信用金庫を辞めたい…と感じた7個の理由と乗り越え方
信用金庫の転職をお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
働いていれば『転職したい』という気持ちが出てくることもありますよね。
もっと収入の良い所へ・職場環境のいいところへ…様々な理由があることでしょう。
今回は、信用金庫の転職で覚えておいたほうが良い事を具体的に解説していきたいと思います。
信用金庫を転職先にしたいのなら心得ておくべき事や、年収アップを狙う方法まで、この記事があなたの転職を成功に導く手助けとなれば幸いです。
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目次
閉じる信用金庫の転職で注意したほうが良い2つのこと
福利厚生
信用金庫は福利厚生に充実しています。
地域社会に密着している為、ホテルの宿泊補助などのその地域の特別な割引が沢山あります。
また信用金庫職員のみが契約できる生命保険も豊富で、配当金が多くつくものもあります。
そういった部分を他の会社と比べると『福利厚生が充実していたんだな』と思います。
信用金庫にあった福利厚生の感覚のままだと物足りなさを感じてしまうので、その点を踏まえておくと良いでしょう。
仕事がある意味で雑
私が転職する際に結構悩みの種になったのがここです。
実際周りでもこういった声をよく聴きます。
金融機関は事務処理がとても細かく、かなり神経を使います。
個人情報はもちろんの事、1つ間違えばとても大きな損害を金庫に与えてしまいます。
1つとして雑に扱っていい書類はありません。
もちろん企業毎に差はありますが、大抵の一般企業ではここまで厳しくはありません。
『多少雑に扱っていいなら楽になるんじゃない?』と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。
『こんな雑でいいの?』『え、綴らなくていいの?』『これ捨てていいの?!』と思う事、書類の管理に関しても『これ、個人情報なのにこんな処理でいいの?』という事が多いです。
その時に『楽だなぁ』と思えればいいですが、あまりの雑加減にイライラし、ストレスが溜まってしまう恐れがあります。
ですので、こんなもんでいいんだと割り切れるように気持ちの切り替えが大切です。
転職を成功させるためには何をすれば良い?
信頼される人間になれるように日々努力する
これは『転職しよう』と思ってからでは遅いので、在籍中から常に意識すべき事です。
転職先の企業でも貴方を『信用金庫職員』という見方をします。
面接官は人と接するプロです。
何百人何千人という応募者を見てきているので、少し話せば『信頼できる人か、出来ない人か』はお見通しです。
嘘を言っても大抵は見抜かれます。
信用金庫職員ということで『なら大丈夫』と思われる面接官もいらっしゃるようですが、逆に厳しく見られる方もいらっしゃいます。
自分に自信を持って面接に挑む為に、日々の積み重ねが大切です。
在籍中を振り返る
自分が信用金庫でどんな仕事をしてきたのか、どういう心掛けで働いていたのかをしっかりアピールする事が大切です。
例えば『お客様1人1人に最適な資金運用をご提案出来るよう、日々勉強を欠かさなかった』『お客様との世間話でお客様に満足していただけるよう世間の話題になっている事を常にチェックしていた』などでも良いでしょう。
どのような心掛けで仕事をする人物なのかは新しく雇用する上で重要な判断材料になりますので、日々どのような事をしていたのかをしっかり振り返りましょう。
信用金庫で業績を残す
これは一番大切な事でしょう。
在職中にどんな努力をしてどんな成績を残したのかがとても重要になってきます。
営業職への転職なら営業に対しての姿勢と実力を見られます。
特に同業種への転職の際は、『元々成績を残せていなければうちでも成績を残せない』と判断されてしまいます。
女性の事務職の場合はなかなか難しいかもしれません。
その場合は『○○の資格を取得した』『テラーの大会で優秀な成績を残した』等でもプラスの判断材料になるので、コンテストや大会には積極的に参加していきましょう。
一緒に働きたいと思える人になる
人事採用担当者は『この人と一緒に働きたいかどうか?』という視点で見ており、更に『この人がうちの会社にいたらどうだろう』を想像しています。
ですので、その企業のカラーに合わなかったりコミュニケーションが取れなかったりすると『仕事は出来る・成績も残しているが人物的にちょっと…』となると不採用にされる事も少なくありません。
人事採用担当者も人間です。
『人に好かれる人』になる事が大切です。
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転職するに当たっての必要な心構え
転職先が同業種・他業種で心構えは違ってきます。
それぞれしっかりおさえておきましょう。
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同業種
業種は同じとはいえ違う会社。
それぞれやり方など違うので、今まで働いていた知識を活用しつつ順応していかなければなりません。
信用金庫への転職ならシステムやオペレーション、伝票の形式もほぼ同じですが、銀行・農協などになるとまた違ってきます。
『以前はこうだった!』という固定概念を捨てなければなりません。
更には同業種への転職では前職での成績が大変重要になってきます。
営業成績や取得資格などを細かく見られ判断されるので、しっかりアピールできるように精進する事が大切です。
逆を言えば、成績も残せていない・資格もあまり取得していないとなると、採用される可能性はかなり低くなるでしょう。
他業種
上にも書きましたが、他業種になると企業によって差はありますが、事務処理や書類の管理などがある意味雑になります。
これは他業種で働いてみないと分からない事なのでいまいちピンとこないかもしれませんが、働いてみて実感すると思います。
ここが一番苦労するところだと言っても過言ではないと思います。
現に私が一番苦労した点です。
信用金庫の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?
知識を身につける
これは信用金庫とか関係無いように見えますが、結構重要だと思います。
金融機関は潰しのきかない職種と言われており、独自のシステムや知識を使う為、他の会社で全く歯が立たない事は往々にして起こり得ます。
例えばシステム。
端末でオペレーションするとはいえ、Word・Excelを使うわけではありません。
フォーマットに入力するだけです。
タイピングは鍛えられるかもしれませんが、表計算などほぼ使いません。
書類を作る際WordもExcelも使用しますが、それぞれの機能を最大限に利用する事はほぼ無いです。
昨今の企業はそれぞれ独自のシステムを用いているでしょうが、Word・Excelはまだまだ使われています。
さらにはPowerPointなどの会議などで使われるソフトは全く使う事がないので、急いで転職を決めず、しっかり身につけてから転職に踏み出して年収アップを目指してください。
同業種の転職先は上位互換。
これはどの転職でも言える事ですが、現在勤めている信用金庫よりも上のランクを目指しましょう。
簡単な事では無いかと思いますが、同等・もしくは下位では年収アップは狙えません。
信用金庫の転職でよくある職種や業界とその理由
信用金庫の転職は潰しがきかないとよく言われますが、そんな中でよくある転職先をご紹介します。
保険会社
生命保険・医療保険・がん保険など様々な保険会社が挙げられます。
その理由
信用金庫では保険商品を販売している為、保険の勉強をして試験を受けます。
そしてファイナンシャルプランナーの資格も取るので、ある程度の保険の知識があり、更には『元信用金庫職員』と言うことで顧客への信頼も厚いです。
その為、保険会社からは重宝されるのです。
地元企業
地元に根を張っている企業への転職もよく挙げられますね。
その理由
元々信用金庫で働いていたという事は『地元に貢献したい・地元を発展させたい』という事に繋がるので、志望動機も『違う形で地元に貢献していきたい』とアピール出来ます。
更には信頼も厚い為にいい印象を持ってもらえるでしょう。
自分にあった信用金庫の転職求人の選び方や注意点
ここでは信用金庫への転職について見ていきます。
一言に信用金庫とはいっても様々です。
そんな中から自分にあった信用金庫を見付ける為に何に注意したらいいのかご説明します。
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雇用形態から探す
信用金庫の雇用形態には主に、正社員・契約社員・パートがあります。
契約社員・パートは時給制で上限が定められている場合があるのでしっかりチェックしましょう。
職種から探す
正社員は、総合職・事務職に分かれており、総合職は営業・外周り。
事務職は店舗内での業務になります。
自分のやりたい事をしっかり決め、総合職・事務職を判断しましょう。
そしてたまにシステムエンジニアを募集している時もあるので、こまめにチェックしておきましょう。
給与や雇用条件から考える
信用金庫はそこまで給与や雇用条件が大きく変わる事はありませんが、全く同じというわけではないので比較する事は大切です。
給与が多いという事はそれだけ顧客が多かったり、それなりにノルマが厳しかったり残業が多かったりします。
給与が多少少なくてものんびり働きたいのか、忙しくてもノルマが厳しくてもいい給与をもらいたいのか…よく考えてください。
エリアから考える
信用金庫は地元に密着した金融機関なので自動的に働くエリアは地元になりますが、大きな信用金庫になると隣県に支店がある金庫もあります。
規模はどのくらいなのか、どこに支店があるかで判断するのもいいでしょう。
信用金庫で転職する人は多い?
あまり多くはありません。
どちらかというと金庫離れする人は少ない方だと思います。
女性は特に離職率は低く、冷暖房完備・信用金庫職員というラベルは大きいと思います。
更に信用金庫は昔『女性は結婚したら退庫・妊娠したら退庫』という考えが根強かったですが、昨今では出産休暇・育児休暇を積極的に取る女性が増えてきている為、働きやすい環境になってきています。
よくある転職理由
そんな中でも転職する方はいるので、よくある転職理由をご紹介します。
結婚により転居の為
信用金庫は地元に密着している為に県外はおろか、県内でも他地域には支店が無いという事が多いので、通勤するのが困難という理由で転職する方はいらっしゃいます。
転居先に支店や支社がある企業の場合はそちらに転勤という方法もありますが、そういった事が難しいのが理由です。
スキルアップの為
信用金庫で働いていると、地銀や都銀など上を目指したくなる方もいらっしゃいます。
『自分はもっと上を目指せる!』『全国に支店のある都銀で働きたい!』などの理由です。
転職前に自分の強みやスキル、弱みなどを振り返ってみましょう
転職するには自分をよく知っておかないと、転職先の面接で困ってしまいます。
キャリア採用をしているという事は即戦力が必要という事なので、採用する側もあなたのスキルを重要視します。
人には弱みがあるのも当然。
その弱みを理解して改善していく姿勢は大切です。
年代別の注意点
新卒で入庫したばかりの場合
新卒で入庫したばかりなのに転職をしたいというのは『入庫した金庫・自分を分かっていなかった』という事なのでかなりのマイナスになってしまいます。
『思った仕事とは違った』『自分がやりたかった事では無かった』などの理由は言ってはいけません。
『うちに入ってもそう言って辞めるのではないか』と思われてしまうからです。
そのような事の無いように気をつけましょう。
20代後半の場合
このくらいの年代になると、ある程度中堅になってきます。
その時にどんな実績・成績を残しているのかはとても重要になってきます。
この年代で何も無いではマイナス要素になってしまうので、何かアピール出来る事を見つけましょう。
30代の場合
この年代、特に30代後半では信用金庫では役職が付いている年代です。
代理・次長の辺りでしょうか。
この位になると、自分の成績というよりは部下の成績が重要になってきます。
自分がどの役職に就き、自店の成績や自分の部下がどのような成績を残しているのかを把握する事が大切です。
40代以上の場合
この頃になると早い人で支店長クラスに就いている方も出てきます。
支店長なのに何故転職するのか、また、何故役職に就いていないのかを問われる事が多いでしょう。
転職も厳しくなる年代なのでアピール材料が多く必要になってくる為、しっかり考えなければなりません。
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まとめ
信用金庫への転職・信用金庫からの転職について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
どの職種でも転職する際は前職でどのような働きをし、どのような成績を残したのかがとても重要になってきます。
同業種への転職は更に重要視されるので、在職中は成績を残す事が大切になります。
転職する為に頑張るというのはおかしいですが、いずれ転職する時が来るかもしれないと思いながら働く事は大切かもしれませんね。
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