな…と思われる方にはパートをオススメします。
ある程度稼ぎたい位で大きな責任を負わされるのも割に合わない気もするでしょうし、日々の仕事を淡々とこなして稼ぎたい方にはパートが向いていると思います。
派遣
限度なしに稼ぎたいけど、責任を負うのは…と思われる方には派遣職員がオススメです。
派遣でしたらパート職員よりも時給は高いですし、かといって責任を取らされるかといったらそうではありません。
責任を取るのはなぁ…でも沢山稼ぎたいなぁと思われる方は派遣がいいですね。
まとめ
信用金庫の職員は大体いくら位貰っていて、どうすれば給与アップに繋がる転職が出来るのかをご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
働き方にはいろんな方法がありますので、参考にしていただけたら幸いです。
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