信販会社は花形の営業から影の立役者である審査まで様々な部署があり、それぞれ役割を果たすことで会社として大きな利益を残すことができます。

表からは分かりずらい部署もありますので、ご紹介したいと思います。

どんな会社もそうだと思いますが、色々な部署がありそれがしっかり稼働することで会社が成り立ちます。

もちろんそこで働くのは人ですから、当然向き不向きはありますし、同じ名前の部署でも会社によっては仕事内容は違ったりもしますので、これがすべてではなく参考にしていただければと思います。

信販会社の仕事は大きく3個の部門の業務に分けられる

営業部門

花形の営業職です。

加盟店に向けての営業がほとんどになります。

加盟店を回ったり、新規加盟店を開拓したり、自社のクレジット商品を使ってもらえるように、売り込むのが営業の仕事です。

営業でも加盟店営業の担当もいれば新規開拓専門の営業もいます。

これは会社によって違うかと思いますが、エリアで任されていて加盟店訪問も新規開拓も行うという会社もありますので、確認が必要になります。

加盟店に訪問した際には、クレジットで申し込みいただいている案件に関して加盟店の営業担当者と話をしたり、クレジット契約に使う契約書、帳票類の補充、確認もします。

また加盟店の担当者の育成というのも営業の大きな仕事の一つであります。

加盟店担当者の育成というのは、クレジットは割賦販売法を言う法律の範囲内で契約をする商品です。

他にも、個人情報保護法や業界内でのルール、会社内でのルール、色々な決まりごとがある商品ですので、そうした決まり事に改定があれば加盟店にも勉強会、研修を企画して勉強をしてもらわなければいけません。

そうした啓蒙活動も信販会社の営業の大きな仕事になります。

そうしたことをしなければ、加盟店は時代にそぐわないクレジットの利用をして事件になるという事も考えられます。

こうしたことをどこの信販会社の営業は行っています。

審査、債権管理部門

文字通り審査をする部署です。

お金は誰にでも貸せるものではありません。

「借りたものは返す」それが前提でやらせてもらっていますので、これが通用するお客様なのかどうかという事を審査することで見極めています。

審査も厳しければいいというわけではなく、柔軟に行わないといけません。

これは審査が通りづらい信販会社よりも審査を通してもらえる信販会社のほうが、加盟店からすると使い勝手がよく審査が通りづらいと使ってもらえなくなってしまうからです。

もちろん客層や扱っている商品にもよるところはありますが、どこまで審査の基準をコントロールするのかというのは加盟店に対しての大きなアピールポイントでもありますし、審査の重要な役割でもあります。

もちろん何でもかんでも審査を通すとなると、建て替えた商品代金の回収ができずに会社が赤字になってしましますので、そうならないように、バランスを取りながら業務をしています。

また契約中のお客様の支払い状況などを確認し、不良債権が発生しないようにするのが債権管理部門です。

審査をして契約をしても途中で支払いが滞ったり、夜逃げのごとく逃げてしまうお客様もいらっしゃいます。

そうした時に、法的な手続きを取って少しでも債権を回収して不良債権に充当することで会社の赤字を少なくするように努めます。

時にはお客さんと直接やり取りをしたり、弁護士、司法書士ともやり取りをすることもあります。

ですから法的な知識が必要な仕事で、信販会社には絶対にならなくてはならない部署であると思います。

逆を言えば債権管理部門がしっかりとしていれば、審査の段階で多少無茶をしても、契約後の管理回収をしっかりすることで、赤字が出ないという事も考えられますので、専門的ではありますが重要な部署であります。

管理部門

経理、総務、法務が主になってきます。

経理、総務に関してはどこの会社でもある部門であると思います。

信販会社の経理、総務も大きく違う業務があるという事はありません。

経理であれば取引業者との商品代金のやり取りや、社員の給与計算、会社の売り上げ等も経理で管理をしています。

また総務では社内の備品管理、消耗品の補充、中には社員の採用等もやられている会社もあります。

信販会社ならではというと、法務があります。

先ほども少し書きましたが、クレジットは法律や決まりごとの範囲内で取引をする商品です。

ですから、法律の改正、裁判で新しい判例が出たりすると、自社のクレジット商品が法律の範囲内で契約ができているのか、新しい裁判での判例が出た場合、自社クレジット商品で同じ事件が起こった場合、裁判で負けることがあるのか等、法律の知識をもって会社の営業活動がしっかりできるようにサポートをしている部署です。

例えば、法務がしっかりと確認等をしていなくて、法改正の際に、自社クレジット商品が今までは大丈夫だったけれども、今後は法に触れるいう事が起きた場合、これは会社自体が営業停止になる可能性も出てきますので、法律、コンプライアンス、倫理観、そういった色々なことを求められつつ、会社にとって何が最善かを見つけだしていく重要な部署であります。

信販会社のやりがいや面白いポイントとは?

銀行ほど固くなく、消費者金融よりもイメージは悪くない。

信販会社は金融業界と思われがちですが、性質、雰囲気は業界のイメージと少し違うと思います。

世の中には現金主義という消費者もいますが、全員が全員なんでもかんでも現金で買えるほど手元に現金がある人ばかりではありません。

そんな時にクレジットを使って買い物をしてもらうことで、消費者の購買意欲を掻き立て、消費が落ち込まないようにしている会社と言っても過言ではありません。

信販会社の仕事のやりがいとは?

先ほども書きました、消費者の購買意欲を現金が手元にないがために喪失させるのではなく、クレジットを使う事で購買意欲を高めることに勤めています。

今ではスマートフォンもクレジットで本体代金を払う時代になりました。

日本人にとってクレジットはかなり身近なものになってきています。

またコンビニのポイントカードにクレジット機能が付帯されたり、ネット通販でクレジットカード決済をしたりと、クレジット無しでは生活ができないなんて人もいるのではないかと思うほどに普及しています。

そうした中で、信販会社としてどのようなことにやりがいを感じるかというと、お客様に使ってもらえることにやりがいを感じます。

先ほども書きましたがクレジットの普及はかなり進んでいて、我々の生活にも浸透してきています。

そうなると信販会社同士の競合はかなり激しくなりますし、まだまだいろいろな業界とコラボして新しい商品、サービスを市場に提供していける可能性を秘めている業界であるだけに、お客様に選んで使っていただけるというのが大きなやりがいだと思います。

これは営業だけの力ではなく、商品開発をしたり、審査をしたり、契約後の債権管理をしたり、すべての部署がしっかりと稼働して初めてお客様に選んでいただけますので、信販会社に働く人にとっては自社クレジット商品を選んで使っていただけることが大きなやりがいであります。

また、社会に対しても大きな責任を担っている業界とも言えます。

クレジットはたくさんの決まりごとに縛られている商品です。

例えば、誰にでもお金を貸して、払えなかったら無理やり取り立てをして、なんてことをしていたら、消費者はお金を借りることにマイナスの印象を抱き、消費活動に悪影響を及ぼす可能性を生み出してしまします。

そうではなくて、しっかりとした決まりと倫理観、コンプライアンスの元に消費者に対してお金を貸していれば、消費者もお金を借りることに安心感を抱き、消費行動も活発になるという事が業界の大きな目的でもあります。

自社クレジット商品を選んで頂くことが、そのまま社会への大きな責任を果たすことにもつながりますので、まずはお客様に選んで使っていただくという事が信販会社で働く人間の大きな使命でありやりがいとも言えます。

信販会社の面白いポイントは?

信販会社を利用する人は人間です。

ほんとに社会には色々な人がいるなと思うことが信販会社で働いていると多く感じられます。

例えば審査をする際に個人情報を元に審査をしていくのですが、個人情報や支払情報を見ていると「なんでこの人はこんなにお金を借りているのだろう」「家族構成が不思議だな」「収入が少なくてもこの人ならしっかり払ってくれる」など契約者と直接会う事はまずありませんが、そうした情報を元に想像しながら審査をしたりしています。

また扱う情報はリアルな情報ですから「こんな人いるんだ」と思うような人からの受注があったりするので、仕事をしていて飽きないです。

また営業担当であっても、色々な業種の方と接することがあります。

車のディーラー、呉服屋、宝石店、アパレル等本当に色々な方と話をしなければいけません。

また、年齢層も幅広く若ければ新卒で入社した担当者から経営層の50代、60代まで様々な年代の人と仕事の話をします。

他の業種ではないような幅の広さは、自分の社会の見方を変えてくれたり、価値観にも影響を与えてくれます。

色々な人と話すという事は自分にもそれなりの話題の引き出しが無ければ中々会話ができませんので、自分もそれなりに努力は必要になります。

ですが、様々な人と付き合っていく中で自分自身も磨かれていきますし、話の引き出しも増えていきますので、そこまで難しいことではありません。

最低限の敬語、マナーは守らないといけませんが、私自身も色々な事を教えてもらいました。

そういった面で様々な人と接することができるのは信販会社の面白いポイントであると思います。

社会は人間で構成されている中で、自分も人間としてどんな人であるべきかを考えるために、様々な人と接することで自分の価値観は磨かれていくと思います。

自分の知らない世界をしれたり、教えてもらうことができたりします。

少し前のお笑い芸人のネタで「35憶」なんてネタがありましたが、十人十色同じ人なんて一人もいないのが社会ですから仕事を通してどれだけの人と接点を持てるかによって仕事に対する考え方も、将来への考え方も内容が濃くなっていきます。

ですから信販会社で働く中での面白いポイントは色々な人に接すれる事です。

仕事を通して自分自身が成長をするべきだと思いますし、それが仕事でもプライベートでも何かしらにプラスとなるのであれば、仕事を通して学ぶことを考えたら、一番の教材はやっぱり「人」だと思いますので、他の業界ではなかなかないこの環境は信販会社ならではのものであると思います。

まとめ

信販会社での仕事の内容をお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

知らないこともあったりして驚いた方もいるのではないでしょうか。

あくまで参考程度に見ていただきたく思います。

会社によっては多少違うこともあると思いますので、就職、転職を考えているときには、しっかりと人事担当者に業務内容の確認はしてください。

信販会社はこの先、まだまだ発展していく業界であると思います。

今現在での普及の仕方を考えても、クレジットが我々の生活からすぐに消えることは考えずらいと思います。

信販会社を聞くと貸金、銀行と同じと思われる方も多くいますが、実際は大きく違います。

また信販会社の多くはどこかのグループに属していることが多く、銀行系、メーカー系、等ありますので、母体がどこによるのかで会社の雰囲気も異なります。

同じ業界でも驚くほど違いがあったり、給与体系も母体に順ずる会社が多いので、年収にも大きく影響を与えている場合もあります。

就職、転職等を考えている方がいらっしゃれば、しっかりと母体が銀行なのか、メーカーなのか確認をしたほうがいいと思います。

信販会社は業界自体がブラックではないので、給与の差はあるにしろ残業が異様に多い、福利厚生がしっかりしていない、ボーナスが出ない等そういったことがある会社はかなり少ないと思います。

どこの会社もコンプライアンスに従順ですので、心配はないと思います。

ですから、後は自分が何を求めるのかによると思いますが、興味がある、色々な人と接点をもって仕事をしたいと思う方は是非信販会社で働くことをお勧めします。


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