私が学生の頃の憧れのアルバイトは、アパレルで働くことでした。

特に自分が大好きだったブランドの店員さんには憧れがあり、その店員さんに自分を売り込んでもいました。

働いたら社販でここの服がたくさん買える!!

学生ならではの憧れで、外見重視の業務内容無視。

実際に社会人になった時、就いた職業はまったく別のもの。

理由は、友人たちがアパレルで働き、仕事内容を知り、その過酷さにギブアップしました。

数年後、やはり憧れは消えずアパレルの世界に足を踏み入れた私の体験と感想や、アパレルバイトがきついと言われる理由をを紹介します。

アパレルバイトのおおまかな仕事内容とは?

接客、商品管理、在庫整理、お店の掃除、メンテナンスなどです。

接客が主な仕事になりますが、バイトは裏方の業務も多いです。

アパレルバイトがきついと言われる5個の理由とそれを乗り越える方法とは?

アパレルバイトはそのお店のモデルとも言われます。

自社の商品を購入してもらう為、自身が着こなしていることが大前提です。

ダサい、可愛くないファッションの人から、買いたい!とは誰も思いません。

その為に、アパレルバイトなりの努力が必要になります。

華やかな仕事に見える憧れの職業ではありますが、きついことも多いです。

アパレルバイトの本音を紹介します。

立ちっぱなしの毎日

モデルが座る訳にはいきません。

一日中立ちっぱなしです。

もちろん、むくみます。

そして、お店の気温設定が夏場は寒すぎ、冬は暑すぎます。

お客様の為なので、仕方ないことですが一日中立ちっぱなしの体には堪えます。

生理の時には貧血気味になりながら働いていました。

季節によっては、ヒールを履くこともあったので、前日にお酒を飲みに行ったりした時は最悪です。

それを乗り越えるための方法とは?

時間帯によって、靴を履き替えたり、むくみ取りの着圧度の高い靴下を履くのがよいでしょう。

また休憩時間は必ず座り、マッサージをするようにしたり、休みの前日以外は飲みに行かないなどの対策が良いと思います。

自社のブランドを着る

自分が好きなブランドの洋服を毎日着れることは大変嬉しいことです。

しかし、コーディネート、季節の先取り、同僚とかぶらない。

などといった楽しいだけではないこともあります。

全身、自社のブランドを着なければいけないわけではありません。

今、売りたいものやおススメを着ます。

コーディネートは朝の忙しい時間にはできない私は、前日からいつも用意していました。

そして、季節感も先取りをしているので、寒い時期から春物、暑い時期にファーのあるベストを着るので通勤が大変でした。

街にでると少し浮いています。

同僚とかぶる時もよくあります。

自社の商品でもそんなに欲しいものがない時もあります。

また、たまには違ったファッションをしてみたいと思うこともあります。

それを乗り越えるための方法とは?

同僚と服がかぶらないように、相談して購入時に色別で購入するようにしました。

たまには違ったファッションをしてみたいと思った時は、服以外のアクセサリー、靴、髪で遊びを入れて工夫しました。

お客さんからこないでオーラを出されているが近づく

これは、お客さんの立場で言うと1位に上がる程、アパレル店員にされたくない嫌なことだと思います。

自分でも分かっています。

他店に行ったとき、自分でも心の中で『一人でゆっくりみたい』と思います。

しかし、店員の立場からしてみると、言わなければいけない文句のひとつなのです。

これで、お給料が発生しています。

距離の取り方はお客さんによって考えているつもりですが、こないでオーラは人格を否定されているわけではないのに、時に落ち込みます。

それを乗り越えるための方法とは?

みんな一緒でした。

アパレル店員と話すと、これで悩んでいる自分が楽になります。

みんな、同じことを言います。

そして、自分が他店に行った時には店員さんに対して寛容に対応してしまいます。

体力勝負

届いた服を箱から出して袋向き、在庫を確認しにいったり、お客さんとの接客に気を使います。

常に体力勝負です。

セール時は、食事を食べている時間もないので、気づいたら数時間も水すら飲んでいなかったということもあります。

レジ、試着、在庫調べ、整理。

止まっている時間はありません。

それを乗り越えるための方法とは?

早番、遅番にもよりますが、アパレルは出社が遅いので、睡眠の確保をしっかりしていました。

特に、セールの時はお店が終わっても店内の掃除や在庫、商品管理、売り上げ集計などやることが多いです。

セール時は、寄り道せず、楽しい誘いも断り、仕事だけに集中していました。

社販の危険にハマる

これは、私が陥りました。

本当に大好きなブランドが70%オフで買えます。

当たり前のことですが、1万円が3千円です。

これは、働き始めたばかりの頃、大興奮して買い過ぎました。

自分の出勤ではない日でも、自社のブランドを着るくらい買いました。

しかし、アパレルはお給料がそんなに良いわけではありません。

最初のお給料はほとんど洋服に費やした為、すぐにお金はなくなりました。

70%の社割りがあると、他店で買うのが非常にばからしくなりました。

それを乗り越えるための方法とは?

新作が出ても、すぐに購入しないほうがよいと、働いて、3ヶ月目からようやく学びました。

買いすぎないことが重要です。

また、違うブランドも見てみるとよいでしょう。

ジーンズなど、ベーシックな物は違うブランドの方が安いので、他店を利用しました。

コーディネートを勉強し、なるべく1つの服を着回す努力をしました。

売り上げのプレッシャー

これは、アパレルで働いていた人ならあると思います。

アルバイトであってもです。

セール時の売り上げのプレッシャーは行きの電車の中から憂鬱な気分になります。

今、いくら売り上げているのかを時間ごとにマネージャーがチェックしていきます。

ノルマはありませんが、お客様に対する接客の姿勢が少し押し気味になって行く自分がいます。

目標が達成できないと怒られるわけでもありません。

しかし、反省会なるダメだしはあります。

それを乗り越えるための方法とは?

今日は、これとこれを必ず勧める!と自分なりの目標を決めます。

単価の高い物もそうですが、在庫を考えて商品を売って行くと、ゲーム感覚になり楽しくなって行きます。

もちろん、自分が売りたい商品が売れたときは、モチベーションが最高に上がるので、次の接客にもつながります。

イベントはいつも仕事

クリスマス、お正月、夏、冬セールは必ず働いています。

他店のセールに行けない程、働いています。

お正月は年初めで、会社も1年の運をかけているかのように、売り上げ目標を高く設定しています。

それを乗り越えるための方法とは?

職場の仲間との結束力が強くなります。

少し、体育会系のノリに似ている感じがします。

みんなが助け合い、1つの目標に向かって行くので、クリスマス、お正月というイベント自体を忘れます。

キツい時もあるけど、アパレルバイトがおすすめの理由

やはり、流行の最先端を常に歩いているのでファッションが好きな人にとってはたまらない仕事だと思います。

また、雑誌に使われている商品をすぐに着られる為、優越感もあります。

自由

アパレルバイトに就く前に、お堅い仕事に就いていたこともあり、アパレルバイトが自由に感じました。

この自由の意味は、もちろんファッションです。

前職は、髪型、ネイル、お化粧、服装すべてにおいてナチュラルに!が基本だったので、突飛なファッションも遊ぶこともできません。

しかし、20代だった私は少しもの足りませんでした。

社会人にふさわしい服装、スタイルと言うことは理解できても、つまらないと思って働いていました。

アパレルバイトをするようになり、自分が地味に感じました。

ネイルもベージュや淡いピンクを選んでいましたが、赤やデザインを入れたものを好んで選ぶようになりました。

髪型も何色でもスタイルも自由です。

そんなに冒険はしないタイプですが、当時流行っていたスパイラルパーマをかけたのもアパレルバイトをした時でした。

靴もスニーカーで仕事場に行けたりと、前職では考えられない自由さでした。

目利きになれる

他店と同じ商品にみえる物でも値段がかなり違うものがあります。

ファッションも大事ですが、目が肥えてきました。

何着もの洋服を毎日見ているので、安い服は特にそうですがこれは何回くらい着たらすぐにここがダメになるな、など分かってきます。

Tシャツもどれも同じと思っていましたが、オーガニックコットンのものはまったく肌に付く感じが違います。

自分でいうのも何ですが、かなりの目利きに慣れた気がします。

オシャレな仲間が増える

これは醍醐味です。

正直、20代でアパレルバイトをしていたので、ファッションもかなりいろいろチャレンジでき楽しかったです。

そして、仲間もファッションが好きなので、共通の友達がどんどん増えます。

ファッションだけでなく、音楽、インテリア、デザインの話など自分の興味ある分野が広がります。

オシャレな人は、感覚がオシャレなのでそのアンテナが高いです。

例えば、食事をするお店の選びかた1つとってみても、お誕生日のパーティーの演出にしても参考になりました。

友達のつながりで、デザイナーの卵たちと知り合いになったり、アーティストたちと友達になったりしたので、行動範囲も変わりました。

友達の個展に見に行く、友達が主催しているファッションショーに行ったりと、仕事以外で得るものが多かったです。

お客さんからオシャレを盗む

私が仕事場に行く楽しみはこれでした。

毎日、本当にわくわくしました。

どんなお客さんが来るのか?

私は、お世辞を言うのが苦手なので、本当に自分が好きなことに関してだけお客さんを褒めます。

例えば、アクセサリーやネイルが可愛いと必ずショップ名やネイルサロンの名前を聞きます。

そして、メモをして調べて後日必ず行きます。

オシャレなお客さんはこだわりも強いので、1点ものを身に付けていることが多いのですが、雰囲気とコーディネートを学のが好きでした。

また、フリーマーケットなどの情報をもらったり、イベントを教えてもらったり、毎日が新鮮でした。

友達は自分の似た性格が集まりますが、お客さんはいろんなタイプの人が来ます。

ファッション雑誌を買うよりも勉強になりました。

アパレルバイトを経験してよかったこと

アパレルバイトといってもいろんなジャンルがあります。

ファストファッション、古着、109の中に入っているような若者のファッション、ハイブランドファッション。

お店によってまったくシステムも働き方も接客マニュアルも違ってきます。

しかし、共通して言えるのは、みんなファッションが好きです。

ファッションを楽しんでいます。

私は、このアパレルバイトの経験があって本当に良かったなと思うことが3つあります。

仲間ができたこと

これは、年を重ねれば重ねるほど、味が出てきて、面白い仲間ばかりです。

世代的に、みんな子供がいます。

子供もみんなセンスの良いコーディネートをしているので、今でも参考になります。

また、家に遊びに行ってもインテリアや香りや音楽がオシャレです。

ファッションに対しての見方が変わったこと

今までは洋服の量があることが、オシャレになることだと思っていましたが、コーディネートを学んだことで、質の良い物を買う。

長く着る大切さを教わりました。

ビジネスとして学びました

アルバイトだったので、社員を目指していたわけではありません。

正直、自分にはアパレルで正社員として働く能力とパッションは持っていませんでした。

しかし、アパレルの仕事は奥が大変深いです。

接客だけではなく、買い付け、在庫管理にしても広い分野で勉強ができます。

このアパレルの経験があれば次のキャリアアップとして個人のオンラインショップ立ち上げや、ブランド作りにもチャレンジ可能だと思います。

もちろん、1、2年の経験でそのようなことができるとはいいません。

最低でも5年から10年はこの世界で働くとよく分かって行きます。

まとめ

アパレルバイトは短期で楽しく、ファッションがとにかく好き!という入り口で始められるアルバイトです。

センスがそれほど高くなくても意外と働けます。

次第に、自分自身があか抜けて行くのが分かります。

一人暮らしの人で、アパレルバイトだけとなると少し金銭的に厳しいですが、やる価値がある仕事だと今でも思います。

お給料は安いですが、それを越える経験と仲間という財産が持てます。

これは、プライスレスだと思います。