添乗員と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?

旅行業界って華やかなイメージ、タダで毎日いろんなところに旅行できて羨ましい!というのが世間一般の印象かもしれません。

ほとんどの人が修学旅行などで一度はお世話になる職業ですが一体どんな仕事なのか、実際の経験談を交えてご紹介したいと思います。

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添乗員はどんな仕事?

その名の通り、お客様に同行して安全に楽しく旅行をしていただくことがお仕事です。

リーダーシップを発揮して大勢を引っ張っていくので華やかなイメージはありますが、実際には裏方で時間通りに行程が進んでいるか管理したり、目的地への連絡や清算など目立たないところでの業務が多いのが実情です。

主役はお客様なのであくまでも裏方に徹するわけですが、無事に旅行が終わると感謝の言葉をいただけるのでやりがいは大きいです。

添乗員の大まかな仕事内容

実は旅行前から仕事は始まっていて、前日にツアー会社や他の添乗員と打ち合わせをするのが一般的です。

旅行中もこまめに連絡を取り合うことが多いので、事前に情報共有をしておきイレギュラーが起これば報告・相談が必須になります。

旅行当日はお客様が集合したらまずは挨拶とツアー行程の説明・見どころなどを説明します。

ですので観光地の情報など、知識はある程度持っておいたほうがいいでしょう。

旅行が始まれば行程の管理ですがツアーがタイムスケジュール通りに進んでいるのか、集合のたびにお客様が全員揃っているかなど確認作業が必要になります。

移動中は次の目的地への連絡や到着時間の確認、到着後はお客様の誘導や入場手続き・清算など旅程がスムーズに進められるよう努めることが大切です。

時には交通渋滞により遅れが生じたり、天候により観光コースを変更せざるを得ないような場面も出てきます。

そのような場合に代替サービスを提供するなど対応力が求められます。

お客様が帰着されるまで安全に配慮し、最高の思い出を作っていただくよう努めるのが添乗員の仕事です。

また利益を求められることもあります。

ノルマはありませんが観光地での買い物やバス旅行などではお土産の車内販売なども大事な業務の一つです。

仕事上の役割とは?

安全を第一に考えるというのは常に言われ続ける仕事です。

やはり楽しみにしていた旅行ですからハメを外したくなるお客様も中にはいらっしゃいます。

楽しんでいただくのはもちろん大切ですが時には危険を回避するために止めなければいけないこともあります。

また旅行の主催会社・お客様・各施設や交通機関のスタッフなど多くの方と協力し、時には板挟みにあい、交渉・折衝することも起こります。

多くの場合、現場の添乗員に判断が委ねられますので、判断力・情報力・行動力などが求められる仕事です。

ちなみに旅行は楽しめる?

常にお客様を気にかけたり、行程管理で忙しい添乗員ですが気の休まる瞬間もあります。

各施設には添乗員や乗務員の休憩所が設けられていることが多くドリンク等のサービスが受けられます。

また観光地でのフリータイムは解放される時間ですので、自由に散策できることもあります。

宝塚歌劇を鑑賞したり遊園地のアトラクションを楽しむということも可能です。

ただし何かあればすぐに対応しなければならないので連絡が取れる状態にしておきましょう。

添乗員の仕事はどんな人に向いている?

ではどんな人が添乗員にむいているのでしょうか。

いくつか必要な要素をご紹介していきますね。

性格も体も元気な人

どんな仕事にでも必要ですが、旅行業では特に重要なポイントが体力です。

まず添乗員の朝は早いです。

バス旅行ならバス会社の車庫にまだ暗いうちから行くこともありますし、前日から出発地付近のホテルに前泊することもあります。

そして旅行が始まると何時間もお客様と一緒に過ごす訳ですから常に周囲に気を配っておかなければなりません。

移動中だからといって居眠りすることはできませんし、集合時間になってもお客様が現れなければ走り回って探すこともありますし、宿泊施設でも夜にトラブルがあると呼び出されることだってあります。

海外旅行なら1週間以上それが続くこともあるわけですから体力は絶対に必要ですね。

旅が好きな人

これが理由で添乗員を目指す人は多いと思います。

日本全国(場合によっては世界中)を旅しながら、各地の美味しい料理・美しい景色を味わい、様々な体験をすることができるのは他の職業にはないこの仕事の魅力です。

慣れるまでは行程管理で頭がいっぱいですが、経験を積んで慣れてくれば徐々に旅行自体を楽しむことができるようになります。

いろいろな観光地に詳しくなってじゃあ今度はプライベートであの人を連れてきてあげようだとか考えるのもワクワクしますよ。

旅行が好きでこの感動を多くの方と共有したいという気持ちがある人には天職かもしれませんね。

人と接するのが好きな人

一人では絶対にやり遂げられないのがこの仕事です。

添乗員のことをツアーコンダクターといいますがまさに「旅の指揮者」です。

お客様はもちろん移動に関わる人、観光施設で働く人、食事や宿泊に携わる人など多くの人の協力があって、一つの旅行が成り立つわけですから自分から率先して人に近づいていけるようでなくてはなりませんね。

責任感・判断力がある人

一つの旅行で何のトラブルもなく平和に終わるということは団体旅行において稀なことです。

交通渋滞に巻き込まれる、悪天候に見舞われる、ケガをする、料理が一人分足りない...など些細な事も含めれば、必ずと言っていいほど添乗員は何かしらの対応を求められることが起こります。

その時に最善の手段を瞬時に判断し行動しなければなりません。

経験のある添乗員なら簡単なことかもしれませんが、駆け出しの添乗員は事前にあらゆる場面で起こり得るケースを想定し、対応策を考えておく必要がありますよね。

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添乗員の仕事で活かせる経験

さてここまで読まれた方は添乗員って大変なことばかりだなと思われるかもしれませんが、その分仕事を通じて得られるものが大きいのも間違いありません。

接客経験

とにかく人と話すことの多い職業なので対人関係には強くなります。

老若男女さまざまな方と関わる中で自然と言葉遣いであったり気配りができるようになりますし、大勢の前で話す機会もありますので度胸もついてきます。

また積極性や判断力などといった能力も養われていくので、将来的にキャリアが変わっても活かすことができますよ。

旅の経験や知識

「百聞は一見にしかず」という言葉があるように人から聞いた情報や、テレビや雑誌で見るのと実際に足を運び五感で体験することは全く違います。

記憶としてずっと残るので知識として蓄積しやすいですし、見た景色、食べた味を自分の言葉で語ることができる人は、会話の幅も広がり説得力もあるのでとても魅力的です。

添乗員で働くメリットとは?

色々なところへ行ける

普通の会社員では絶対にできない数の旅行ができます。

日本全国47都道県を制覇、パスポートをスタンプでいっぱいに埋めるといった夢を実現できるのも、この仕事ならではの魅力ですよね。

ご当地アイテムの収集やグルメを趣味している人などもいます。

また業界にいると時々格安の航空チケットがあったり、一部の観光施設で優待を受けることもできるなど、旅行が好きな人にはプライベートでもメリットがあります。

旅や旅先の知識が身につく

実際に体験することで確実に知識量は増えますのでそれを趣味に活かしても良いですし、旅行業務取扱管理者やご当地検定など資格取得を目指すなら合格への近道になりますよね。

色々な人と出会える

仕事を通じて人脈形成ができるといことは大きなメリットです。

やはり人との出会いが多い仕事です。

それも一日中、場合によっては数日間行動を共にするわけですから、お客様とお話をする時間も必然的に長くなります。

添乗員は主に旅行の幹事様または団体のトップの方と話す機会が多いので企業の社長、○○協会の会長など普段なかなか聞けないような情報を得たり、人脈作りをするチャンスがあります。

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添乗員の仕事をするにあたって覚えなければいけないこと

業務の基礎知識・資格

まず添乗員になるには「旅程管理主任者」という資格が必要になります。

観光知識だけでなく旅行に関する法律と英語力さらには実務経験を経てようやく添乗員としてデビューすることができるのです。

とはいえ決してハードルが高いものではなく、一般的には入社後3日間の研修と試験をパスし、先輩社員の添乗業務に一度同行することで資格認定を受けることができます。

注意点としては国内旅行のみの添乗員なら国内実務の経験でいいのですが、海外旅行の添乗員になるなら海外実務を経験する必要があります。

これらをクリアすることで、添乗員として一人で業務を行うことができるようになるのです。

地理や観光名所

こちらは上記の資格試験の為、覚えなければなりませんが観光知識は国内だけでも膨大な量なので、とても勉強で覚えきることはできません。

添乗員としてデビューした後、実務経験を重ねていくうちに知識がついてくるといったイメージで問題ありません。

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その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

添乗員を天職と捉えスペシャリストとして続けていく人もいれば、将来へのステップアップとして取り組んでいる人もいます。

経験を活かすのならば旅行関連の仕事が多いです。

旅行業界を目指す方が口々に言うのがツアーの企画がやりたいということです。

なかなか狭き門ですが、現場でお客様の生の声を聞いてきた経験を活かして商品企画の道に進む方もいるようですね。

同じく旅行会社の正社員として営業やカウンターセールスに転職される方も多いです。

また語学を活かして通訳ガイドとして活躍する人など活かせる経験も多いですよ。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

全く違う業種へとキャリアチェンジされる方も実際いらっしゃいます。

それでも仕事を通して磨かれた判断力・交渉力などは社会人として活かせる部分が多いので、営業職や販売職など対人関係が重視されるような職に就いた際きっと役に立ちますよ。

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自分にあった添乗員の求人の選び方や注意点

添乗員といってもどこに所属するかによって働き方は様々です。

入ってみてこんなはずでは...とならないようしっかりとした情報収集が大切です。

【選び方①】雇用形態から探す

旅行ですから忙しい時期(繁忙期)と仕事の少ない時期(閑散期)があります。

当然時期によって仕事量も一定ではありませんから、添乗員は派遣という働き方が一般的です。

正社員もゼロではありませんが添乗を専門としてやりたいと考えるなら、派遣社員として働くものだと認識しておくのがいいでしょう。

ある程度経験を積むと独立してフリーで活躍する人もいるみたいです。

また正社員雇用で多いのが旅行会社の営業社員として入社して添乗も行うという働き方です。

添乗を専門にやりたいという方には向かないかもしれませんが、自身が営業活動で受注した旅行に自分が同行できるという魅力もありやりがいは大きいです。

また自身でプランニングして提案するので自分が行きたい観光地をプレゼンし、お客様に響けば実現するという可能性もあります。(お客様がある程度行先など指定される場合が多いですが)

【選び方②】会社の業態から考える

どの会社に属するかによって入社後、自分がどんなツアーを担当するのか限定されることがあります。

国内から海外まで幅広く扱っている会社もあれば、より地域や専門性に特化した会社など様々です。

【選び方③】給与や雇用条件から考える

働くうえで給与面は重視されるポイントだと思います。

派遣添乗員として働く場合、収入は日給制がほとんどです。

繁忙期であればそれなりの収入が期待できますが安定しないので、閑散期は別の仕事するという方もいます。

ただ添乗に出ていると食費や光熱費がほとんどかかりませんので、生活に困るほどの心配はありません。

宿泊や海外添乗だと割り増し支給になる場合もあります。

将来のステップアップを見据えて働くなら派遣というのは一つの手段として有効ですね。

正社員として働くなら、固定給に加え添乗に行けば別途手当が支給されるのが一般的です。

また営業成績に応じた昇給も見込めるので、住宅ローンを組みたいなど腰を据えて働けるというメリットがありますよ。

【選び方④】勤務エリアから考える

基本的に派遣会社に登録するならずっと地元で働きたいなど勤務地は希望通りです。

ただ地域によって仕事量に違いがありますので、大都市ほど案件は多いのは間違いありません。

正社員雇用であれば雇用形態によって勤務地は会社に委ねられるケースもありますので、事前に注意が必要でしょう。

まとめ

同じ旅行プランの商品でも添乗員によって参加したお客様の満足度は100通りです。

形のない商品ですからやはりそこに関わる人によって大きく左右されることになります。

ですから心身ともに疲れてしまうこともありますが、旅行が終わりお客様から「ありがとう」の言葉をいただける喜びは本当に大きく、やりがいを感じられる瞬間です。

また多くの社会人が毎日同じことの繰り返しと感じている中、この仕事は本当に毎日いろいろな非日常を体験することができます。

いろんな体験をし、様々な価値観に触れ、困難を乗り越えていく。

自分を変えたい、成長させたいという目標を実現させたいなら一度この世界に飛び込んでみてもいいのではないでしょうか。

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